ページ数:268P
発売日:1986/04
コメット☆タルホ。
かつて昭和モダニズムはポップしておりました。
宇宙、ヒコーキ、街、ガス燈、時計、シガレット、ハンケチ……
イメージ達のシャッフルするタルホランドの全貌を紹介する
シリーズ第一号をお届けします。処女作「一千一秒物語」併録。
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初めましての作家さん
Mirokuさんに頂いた本です。
恩田陸・長野まゆみ絶賛というのでワクワクしました。
何がスゴイって処女作「一千一秒物語」
ページを捲って、ほんの数行のお話がいくつも見えるのよ。
( ° ▽ ° ;) エッ?って思った。
読んでみて、mokko初体験。
その数行で脳みそが情景というか絵を想像してるのよ。
紙芝居みたいな独特の絵が動くのよ。
そして使っている言葉が、あぁ~って感じ。
昭和レトロというべきか、何とも心がソワソワするの。
長野さんの初期作品で頻繁に使われている言葉たちでした。
それだけで何か嬉しくなってしまった。
目線が少年ではなく、もうちょっと大きくなっていたけど
それでも脳内で繰り広げられるシーンは感動ものでした。
似ているようで違う世界観は、長野さんが絶賛するのも
当然だと納得しましたよぉ~
普通の短編の方は好きなものもあったけど
ちょっとついて行くのが難しかったかなぁ~(^◇^;)
それでも独特の世界観は楽しくて、浮かれてました。
実は出勤途中で電車を乗り過ごしそうになりました。
通勤読書は夢中になる過ぎると危ないです(○≧艸≦)゛