mokkoの現実逃避ブログ

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現実から目を背けて堂々と楽しむ自己満足ブログ

初めての人も、いつもの人もヤッホー(* ̄0 ̄)/
管理人のmokko(もっこ)です。


自己満足の何でもありブログです。

たまに本の感想なんかもアップしてますが

好みと偏見に満ちた感想ですから真に受けないように。


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発売日:2017/1/13
文 庫:304ページ
ISBN-13:978-4062935852

また少女が殺された。まさかこの上院町にシリアルキラーが! 
正体を暴こうと犯人を追うてつしたち。
それは犯人の思うツボだった?

上院町に少女を狙う連続殺人犯が現れた! 
犯人に接触し、正体を暴こうとするてつしたちだったが、
逆に殺人鬼に捕らわれてしまい……!? 
『業魔の石』ワルガキ三人悪が挑む、最強の敵――
それは環境破壊。守りたい山がある。
だが、人は生きていかねばならない。悩み苦しむ彼らの前で、
自然からの復讐が始まる……! 『鉄鼠』全二編を収録。
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シリーズ第7弾

第一話 業魔の石
    三田村巡査が浮遊霊を憑けていて、それの霊の
    まり子がてつしに憑いたのだが・・・
    その先にあった禍々しい状況とは・・・

第二話 鉄鼠
    工事現場に突然湧き上がる大量の鼠によって
    工事が延期に追い込まれる。
    環境破壊と生活と・・・大人の苦渋の決断・・・


評判の「いい人」が殺人鬼だったとか、小説ではよくある。
まさに灯台下暗しの言葉通りだったけれど、今回は
ミッタンも、三人悪の力を信じるしかないよね。

一つの魂は、様々に生まれ変わりながら、時間の海を
渡ってゆく。その時々の人生の徳や罪を持ち越して。
一度狂ってしまえば、来世に、またその次の来世に
狂いがだんだん大きくなる。

「なぜ自分はこうも不幸なのだ」と、歎くが、己が不幸に
なるだけの罪を犯しているからよ。

親不孝の業を背負っておる者は、まともな死に方を
せん者が多い。

川のあちこちで護岸工事をしたせいで川岸から緑が消え
そこに棲む生き物も消えた。
それは、川から自浄作用を奪う事であり、川の水が汚れる。
川を汚した張本人が、平然と看板を立てる。

「皮を綺麗にしましょう。自然を大切にしましょう」

今回は、よりリアルな問題に目線を向けた内容でした。
内容的には、結構重いですが、真正面からぶつかる
三人悪が、いい味出してます。