霊感検定 春にして君を離れ/織守きょうや | mokkoの現実逃避ブログ

mokkoの現実逃避ブログ

現実から目を背けて堂々と楽しむ自己満足ブログ


霊感検定 春にして君を離れ/織守きょうや  6/16

ページ数:315P
発売日:2017年04月

最愛の兄を突然失い悲嘆に暮れる弟の携帯に届く、
兄からのあり得ない着信。
霊が視えないのに心霊相談を持ち込む母親の苦悩。
人知れず霊に悩む者を心霊現象研究会は
秘めやかに救い続ける。
霊を信じない同級生の冷たい視線も気に留めぬ、
霊感高校生たちの一途な行動が切なくも爽やかな感動を呼ぶ傑作。
---------------------------
シリーズ第3弾

今回は、記憶屋と似たような話の進み方というか
章の進め方みたいだなぁ~

第1章
父親とうまくいっていない清貴とお人よしの兄:貴之。
孝之の結婚が決まり、その新居に清貴も同居することに・・・
普通に考えてもありえない兄の選択だったが
嫁もやはり、兄と似たようなお人よしだった。
引っ越しをすませ、これから同居生活が始まるという時
兄はあっけなく亡くなってしまう。
嫁の希望で、清貴は新しいマンションで生活する事に。
貴之と嫁の共通の友人でもある安田も様子を見にきてくれていた。
ところが、亡くなった兄からの着信があり、更に・・・

安田から相談を受けた馬渡が夏目を伴って
アッサリ解決してくれるんだけど
最後がよかったよぉ~

第2章
修司の姉から、従妹の相談に乗ってほしいと頼まれた。
誰かが家の中にいる感じがするというので行ってみたが
修司には何も感じなかった。
家に憑いているものではないと判断したものの
従妹は何かを隠しているようなのだ。
馬渡の勧めで霊感検定を受けるも、普通の人との診断。
そこで空を伴って再度マンションに向かったのだが
外から見た感じでは異常はない。
しかし・・・

身内なのに、そこまで頑なに拒否することないのになぁ~と
ちょっと悲しくなった。
それでも修司の気持ちは伝わったと思う。

第3章
修司の行きつけのスーパーで顔見知りになったパートさんと
世間話をして別れるのだが、同じ頃、夏目と筒井が一緒にいる時
嫌な感じの男とすれ違った。
違和感を感じた夏目は時々お世話になっている警察の吉岡に
報告をするのだが、夏目の嫌な予感は当たってしまい・・・

負の連鎖というか、因縁というか・・・
恐ろしい結末でした。

第4章
筒井を通じて、学校の先輩から心霊相談を受けた夏目
心霊研究会に連絡をして、馬渡と修司が協力することになったが
夏目の能力を疑う先輩たちの心無いセリフに筒井は心を痛める
無事に解決したものの、夏目を怪しむ輩の嫌味は消えない。

嫌味を「しかたがない」と笑顔でかわす夏目をみて
心を痛める筒井だが、夏目もまた、筒井のおかげで
明るくいられるんだと思うよ。

各章の間に、彼女の話として、短いお話があります。
章のプロローグ的なお話しと、優しいお話しがあります。
夏目と筒井のお話が好きだなぁ~(*´◇`*)

そしてエピローグで、清貴が・・・
これは新メンバーですかね?o(@^◇^@)oワクワク
伐との競演が楽しみです(○≧艸≦)゛