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 お見世出し」

 

 森山東、著  2014年

 

                  ※

内容(「BOOK」データベースより)

お見世出しとは、京都の花街で修業を積んできた少女が舞妓としてデビューする晴れ舞台のこと。お見世出しの日を夢見て稽古に励む綾乃だったが、舞の稽古の時、師匠に「幸恵」という少女と問違われる。三十年前に死んだ舞妓見習いの少女・幸恵と自分が瓜二つだと知り、綾乃は愕然とするが―。千二百年の都・京都を舞台に繰り広げられる、雅びな恐怖譚。第十一回日本ホラー小説大賞短編賞受賞の表題作に二編を加えた珠玉の短編集。

 

                  ※

 

 幻想と怪奇月間補完計画。

まずは古典的作品の読みこぼし拾い。

そして、ホラー大賞系の補てん。

次に幽文学賞と日本ファンタジーノベル大賞系全制覇が目標。

で、第11回ホラー小説大賞短編賞受賞作である『お見世(みせ)出し』を読んでみた。

 

 京都祇園の花街が舞台。

主人公は舞妓修行中の少女。

自分と瓜二つな死んだ舞妓見習いの少女の不幸な過去。

それが原因で……。

と言うような、クラッシックなスタイルを踏襲。

そこに現代的な感性が生かされている。

さらに適切な京言葉が雰囲気を出している。

実にセンスの良い作家だと思う。

 

 表題作の他に2編が収録されているが、その内の1篇『お化け』も京の花街が舞台で、本作とのつながりがスムーズ。

こちらも良い出来だと思う。

 

 残る『呪扇』。

これがグロテスク系ホラー。

想像力に表現力がついて行っていない感じがする。

細かく表現しようとし過ぎ……かな。

こいつがこの短編集のバランスを崩してしまったように感じる。

それだけが残念。

 

 でも『お見世出し』と『お化け』は、どちらも秀作だと思う。

久々にホラーらしいホラーを読んだ気がする。

 

 閑話休題。

しかし、角川はホラー文庫と幽ブックスの二本立てになっているのだが、棲み分けはどうなっているのだろう?

ホラー小説大賞と幽文学賞との傾向は、確かに微妙に違う。

が。

書いている作家は重複する部分もあり……。

まあ、なんとなくホラー小説大賞がメジャーで、幽の方がマイナーな感じもするので、違うっちゃ違うのだけれど。

 

 

 『お見世出し』。

秀逸でした。

本当に面白かったです♪♪

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