【9月の旬野菜】ナスのお話 | 三つ星カレッジのまるごと旬野菜のブログ

【9月の旬野菜】ナスのお話

9月の旬野菜:「ナス」

秋を代表する旬野菜「ナス」のお話です。


今は1年中出回っているナスですが、本来の旬は9月から11月。
実が育つ時期の陽の当たり具合で品質が決まるので
晴天の多い夏から秋にかけて育ったナスが一番おいしいとされています。
秋ナスがおいしいというのはそれが理由なんですよ。

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【秋ナスは嫁に食わすな】という言葉がありますが、それは嫁いびりではなくて、
体を冷やすと良くないと心配しての言葉。
旬の野菜と言うのは季節によってちゃんと作用があるので、
きちんと選んで食べる事はとても大切です。


~「ナス」の選び方・栄養・保存方法~


★美味しいナスの選び方

皮が濃い紫色でツヤがあり張っているもの、
トゲが痛いくらいピンとしているものを選びましょう。
ヘタを切ったとき、切り口がみずみずしいのは新鮮な証拠です。


★ナスが長持ちする保存法

ナスは寒さに弱く、冷蔵庫にそのまま入れると凍傷になってしまいます。
1~2日で使う予定の場合は常温で冷暗所に保存するのがよいですよ。
2~3日以上使う予定がない場合は、ラップや新聞紙に1本ずつ包み、
冷蔵庫の野菜室で保存してくださいね。

  

★ナスの栄養

水分が93%を占め、栄養成分はどちらかというと少なめのお野菜といえます。
主な栄養分は食物繊維、カリウムのほか、副腎皮質や肝臓などに存在する
機能性成分のコリンも含まれており、肝臓の働きを良くする効果があります。
また抗酸化作用もあります。



★ナスを美味しく食べる調理法

POINT1

 ナスには実がスポンジ状のものと詰まっているものとがあり、
 それぞれ適した調理方法があります。これを知っていると
 ナス料理を上手に作ることができますよ♪

 
 ○実がスポンジ状のタイプ(天狗ナス・赤ナス・長ナスなど)
  → 実がスポンジ状なので、揚げると油を吸いすぎてくどくなってしまうため
    揚げ料理は向いていません。 
     焼いたり、蒸したりすると色も鮮やかになり食感も◎。
 
 ○実が詰まっているタイプ(米ナス・水ナスなど)
  → 米ナスは油との相性バツグン!加熱してもくずれにくく
    どんな料理にも向いています。
    水ナスは火を通す料理は向いていません。漬物にしたり、
    割いてオリーブオイルで和えサラダにすると美味しくいただけます!


POINT2
 丸のまま調理したり皮つきで調理する時は、皮に切れ目を入れると
 火の通りも早く味も良くしみ込みます。

POINT3
 切って使うときは水に漬けてあく抜きをしますが漬けすぎには気をつけて。
 洋風料理で使うときは牛乳に漬けてあく抜きする方法もあります。



ナスのお話はいかがでしたか?

お店にもいろんなナスがたくさん並んでいますが、

お気に入りのナスを見つけて、そのナスにあった調理法で

美味しい料理をたくさん作ってくださいね。


まるごと旬野菜でも随時、ナスレシピをご紹介していきますので

どうぞお楽しみに!




ペタしてね


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ナイフとフォーク 「ナスのお話」のその他の記事はこちらからもご覧いただけます。

愛知の野菜ソムリエ講師・料理研究家
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田中 稔さんのご紹介!


田中先生はフードコーディネイターとして飲食店のメニュー開発や多数のTV番組・雑誌等で活躍されています。また、オリーブオイルの講習や食育の推進、
野菜ソムリエ講師など多彩な分野でも活躍中。

最近は、自らも畑を作り「地域の野菜復興」に精力的に取り組まれています。
「野菜のことをもっとしりたくて」と始められた田中先生の菜園では
季節野菜や愛知の伝統野菜など栽培されていらっしゃいます。
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