【6月の旬野菜】アスパラガスのお話
6月の旬野菜:「アスパラガス」
初夏を彩る野菜のひとつ「アスパラガス」のお話です。
初夏に美味しい野菜といえば、アスパラガス。
ユリ科の多年草で、普段、私たちが食しているのは
若芽から伸びた柔らかい茎の部分です。
家庭菜園で栽培すると、長さ5mmくらいの小さな白い花や、
赤く丸い実がなるのを見ることができます。
時々スーパーなどで白いアスパラガスを見かけますが、
これは土を被せ遮光栽培したもの。
ドイツやオーストリアではSpargel(シュパーゲル)と呼ばれ、
日本でいうタケノコのような春の味覚として珍重されています。
焼く、ゆでる、炒めるといろんな調理方法が楽しめるのもアスパラガスの魅力。
調理するときは根元の皮を薄くむくと筋が残らず美味しくいただけるので
ぜひこのひと手間をお忘れなく。
~「アスパラガス」の選び方・栄養・保存方法~
★美味しい「アスパラガス」の選び方
茎の太さが一定の物は繊維が少なく、柔らかくて美味しいアスパラガス。
新鮮さを見極めるには、切り口がへこんでいないもの、
穂先がピンとしてしまっているものを選ぶのがポイントです。
★「アスパラガス」の栄養
緑黄色野菜に分類されるアスパラガスには、
カロテン、ビタミンEや高血圧を抑制するルチンのほか、
疲労回復に効果があるとされるアスパラギン酸も多く含まれています。
ちなみにアスパラギン酸はアスパラガスから発見されたことにちなんで
命名されたんですよ。
★「アスパラガス」を美味しく食べる保存方法
横向きに置くと起き上がろうとしてエネルギーを使い、
鮮度が早く落ちてしまうので、ラップや新聞紙に包んで、立てて
冷蔵庫に入れるのがポイント。
もちろん、野菜は鮮度が命。買ったら出来るだけ早く調理しましょう。
6月のテーマ野菜、アスパラガス。
今回の豆知識は、あなたがご存じのお話はありましたか?
「アスパラガスのお話」のその他の記事はこちらからもご覧いただけます。
- 第1回目:アスパラガスのお話
- 第2回目:旬野菜レシピ~アスパラガスのオリーブオイル焼きとろり半熟たまご乗せ~
- 第3回目:旬野菜レシピ~子どもが喜ぶ♪アスパラガスととうもろこしの炊き込みご飯~
- 第4回目:旬野菜レシピ ~ビールのおつまみに♪アスパラガスのセサミパン粉焼き~
- 第5回目:旬野菜レシピ ~超簡単♪アスパラガスと海老の煮びたし~
- 番外編:初夏が旬!「アスパラガス」の豆知識が集まりました!
愛知の野菜ソムリエ講師・料理研究家
田中 稔さんのご紹介!
田中先生はフードコーディネイターとして飲食店のメニュー開発や多数のTV番組・雑誌等で活躍されています。また、オリーブオイルの講習や食育の推進、野菜ソムリエ講師など多彩な分野でも活躍中。
最近は、自らも畑を作り「地域の野菜復興」に精力的に取り組まれています。「野菜のことをもっとしりたくて」と始められた田中先生の菜園では、季節野菜や愛知の伝統野菜など栽培されていらっしゃいます。
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