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『1.マイルドヤンキーとは何者か?』
『マイルドヤンキーって嫌な言葉ですよね』
中野剛志氏が動画で語っていたのですが「B層って嫌な言葉ですね」というのに非常に共感しました。B層は確かに愚かな大衆を分類するのに便利な言葉ですが、使って気分の良い言葉ではありません。理由は自らがB層になるかも知れないという謙虚さが無いからです。マイルドヤンキーも同じ臭いがします。
『地域で頑張る庶民を上から目線で卑下』
広告代理店系のマーケティング理論から生み出されたマイルドヤンキーは、代官山あたりのカフェで気取ってお茶をしている新自由主義者(ネオリベ)連中が、地域に根ざして頑張っている庶民を莫迦にして名付けているの感じがします。マイルドヤンキーって大多数の日本国民の皆さんの事ですよ。他人事では無いです。
『ミニバン・イオンモール・EXILE』
マイルドヤンキーの庶民を小馬鹿にしたコラムを私も目にした事がありますが、ミニバンに乗って(=結婚して子供を育てている)イオンモールに行って(=家族で買い物)EXILEのライブに行く(=地方にも来てくれる)のが定義らしいです。上から目線のネオリベらしい安っぽい分析です。
『道々の者としての謙虚さが無い』
江戸の昔から東京は、地方で喰えない人間が、流れて辿り着く場所でした。言わば道々の者の溜まり場です。その東京で、車も買わず(=買っても外車)結婚もせず(=少子化進行)見せ掛けのエコが好き(=消費せず)と、莫迦にする割には、マイルドヤンキーの方が国民経済に重要な役割を果たしています。
『2.庶民を愚弄するメディアのデフレ地獄』
『漸くデフレに追付いた広告業界の惨状』
長らく高視聴率を維持していたフジテレビも今や酷いジリ貧です。予算削減が原因ですが、ひな壇芸人の楽屋オチを聞きたい暇人は僅かです。長引くデフレで広告宣伝費が削減。緊縮予算の番組が大量発生。視聴率の低下。更なる広告宣伝費削減。とデフレ・スパイラルがテレビ界にも波及した姿です。
『芥川賞作家・柳美里の告白』
在日コリアンの芥川賞作家として知られる柳美里氏ですが、先日生活苦である事を告白しました。彼女曰く原稿料だけで喰える作家は今や30人くらいだそうです。やはり出版、広告業界にもデフレの波が到達したと見て間違いないでしょう。ネオリベの好きな言葉、自己責任の悪夢が現実もモノとなりました。
『ルサンチマンを散々煽った挙げ句の結末』
メディアはB層やらマイルドヤンキーやら庶民を見下した弱いものイジメのマーケティングが大好きです。自分がインテリの特権階級だと錯覚しています。日本を侵略国家だと、歴史的事実と異なる案件で侮辱し、財政危機だ経済縮小だと現役世代のヤル気を無くせば、やがて自らに被害が及びます。
『B層やマイルドヤンキーを作ったのは誰だ?』
例えば、ひな壇芸人のバラエティーを放映する暇があるのなら、正しい国民経済の情報を分かり易く伝える番組を放送すれば、財政危機など存在しないのが伝わります。解決策として積極財政に政策転換すれば国民経済が豊かになるのが分かります。結局は、メディアが愚民製造機の役割を果たしています。
『3.庶民がバカだと衰退する希有な国』
『庶民の底力に依存する日本』
確かに愚かな大衆は世界の常識という点はあるでしょう。ほぼ総ての国では、エリートが社会を指導しています。しかし日本の場合、庶民の高いスキルが国を支えています。例えば、江戸時代には、今の大学院レベルの数学(和算)の難問を、庶民が、知的好奇心から楽しんでいました。これが日本です。
『日本が富国強兵に成功した理由』
和算は明治になると廃れますが、その基盤があるから急速な近代化が実現しました。シナやコリアが日本の支配によって近代化したのとは雲泥の差です。それ故、国民が愚民化するのはダメージが大きいのです。ネオリベ、オカマ、外人、ハーフ、財務省の手下ばかり出る愚民化製造装置であるTVは見ないに限ります。
『ゾンビと化した大衆は集団感染した改革病』
自民連立政権の構造改革路線により成長の芽を摘まれた日本経済は先行きが暗く多くの庶民が将来に不安を感じるのは当然です。この不安に付け込む伝染病が、新自由主義(ネオリベ)です。この改革病の治療には、正しい知識のワクチンが必要ですが、逆にウイルスを撒き散らすメディアの罪は大き過ぎます。
『愚民化製造装置がB層を大量発生』
大阪都構想などでも、ゾンビのようにB層と化した大衆が、橋下氏を熱狂的に支持したのですが、これを守ったのは、庶民の皆さんの詐欺師を見抜く常識でした。住民投票が接戦になったのは、実は自民党支持者が日和ったからなのですが、この改革病に感染したゾンビをどうしたら駆逐出来るでしょうか?
『4.マイルドヤンキー自身もネオリベという悲劇』
『Mr.マイルドヤンキーとは誰か?』
先日、私は宮城県女川町の復興資料館に行ったのですが、二人の著名人の写真が飾られていました。一人は、小泉進次郎氏、もう一人が私の訪れる数日前に来たようなのですが、ホリエモンです。二人とも典型的なネオリベです。これに橋下大阪市長を加えた3人が典型的なマイルドヤンキーでは無いでしょうか。
『ネオリベが地域を支えるパラドックス』
女川で気になったのは、地域を破壊するような思想を礼賛するホリエモン、小泉氏がナゼ震災復興を支援する態度を示すのかです。実際、橋下氏も沢山のお子さんを育てながら地域で頑張っているお父さんです。つまりマイルドヤンキーを莫迦にする連中も、実はマイルドヤンキーというパラドックスです。
『グローバリズムを礼賛するアンチ・グローバリスト』
私も仕事上、100%内需産業の建設業の関係者と話をするのですが、橋下氏と同年代で3人のお子さんを育てながら頑張っているオヤジさんが、平気で無駄な公共事業とか、これからはグローバル化の時代だと言うのです。自分で自分の首を絞めるような思想である事に全く無自覚で、正に改革病の患者です。
『改革というビジョンが浸透している』
ホリエモンは郵政選挙で立候補した時に『改革』と書かれたTシャツを着て選挙運動をしていました。戦後長らく最高の価値観は『平和』だったと思いますが、現代では最高の価値観は『改革』です。この改革と云う『ビジョン』が日本中に蔓延し、多くの国民が、正しい前提条件として無自覚に受け入れています。
『5.ビジョンを提示して改革病の治療を』
『改革に代わるビジョンの提示』
善良な一般庶民が、凡庸な悪魔である大衆に成り果て、自らを破滅に導く思想を喜々として受入れる。これこそが大阪都構想や郵政選挙や延々と続くデフレの原因です。バカな愚民ドモと卑下するのは簡単ですが、何か、改善する方法を提示すべきでは無いでしょうか?改革に代わるビジョンの提示が必要です。
『ビジョンとしての経世済民』
ひとつ思いつくのは、『投資』です。もうひとつは『国民』では無いでしょうか?日本社会が停滞しているのは、改革が足りないからではなく投資が少ないからです。(投機とは異なります)国民を守る家が国家であり、国民を守る為に規制があります。成長を実現する『積極財政』のビジョンが『経世済民』です。
『平和が最高の価値観で無くなった理由』
改革の前に流行したのは、平和というビジョンです。しかしコレは以前ほど強烈に国民を縛っていません。理由は平和を追求すると軍事も必要という事に国民が気づいたからでしょう。改革の問題点は、改革の為の改革になっている点です。仮に成長という目標に対し、改革が成長を阻む現実に気づけば病気は治療します。
『6.安倍政権の改革は経済成長とは無縁』
『安倍総理が共産党と同じ役割を担う証拠』
共産党などが唱える戦争放棄などの空想的平和論が、ウソであると人々が気付いた時に、平和というビジョンは色あせました。同様に、安倍総理が進める成長戦略が、ウソであると人々が気付く時に、改革というビジョンも色あせるのです。幸いにも経済はデータとして結果が出ます。改革のウソは次々と暴かれています。
『安倍総理の改革が失敗している事を広めよう』
安倍総理は繰り返し成長の為の改革と訴えていますが総て失敗に終わっています。数字を虚飾してアベノミクスを応援している輩を嘲笑するのは勿論、現実を直視しない安倍総理を厳しく糾すのは国民の義務です。実害が及ぶ前に改革というビジョンがウソなのが広まれば、改革病に掛かった多くの民を済えるでしょう。
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