『パニクリぐらし2巻』・『ひめくらす2巻』の感想 | まんが栄養素

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少年マンガ・青年マンガ・学園マンガ・ファンタジーマンガ・4コママンガなど、結構幅広く感想を書いております。

【マンガ感想】

 

『パニクリぐらし 2巻 (藤凪かおる)』

 

4832265709 パニクリぐらし☆ 2 (まんがタイムコミックス)
藤凪 かおる
芳文社 2007-09-07

by G-Tools

 

過去記事はこちら → 1巻

 

 

【あらすじ】

長男・一志を筆頭に、兄妹四者四様の楠家!!恋より愛よりモラルよりその日を生き抜くことが最優先!?でも一志は同僚の長瀬さんが気になるこの頃…。 藤凪かおるのニュータイプファミリー4コマ!!

 

 

4コママンガ。

主夫で大黒柱の長男を主人公に、兄妹4人の貧乏暮らしを描くホームコメディ。

主に、『長男の苦労話』と『貧乏ネタ』をライトタッチで描いている作品で、

藤凪先生の作品だけあって、かなり面白く完成度の高い作品です(^^ゞ。

 

2巻では、貧乏ネタよりも『長男・一志』と『長瀬さん』のイベントを中心に描いており、

いわゆる『すれ違いの両想いラブコメ』という特殊なジャンルの作品で、

1巻よりもかなりラブコメ度を強くした作りとなっております。 

特に、この『長瀬さん』は長男だけではなく、残りの兄妹3人とも仲が良いため、

結局、この家族のイベント・・・というか全ての話にレギュラー出演してたりします(^^ゞ。

もう、長瀬さん無しではこのマンガは成り立たないマンガですね。

 

点数的には

92点

です

 

2巻では、長瀬さんを前面に出した作りとなってしまったために、

次男・三男の存在が空気になってしまったことは残念。

まあ、個人的には、2巻の路線が非常に好みなので、このまま3巻へ突入してほしいです。

 

 

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『ひめくらす 2巻 (藤凪かおる)』

 

4832276301 ひめくらす 2 (2) (まんがタイムKRコミックス)
藤凪 かおる
芳文社 2007-05-28

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過去記事はこちら → 1巻

 

 

【あらすじ】

水野葵16歳。小・中・高と女子校通いだった彼女は今やすっかり男性恐怖症そんな葵ちゃんの転校先は去年まで男子校だった共学校!圧倒的に男だらけの学園で、果して葵ちゃんの共学ライフはどうなっちゃうのっ!?

 

 

4コママンガ。

男性恐怖症の『葵』と、その『葵』にベタ惚れの『直江くん』とのコメディマンガ

1巻では男性恐怖症という設定を前面に出したコメディが中心でしたが、

2巻ではその男性恐怖症の描写を極力減らしたコメディとなっており、

男主人公・『直江くん』を前面に出している作品が多かったと思います。

 

んで、その男主人公の直江くんですが、ヒロイン達よりも読者人気があるようで、

その影響か、1巻や2巻の序盤ではストーカーのような存在だった『直江くん』が、

中盤以降は普通の不幸な男主人公を演じることとなり、作品として面白さが増してきます。

まあ、上記の作品とは違いラブな部分が少ない作品ですが、

非常に藤凪先生らしい作品で、ファンならハズレは無いはずです。

 

点数的には、

82点

くらいかな。

 

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【総評】

今回は、藤凪作品を2作品を同時に紹介しました。

基本的にどちらも完成度の高い作品でして、

点数の差は、好みの差だと思ってくれてOKです。

 

『パニクリぐらし』の方は、ラブコメ好きな方にはたまらない展開だろうし、

ヒロイン・長瀬さんが素晴らしく良いですね。

容姿・性格と、藤凪かおる先生の女性キャラの中で一番好みです(^^ゞ。

 

『ひめくらす』の方は、コメディ好きな人にお薦め。

ただ、どうしても男主人公の直江くんが好きになれず、個人的に盛り上がれなかったです。

(やっぱり、ストーカーなイメージがあるので、途中で性格が変わっても受け入れがたい)

女性が主人公ですし、もしかしたら、女性向けの作品かもしれません。

 

 

ん~、ホント、藤凪先生の勢いは凄いですね。

もしかしたら、現在の4コマ漫画家の中で、一番勢いのある漫画家かもしれませんね。

ファンとしましては、このまま行けるところまで突っ走ってほしいです!
 

 

では、ここまで。

 

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