『ひめくらす 1巻』の感想 | まんが栄養素

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【日記】

一部、ブログの仕様が変わったようで、ブログの上部・下部にある『ページ表示の数字』から、

最も古い記事に飛べるようになったようですね。

いや、ホント、一生見ることの無いと思っていたブログ初期の記事を読むと、

懐かしいやら恥ずかしいやら・・・(^▽^;)。

 

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【マンガ感想】

 

『ひめくらす 1巻 (藤凪かおる)』

4832275658 ひめくらす 1 (1) (まんがタイムKRコミックス)
藤凪 かおる
芳文社 2006-02-27

by G-Tools

 

作者の他作品はこちら → Boy’sたいむ   パニクリぐらし

 

 

【あらすじ】

水野葵16歳。小・中・高と女子校通いだった彼女は今やすっかり男性恐怖症そんな葵ちゃんの転校先は去年まで男子校だった共学校!圧倒的に男だらけの学園で、果して葵ちゃんの共学ライフはどうなっちゃうのっ!?

 

 

4コママンガです。

『小学校・中学校と女子校通いだった主人公は、今やすっかり男性恐怖症』というような話。

そんな主人公が、共学の高校に入学してくるところから話がスタートする。

 

主に、主人公の『男性恐怖症』からくる『天然ボケ』を楽しむ作品で、

表紙の3人娘と、主人公の『天然ボケ』の被害を受ける直江くんの4人がメインキャラ。

女性がメインキャラを張っている作品ですが、作者が女性なので、『百合展開』は一切無く、

私好みの作風に仕上がっています(^^ゞ。

 

とはいえ、中盤くらいになってくると主人公の『天然ボケ』もワンパターン化され、飽きてきます。

このままズルズルと低迷していくのかと思ったら、さすがは藤凪先生、良いところに目を付けます。

最初はチョイ役だった『男性キャラ』の直江くんを前面に出し、主人公と絡ませることにより、

主人公の『天然ボケ』の被害を受ける『男性キャラ』というポジションを確立し、

今までの曖昧な男性恐怖症という表現がより一層明確に描かれるようになりました。

正直、全く同じことを描いているにも拘らず、こういう工夫をすることによって、

全く違った印象を受ける作品となっております(^^ゞ。 ホント、作者の才能には驚くばかりです。

 

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【総評】

作者買い。

4コママンガという時点で購入者が限定されてしまうし、

きららレーベル(値段が高い!)なので余計に一般受けしそうに無い作品ですが、

個人的に、『藤凪かおる』先生の作品は外れがありません。

 

点数的には

84点

くらいだろうか。

 

とはいえ、やはり『Boy’sたいむ 』の方が好みですな。

この作品は女性視点で描かれているため、やはり女性向けの作品だと思います。

また、この作品は、主人公の天然ボケに頼りすぎていて、話に広がりが少ない。

直江くんを掘り下げるか、直江くんに関わる女性キャラを登場させるともっと面白くなるかも。

 

 

では、ここまで。

 

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