墓地の大きさはお墓の価格に大きく影響する
お墓の価格はいくらかと聞かれた場合に私が聞くのは「墓地の大きさはどのくらいですか？」です。基本的に１坪（3.3㎡＝約1.8m×1.8m）を基本に考えています。
それを基準にお墓本体の大きさ、外柵、基礎工事などを考慮して○○○万円ですと答えています。
富山県の呉東（東部）などは3坪や4坪くらいの大きな墓地が多く、それにともなってお墓の価格も高くなります。
使う石の量も増えますし、基礎工事費も高くなるので必然とお墓の価格は高くなります。
聞かれたときにすぐに答えられるのが公営墓地です。（全国どの地域でも）
地元の公営墓地なら石材店は知ってるので、○○霊園の○○区画なら○○○万円くらいでお墓が建ちますよ、と答えることが出来ます。
基本的に一番安い価格を伝えるので、その時に使用する石は中国材でG603、G623、G614のどれかです。
ところが墓地は公営墓地ばかりではなく、寺院墓地、民営墓地、村落共同墓地、などいろいろ種類もありますので公営墓地でお墓を建てる時のように簡単に価格は出せません。
付加される「価格」もあるんですが、それぞれお墓の大きさが違うのでお墓の価格を即答できないのです。
まずは墓地の大きさを教えてください、話はそれからです。
墓地の場所によっても加算される価格があります。
- レッカー車使用費
- ポンプ車使用費
- 場所が悪い墓地の基礎工事費
- 既存の古墓の解体処分費
- 土葬の骨上げ費用
- その他
場所の悪い墓地の基礎工事とは墓地の側面が絶壁になって２ｍくらいの擁壁などを設置しなくてはならない場合のような時です。
こういう場合は基礎工事だけで５０万円以上はかかる場合があります。
また生コンをポンプ車でないと打てない場所にある場合はホース１本が１０００円前後費用がかかるので、遠ければ遠いほど費用はかかります。
古墓も大きなお墓の場合はそれなりに費用はかかります。
土葬の骨上げも費用が発生します。
古墓が大きくて墓地の側面が絶壁で高くてレッカー車も入れない場所なら、お墓と外柵以外にかなりの費用がかかります。
反対に2tユニック横付けの場合はカニクレーンも運搬機も必要ありませんので余計な経費がかかりません。
悪い場所の墓地などは写真をみないと（実際にでかけて見る）判断できないので、相談者の方には墓地の写真を送ってもらうことがあります。
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