お墓の保証について
最近はお墓に10年の保証をつけてくれるようになりました。石材店が保証してくれるのはどこまで？と考えた事はありますか？
石材店が保証してくれるのは「お墓本体の石と外柵」です。
保証書の内容には具体的な事は書いてないと思います。建てたお墓に自然と亀裂が入ったという場合以外は保証の対象外だと思ってください。
最近は少なってきましたが、「お墓が傾いた」「お墓のカドが欠けてしまった」という場合は無償ではないと思います。保証書に「お墓が傾いたら無料で直します」などの記述でもあれば直してくれるかもしれませんが、一旦傾いたお墓は解体して基礎も壊してやり直さないと直りません。
これをタダでやってくれる石材店は無いんじゃないかと思います。
お墓のカドが欠けてしまったのも、そこに何かをぶつけたから欠けてしまったのです。石材店の人が見たら、はお客様の不注意で欠けさせた場合と石が自然に亀裂が入った場合は簡単に見分けがつきます。
大きな石材店であれば「亀裂」が入った場合は取り替えてくれるかもしれません。富山の大きな石材店さんはタダで取り替えてくれますよ。とはいっても10000に一つ有るか無いかですから頻繁にある出来事ではありません。良い石材店選びは、ここまで考えないといけないんですよ。
おそらく皆さんはここまで考えた事はないんじゃないでしょうか？
同じ色の石はありません
石は自然なものなので、年々少しずつ色が濃くなったり薄くなったりします。濃くなる石もあるからビックリしますね。
例えば10年後に石に亀裂が入って保証期間内だったので交換してもらう事になったとしましょう。
色がピッタリ合う石はあると思いますか？交換した石ばかりが目立ってしまいます。さらにもしかしたら10年後にはその石はもう使用されていないかもしれません。
採石場などもどんどん堀る続けていくと段々石の色が薄くなったりします。ピッタリ合う石は無いと思って下さい。この場合はよく似た石を使うかお墓なら「上三段の交換」をしなくてはならないでしょう。これをタダでやってくれると思いますか？保証書には交換します！とは書いていないと思いますので。
それを避けるには、国産石の真壁などひろく使われてる石を使用し、どこまで保証してくれるのかを確認しておく必要があると思います。真壁は年々色が青っぽくなっていくのでピッタリとマッチはしないと思いますが供給面で安心できます。
ただあまり無理な要求を石材店にするべきでもないでしょう。自分で傷をつけたから直せなどと言っても出来る事と出来ない事がありますからね。