なぜ墓地の記事ばかり書いてるか分かりますか?
こんにちは、宮崎です。
なぜ私は最近の記事には「墓地」のことばかり書いてるかわかりますか?
現在お墓を持ってるという方でお墓が古くて建て替えをしようと考えてる方であれば、お墓を建てる時の制約はあまりありません。
地方の場合は「村落墓地」という都会では見られない町内の墓地があります。その墓地での制約といえば「本家より大きなお墓を建てたらいけない」という暗黙のルール以外にはほとんど制約はありません。
しかし、都心やその郊外でお墓を建てる場合は一般の方々にとっては心痛を伴うほどの「悩み事」になっているのが現状ではないでしょうか?
墓地はいったい誰の所有なの?
ご存知のように「墓地の所有者」は宗教法人か公益法人です。宗教法人が圧倒的に多いと思います。
新しく開発された墓地には「◯◯寺◯◯霊園 指定石材店◯◯石材店」という看板が建てられています。皆さんはこの意味を理解されていますか?
墓地の開発は、宗教法人が直接開発する場合と石材店が開発する場合があります。最近は不動産会社が開発する場合もあって関東では不動産会社が直接「墓石」を販売したりする事もありますが、地方の場合は不動産会社は開発した墓地を石材店に売るのです。
不動産会社が墓地を開発してもなかなかさばけませんが、石材店なら簡単に墓地を売ってくれるので不動産屋は石材店に墓地を売る予定で墓地を開発したりします。
「◯◯寺◯◯霊園 指定石材店◯◯石材店」という看板が立っていても、開発したのは「寺院」なのか?「石材店」なのか?「不動産会社」なのか?一般の方はわかりません。
最近は「宗教法人」が開発するケースは少なくなってきてるので新しく開発された墓地は「石材店」か「不動産会社」のどちらかと考えたほうがいいでしょう。
墓地を新しく開発するには「時間」と「お金」がかかります。「時間」と「お金」をかけて開発した墓地を自分以外に建てさせないというのが「指定業者」を決めてある場合です。
考えても見て下さい、自分が開発した墓地にライバルの石材店がバンバンお墓を建ててたら、あなたは冷静でいられますか?
「うちが開発した墓地だが、うちじゃなくて◯◯石材店の墓ばっかり建ってるよ、ははは」などと言ってる場合じゃないです。自社で開発した墓地は自社以外の石材店で建ててもいいという墓地などありません。
なので消費者がお墓を建てる時に墓地が無い場合は本当に慎重に墓地をえらばないといけないわけです。
民営墓地を購入したらもう後には戻れません
指定業者が決められて、お墓の値段もほぼ値引きは聞きません、それが民営墓地なのです。
だから私が口を酸っぱくして「お墓を建てる時の事でいちばん重要なのは良い民営墓地をさがす事」だと言ってるわけです。
お墓の紹介相談サイトには「良い石材店の選び方は?」という事を説明していますが、
良い石材店よりも良い民営墓地を選ぶほうが重要です!
よほどの施工が下手な石材店以外は技術はそんなに変わりません。というのは同じ石材店でも職人が違えば施工の出来栄えは違うからです。
良い石材店であれば、開発した墓地も理にかなっています。不動産屋が開発した墓地と比べたら心使いが違うのです。
石材店が開発した墓地は使用者が安心できるように設計されてる場合が多いです、もちろん例外もあります。
良い石材店を選びましょう!とかいてありますが「当たり前」です。じゃあどうやって「良い石材店」を選べばいいのでしょう?
一般の方には難しい事も業界にいる人間なら的確に進言できます。そしてそれは「第三者」でなければならないと思います。
第三者は打算的なアドバイスをしてはいけないと思っております。私はその事を心がけております。
民営墓地の選び方は次の記事に書きます。