こんにちは！
NYから発信しています♪
本日は、久々にトレーナーらしく、「難病を治す」シリーズで参ります 
私が、けっこう重症だった慢性関節リウマチを克服したというのは、知る人ぞ知る話なのですが (今は「かけらも感じられない」と驚かれますが.. ^^;)
それで最近、リウマチ真っ最中の患者さんから、色々とコメントを頂く機会がありまして、お答えしている間に、彼女の抱えている問題や質問は、実は、リウマチを患いながら頑張っておられる多くの患者さんたちに共通しているように思われたので、ブログ記事として取り上げたいと思いました。
慢性関節リウマチで、最もポピュラーな場所が「膝」だと思うのですが、まずは２年前のブログ記事：
に最近、以下のようなコメントを下さったYさん：
「産後リウマチになったと以前コメントさせて頂きました。
まだ西洋薬なしで今のところ頑張れているのですが、膝が痛くなってきて何もしなければ大丈夫なのですが、寝る時伸ばしたりあぐらをかく時やしゃがむ時、歩く時に膝の内側が痛みます。
しかも熱感があります。
makiさんは内側が痛いなんてことありましたか？
足の裏や指も痛くて歩くのが苦痛です。
makiさんのエクササイズをやっていいのかわかりませんが、動かさないと動かなくなりそうで怖いので、このエクササイズ実践してみようかと思います。」
というご質問で、多くのリウマチ患者さんは、「うんうん、わかるー」なんて思っていらっしゃるのではないかと...
それで、私の回答にもあるように、まずー
-膝に熱があって腫れてる感じだったら、局部を冷やして、キツめのサポーターで締めて足を高くして寝る
という事です。それで、楽になったら、
-上記エクササイズを床の上で寝た状態でやる
Yさんの場合は、膝の内側が痛く、足の裏や指も痛いという事なので、そういう人は立ってやってはダメです (下手したら悪化します)。
膝の内側や外側が痛いというのは、足のアライメントが曲がっているから。
下の図を見て頂ければ分かりやすいと思います：
X脚やXO脚の人は、膝の内側に負担がかかるので、内側が痛くなります。
O脚の人は膝の外側に負担がかかるので、外側が痛くなります。
正常な脚 (実は圧倒的に少ない) が、最も機能的で膝に負担がかからないだけでなく「美脚」にもなります♥
ヴィクトリア•シークレットのモデルたちは、「美脚＝故障しない足」の上に、パーソナルトレーナーもつけているだけあって「強靭な足」の持ち主で、まさに一石三鳥という訳ですネ
話がズレてしまいましたが... (汗)
とにかく、脚のアライメントが曲がった状態で立ってやると、曲がった状態をますます強化させる(＝悪化させる)恐れがあります!
その上、足の裏や指も痛いとなると、フォームも無茶苦茶になる (＝効果ゼロな上に疲れる) というのが目に見えているので、
決して立ってやらない事
彼女のおっしゃる「動かさないと動かなくなりそう」というのは、本能と直感というか、リウマチの場合は本当にその通りで、まさしく「進行性」と呼ばれるゆえんです。
運動をしないと、筋力はどんどん弱くなっていきますから、
変形する方向 に流れていきます。
それを止められるのは自分の筋肉だけです 
ただし、変形する方向に筋トレしては逆効果 なので、時間がかかってもいいから「正しいフォームで！」というのがコツですね♪
私も、足のアライメントとフォームに留意しながら運動していくうちに、膝が治った時には美脚までゲットしちゃいました
(いまだに発展途上中★という事でご勘弁を ^^;)
さて、西洋薬を使わないで奮闘中のYさん (大丈夫ですよー頑張って♪) ですが、最近のご質問は、
「痛みが移動するのですが足の裏や足指は痛みが固定しています。痛くても足指を動かしてはいますが歩きづらくて。。
makiさんも痛い時はありましたか？
そして右手中指だけ腫れがなかなかひかなくて。。
makiさんのマネをしてピアノ（エアーですが。笑）弾いてみたり動かしてはいます。膝は教えて頂いたサポーターと足を高くして寝る。を実践しています。」
リウマチは複数の関節がやられるケースが多く、私の場合、ほとんど全部の関節にきていたので、痛みが移動するというよりは、毎日どこかが痛くて、こっちの関節がマシな日はあっちの関節が痛いーという日々でした (笑)
それが、Yさんにとっては「移動する」というように感じるんじゃないかなと思うのですが... 違うかな？
私の場合は「夢を実現させたい！」っていう大きなゴールがあったので、痛さに負けていたら自分のしたい事ができないので、「痛さ」を言い訳にしないで、自分は健常人だと思って 自分の夢に向かって猛突進していたら、勝手に治っちゃった (爆)
今になって言える「もっと早く治るコツ」は、ついつい痛い関節にネガティブな感情が行くのですが、それは置いといて 痛くない関節に感謝することをやってみて下さい♪
そして、少しでも調子が良くなったら、自分自身の自己治癒力に感謝する こと (良くしているのは薬でも何でもない自分の自己治癒力ですからね！)
すると、本当に体はどんどん良い方向に向かって行くんです〜
(褒められたら誰でも嬉しくて頑張っちゃうのは、あなたの体も同じです
)
さて、足の裏や足指の痛みが固定しているとの事ですが、足だけでもいいのでお湯につけて下さい。
リウマチ患者さんは体温が低くなりがちなので、とにかく暖めること！リウマチに限らず 低体温は万病のもと です。
暖める方法としては色々な方法があると思うのですが、私が一番効いてると感じたのが「お湯」です。
お湯の中でリラックスさせて、ストレッチする。特に変形しそうな関節の周りは 正しくあるべき方向にストレッチする こと (これは どんなに痛くても です！)
私が手の変形を治した時も (「リウマチの手＝老人の手(!?) を治す方法」参照)、洗面台にお湯をはったままにして、何度もピアノと洗面台を行ったり来たりしていました (笑)
特に、関節に変形を伴いがちなリウマチ患者さんの場合は、
ストレッチの方が大切 と言っても過言ではありません!
それなくして「適切な運動」はないと思って下さいー まっ、筋を伸ばしながら「だましだまし」運動するって感じかな〜 (笑)
ちょっとでも良くなったら「ありがとう」って言う。
痛くても、少しでもできた、そんな自分を褒めてあげる。
いつか、きっとリウマチになった事に感謝する日が来ます。
だってあなたは、何倍も強くて素敵な人になれた。
「あれは神からの祝福だった」
必ず、そう思える日が来るでしょうー
Wishing you the best of luck
Love from New York
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