こんばんは。黒影@恋愛戦略家です。
「ドア・イン・ザ・フェイス」「フット・イン・ザ・ドア」「ローボール・テクニック」…と、3つの恋愛交渉テクニックを紹介した。
もし、相手の女の子がキミにベタ惚れで、デートに誘って100%OKがもらえるんだったら、何もこんな小手先のテクニックなんて必要ない。むしろ邪魔なだけだ。
恋愛や、キミがモテるために使う「テクニック」は、小さなスコップのようなものだ。
キミが、大きな山を動かそうとしても、そのまま動かすことはできない。けれども、目の前にある小さな石ころはスコップで動かすことができる。それを繰り返せば…結果として山は動くんだ。
彼女の心がまだ固まっていて、動かないんだったら、たとえ小手先のテクニックでもいいから、それを使って小さな変化を起こして、「少しずつ」動かさなきゃ何も起こらないんだ。
「で、けっきょくどのテクニックがいいの?」
と、思うかもしれない。
もちろん、どちらがいい悪いではなく、相手によって使う順番や、必要なテクニックは変わるだろうけど、実際には、ちょっと姑息なローボールは一旦外して、ドア・イン・ザ・フェイスとフット・イン・ザ・ドアの連続技で、
ちょっとムリめの要求 ⇒ 反発 ⇒ 譲歩 ⇒
小さい提案 ⇒ 承諾 ⇒ 少しずつ要求を上げていく
って感じが使いやすいだろう。
ドアの隙間に顔も足も突っ込むわけだから、あえて名付けるならば、
「スリット・イン・ザ・ドア」(ドアの隙間)
って感じか。
photo by EricMagnuson
相手の女の子は、最初のムリめの要求を断ることで、小さいとはいえ、内心、後ろめたさを感じる。
その後ろめたさを「解消してあげる」ために、譲歩案を出してYESを取る。(返報性の原理)
そして、小さなYESを取ったら、それを突破口にして、少しずつ間合いを詰めながら、彼女の心に切り崩していって、こっちのペースに巻き込むんだ。(一貫性の原理)
たとえば、初対面の女の子を、いきなりホテルに誘おうったって、そりゃ彼女だって心の準備ができていないだろうし、そもそもキミがどんなヤツなのかさえ分かっていない。(別にホテルが最終目標じゃないけど。)
以前お話したように、接触頻度を増やすことで、お互いを知ることに繋がる。そして、深く知っていく過程で、共通点を見出すことで、恋愛感情は芽生えやすいんだ。
だったら、まずは小さなYES…たとえば、会社帰りのお茶や、習い事帰りの買い物…彼女が「無理なくYESと言える」ものをいくつか用意して、まずはそのOKを貰えるようにするんだ。
そして、確実にYESを取るには、「ちょっとムリめの要求」を最初に断ってもらえればいい。
キミ:「今度さ、二人で一泊旅行しようよ!」(ムリめの要求)
彼女:「えぇー…それはちょっと…」(反発)
キミ:「あははwだよねー!いきなり旅行とか、ありえないよね。(^_^;)」
キミ:「だったら、仕事が終わったあとに、カフェでお茶しようよ。この間、オシャレなカフェを見つけてね、そこのチーズケーキがめちゃくちゃ美味いの。○○ちゃん…チーズケーキ好き?」(譲歩)
彼女:「うん。好き。」(承諾)
キミ:「じゃあ、きっと気にいるはず。マジで絶品だから!木曜日か金曜日だったら、金曜日のほうが都合がいいんだっけ?」(金曜日が都合が悪いのを知ったうえでのムリめの要求)
彼女:「金曜日は残業があるから…」(反発)
キミ:「あ、そうだった。ごめんごめんwだったら、木曜日のほうがいいね。時間は…」(譲歩)
彼女:「仕事終わるのが7時ぐらいかな。」(承諾)
キミ:「そっかぁ…だったら、お腹空くだろうから…チーズケーキは次回にして、木曜日は軽くメシでも行こうよ」(要求のつり上げ)
彼女:「うん」(承諾)
フット・イン・ザ・ドアとドア・イン・ザ・フェイスを組み合わせながら、彼女がYESと言いやすい流れを、キミが作ってあげるんだ。