『自分自身のなかにある低次元な霊格や人間性を浄化し、高次元なエネルギーを強く大きくしていくためのヒントを例示してほしい』
というお客様からのご要望で、ごくごく要点となるポイントのみを例示させていただきました。
気功や波動の側面からできるアプローチは、世の中の全てを網羅しているとは言えませんので、お役に立てる範囲でしかご相談に応じることができません。
実際には個別の問題がたくさんあると思いますので、ここでは、あくまでも要点であることをご理解いただければと存じます。
京都であればあゆ海琴 さん、東京であれば日向さん の講座を受けて、より詳細に取り組んでいくことも可能です。
HTで使っている霊格 というのは、いろんな物事の状態や方向性をおおまかに測定するための尺度の一つです。
例えば次のようなことに対して菩薩のリング などを使って、霊格 を測定することができます。
・その瞬間の行為、発言、意識状態
・潜在意識に蓄積している感情的なパワー
・その考え方
・肉体の部位に蓄積している波動
・集団の状態
・衣服、美術品、その他あらゆるモノ。音楽、書籍など。
詳しくは、１００種類の霊格について
の記事をご覧ください。
それらのごく要点だけをまとめてみますと次のようになるでしょう。
すんごく要点だけなので、自分のいったいどんなところがどれに当てはまるのかについては慣れないと判断が難しいこともあると思います。
★地獄界
・際限のない苦しみ、やり場のない怨みや怒りなどがある。五感の全てで不幸を感じている場合もある。
・実感している自分の生命空間が非常に小さい
・実感している時間の進み方が遅い
・自己否定であり、他者否定でもあることが多い。
・自分を成長させよう、変えていこうという意欲が湧きにくい。
★餓鬼界
・満たされない欲望に支配されている。
・実感している自分の生命空間が非常に小さい
・実感している時間の進み方が遅い
・本質的に自己否定であり、本能的な欲求に支配されがち。
★畜生界
・善悪の基準に疎く、自己中心的な基準に従って欲望を満たそうとする。
・実感している自分の生命空間が小さい
・実感している時間の進み方が遅い
・近視的で自己中心的
★修羅界
・自己中心的な基準に従って善悪を軽んじ、欲望を満たそうとする。
・実感している自分の生命空間が小さい
・実感している時間の進み方が遅い
・自己肯定的で、他者否定的になることが多い。
・偽善的に自己中心的であることも多い。
★人界
・一般的な善悪の基準をもち、社会の中に存在する自己を維持したまま、欲望を満たそうとする。
・自分を成長させよう、変わっていこうとする気持ちがある。
★天界
・喜びの程度によって自分の生命空間が大きくなる。
・感じている時間の進み方が速い
・良くも悪くも自己満足を得ている。
★声聞界
・これまでに知っていたり認識したりしている自己像や社会像、あるいはは宇宙像を打破しようという欲望を満たそうとする。
・なんらかの求道心が高い
★縁覚界
・瞬間瞬間の森羅万象の働きから悟りを得ようという欲望を満たそうとする。
★菩薩界
・他者に何らかの貢献をしたい、という欲望を満たそうとする。
・欲望の対象の程度や次元によって、実感する自己の生命空間は大きくなる。
・自己肯定的であることが多い。
★仏界
・自己肯定的であり、他者肯定的であることが多い
・充実度が高いので、時間がどんどん速く感じる
・自分が実感している生命空間が非常に大きい
・いろんな意味で面白い
＝＝↓要点↓＝＝
★自分の地獄界を弱めていくには★
↓
人界以上の思考と感情と行動に身を投じていくことです。
例えば
・筋道を立てて物事を考えよう。
・道理を踏まえて物事を判断しよう。
・自分と他人の幸せのバランスを考えて行動しよう。
・他人を憎まなくても済む方法を考えて実践しよう。
・他人の話に聞く耳をもとう。
・自分の悪いところは直そう。
となります。
他人に対してネガティブにならず、自分の幸せを目指していくことのなかに、地獄界消滅の力が出てきます。
★自分の餓鬼界を弱めていくには★
↓
声聞界以上の思考と感情と行動に身を投じていくことです。
例えば
・いろんな人々の人生や生き方を観察して、自分はどうあるべきかを考えよう。
・過去の哲学や偉人などから学んで、自分に当てはめて自己改革していこう。
・先生や師匠から学んだことを素直にやっていこう。
・自分なりの学び方で、自分の規範意識を高めていこう。
・学んだことをもとに、自分はどうあるべきかを考えて、言動や行動をコントロールしよう。
・他人のためにも、学んだことを伝えてみよう。
となります。
自己の醜さとの対峙が、餓鬼界消滅への過酷な道程となります。
★自分の畜生界を弱めていくには★
↓
（餓鬼界を弱めていくのと同様に） 声聞界以上、さらには菩薩界よりの思考と感情と行動に身を投じていくことです。
他人の幸せを大切にした生き様が、畜生界脱却への精神闘争となります。
★修羅界を弱めていくには★
↓
（餓鬼界を弱めていくのと同様に）声聞界以上、さらには縁覚界よりの思考と感情と行動に身を投じていくことです。
あらゆる角度から自己責任を追及していくことにもなりますので、精神的な負担もある業火の道ともいえます。
★自分の人界を強めていくには★
↓
人界以上の思考と感情と行動に身を投じていくことです。
克己心がキーワードとなります。
★自分の天界を強めていくには★
↓
・楽しいと感じる思考や妄想
・達成感、成功体験、自己承認できる成長
・他人からの賞賛、努力に見合った報酬
・自分が楽しいと感じる言動
が必要となります。
ただし、喜びの方向性にはさまざまな程度や次元や霊格があったり、善にも悪にも喜びがあることを肝に銘じておかなくてはなりません。
★自分の声聞界を強めていくには★
↓
声聞界の
・思考(理屈や知識)
・感情(学びたい欲求)
・行動(他人や情報から学ぶこと)
に身を投じていくことです。
★自分の縁覚界を強めていくには★
↓
縁覚界の
・思考(瞑想)
・感情(体感的な真理の追求)
・行動(その身を用いた修行)
に身を投じていくことです。
★自分の菩薩界を強めていくには★
↓
利他の思考と感情と行動に身を投じていくことしかありません。
しかし仏界を伴わない利他行には自己不全感を溜め込み安く、かえって低次元霊格エネルギーを誘発することがあることを忘れないでください。
★自分の仏界を強めていくには★
↓
・無条件の自己肯定
・無条件の他者肯定
・無条件の環境肯定
・無条件に過去を肯定
・五感で捉えることのできる全ての情報の中にある尊厳性の覚知
といった心身の状態を目指すことになります。
世の中にはいろいろな方法で仏界系のエネルギーを自分の中で強化することができるかもしれません。
困難かもしれませんが、無理ということもできません。
HTでは、マントラやスートラを使った瞑想が、この方法のひとつだと考えています。
菩薩界以上のマントラを唱えながら、自らの低次元霊格と判断される身口意を反省し続けていくと、低次元霊格が消えやすくなることがあります。
個人によって状況が全く異なりますので、マントラやスートラを用いた瞑想よりも他に優先する課題が大きい場合もあります。
なりたい自分を明確にしながら、仏界所具人界以上のマントラ行にて自分のカルマや潜在意識に対してメッセージを送り続けて、その身口意にトライし続けていくという自己訓練法もあります。
決して楽とは言えませんが、自己改革が加速することがあります。
マントラを用いる時の極意のひとつとして
「一人ひとりの幸福のために、現在から未来永劫までのあらゆる時間軸・環境の問題・肉体の問題・心の問題において想像力が及ぶ限りすべての奇跡を念じること」
という着想をお伝えしておきたいと思います。
HTのマントラで自らの何界の霊格エネルギーを増幅させるのか、自分が何を目指すために高次元霊格エネルギーを使うのか、自分がどんな人間を目指すのか、それは完全に自由です。
個人に応じた様々な課題にトライしていきながら、自分が本当に好きになれる自分自身を作り上げていくために、霊格の高いマントラ行を使うこともできます。