オラ!アシシです。

本田圭佑の歴史的快挙をじかに観た興奮も冷めやらぬ中、翌朝僕らは9時前に起床しました。

「僕ら」というのは、試合キックオフの2時間前にポルトガルのリスボン在住の日本人、量平君とホテルで落ち合ったわけで。(ヨモケンは今、ギリシャです)

世界一蹴の旅-スタジアム前
席は別だったので、入場前に一緒に記念撮影。


量平君はリスボンの強豪、ベンフィカのU16チームにコーチ留学に来ていて、僕らの世界一蹴ブログを以前から読んでくれてた若者です(彼のブログはこちら)。で、アシシがセビリア経由でポルトガルに来るということで、量平君もリスボンでレンタカーを借りて、遥々車でセビリアまで本田圭佑の試合を観に来た、というわけです。

前日、量平君がホテルに到着する直前で、レンタカーがパンクしてしまったので、まずは朝からタイヤ交換作業をすることに。

世界一蹴の旅-パンク
ガッツシパンクしてます。。。


世界一蹴の旅-タイヤ
とりあえずブログのネタゲットということで、記念撮影(同じような写真を3年前にも撮ってるしw)


スペアタイヤの交換も無事1時間弱で終わり、事故現場に戻って、失われたホイールを探しにw

世界一蹴の旅-スペインの街並み
事故現場で、スペインらしい街並みがあまりにもキレイだったのでパシャリ。


ホイールは発見できましたが、パックリ割れてて使い物にならず。。その後、事故証明をもらいに警察に行ったりしてると、結局セビリアを出たのが昼過ぎ。色々と大変でした。

世界一蹴の旅-アシシ運転中
運転は交替しながら、先を急ぎました。


で、向かった先はリスボンではなく、リスボンまでの帰り道の途中にある、ポルティマンという街。



世界一蹴の旅-ポルティマン1
このポルティマン、夏はビーチリゾート地として混み合うそうです。


この人口45,000人の小さな街に日本人二人で何しに来たかというと、この街を本拠地にするポルティモネンセ(ポルトガル2部リーグのサッカークラブ)に所属する日本人選手を訪れるためです。



彼の名は中村祐人



海外サッカーにかなり詳しい方ならご存知、去年野人岡野がいた香港のクラブチーム、TSWペガサスに同じ日本人チームメートとして所属していた選手です。

世界一蹴の旅-香港の雑誌
香港の雑誌で岡野(左)と一緒に特集される中村祐人(中央)。


野人岡野は開幕戦でゴールを決め、鮮烈デビューを飾ったものの、その後無得点で14試合1得点でシーズンを終え、JFLのガイナーレ鳥取に移籍したのに対し、この中村祐人はプロデビュー一年目にもかかわらず、ゴールを量産し、シーズン通算20試合12得点とブレイク。

その活躍を買われ、昨年9月に欧州リーグへの移籍を実現させた選手です。

つまり、海外でプロデビューを果たし、海外でステップアップを図る彼は、僕が南米で提唱した日本人逆輸入型モデルにドンピシャではまるわけで!

※日本人逆輸入型モデルについて、詳しく知りたい方はこちら

ということで、彼に色々と聞いてみました。

世界一蹴の旅-夕食
量平君(左)と中村選手(中央)は以前からの知り合いなので、夕飯をご一緒させて頂きました。


こちらに来て半年経つ彼は、ポルトガル人のウェイターとポルトガル語で普通にコミュニケーションできてました。それなりにこちらの生活に順応できてるのかなと思ったんですが、ピッチの上ではあまり出場機会に恵まれておらず、現在3試合出場で0得点だそうです。



本人も認めていました。

「自分は今、壁にぶち当たっている」と。



ポルトガル2部リーグといっても彼のチームは1部昇格争い中(2節前まで首位で今は2連敗して4位)で、とにかくチームメンバーの能力は香港時代と比べても総じてハイレベルだそうです。

この苦い経験を挫折としてとらえずに、次の飛躍のための糧としてとらえて、彼には継続して海外で活躍してほしいです。



海外で頑張ることが全てではないですが、こうやって井の中から飛び出して、世界の中で自分がどういう位置にいるのかを把握することに、僕はとても意義があると思うんです。

閉じられた囲いの中では、見えないものがある。「自分の位置」を俯瞰的に見ることで、改めて発見できるものがある。

海外に出て「やっぱり日本が良い」という結論に至り、日本に戻ってくることに関しては、それはそれで良いと思います。それは外を知った上で判断した答えなので。



でも彼は、当分海外で頑張りたいと言ってました。

僕は彼のチャレンジ精神に敬意を表したいです。そして、こういった海外志向の選手がもっともっと脚光を浴びて、若いうちから海外に挑戦する選手がもっともっと増えてくればいいなと。



ちなみに彼は、本田圭佑と同学年だそうです。前日の彼のゴールをテレビニュースで知り、本田圭佑の活躍は同世代として、素直に嬉しいそうです。

逆に中村俊輔のエスパニョールからマリノスへの移籍の話題を振ると、とても残念そうでした。

俊輔がシーズン半ばで、まるでギブアップしたかのようにヨーロッパを去り日本に帰ったのは、海外で出場機会を得られない辛さを十分に知る身として、正直ショックだったんでしょう。。



食事しながら他にも雑談をしていたら、面白い話を聞けました。

当然こんなポルトガルの田舎町には日本人は彼ひとりしかいないようで、久し振りに日本人と会話したそうです(ポルトガルの日本大使館に届け出ている日本人の数は500人しかいないそうです)。

特に日本人女性に関しては、数ヶ月間、面と向かって話してもいないそうです(-∀-;)

更に、その数ヶ月前に面と向かって話した相手は、ポルトガルまで足を運んでくれたオカンだそうですw

じゃ今度、オフの期間に日本に帰ってきたら合コン連れてってあげるよと言ったら、「ぜひお願いします!」と懇願されてしまいました。

ということで欧州でプレーするサッカー選手と合コンしたい女性、ここをクリックw→にほんブログ村 旅行ブログ 世界一周へ



海外のプロリーグに籍を置くってのも、いろんな面で大変なことが彼と話してわかりました。

この経験は必ずや彼の将来に役立つと思います。

今度日本で彼と合コンする時に、より一層深みのある人間に成長した彼と再会できれば僕も嬉しいです。



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