Japanese BBQ | Lancashire スローライフ

Lancashire スローライフ

イギリスLancashireより、何気ない普段の生活を紹介しています。
大好きな湖水地方の様子、Pub巡り、自家製色々、サッカー観戦つぶやき等。

今年は、デッキも新しくなったので、先週の土曜日は、日本人のお友達家族を誘って、3家族でBBQをしました。
以前にうちでやった時に大好評だった焼肉・タンを用意。
こちらでは、薄切り肉やタンも普段スーパーでは買えないけど、うちにはスライサーがあるので、肉を薄切りして、自家製焼肉のタレに付けて準備。


タンは、マーケットの中に1軒だけ、普段からタンを売ってる店があって、そこで買えるのです。



このお店、中国人をターゲットにしてるのか、豚足、ラム・チキンの心臓(ハツ)・キドニー・レバーなんかも売ってるんです。
看板にも”歓迎”と中国語も書かれてます。
キドニー・レバーはこちらの人も食べるので、普通にスーパーでも買えますけどね。



こんな風に豚の頭、その隣にあるのが牛タンです。
日本では、牛タンって言うと、当然焼肉用に薄切りパックになった物が売ってますが、こちらでは、そう皮が付いたまま丸ごとなんです。

初めて、別の肉屋さんで牛タンが買えるか?聞いたら、普段は取り扱いがないから、丸ごと買うんだったら、オーダーしてあげるよって言われて、オーダーした事があって、その時はこんなまさに皮もついたままの舌で、もうビックリ
しかも牛の舌だから、ほんとこんなに大きいんです。
これって、どうやって切ればいいの~?って感じで、もうキャー
でも、食べたいが為にすごく時間かかって、皮をやっとこ剥いて、なんとか薄切りにしたんです。
でも、この皮をはぐ作業がほんと大変でした。
そんな話を日本人の友達としてたら、みんながタン食べたい!って。
でも、その肉屋さんも閉店してしまって、どこで買えるかな?と言ってたら、友達が見つけてきたんです。
しかもその友達、お店の人に皮剥いて~って頼んだら、半分嫌がられたけど、やってくれたって。
それで、スライサーないから、薄切りはやって~ってうちに持ってきて、みんなで焼肉したら、大好評で、それ以来、うちではそのお店に買いに行くようになったんです。

でもね、いつもそのお店で、皮剥いてって頼んだら、それはできない!って言われて、後ろからちょっと年配のおじさんが俺がやってやる~!って皮をむいてくれたら、さすが職人さん、あっと言う間にやってくれて、日本人かい?って聞くから、そう!って答えたら、いつでもやってやるから友達に紹介してとか言ってて・・・
すごくいい人だったの。
でも、昨年、ボンが一人で牛タン買いに行ったら、何故か、逆人種差別にあっちゃって・・・

ボンが牛タンの皮を剥いてくれる?って聞いたら、そんなのはできない!と。
だから、前にここでやってもらったけど・・・って言ったのに、そんなのはできない!ってすごい嫌な感じで断られたらしく、ボンもおかしいな、違う店だったかな?と他を周ってみたけど、牛タン置いてる店なんか他になくて、そのおじさんが、タンを置いてるのはうちだけだ~!って。
前に日本人の妻と来た時にやってもらったし、他の日本人の友達もここで皮剥いてもらったって言ってたのに・・・って言ったら、急に顔色変わって、奥さん、日本人だって、なんで先に言わなかったんだ?みたいな話になったらしく、それが何の関係がある!って、何で日本人だったら、皮剥いてやるのにイギリス人には剥けないんだ!って切れたボンは、そのまま買わずに帰ってきたんです。
そんな事があって、私が買いに行けば買えるだろうとは思ってたけど、なんとなく昨年は買い逃し、タンを食べずに終わったのですが、久々にタンも食べたくて、私が買いに行ってきました。

今回は、ちょうどいつも皮をむいてくれるおじさん休憩中だったようで、座って、ご飯を食べてました。
若いお兄さんが対応してくれて、タンを欲しいと言って、皮も剥いてくれる?ってお願いしたら、う~ん、皮は剥けないよ、でも一番いい方法は、そのまま沸騰したお湯で少し湯がくと皮がむきやすくなるよって教えてくれたから、それは知ってるんだけど、湯でたくはないの~、自分でやったらすごい時間がかかって大変なんだよねって言ったら、後ろにいたおじさんが、すぐにその若い人にこうこうやれば皮剥けるから・・・とちょっとアドバイス。
こういうところは、おじさんは休憩中だから自分ではやらないと、イギリスははっきりしてます。
そしたら、若いお兄さん、OK、最善を尽くすよ!って引き受けてくれました。
いつものおじさんほどささっとはできなかったけど、おじさんがちょっと何かを言って、お兄さん皮を剥いてくれました~。



右にちょっと映ってる足がそのおじさんの足


そして、お兄さんが、私に僕の中国人の友達が・・・とか言い始めたから、私、日本人だけど・・・って言ったら、あっ!ごめん・・・と。で、後ろにいたおじさんが、僕は日本人だってわかってるよってなんか目配せ。
はは・・・あのおじさんは、日本人が牛タンを薄切りにして食べるって知ってるんだろうね。
なんで、日本人には皮を剥いてくれるのに、イギリス人の客には剥けないって差別をしてるのかはわからないけど(同じ客なのに)、イギリス人はどうせタンシチューとかにするだろうから煮込んで皮剥けばいいし、手間もかかって面倒な事はしたくない!って事なのかなぁ?
でも、こうして皮まで剥いてもらったタンを無事に入手!

舌先は、固いのでタンシチュー用にカットして、後、付け根の下の方も少し切り取って、牛タン焼として食べれる部分を一度冷凍して、半解凍した状態でスライサーで薄切りに。



  


こんな焼き鳥も。ネギ間(鶏とネギ)、豚精(豚バラと玉ねぎ)、アスパラベーコンにししとうもどき。
ししとうっていうのは、最近見つけたスペイン産のPadron Pepper



これは、Waitroseってスーパーで見つけたんだけど、Sainsbury'sにも同じペッパー発見。
Sainsubury'sの方が安くて、今回はそっちを使ってます。
お味は、ほんとししとうみたいで、見た目、チリ(唐辛子)だけど、全然辛くないの~。
これ素揚げして塩ふって食べても美味しいし、こうやってグリルしたら、まさにししとう。
お友達は二人とも知らなくて、初だったみたい。

  


他には、前にも紹介したボンマリネのタンドリーチキン(左)とハロミチーズ(右)。
タンドリーチキンってもっとオレンジ色してるけど、あれはフードカラーで着色してるので、うちのは白っぽいです。(いつもはパプリカでちょっと着色したりもしてるけど)

ハロミチーズもお友達は知らなかったので、興味深々。
一人の友達の旦那さんは、ギリシャとかキプロスで食べるんだよねって知ってたけど。

後は最近お気に入りのシチリア産ナス(イタリアンナス)とコジェット(ズッキーニ)

  


この丸いナス、薄切りにしてオリーブオイルを塗って、ちょっと塩振って焼くだけなんだけど、ちょっととろけるような感じで、すごく美味しいんです。
こちらで買える普通の米ナスを同じように焼いてもこんなにとろけないので、BBQには、このシチリア産ナスお薦めです(こちら、Morrisonsで買えます)。

  


こちらも私達のBBQのお気に入りのフラットマッシュルームとスィートチリにジャケットポテト(アルミホイルでじゃがいもをくるんで炭の中にそのまま放置)。

後は写真ないけど、スモークした鯖をまぶしたおにぎりとソーセージ等など。
でもあっという間に子供たちにおにぎり食べられちゃって、大人はほとんど当たんなかったかも・・・

お友達もサラダとか作ってきてくれて、もうお腹いっぱい。

BBQ始まったら、しゃべって、焼いて、飲んで・・・ですっかり写真撮るの忘れてました。

でも、みんな沢山おしゃべりして、友達の子供達は、子供同士で、遊んでて、あっと言う間の楽しい時間になりました。
やっぱり、大勢で食べるBBQはいいですねぇ。

今年は沢山暑い夏を過ごせたイギリス。
ちょっと涼しくなってきて、そろそろイギリスの夏も終わりかな?