エゾウコギ Q&A (前半) | kyupinの日記 気が向けば更新

エゾウコギ Q&A (前半)

このブログで時々出てくるサプリメント、エゾウコギ(エレウテロコック)について、アメブロメールやコメント欄の質問などを元にQ&Aとしてまとめてみました。

Q1、エゾウコギと高麗人参は、どう違うのですか? 

A:エゾウコギと高麗人参は同じ仲間ですが、同じ場所には成育していません。エゾウコギと高麗人参は、本来同じような植物が異なる気候の下に進化したように見えます。ウコギは日本だけで9種類もあり、ほとんどが何らかの薬効があります。ウコギの中で、最も薬効の大きいものが、エゾウコギと高麗人参のようです。


Q2 エゾウコギと高麗人参の薬効の違いを教えてください。

A:急性ストレスに対し、高麗人参は、抗疲労にも回復にも効きますが、エゾウコギは、抗疲労作用はありますが、疲労回復作用は高麗人参には及ばないらしいです。

エゾウコギの主成分は、トリテルペイード系の配糖体といわれており、その効用は、代謝促進、強壮、抗ストレス、集中力増強、耐暑耐寒、抗麻酔性、抗自家中毒性、抗細菌、食欲増進、血中タンパク増加、糖尿病予防、放射能酔い予防、抗癌作用、抗神経系疾患、抗アテローム性動脈硬化、その他、衰弱、体力低下などに効果があるとされています。(旧ソ連の研究)

なお、日本は北海道の東部にエゾウコギが自生しますが、高麗人参は自生しません。


Q3 エゾウコギのサプリメントは効くのでしょうか?

エゾウコギのサプリメントは、全てを試したわけではないですが、十分に有効のようです。過去ログでは、実際に焼酎漬けにする方が効果的と記載していますが、その後の臨床経験で、大きな差がないと思いました。(参考

ウコギ属は約50種類あるといわれており、そのうち日本産は9種類です。日本産はいずれも染色体が48ですが、海外産(中国、ロシア)のものでは、約54、約127のものもあるようです(よくわかっていない)。

エゾウコギのサプリメントの元のウコギですが、中国では十分に選別されていないようで、エゾウコギ以外のウコギも入っているようです。それでも中国産由来のサプリメントや、エゾウコギのチップ?も有効です。これはウコギ全般が、何らかの薬効を持っていることもあるのでしょう。


Q4 エゾウコギはいつ飲めば良いのでしょうか。

普通、エゾウコギは朝飲むのが望ましいですが、焼酎などに漬け込んだものは朝飲むと、飲酒運転になりかねないのでできません。夜1回服用でも十分に効果的です。

一方、サプリメントやエゾウコギ茶は、普通は朝1回服薬で十分ですが、夕方では良くないと言うほどの差はありません。

なぜ朝服用を推奨されているかというと、「これから仕事をする」ことが大きいです。抗疲労などを考えると、飲んでから仕事を始めた方が快適です。

夜に服用を推奨されないのは、夜に服用すると、新陳代謝が良くなり不眠の原因になることがあります。しかし経験的に、夜にエゾウコギを飲んだために不眠になることはないですし、サプリメントでもそこまでの覚醒作用を感じません。


参考
エゾウコギ
エゾウコギの煎じ茶
エゾウコギの銘柄と効果について