Kura-Kura Pagong

"kura-kura"はインドネシア語で亀のことを言います。
"pagong"はタガログ語(フィルピンの公用語)で、やはり亀のことを言います。


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 学生の時、仲間にこう聞いたことがある。

「埼玉県の県庁所在地ってどこ?」

「さいたま市でしょ?」

今なら正解だが、当時は1990年代。ブーだ。まあ、県と県庁所在地の名前が一緒だとわかりやすいけどね。

「大宮市。」

と答えた人もいた。確かに、大宮は新幹線の駅がある。埼玉県では一番人口が多かったのも大宮市だろう。これもブー。

 
 2001年まで、埼玉県の県庁所在地は浦和市だった。だが、新幹線開業前でも浦和駅に特急は停まらなかった。1993年のJリーグ発足時に浦和レッドダイヤモンズがリーグに加盟する前、浦和の知名度は低かった。
 そこで私は考えた。浦和の歌を。
 
♫   ウラワ~ ウラワ~ ウラウラで~
    ウラワ~ ウラワ~ ウラウラよ~
 
メロディは山本リンダの『狙い撃ち』から借用する。そんな話をしてもみんなポカンとしていたが…。
 
 なお、現在も埼玉県庁は埼玉市浦和区、すなわち旧浦和市域に所在している。

 

 

 

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  共謀罪創設についての国会審議が始まった。NHKなどのメディアはこの共謀罪をテロ等準備罪と呼んでいる。政府・自民党の意向を忖度してのことだろう。共謀罪だと訳がわからないが、テロ等準備罪なら分かりやすいだろう、ということだ。

 テロは怖い、テロを準備する行為は取り締まらなきゃ、という人もいる。確かにフランスなどでは銃や爆弾を使った事件が起きている。だからといって、テロ等準備罪が必要なのか?

 テロ等準備罪を適用できなければ2020年東京オリンピックを開催できない、という意味のことを安倍晋三首相は言った。冗談じゃない、オリンピックのためだったら何でもアリなのか、と言いたくなる。

 
 日本にはすでに飛行機乗っ取りや毒ガス使用を取り締まるための法律がある。刀剣や銃の所持も銃刀法で制限されている。それは世界的に見ても厳しいレベルだ。爆発物取締法違反で、いわゆる過激派の活動家も逮捕されている。日本にはテロ事件を防ぐための法律はちゃんとある。
 なにか事件を起こそうと、二人以上で話し合えばテロ等準備罪になる。本気かどうかは関係なく。頭に血がのぼって言っても、軽口でも。
「私は過激な思想をもたないから関係ない。」
という人もいるだろう。だか、テロ等準備罪の「等」が怪しい。偉い人の意向によって「等」の範囲は広げられる。
 それに、あなたは過激な思想や偏った思想がなくても、身内や友達が警察ににらまれていたら、その人と話したあなただって…。そうしたら私たちは誰も信じられなくなる。
 共謀罪だろうが、テロ等準備罪だろうが、いやなものはイヤだ!
 
 下の写真は2017年4月22日、東京都中野区の中野駅前で行なわれたリレートーク(街頭宣伝)の様子だ。東京都中野区内の平和運動団体が主催しているらしい。リレートークでは弁護士、学者や野党の議員の他に、普通のお母さんも発言していた。
「消費税のようにいますぐ私たちの生活に影響するものではないけれど、いつかは私たちの生活を大きく変えるのが共謀罪なんです。」
戦前の治安維持法を引き合いに出して、お母さんは訴えていた。治安維持法は大正年間に制定された法律だが、制定から10年ほどはこの法律による逮捕者は出なかったそうだ。それがやがて国民の自由を奪うように運用され、日本は戦争への道を転げていったのである。

 




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 ヒトとその他の動物との大きな違いの一つに火の利用がある。そして人類はサルから別れて歴史を歩むうに、火を通した食物しか受け入れなくなった。

 しかし、例外もある。アラスカ先住民のイヌイット(エスキモー)は獣肉を生のまま食べる。寒冷な極地では生肉以外にビタミンCを補給する手段がないからだ。

 日本では長らく、野菜は火を通すか、漬物として加工するかして摂取していた。明治初期の日本人によって、西洋のサラド(サラダ)は異質なものだった。そして、現在の日本で、海外から異質なものと見られているのは魚や鶏卵の生食である。

 
 以前、鉄道ファンのオフ会で面白い話を聞いた。その話をしてくれた人をAさんとしておこう。鉄道に関する事項で、Aさんが特に興味を持つのは中国のディーゼル機関車だ。日本と比べて貨物輸送における鉄道のシェアは日本よりかなり高いようだ。長距離の夜行列車も多数運行されている。そのせいか、中国の機関車は日本の機関車よりかっこよく見える。Aさんはそれに強く惹かれているのだ。
 中国の鉄道が大好きなAさんだが、食事は日本食でなければダメだそうだ。それでもって、Aさんは中国滞在中、たまごかけごはんを食べたくなった。
 中国で鉄道写真の撮影をする場合、ガイドに同行してもらうことが多い。当局が外国人にガイドの同行を義務付けているわけではない。しかし、言葉も地理もわからない場所で、撮影ポイントや列車の運行状況の情報を得たり、行政当局から撮影許可を得たりするのは至難の業だ。Aさんも撮影中はガイドと一緒だった。Aさんはたまごかけごはんのことをガイドに相談した。
 ガイドは困った。鶏卵を生で食べることは中国人である彼にとって未知のことだった。それに中国の飲食店の衛生管理状態はピンからキリまでだ。よほど信頼できる店でなければたまごかけごはんを客に食べさせることはできない。結局ガイドはAさんが宿泊しているホテルの食堂でたまごかけごはんを食べさせることにした。
 ガイドからたまごかけごはんの話を聞かされた時、食堂の責任者は最初はそれを拒否した。客が食中毒になれば看板に傷が付く。それでもガイドがホテル側と粘り強く交渉してくれたおかげで、Aさんの願いは叶えられた。
 さて、Aさんが大好きなたまごかけごはんをいよいよ食べようとした時、また騒ぎが起きた。客が鶏卵を生で食べるところを見ておこうと、ホテルの従業員たちがわんさかと食堂へやってきたからだ。
 思いがけないところで、Aさんは異文化交流を果たしたのであった。

 


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 運転免許を更新しに運転免許試験場へ行った。試験場の入口ロビーには売店があった。駅のホームにある売店よりも大きい。飲み物やお菓子、筆記具の他に初心者マークも売っているところはさすがに運転免許試験場である。
 その他に、警察限定という商品もあった。それが下の写真の2点である。くちなしの白い猫、キティちゃんの根付だ。台紙には警察限定の表示がある。面白いから女警バージョンと剣道バージョンを買ってきたが、他に白バイ隊員バージョンと柔道バージョンもあった。

 

IMG_20170409_175433804.jpg
 

 こちらは女警バージョン。かつて婦人警察官と呼ばれた人たちは女性警察官と呼ばれる。略して女警だが、文字ヅラを見るとなんとなくやらしく思える。それでもキティちゃんの女警は別だ。

 それにしても制帽のリボンはなんだ?これでは日本を治安を守る者の威厳が感じられない。ツッコミどころはまだある。写真だと分かりづらいかもしれないが、制帽の耳と当たる部分が盛り上がっている。こうやって帽子で耳を覆ったら、音が聴こえづらくなり業務に差し障りが生じるではないか!

 

 

 

 こちらは剣道バージョン。普段の無表情なキティちゃんと違い、目が釣り上がっていて闘志がみなぎっている。それにしても手に持っている面は何だ?頭より小さいではないか!

 
 などと女の子のアイドルに突っ込んでしまった。

 

 

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 2017年5月16日付『東京新聞』に山城博治さんのインタビュー記事が載っていたので読んだ。山城さんは沖縄県名護市辺野古の米軍基地建設反対運動のリーダーだが、器物損壊などの容疑で逮捕され、昨年(2016年)10月から今年3月まで5ヶ月間拘留されていた。悪いことをしたら警察に捕まって当然だろう、という人もいるだろうが、彼は警察に対して抵抗したことが「悪いこと」とされたのだ。そして、裁判前に5ヶ月も拘束。

 このブログにリンクしたウェブ版の記事はインタビューの前半で、インタビューはさらに続く。警察は山城さんの他にも運動仲間を逮捕したが、彼らは工事現場前で行われた集会で山城さんの発言に拍手したり、山城さんから抗議行動の説明を聞いたりしたことで共犯者として扱われたという。このことについて山城さんは「共謀罪が発動したときの準備がされたのだ。」と述べている。もうこの国では、立法機関で決まる前から新たな罪で人が警察に捕まっているのだ。

 「中国は怖い。」、「北朝鮮は怖い。」と言う人がいる。私はその人たちに異議を唱えるつもりはない。だが、この国だって怖いこと、理不尽なことがいくらでも起きているのだ。

 選挙の多数決で代表者を選ぶシステムがあるから、日本は民主主義だ、という人もいる。だが、民主主義とは入れ物のことを言うのではない。米軍基地問題を沖縄に押し付けて、

「沖縄のことは俺に関係ない。」

と言っている私たちは民主主義を放棄しているのではないか?

 
 日本は民主主義国なのか?
 

 

 

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 国会で共謀罪創設のための法案審議が始まった。政府は新しく創設しようとする犯罪をテロ等準備罪と呼び、NHKなどの一部メディアもそれに倣っているが、ここではその罪を共謀罪と呼ぶ。

 

 これまでも犯罪の準備行為を取り締まるため、刑法には予備罪の規定があった。しかし現行の法律では、予備罪により罰せられるのは殺人や強盗といった、人の命に直接関わる犯罪の準備行為に限られる。一方、犯罪行為について話し合う段階で人を罰することのできる共謀罪は200を超える犯罪についてて適用されるおそれがある。

 

 共謀罪創設のため「改正」される法律は刑法や組織犯罪処罰法(組織的な犯罪及び犯罪収益等の規制等に関する法律)だけではない。例えば著作権法も政府は「改正」しようとしている。平和運動や環境保護運動のビラをつくるのに、他人のイラストを無断で使おうとすればその段階で罰せられるおそれがある。

 

 共謀罪に反対する人は平和ボケだ、危機管理意識がない、という人もいるだろう。では、共謀罪をつくる側の人たちは本気で日本を守ろうとしているのか?

 今、アメリカ合衆国と朝鮮民主主義人民共和国(朝鮮)が緊張した関係にある。2017年4月15日の故・金日成朝鮮国家主席の誕生日にあわせて、朝鮮では核実験やミサイル発射が行われる、という観測もあった。

 それに不安を覚える日本国民もいるなか、安倍首相はこの日、1万人を超える人たちを招いて新宿御苑で桜を見る会を催した。安倍首相は伴侶の昭恵さんとともに、芸能人たちと記念写真を撮ってはしゃいでいる。

 稲田朋美防衛大臣は連休にはタイやベトナムへ外遊するが、朝鮮有事の対応よりも優先順位が高いことなのか?

 共謀罪をつくろうとしている人たちは嘘をついている!

 

*****

 

 下の写真は電車内で見かけた英会話スクールの広告だ。「言いたいことも言えない時代になっちまった。会議が英語になっただけで…。」と広告はい言う。だったら母語である日本語ならばなんでもモノが言えるのか?

「空気を読め。」

「物言えば唇寒し秋の風」

私たちは子供の時からそういう価値観に慣らされてきた。共謀罪が出来てしまえば、世の中はもっと息苦しくなるだろう…。

 

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 海外に行って、夜ホテルでテレビを観るとする。そうすると、現地の言葉がわからなくても、結構テレビドラマの内容が分かることがある。中国に行った時、そんな経験をした。

 
  中国では抗日戦争(日中戦争)もののドラマが結構制作されているという。共産党は日本帝国主義の侵略と戦って勝利した、というのが現在の中国の政権の正当性の根拠となっているから抗日モノのドラマはプロパガンダ目的でつくられたものが多いだろう。だからといって日本の軍人が絶対悪として描かれているわけではないから観ていてそれなりに面白い。
 
 私が観たドラマはこんなものだった。主人公は八路軍(中国共産党軍)の司令官、朱。中国のテレビドラマは大抵、テロップが付いているので母語が違っても漢字を読める者にとってはテロップが理解の助けとなる。だから登場人物の名もわかる。そして朱の部隊と戦地で対峙する日本軍の司令官が山田。
 山田が朱の懐柔を試みる。その方針を部下に伝える場面は日本語なのだが、山田と部下の話す日本語には意外にも文法や発音でおかしいところが見当たらない。
 
 山田は朱と交渉するため、朱に手紙を送って呼び出す。朱がその手紙を読むシーンでは山田が日本語で手紙を朗読する。手紙は「兄さん」という言葉で始まる。実は朱と山田はベルリンに留学した際に親しくなっていて義兄弟の契りを結んでいたのだ!
 
 山田の指定した場所に朱が単身でやってくると、山田は部下ともにやってきた。その格好が変だ。山田と部下は紋付袴の和装なのだ!軍人として人と会うならば軍服ではないか。そのうちに他にもおかしなことに気付いた。山田の腹の前でピンク色のものがブラブラしているのだ。盆踊りの時、浴衣を着た幼い女の子が締めている帯のようなものが…。
 袴は紐を結んで着用する。その紐は、足を通す本体に縫い付けられているのだが、大抵は本体と同じ生地で出来ている。男袴の場合、結んだ紐は十字にしてまとめる。蝶結びした紐をブラブラさせるようなことはない!
 
 で、交渉の前に山田は朱に茶を点(た)てる。山田の部下が何か荷物を持っていたと思ったら茶道具一式だった。もともと茶道は禅宗や何かとともに中国からわたってきたものだが、ここで山田がもてなすのは日本式の茶道のはずだ。それにしても変だ。茶を点てるというよりも、棒で茶碗の中身をかき回しているようだ。美味しい茶を提供しようとするならば、粉末の抹茶を湯の中に均等に分散させなければならない。私は茶道を習っているから分かるのだが、手首にスナップを効かせて茶筅(ちゃせん)を動かせ、効率的に茶と湯を混ぜなければ美味しい茶を出せない。なおかつそれを美しく行わなければ茶道ではない。
 
 朱が茶を呑んだあと、交渉となるわけだが、当然交渉は平行線となる。そうすると山田は決闘を申し出て朱に刀を差し出す。そして二人が決闘をはじめたところで次回に続く、となったのだが、この刀は三国志ものに出てくるような刀だ。それじゃなくて、日本刀があるだろ、と突っ込みたくなる。
 第二次世界大戦中、日本軍の将校たちは戦地で軍刀をさしていた。軍刀は日本刀である。将校は戦闘の際、兵士に号令をかけるために軍刀をさしていたのだが、この軍刀を用いて人を殺傷することもあった。終戦の際、将校たちは他の武器とともに軍刀も放棄して、それらの多くは北京などの軍事博物館に収蔵されている。武器考証ならば簡単に出来ただろう、と突っ込みたくなる。
 
 20世紀前半の日本政府は大東亜共栄圏を主張してアジア各地に軍隊を送り込んだ。日本の指導者が掲げた理由がなんであれ現地の人達にとってそれは侵略だろう。テレビドラマで日本の軍人が悪く描かれるのは仕方ない。だが、ちょっとは日本の文化に対して敬意を持ってドラマを作って欲しかった、とドラマを観ながら思った。
 
 私は日本文化に対して愛着があって、機会を見つけては日本文化を学んだからこうやってドラマに突っ込むことができた。だが、闇雲に愛国を叫ぶ人たちは、海外ドラマでの日本文化の取り扱いについて具体的な知識に基づいて突っ込むことが出来るだろうか。
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 森友学園の問題がきっかけで教育勅語のことが取り上げられる機会が多くなった。

 教育勅語には親孝行しよう、兄弟仲良くしよう、友達は助け合おう、と書かれているそれ自体は問題ない。教育勅語はこう続く。

「一旦緩急アレバ義勇公二奉シ以テ天壤無窮ノ皇運ヲ扶翼スヘシ」 

平和運動家だとか、リベラルだとか、左翼だとか、アカだとか呼ばれる人たちが問題とするのは教育勅語の肝となるこの部分だ。公(おおやけ)に尽くせ、天皇のために戦え、と命令しているところに私たちは反発するのだ。

 

 ところで、元自衛官の泥憲和さんがフェイスブックなどで教育勅語に関する意見を述べているのだが、勉強させられた。

 泥さんは自衛のための武力は必要だ、という立場だ。「一旦緩急アレバ…」も全否定はしていない。そのうえで、第2次世界大戦当時の日本の指導者、そして今の指導者の問題点を指摘している。

 

 第2次世界大戦中、政府は金属回収令という勅令を出した。戦争の激化で資源不足が深刻化する中、兵器生産に必要な金属を国は国民に供出させたのだ。鉄や銅の他に貴金属類も供出の対象となったのだが、その多くが横流しされていたという。こういうことを例に挙げて、天皇の名で国民に号令を下した者たちの愚かさを彼は指摘している。

 

 泥さんの投稿を読んでいて、私は「満州」のことを連想した。

 スターリンが日ソ不可侵条約を破り、ソ連軍が「満州」に攻め込んできて日本内地からの入植者は逃げ惑った。内地へ帰ろうとする人たちが乗った列車は貨車で編成されていた。そんな列車にすら乗れない人も数多くいた。一方、ソ連軍が攻めて来る前、「満州」の日本人を守るはずだった関東軍の幹部は家族とともに快適な客車の列車で逃げていたという。

 入植者たちを襲ったのはソ連兵だけでない。現地の中国人たちも彼らを襲った。日本人が入植するための土地は、現地の人たちから日本政府がタダ同然で奪ったものだったのだ。そして、彼らの怒りや憎しみが弱い入植者たちに向かった。

 昭和の初め、大恐慌により生活が苦しくなった国民の不満をそらすため、日本政府は大陸「進出」を進めた。「満蒙は日本の生命線」と宣伝して、国民を「満州」へ入植させた。彼の地を力で支配できるのか、という展望のないまま…。

 

 あの時、天皇の名のもとに国民へ号令を下した指導者から、今の日本の指導者が何かを学んだとは到底思えない。

「君、君たらざれども、臣、臣たらざるべからず。」

という文言でも教育勅語に加えたらいかがか、と嫌味を言いたくなる。

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 仙台で花見の名所で有名なのは市中心部に近い西公園や敷地の広い榴ヶ岡公園だが、私が好きなのは陸奥国分寺薬師堂だ。こここは仙台駅から東側に離れたところで、近くを東北本線の貨物線が通っている。最近は地下鉄東西線の薬師堂駅もすぐそばに開業した。
 下の写真は3月はじめに写したものだが、4月なかばになれば見事な桜が境内に咲き誇ることだろう
 
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 陸奥国分寺の歴史は8世紀まで遡ることができる。聖武天皇といえば奈良東大寺を建立した人物だが、彼が建てさせた寺はこれだけではない。聖徳太子が構想した中央集権体制を完成させるため、彼は仏教イデオロギーの拠点として、各地域の要所に国分寺を設けた。陸奥国分寺もその一つである。境内には規則正しく石が並んでいるが、これらの石がある場所は当時の伽藍の礎石があった場所なのだろう。太古の昔、ここにどんな寺院があったのか、ここからどんな文化が発信されていたのか…。こんな歴史を感じさせてくれるから私はこの場所が好きなのだ。
 
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 時代が下って、陸奥国分寺は一旦は衰退するのだが、徳川幕府の体制となり、この地を領有することになった伊達政宗がこの寺を整備し直した。この写真に写っている山門と、奥にある薬師堂はそのとき建てられたものだ。
 
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 こちらは薬師堂前の手水舎の亀さん。
 
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 現在、薬師堂となりの敷地では工事が行われている。バス通りに面した場所には奈良時代の建物に似せた建物が建てられてるが、壁の掲示によるとこれは休憩所だそうだ。その背後の敷地は現在更地になっているが、ここはこれから仙台市が公園として整備するのだろう。ここの風景がどう変わるのか気になるところだが、今のままでよかったのではないか、と私は思う。

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 最近、有名なSF映画『惑星ソラリス』を観た。1972年にソ連で制作された映画だ。派手な特撮場面はないが、面白い映画だ。

 

 未来の話だ。心理学者・クリスは遠い惑星ソラリスの観測ステーションへ赴任する。ステーションでクリスが見たものはステーションにいないはずの人物。

「理性を持った海が我々の意識にあるものを物質化している。」

同僚の科学者たちは意味不明の事を言う。そして、さらに異常現象が起きた。クリスの妻・ハリーが現れたのだ。彼女は10年前に自殺したにも関わらず!

 

 ハリーが現れたのはクリスが眠りから覚めたときだが、この現れ方が映画、というよりも絵画を思わせるのだ。映画のテーマ曲はバッハの作品。ハリーの衣装は袖も裾も長いワンピースで未来というより懐古趣味だ。そんなハリーがクリスを見つめる表情は美しいが怖い。こんな顔、どこかで見たなと思ったらテレビで観たクラーナハの画を思い出した。

 

 ルーカス=クラーナハは16世紀ドイツの画家で、数多くの裸婦像を描いた。その番組で取り上げられていた画でクラーナハが描いていた美女の顔というのが、どこか残酷さを秘めていて怖かったのだ!だが、クラーナハの描いた美女というのは現代日本にも結構いそうなタイプで、何か気になる。

 

 そうしたら、彼の画を機会が訪れた。東京・六本木で開催されている『大エルミタージュ美術館展』だ。エカテリーナ2世のコレクションの中から、彼の描いた聖母子像が出展されていた。そこで、金券ショップで招待券を買って美術館へ赴いた。

 

 クラーナハの描いたマリアは、思っていたよりは冷たくなかった。さすがに聖母である。しかし、多くの聖母子像とことなり、クラーナハの描くマリアはどこか怖い。抱かれている幼子イエスも無邪気さではなく生意気さを感じさせる。それでも、この怖いマリアにどこか惹かれるものを感じた。そういえばこんな感じの女の子に振られたことがあったけ。

 

 

 

 

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