川越style「第2回彩の国カレーなる闘いin川越」ウニクス川越広場2016年12月4日 | 「小江戸川越STYLE」

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やはり、物事は流転し続けるのだろう、一つの形で留まることを知らず、絶えず変わり続ける宿命。

それが人の世、ならば、仕方がないのかもしれない。。。

晴れ渡った青空から暗雲立ち込め、またまた風雲急を告げる事態が発生した。

「カレーチャンピオンの称号を我の手に!!」

その声は日に日に大きくなっていき、いよいよ次回開催に向けて動いていったのだった。

 

誰のカレーが一番旨いのか、誰のカレーが一番投票を集めることができるのか、

たった一つの頂点を極めるべく、熱戦を繰り広げた今年の春の第一回大会。

並みいる多くのカレー猛者を退けて、断トツの一位に輝いたのが、

所沢から参戦した「カレーキッチンタキザワ」さんでした。
どれだけ断トツだったのかというと、全部で3部門用意されていた闘いの中で、

販売数トップの販売王と来場者による投票数トップのカレー王の二冠を

圧倒的得票数で独占してしまったのです。

まさにカレーチャンピオンと呼ぶにふさわしい結果。

2016年3月に開催された、第一回彩の国カレーなる闘いin川越のことです。

 

 

 

 

 

(「彩の国カレーなる闘い第1回大会in川越」2016年3月26日、27日ウニクス川越
http://ameblo.jp/korokoro0105/entry-12145057117.html

各地のカレー自慢猛者達が川越に集結し、腕によりをかけたカレーを持ち込み、

来場者による投票によってカレーチャンピオンを決めるというイベントは、

シンプルなルールゆえに誰の目にも分かりやすく、

来場者を巻き込んだ参加型でムーブメントを起していたのだった。

今振り返っても今年3月の熱気は、第一回という注目を集める素地があったことを考慮しても、

想像以上の来場者が川越に詰め掛けて、

埼玉県でカレーイベントが産声を上げたことをみなが祝福し、楽しんでいるようだった。

チャンピオンに上り詰めたタキザワさんは、常連のお客さんたちから拍手喝采を受けて凱旋。

祝福ムードに包まれながらあの激闘から8ヶ月、、、開催の反響は大きく、

お店には、チャンピオンカレーを一口食べようと連日人が押し寄せ、

改めて、カレーという国民食の存在感、カレーの波及効果の大きさを思い知らされるようだった。

 



(小手指にあったカレーキッチンタキザワさん)
のみならず、タキザワさんは各地のイベントからも引っ張りだことなり、

カレーなる闘いからわずか1ヶ月後には、すぐさま次なる舞台が用意されることになりました。
それが、2016年5月、クレアパークで開催したミニ川越Farmer’s Market」出店です。
初代彩の国カレーなる闘い王者として、チャンピオンカレーを引っ提げて川越に再び登場。

(「ミニ川越Farmer’s Market」2016年5月4日クレアパーク 
 http://ameblo.jp/korokoro0105/entry-12157357823.html

 

さらに、2016年11月には、ウェスタ川越で行われた県民ふれあいフェスタ出店。

お店は所沢市から東久留米市に構えるonion magic102となって出店していました。

 
(第二回「県民ふれあいフェスタ」&第一回「シニアドリームフェスタ」2016年11月12日

http://ameblo.jp/korokoro0105/entry-12220307003.html

チャンピオンの風格を漂わせるonion magic102さん、

堂々と振舞いながら実はこの時から、舞台裏では着々と準備を進めていたのだった。

そう、やがて来るであろう彩の国カレーなる闘いの第2回大会のこと。
「絶対にチャンピオンベルトをまた持ち帰る!」とこの時から気合充分だったのです。

カレー王の称号は誰にも渡したくない、

執念と不安と、チャンピオンにしか味わうことのできない二つの感情に揺れながら、防衛戦に臨もうとしていた。

 

また、第一回大会の出場店で、「私がカレー女王の座を射止める!」と意気込み健闘した

 

baceyard cafeさんも、その後引き合いが多く、

カレーなる闘いに出品し、お店で定番人気となっているトマトカレーを引っ提げて

各地のイベントに出店していました。

  

(「かわごえ春の農業まつり」2016年4月29日伊佐沼 農業ふれあいセンター

http://ameblo.jp/korokoro0105/entry-12156408696.html

 

  
上の写真の県民ふれあいフェスタはonion magic102さんも出店していたもので、

 

カレーなる闘いの出場店が揃って顔を合わせていました。

それだけ、カレーなるの影響力の大きさもありますが、

一つのイベントにカレーを提供するお店が2つもあるという状況に、

お互いバチバチと火花を散らして、

「うちがチャンピオンだから!」「いやいや、次こそは女王に輝いて見せる!」と

お互い意識していたのでした。

・・・というように、あの日のイベントからいろんな方面に波及し、街の状況ががらっと変わり、

3月からの8ヶ月間、まさにカレーに染まっていった期間と言ってもいい。

 

群雄割拠のカレー戦国時代、

 

タキザワ(onion magic102)さんのチャンピオン確定により勢力図はしばらく安定していたものの、

やはり、一つの形はいずれ均衡を失っていくものなのか・・・各地の猛者たちは黙ったままではなかった。

「いや、我こそがチャンピオンなり!」

「次こそは私のカレーがチャンピオンを奪還する!!」

各地から声が上がり始め、第2回開催を要求する声が日に日に高まっていった。

その声に応えるように、彩の国カレーなる闘い実行委員会は、2016年12月に第2回を開催すると発表。

場所は前回と同じくウニクス川越広場、日程は12月4日、今回は一日のみの勝負。

全体像が少しずつ現し始め、そこから、にわかにカレー界がざわつき、参加表明が相次いでいった。

 

さらに、衝撃的なニュースが飛び込んできた。

第2回彩の国カレーなる闘い開催となる2016年12月4日には、

同じ広場、ウェスタ川越交流広場で、

「川越の『おいしい』そろいました
川越Farmer’s Marketからひろがる
川越産農産物とそれを使った食べ物・飲み物、雑貨、音楽など」を同時開催することが決定。

 

これにより、一つの場で、

川越Farmer’s Marketやカレーなる闘いといったビッグイベントが揃うことになり、

その相乗効果の大きさたるや、運営スタッフも想像できないものになろうとしていた。

もちろん、単に二つのイベントを合わせたというだけでなく(それではなんの意味がない)、

川越の農産物を中心にした川越Farmer’s Marketと、

川越米を使った彩の国カレーなる闘い、

川越というキーワードがあり、両者を運営している実行委員会メンバーはお互い兼ねている部分もあって、

「冬開催では同日に合わせよう」と秘めていたのでした。

 

日が経つにつれ、彩の国のカレーの熱気は高まるばかり。

 

カレー猛者たちの闘い前のバトルもヒートアップしていき、

onion magic102さんは、

「ディフェンディングチャンピオンとして堂々と出店します。もちろん次回もチャンピオン防衛するつもりです!」と話し、
そこに待ったをかけたのが、「Jam3281」さん。

「いやいや、前回はうちが出店していなかった。もちろん次回はうちがチャンピオンを獲りにいく!」

と熱意を語る。

onion magic102の浅川さんはもともと、

ふじみ野にある欧風カレーの名店「Jam3281」さんで修行していて、

Jamの瀬谷オーナーがプロデュースして出したのがカレーキッチンタキザワです。
Jam3281の瀬谷さんとonion magic102の浅川さんが揃って出店、

なんとここにガチンコの師弟対決が実現してしまうのです。

(「Jam3281川越店」カッコいいカレー屋さん

http://ameblo.jp/korokoro0105/entry-12113702895.html

さらに、埼玉県各地のカレー店が「我こそがカレー王なり!」と続々と参戦決定。
カレー業界でいち早く埼玉の名前を全国に轟かせた「北本トマトカレー どん」さん(北本市)も電撃参戦。

今回、初出場で狭山市が誇る、有名店「狭山カレー工房 りとるほっと。」さん(狭山市)が参加表明、

日高市を拠点にしている移動式カレー店「スマイルスパイス」さん、

玄人ならこのカレーに一票を投じるかも?前回、販売数が堂々2位だった「EnergyCurry限定屋」さん(さいたま市)が、いよいよ本腰を入れてきます。さあ、他のカレー猛者たちもうかうかしていられない。

そして上尾市より初参加、「キッチンニューほしの」さん(上尾市)、

東松山からの刺客「カラントサンク」さん、「レトロポップ食堂」さん(東松山市)、

そして、それを追いかける展開の行田古代米カレー(行田市)。実は優勝に最も近いのかも・・・。

 

一体誰がチャンピオンになるのか、混迷を深めていった。。。
 県内からの名乗り上げを見て、
 会場が川越でありながら、前回川越でチャンピオン誕生ならなかった川越勢は、
 街の威信を懸けて、いろんなお店が挑戦の意志を発表。
 前回に引き続き、「backyard cafe」さんが
「カレー女王の名は私の手に!」とリベンジを誓い、
カレー好きなら誰しもその名を知っている「まざあぐうすさん(川越市)は、

 

沈黙の時を破り、「うちのカレーをぜひ食べてみて!」と参戦を表明。

今回適用の新ルールがもしも前回適用されていたら優勝カレーになっていた・・・「パンチラインガレージ」さん(川越市)。
そして新参店舗の顔触れも注目!

牛肉の魔術師「Te’PAN Le OMUS」さん(川越市)は「カレーで出店したい」と名乗りを上げた。

さらに思いも寄らぬところからの参戦、
まさかまさかのレレレノレコードさんが「え?チャンピオン獲ってしまいますけど??」とカレーなる闘いに乗り込んでくることが決定。

ダークホース「レストラン&バル tete(テテ)さん(川越市)、

はたして群雄割拠の第2回を制するのは・・・

総勢16店によるカレーの猛者たちのガチンコのバトルの幕が上がろうとしていた。
風雲急を告げるカレー対決、一体誰の頭上にカレー王の栄冠は輝くのか、
決めるのは他でもない、来場者の投票。。。!


2016年12月4日(日)第2回彩の国カレーなる闘いin川越

10:30~16:00ウニクス川越にぎわい広場

 

主催:彩の国カレーなる闘い実行委員会

共催:ウニクス川越

運営:感動創出工房ジーンファクトリー

後援:ウェスタ川越

12月4日は天候にも恵まれ、また、川越Farmer’s Marketと同時開催ということで、

ウェスタ川越は朝から大賑わいの様相を見せていました。
 
広場に漂うカレーの香り。導かれるように辿るとウニクス川越広場前へ、

カレーなる闘い会場が目の前に現れました。
入口で受付を済ませると、容器を渡されすぐ横で川越米を盛ってもらえる。

そしていよいよ、カレーなる闘いの舞台へと飛び込んでいくことになります。

 

カレーなる闘いの物語空間のルールは簡単。

来場者は会場に入場すると、まず受付で1000円を「5ウニー」に替えます。

つまり1ウニー=200円ということですね。

「ウニー」というのは彩の国カレーなる闘いでの仮想通貨であり、

この世界では円はいくらあっても通用しない。

円をウニーに替えることで入場することができ、いろんなカレーを楽しむことができます。

ちなみに、「ウニーというのはどこから?」と思われるかもしれませんが、

もちろん、ウニクスのウニーです。

その場だけの仮想通貨があることで、途端に来場者の参加欲が高まっていくよう。

1000円を5ウニーに両替したら、器にご飯を盛り、その後気になるお店のカレーを4店選べるという方式。

 

そしてここからがこのイベントの肝、

食べ終わった後に来場者に美味しかったお店を2つ選んで投票してもらい、

イベントが終了した後に集計し、

販売数一番の販売王、審査員が選ぶ審査員特別賞、

そして来場者の投票が一番多かったカレー王を選びます。

カレーイベントに、闘いという物語、

お客さんも物語の一員としてイベントの命運を担っていました。

お客さんのカレーに寄せる思い、お店の熱気、

双方の熱が混ざり合って場が創り上げられていました。
カレーなる闘いという世界は、フィクションでありノンフィクションであり、

確かな物語がそこに創出されたイベントなのです。


 



参加者の一票を待つ投票箱。

 

第2回彩の国カレーなる闘い、

我こそはカレー王なり!と闘いに名乗りを上げたお店は以下の通り。
a レストラン&バル tete

『赤ワインでコトコト長時間煮込んだスパイス香る、王道の欧風牛すじカレーをお楽しみください。』

 

 

b  Te’PAN Le OMUS(川越市)
『これぞカレー革命!鉄板焼レストランからの挑戦。「目で楽しく・舌で美味しく・心で感動するカレー」』

 

c カラントサンク(東松山市)
『コトコト煮込んだチキンカレー!うちの看板人気メニューです!』

d 北本トマトカレー どん(北本市)
『北本市の特産物のトマトをたっぷり使ったカレーは旨味に溢れ、酸味が特徴。
鶏手羽が加わって美味さMAX!』


e レトロポップ食堂(東松山市)

『駅にほど近いライブカフェ、玉ねぎをふんだんに使ったポークカレーが人気!』


f 狭山カレー工房 りとるほっと。(狭山市)

『季節に合わせた香り風味豊かなスパイス、浅炒りと深炒り2種類の玉ねぎ、

狭山産ほうじ茶のだし汁で仕上げたカレーは、極選川越米と相性抜群!』

 

g  backyard cafe(川越市)

『菓子屋横丁より徒歩3分赤間川沿いにあるカフェです。

トマトカレーは、お子様も安心して食べていただけるよう、野菜たっぷりで甘めのカレーになっています。』

 

h Onion majic 102(所沢市)

『言わずと知れた、第1回カレーなる闘いでNo.1になったカレー。

今回もさらなる磨きをかけ、じっくり4日間かけて炒めた玉ねぎをベースに、

厳選された30種類以上のスパイスなどを使い、深いコクと旨み、上品な香りとスッキリとした辛さで皆様をおもてなし致します。』

 

i キッチンニューほしの(上尾市)

『大宮市場で創業46年の洋食屋です。和牛・国産牛にこだわったすじ肉と、

国産の野菜を8時間じっくりと煮込んで取った出汁を使用した当店自慢のカレーです。』

 

j Jam3281川越店(川越市)

『毎日継ぎ足して17年、手間を惜しまず仕上げた本格欧風カレー。

第1回チャンピオンカレーの師匠が、小江戸川越を代表して参戦しております。』


k レレレノレコード(川越市)

『蓮馨寺の目の前にある小さなレコードショップです。
店内ではレコード・CDなど音楽ソフトの販売のほか、コーヒーやアルコール、お食事もお楽しみいただけます。なかでも宮崎牛を使用したスパイシーなスネ肉カレーが大人気です。』

 

 

l さきたま古墳・行田古代米カレー
(行田市)

『古墳の形の古代米のご飯と行田の食材を使った、自慢のカレーです。

今回は昔懐かしい黄色いカレーに、手作りウィンナーが入り現代風にアレンジした、

クリームシチューカレーをご用意しました。』

 

m まざぁぐうす(川越市)

『森の中で16年、ひたすら研究し続けた、秘伝のスパイスを皆様にお届けします。』


n EnergyCurry限定屋(さいたま市)

『スパイスの魔術師、スパイスカリールウ専門限定屋がこの度提供いたしますのは、

当店リピートNo.1魚介と野菜の海宝カレーを皆様にお届けします。』
 

 

o スマイルスパイス(日高)

『牛すじをとろとろになるまで煮込んみオリジナルスパイスで、懐かしい味に仕上げました。』
 

 

p パンチラインガレージ(川越市)

『川越駅東口の大衆アメリカン居酒屋。今回お楽しみいただくカレーは、

トロトロになるまで長時間じっくりと煮込んだ牛すじ肉をオリジナルブレンドしのケイジャンスパイスで味付けしました。

全店舗の中で、最も尖ったカレー、牛すじのメキシカンスパイスカレーの魅力に惹き込まれてください。』
  

 

各地から個性派カレーが揃った第一回大会。

その顔触れを見てみると、カレーというのは世界各地に様々なカレーがある中で、

主流であるイント・ネパールカレーというより、

日本人が作る「ジャパニーズカレー」が主役となっていました。

言うなれば、日本人が日本人向けに作る「独自の理論に基づいた俺の創作カレー」。

カレー専門店に、新感覚カレーを提案するお店に、カレー文化を定着させようとしている街に、

いろんなお店が集結していた。

 

来場者は器にご飯を盛ってもらい、

いざ、カレー王を目指すカレー店が居並ぶ場へ足を運んでいった。

「前回王者のカレー気になる!」

「とろとろ牛すじカレー食べてみよう」

「Jamさんも出てるんだ!」

「トマトカレー美味しそう~♪」

などなど、気になるお店のカレー、4つを容器に入れてもらえる。
それぞれの個性を楽しみながら、「どこのお店に投票しようかな」と頭を悩ませていた来場者。

それにしても・・・前回もそうでしたが、

運営スタッフが想像していたより遥かに多い来場者が今回も詰め掛けていました。

 

 

 

 







会場が川越になっていることで、川越の人が大勢やって来ていて、

もちろん川越市民は川越のお店に勝ってもらいたいのはあったでしょう。

川越から参加したパンチラインガレージさんは、今回もスペシャルカレーを投入。

どこまで投票を伸ばせるか。

新河岸のまざあぐうすさんのカレーも川越で知る人ぞ知る存在、

「まさかあのお店が出店するなんて!?」と注目を集めていた。

レレレノレコードさんは、なんと宮崎牛を使ったカレーを用意。

川越に知り合いが多いだけに、応援票も入るか?

 

そして、川越の石原町からの参戦backyard cafeは新進気鋭のお店ですが、

今回も自信のトマトカレーを引っ提げてのカレーなる闘い殴りこみです。

 

 

(「backyard cafe」カフェとして、花屋として、赤間川沿いの魅力スポット

http://ameblo.jp/korokoro0105/entry-12129203407.html

誰が優位に立っているのか、販売自体はどのお店も好評で用意したカレーがなくなっていく、

あとは参加者がどこのお店に票を投じるか。

状況は一寸先も読めず、混迷を究めていった。。。
 

 


 



 



食べ終わった参加者が、次々と気に入ったカレーに一票を投じていく。

断トツにどこかというより、票は拮抗しているようだった。

この後、誰が抜け出していくのでしょう。。。

彩の国カレーなる闘い、実行委員長の仁居さんは、

「ずっと以前から『いつかカレーのイベントを川越でやりたい』を胸に秘めていた」と話す。
遡れば小さい頃からカレーが大好きで、
学校から家に帰って来た時に、夕飯のカレーの香りが漂ってきた時のあのテンションの上がり方、

「今日はカレーなんだ!」というあのカレー独特の高揚感、

さらに言えば、隣の家からカレーの香りが漂ってきて、「今日隣はカレーなんだ!」という高揚+羨望感。

隣のカレーの匂いは、すぐ近くにあるのに手に入らないものかしさが余計に美味しそうに思わせる。

また別の所からカレーの香りがして・・・と、カレーに巻き起こされる感情の起伏。

あの感じを羨望だけでなく、一ヶ所に本当に集めてしまいたい、

カレーのイベントを開催するのは、悲願だったのです。
そして、埼玉から新しい何かを生みたいという思いも重なって、

伝来されたカレーが日本で新たな食べ物として発展してきた文化を顧みて、

ジャパニーズカレーの出店を多く集めたと話す。

また、仁居さんは、川越Farmer’s Marketに定番出店している

「極選川越米プロジェクトチーム」の中心人物でもあります。

このカレーなる闘いのお米というのはすべて共通で、そう、川越米を使用していたのです。
カレーが主ですが、脇役として確実な仕事をする川越米を感じてもらいたい、

こういう密かな裏ストーリーが素敵です。
地域の人に地域のお米を食べてもらう、それはこういう楽しい体験もとても大事なこと。

 

川越Farmer’s Marketではいつも川越米おにぎり食べ比べセットを販売しています。
思い返せば、極選川越米プロジェクトチームは第一回川越Farmer’s Marketから参加していて、

回を重ねるごとに勢いを増していっている。

毎回2つのおにぎりを食べ比べにしているのは、川越の中でも地域によってお米の味が変わり、

その違いから川越の農の拡がりを感じてもらいたいからなんです。

  

(①「川越Farmer'sMarket 」2015年7月12日蓮馨寺

http://ameblo.jp/korokoro0105/entry-12050052825.html

続いて2015年12月の川越Farmer'sMarket 、

そして、2016年1月ウェスタ川越の「小江戸川越農産物と食のまつり」にもチームで出店。

川越の人気店目白押しの出店の中、

特に飲食ブースで目立っていたのが、「平蔵&極選川越米」。

Gallery&Cafe平蔵さんとコラボしたスペシャル牛汁(ぎゅうじる)に、

川越のお米農家のおにぎりセットと川越の地酒鏡山の販売を行いました。

その団結力は川越Farmer’s Marketの中で抜きん出ている。

 

 

 


(前編 第一回「小江戸川越農産物と食のまつり」2016年1月31日ウェスタ川越

http://ameblo.jp/korokoro0105/entry-12124147126.html

平蔵さんとコラボしたり、他のイベントに出たり、川越米を広めようとしてきたこれまで。

そもそも彼らが川越米を広めようと活動し始めたのが2015年で、

極選川越米プロジェクトチームを発足したちょうどそのタイミングで、

川越に川越Farmer’s Marketが誕生し、

一つの出店者としてFarmer’s Marketに関わるようになっっていったのです。

それから一年、

プロジェクトチームのメンバー含め自主企画として始めたのがこのカレーなる闘い。

米と言えば、カレー。カレーと言えば、米という切っても切れない繋がりから、

改めて双方の魅力を感じてもらおうとしていたカレーなる闘いだった。

全く同じ時期に、川越Farmer’s Marketに、極選川越米プロジェクトに、

さらに言えば上記川越市役所内で小江戸川越農産物と食のまつりに、と

農に関する3つの大きな動きが2015年に川越の中で同時に動いていたということは、

単なる偶然だったのでしょうか。それ以上に街の必然だったとしか思えないシンクロです。
 

 

「16時、終了です!!」
ご飯もなくなり、各店のカレールウもほとんどなくなったところで、闘いの終了時刻となりました。

「やり切った。。。」

長い長い激闘を終えて、どのお店の店主もやり切った表情を浮かべ、充実感に浸っていた。

どのお店も何百食というルウを用意し、朝から夕までずっとルウを注いでいたような状態でした。

そして、他の飲食イベントと違うのは、これで終わりではなく、まだ続きがあるということ。

そうです、投票結果の発表に移っていくのです。

16時に闘いが終わるとすぐに集計作業に入っていく。

投票箱が開けられ、もう数え切れないほどの参加者の票を計算していく。

あっという間に日が暮れ、夕闇に包まれたウニクス川越広場、

いよいよ、投票結果が発表される時がきました。
壇上に上がる仁居実行委員長、まずは各賞の発表から始まった。

それぞれの賞の担当から、賞状が授与されました。



・川越経済新聞賞 Te’PAN Le OMUS(川越市)
・ウォーカープラス賞 カラントサンク(東松山市)
・ウェスタ川越 館長賞  スマイルスパイス(狭山市)
・ウェスタ川越 県施設長賞 Backyard cafe(川越市)
・ウェスタ川越 市施設長賞 パンチラインガレージ(川越市)


審査員特別賞(審査員7名が選んだNo.1)には・・・

上尾市のキッチンニューほしのが受賞!

 

そして、最もカレールウを販売した販売王は・・・

 

前回覇者Onion majic 102が獲得!!
やはり王者は強かった。圧倒的な量を持ち込み、それを見事に販売し尽くしました。

いよいよ、最後の一つの賞の発表です。

最後に残されたのは、参加者の投票が最も多かったお店、
そう、カレー王の店名が呼び上げられる。

緊張の一瞬。ドラムロールが会場に響き渡る。

 

「発表します。第2回彩の国カレーなる闘い、カレー王は・・・

狭山市の狭山カレー工房りとるほっと。さんです!!」

 

どよめきと拍手が会場を埋め尽くす。

 

第二代チャンピオンベルトは、

Onion majic 102さんから狭山市のりとるほっとさんに移ることになりました!
 




第2回大会を無事に終えたカレーなる闘い、

この闘いは今後も第3回、第4回と続いていきます。

初回より確実にレベルが上がっていた第2回大会、

これからますます熾烈な闘いになっていくことは必至です。

りとるほっとさんを脅かす存在は現れてくるのか、いや、磐石の防衛を見せるのか!?
各地のカレー猛者たちは、王者の座を奪還するべく、

さらに研究の日々を送っていくことになる。
今後の闘いに目が離せません。

 川越米から始まったカレーストーリー。

彩の国カレーなる闘いは、お米と共に、相乗的に盛り上がっていくことでしょう。