川越style「クリスマスWORK SHOP&第5回Kawagoe canndle Night」 | 「小江戸川越STYLE」

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「時が人を結ぶまち川越」
川越のヒト・コト・モノ、川越物語りメディア、小江戸川越STYLE。
川越の現場で様々なまちづくり活動にも従事しています。
「小江戸川越STYLE」代表:石川真


一年も終わりを告げようとするこの時期は、
みんなどこかそわそわしていて、その雰囲気により時の経つのが早く感じられるものですが、

いつもあの空間に一歩入ると、時間の流れがゆったりしていることが、

一つの安全地帯のようでもありました。

慌しい時こそ、本当に必要なもの、大切なものがくっきりと分かるのだとしたら、

やっぱり今年も、大切な場を確認することができました。


 

今年もこの季節がやって来ました。川越の冬の恒例イベントなっているのが、

12月12日(土)「クリスマスWORK SHOP2015」&

「第5回目のKawagoe canndle Night」。

これは二つのイベントが合わさって一大イベントになっているのは今年も同じ。

日中は11:00~16:00で、「クリスマスWORKSHOP2015」として、 
クリスマスにぴったりのあったか可愛いワークショップとハンドメイド雑貨販売、
4つのキャンドルワークショップとハンドメイドキャンドル販売がありました。
そしてこのイベントが終わると、すぐに次のイベントの準備にとりかかり、

17:00から始まるのが、「第5回Kawagoe canndle Night」でした。
17:00頃点灯、

18:00頃からエンターテイメントゴスペルクワイアー「Glorious Crew」によるステージ、

19:00頃消灯という内容でした。

19時まで、小江戸蔵里の広場をイベントで19時まで使うというのは異例なこと。

このイベントだからこその、特別な時間を作ってくれていました。

主催のキャンドルスタジオ川越TwinTailさんは、

ウェスタ川越からほど近くの新宿町にある

本格的な技術を学べる川越唯一のキャンドル専門スクールです。

日本キャンドル・ハンドクラフト協会認定校で、
・キャンドルアーティスト資格取得コース

・キャンドルインストラクター資格取得コース

・キャンドルパティシエ資格取得コース開講中。

他にも各種出張教室・ワークショップ・家庭教育学級での講座も行っています。

TwinTailとしてイベントに出店することも多く、川越でキャンドルといえばという代表的な存在です。

(「川越ハンドメイドの雑貨市Vol.4」2015年9月19日、20日初の二日間開催

http://ameblo.jp/korokoro0105/entry-12076427529.html

 


(「第5回ベビー&キッズ マルシェ ままここ市」2015年12月5日開催)

 

http://ameblo.jp/korokoro0105/entry-12104390125.html

 

そしてTwinTail自らが主催となるこのイベントは、

 

回を重ねるごとに規模が大きくなり、関わる人も多くなって、どんどん楽しくなっているのを感じます。

それに感慨深いのは、

今年も毎週、毎月のようにどこかでイベントが開催されている川越で、
雑貨・ワークショップの一大イベントとして

一年の最後を締めくくるのがいつもこのイベントで、この会場に来ると、一年の終わりを感じる。

その時間を、あのキャンドルの灯りとともに浸れるのがとても気持ちよく、

個人的に好きなイベントでもあります。

 

日中のクリスマスWORKSHOP2015の出店者は、
ステンドグラス atelier LABOR
レンタルbox 天使の小箱
大人服・レジンアクセサリー・編み物etc... Handmede*works kokoko
ハンドメイド雑貨 pas
彫紙アートCOLORS 展示・販売
スイーツデコ・アロマグッズ スマイルサロン
羊毛フエルト おかめのほっぺ
ナチュラル小物MEME
デザイン書 書作家 山本翔麗
デザイン書 書道家 秋山紅樹

 

オリジナルテキスタイル +iicera plus+

出店しているのは、TwinTailの有田さんが招待した作家さんで、

有田さんの感性とつながっている作家さん、雑貨ばかりが集まり、

全体の雰囲気に統一感が出て居心地の良さがありました。

いろんな試行錯誤をしてきたこのイベントですが、

今回の雰囲気は今までで一番良くて、有田さんの感性が存分に発揮されていました。











作家さんに話しを訊くと、実は川越駅西口在住の人が偶然にも多く、

よくよく訊いてみると、西口エリアには物作りの作家さんが何人もいるのだという。

TwinTailさん自身が西口にあるスクールで、

昨年出店していたアートフラワーの「Gris blue」も西口にあるし、

今回出店しているおかめのほっぺさんも西口なんだそう。

住宅が多いというのもあるでしょうが、女性的なお店や作家さんが多いエリアになっています。

 

このイベントでお馴染みの出店といえば、彫紙アートCOLORSさん。


 


志木にある教室で、遠方から通う方も多い。彫紙アートというのは紙を一枚一枚彫って、

その紙を重ねることで一つの絵が出来上がるというアート。

正面から見ると描いてように見えますが、角度を変えて見ると実は紙がたくさん重なっているという作り。

「彫紙アートは川越の人の反応がいいんです」とCOLORSの佐川さんが話すように、

紙という素材、重ねるという楽しい趣向は、川越で絶対広まるはずと言い続けてきましたが、

じわじわとその唯一無二の魅力が知られるようになっています。

COLORSさんは、2015年11月の川越織物市場での「アートクラフト手づくり市」にも出店していました。

(「アートクラフト手づくり市in織物市場2015」11月14日15日旧川越織物市場

http://ameblo.jp/korokoro0105/entry-12096482650.html

 

雑貨販売だけでなく、ワークショップが多いのも特長で、

 

他のイベントではなかなか見られないものが多かった。

クリスマスにちなんだものもたくさんありました。

天使の小箱さんは、ミニチュア・クリスマスDOOR作り。

 

 

 

koyuriさんはキャンドルカバー作り。

 

今まで多くのイベントに出店してきたkoyuriさんが、初めて行うというワークショップで、川越初。


 

そして目玉でもあるキャンドルワークショップは、

 

キャンドルスタジオ川越Twin Tail
オリジナルキャンドル Kuri Candle
所沢 キャンドル工房 Kivi Candle
新座 キャンドル教室 La Luce(ラ ルーチェ)
東松山・森林公園・熊谷 le vent nouveau 『ラバン』1dayレッスン専用サロン
狭山 キャンドルアトリエ狭山95

といった教室を主宰している作家さんが講師となり、キャンドル作りを楽しむことができました。

中にはTwinTailのスクールを卒業した生徒さんもいて、活躍できる場ともなっていました。

(狭山 キャンドルアトリエ狭山95さんの作品)

 

キャンドルワークショップのブースは常に子どもから大人まで引っ切りなしで、

 

キャンドル作りに夢中になっていました。

ワークショップで作ることができたのは、

雪だるまキャンドル、クリスマスツリーキャンドル、

雪の結晶キャンドル、ほっこりリースとキャンドルの4つ。



キャンドル作りは、色とりどりのキャンドルを選んで、割ったものを型の中に入れます。

その上に、熱した透明な蝋を入れて、溶かして固める。

固まったキャンドルを型から外して芯を出し、好きなようにペイントしたら完成。

 

うん??

 

キャンドルが完成したと、受け取りに来たのが、人ではなく・・・クロミ。

この日も広場の子どもたちと触れ合いながら、自分でもキャンドルを作ってみて、

出来上がりに満足そうでした。ネコまでやってみようと思わせてしまうキャンドル作りの楽しさ。

ミケさんは、蔵里の入口でお客さんにイベントの案内などを頑張っていました。

 

午後になっても広場は人が途切れず、

 

最後まで雑貨やワークショップを楽しむ人で賑わっている広場。

午後になるとまったりすることが多いのがイベントですが、

このイベントに関しては午後から人がやって来たり、なんだかソワソワしているのが伝わってきたり、

独特な空気感があります。きっとそれは、あの時間を待っていたんですね。


日が傾き始め、辺りが暗くなるのと反比例するように人の期待が高まっていく。

16時、日中のワークショップイベントが終わると、夕方から始まるのがもう一つのイベント、
「第5回Kawagoe canndle Night」です。
開催時間:17:00頃点灯 
18:00頃からエンターテイメントゴスペルクワイアー「Glorious Crew」によるステージという内容でした。

19:00頃消灯

 

雑貨、ワークショップブースの撤収と同時進行的に、

 

蔵里の広場の地面には、500本のキャンドルが敷き詰められていく。

このキャンドルは、作家さん自身の提供のものが多く、

キャンドルスタジオ川越Twin Tail
オリジナルキャンドル Kuri Candle
所沢 キャンドル工房 Kivi Candle
新座 キャンドル教室 La Luce(ラ ルーチェ)
東松山・森林公園・熊谷 le vent nouveau 『ラバン』1dayレッスン専用サロン
狭山 キャンドルアトリエ狭山95

さらに、ここには川越の人たちの温かい想いが寄せられていたんです。

 

「川越キャンドルナイト」というのは、もともとはTwinTailさんはじめ、

 

作家さんが自分たちのキャンドル作品を持ち寄って灯していたところから始まりました。

皆さんによる川越へのクリスマスプレゼントが「川越キャンドルナイト」でした。

「キャンドルナイトを楽しんでもらいたい」

その一心で開催していましたが、

ただ、これを毎年のように続けようと思うと大変なこと。

本数もかなり必要になるし、すべてが自分たちの負担で開催していた。

川越キャンドルナイトは、例えば他の街であるような行政が関わるキャンドルナイトや、

川越の中でもあるイルミネーションとは実情が違っていて、

完全に個人が想いだけで開催していて、想い純度100%が蝋に溶かされ、

灯りはさらに綺麗に輝いていました。

ただ、それを続けていくのは大変なこと。。。

そういう事情を知る人たちが、キャンドルナイトを楽しませてもらうだけでなく、

何か応援できることがないかというところから、次々と人の輪が繋がっていきました。

こうやって広がっていくのが川越のいいところです。

応援を申し出てくれたのは、キャンドル作家さんというより、

キャンドルに直接関係なくてもこのイベントが好きな人たちで、

自分たちにできるやり方でキャンドルナイトの応援に加わっていきました。

その一つが、ウニクス南古谷にある天使の小箱。

(第8回「天使の小箱ハンドメイドふぇすた」2015年6月20日開催

http://ameblo.jp/korokoro0105/entry-12041854009.html

天使の小箱は、昨年キャンドルツリーを制作して蔵里の広場に設置していましたが、

今年はさらに協力を深めて、講師の先生たちによる事前のキャンドル作りを行っていました。

そのためにまず、講師やスタッフがTwinTailのキャンドル講習を受けに行き、

そこで習ったものを天使の小箱に集まった講師陣に教え、

たくさんのキャンドルを制作するという徹底ぶり。



(天使の小箱での制作風景)

講師が手作りしたキャンドルはその後、12月12日に蔵里に運ばれ、

夕方の点火を待ち構えていました。

 

それに川越の書道家秋山紅樹さんの存在。

 

「灯心書道教室」書道家紅樹さん 書の可能性を広げる

http://ameblo.jp/korokoro0105/entry-11993916762.html
紅樹さんは以前から書とキャンドルのコラボを行っていて、今年で3回目。

毎年斬新な発想で書とキャンドルの新たな可能性を切り拓いています。

今年はどんなコラボを魅せてくれるのかと期待していたら、

蝋を紙として大作の書を書ききっていました。


 

そして岸町にあるスタートランドさんも、このイベントを盛り上げようと後押し。

 

用意したキャンドルに子どもたちに絵を描いてもらい、

それぞれの夢を書き込んでもらおうというワークショップを開催してキャンドルを用意しました。






 

いろんな場所、時間で作られていたキャンドルたち。

 

それらは全てこの日のために作られ、ここに集まり、キャンドルナイトで灯されることになっています。

数字として本数が昨年よりもさらに増えていますが、

人の温かみに溢れ、それがキャンドルの灯りをさらに明るいものにするようでした。

そして個人的にもこのキャンドルナイトは、川越の街にあって欲しいという想から、

協賛として応援することにしました。【協賛】川越style、iicera、天使の小箱、スタートランド。

他にも出店者が協賛になるというところに、このイベントのことを大事に思っていることが伝わってきます。

iiceraさんというのは、都内のセレクトショップを中心に活動している作家さんで、
川越では笠幡の雑貨店「MAISON BLANCHE +(メゾンブランシェ プルシュ)さんで取扱いがあります。

(MAISON BLANCHE +「第7回 雑貨屋の庭でやる小さなマーケット」2015年11月1日

http://ameblo.jp/korokoro0105/entry-12093172079.html

この日は布作家さんとコラボした出店で、

ワークショップはキャンドルをモチーフにした

くるみボタンの髪留めや携帯ティッシュケースなどを開催していました。

 

 


 

 

 

今となっては、川越のキャンドルナイトの灯を消さないよう、

 

多くの人が協力、協賛して成り立っているのがこのイベントでもあります。

そして大きな転換点でしたと有田さんが話していたのが、昨年から始まったゴスペルコンサート。

エンターテイメントゴスペルクワイアー「Glorious Crew」が

キャンドルナイトに合わせてライブを行ってくれ、

キャンドルの灯りを見つめながらゴスペルを聴くという極上の時間は、

キャンドルナイトの魅力をさらに高めました。
「Glorious Crew」のことは、昨年のキャンドルナイトの際に取材に行っています。

(「Kawagoe Candle Night~2014 Christmas~蔵里」

http://ameblo.jp/korokoro0105/entry-11958575641.html


17時。たくさんの人の想いを込めて、

いよいよ、「第5回Kawagoe canndle Night」開演です。。。♪














 

 

 

 






 

火と水。

 

水は清浄を表し穢れを清めてくれ、火も同じように邪念を焼き尽くしてくれると信じられてきた。

火を見つめることの癒し、

一年の最後に火で汚れを落としたいという心理、

素敵だと思う根底には、火にあやかり、火の周りに集まりたいという

根源的な人の本能があるのだと思います。

 

キャンドルの灯りに惹かれていつの間にかここまで大きくなったイベントは、
これからもキャンドルの灯りがいろんな人と人を繋げてくれると思います。

 


Merry Christmas。。。♪


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