軽井沢高原文庫 -172ページ目

マーティン・スコセッシ監督の映画「沈黙ーサイレンスー」完成(遠藤周作原作)

遠藤周作原作『沈黙』の映画「沈黙ーサイレンスー」がアメリカで完成し、12月の米公開前に(日本での公開は来年とのこと)、5日ほど前、東京・六本木で監督のマーティン・スコセッシ氏が記者発表を行いました。私はまいりませんでしたが、私の複数の知人が参加しました。出演はアンドリュー・ガーフィールド、リーアム・ニーソン、アダム・ドライバー、窪塚洋介、浅野忠信、イッセー尾形、塚本晋也、小松菜奈、加瀬亮、笈田ヨシほか。配給はKADOKAWA。撮影ロケは主に台湾で行ったとのこと。今年は遠藤周作『沈黙』が世に出て50年という区切りの年。17世紀江戸初期における、激しいキリシタン弾圧の中で、「人間にとって本当に大切なものは何か」を描き出した壮絶なドラマが、どのように映像化されているか、今から楽しみです。なお、長崎市遠藤周作文学館は今年8月、限定版『沈黙』を単行本として刊行しました。遠藤氏のサインも印刷されています。定価1700円(税別)。

2017深沢紅子カレンダー「野の花」を通信販売します。

2017深沢紅子カレンダー「野の花」を通信販売いたします。このカレンダーはもう30年ほど続く定番のカレンダーで、絵柄は毎年、すべて変ります。12絵柄、短冊形(サイズ42.0×18.9cm)。今年の各月の絵柄は、すいせん、芽、さくら草、花みづき、ふじ、玉あじさい、野のゆり、はまなす、そばなとあざみ、おみなえし、しもつけ、からす瓜です。定価は1600円(税込)。送料は2部まで400円、3部以上は600円~。お申し込みは下記まで。なお、絵は後で切り取り額に入れて飾ってもいいですよ。画像はホームページ・トップに掲載しました。ご覧ください。

 

<お申し込み先>

軽井沢高原文庫

E-mail:kogenbunko@yahoo.co.jp 

℡:0267-45-1175  FAX :0267-45-6626

〒389-0111 長野県北佐久郡軽井沢町塩沢湖202-3

 

 

 

落ち葉の洪水

毎朝、開館前の、庭の落ち葉集めの量がここへきて急激に増えてきました。軽井沢はもう晩秋といったところでしょうか。けさも、50cm×50cm×高さ1mほどのビニール袋7~8杯の落ち葉を集めました。今日集めたのは、カツラ、ハルニレなど。集めた落ち葉は腐葉土にするため、別の場所へ運びます。この作業は11月中旬まで続きます。11月3日の「文化の日」の頃には、気温の変化にもよりますが、多くの木の葉が落ちていることでしょう。その頃にはもう、軽井沢は初冬の景色になっているかもしれません。しかし、紅葉は11月上旬頃まで楽しめますので、どうぞご安心ください。

軽井沢の紅葉

軽井沢の紅葉は、今がちょうど見頃のようです。きのう午後、文学散歩で旧軽井沢を2時間ほど、参加者の方と歩きました。軽井沢銀座には人が驚くほど出ていました。つるや旅館のあたりから、ショー記念礼拝堂前、二手橋付近もきれいでした。一方、当館そばの塩沢湖畔も、落葉広葉樹の多くが美しい彩りを見せています。ハロウィンの仮装をした子供たちも多く見かけます。さきほど、御代田のpace aroundで個展をされているニューヨーク在住の造形作家、宮森敬子さんが、一週間ほど前に来日したというパートナーのマイケルさんと、そのご母堂メリージョーさんと一緒に来館されました。お二人は京都、広島、横浜、東京と回り、軽井沢のあと、金沢へ行き、横浜に戻り、帰国されるとのこと。80歳のメリーさんは、当館の1階の壁を覆っている、浅間山の噴火した溶岩の壁を見て、「ビューティフル」と一言。なお、軽井沢は今日、第7回サンスポ軽井沢リゾートマラソンが行われており、午前中は町内の一部で交通規制が敷かれています。

本日、軽井沢文学散歩があります。

本日午後、当館主催の軽井沢文学散歩が開催されます。軽井沢の天気は晴れ。本日、散策するのは旧軽井沢エリア。軽井沢銀座の軽井沢観光会館を起点に、反時計回りに、二手橋付近、愛宕山下、桜の沢周辺など、半径1キロ圏内の、徒歩で歩ける範囲をゆっくり歩きます。昨日、下見に行ってきました。きのう、そして現在と、配布資料の作成などを行っているところ。なお、この文学散歩は、これまで四半世紀ほどの間、年数回ずつ(2~4回位)、おこなってきました。当館にとって息の長い事業の一つになりました。複数回、ご参加になられた方もおられます。軽井沢には、軽井沢ナショナルトラスト、軽井沢観光ガイドの会、軽井沢町追分宿郷土館、軽井沢町植物園、ピッキオなどが、それぞれ得意の分野で、体験型ツアーを行っています。当館の場合、やはり<文学>に特化したそれと言えるでしょうか。だいたい、新緑のもっとも美しい(と私どもが感じる)5月20日前後と、紅葉のもっとも美しい(同)10月の今頃に、行事をおこなうようにしています。皆さまも、いつか参加なさってください。

ハロウィン仮装でタリアセンに行こう、明日から

「ハロウィン仮装でタリアセンに行こう 今年はポケモン仮装もあり」イベントが、明日から2週連続で週末に開催されます。10/22(土)、23(日)、29(土)、30(日)4日間。軽井沢タリアセンにハロウィンかポケモンの仮装をしてご来園頂いた方には入園(通常大人800円)が無料になる(①)ほか、さらにハイグレードな仮装の方にはボート(通常700~2000円)も無料になります(②)。軽井沢における紅葉の名所の一つ、<塩沢湖>の秋の新しい催しとして、数年前から始まり、好評を博しています。なお、このほかにも、「木の葉隠れハロウィン島」「ハロウィンガーデニングとかぼちゃセール」「ハロウィン衣装無料貸し出し」「秋限定!炭火ロースターいい肉祭り」などが現在、開催中です。

 

①仮装レベル MIN 特典*入園無料

   平服+ハロウィン帽子orマント etc.(人が見てハロウィンまたはポケモンの仮装をしているとわかる状態です)

②仮装レベル MAX 特典*入園無料とボート無料券

 被り物+衣装+靴+メイク+小道具+etc.(全身完璧なハロウィンまたはポケモン仮装の状態) 

 ※雨天の場合など、ボート無料券は他の特典に変わることがあります。

 ※軽井沢タリアセンの駐車料金は現在無料。

 

軽井沢は紅葉が見頃になってきました。

軽井沢は、このところの朝晩の冷え込みもあり、紅葉が見頃になってきました。当館の前庭にあるモミジもてっぺんから真っ赤になり、現在、それが上から4分の1ほどの高さまで下がってきました。このモミジは、頂からゆっくり時間をかけ、下まで赤く染まってくるという、なんとも不思議なモミジです。なお、軽井沢は朝、明るい靄(もや)がかかっていましたが、こういう日は決まって晴れるのです。地元の小学校の校歌にも歌い込まれています。案の定、やがて青空が広がり、すがすがしい秋晴れとなりました。けさは、当館の文学散歩にも数回、ご参加くださった東京のSさんが、首から大きなカメラを提げ、奥様と来館くださいました。さきほどは、会員のAさんが高校時代のご友人と栃木からいらっしゃったところです。また、鎌倉からご家族で来られたという年配女性は、紅葉を見に軽井沢を訪れましたと私に話されていました。

10/22(土)13時~、当館主催の軽井沢文学散歩(旧軽井沢編)開催!

今週の土曜日の10/22(土)13時~、当館主催の軽井沢文学散歩(旧軽井沢編)が開催されます。紅葉のはじまった旧軽井沢の別荘地の森のなかを、約1時間半、ゆっくりと、皆さまと語らいながら、めぐりたいと思います。この機会に、軽井沢の秋を散策しませんか? 以下、概要を記します。

 

文学散歩 晩秋の旧軽井沢を歩く~旧軽井沢ゆかりの作家たち編~

旧軽井沢に点在する文学ゆかりの場所、作家ゆかりの別荘等を学芸員がご案内します。

[日時]10/22(土)午後1時~2時半 

[参加費]一般1000円、友の会会員800円 

[定員]15名(要予約)

[講師]当館学芸員 

[集合場所]旧軽井沢銀座の軽井沢観光会館(0267-42-5538)に午後1時集合

 ※詳しい見学場所等はお問い合わせください。  

→ご予約・お問い合わせ先:℡0267-45-1175(軽井沢高原文庫)

 

長崎、大分に行ってきました。

おととい、きのうと、長崎、大分に行ってきました。おとといは、長崎市の遠藤周作文学館へ「沈黙」「深い河」草稿ほかを返却に行きました。学芸員の北村沙緒里さんにご確認いただき、無事、資料をお返しすることができました。長崎ではひとつ、嬉しい出来事もありました。遠藤文学館は海を臨むすばらしい場所に立っているのですが、今回、初めて、海に浮ぶ五島列島を西の海に眺めることができました。飛行機の中では、例によって遠藤作品を読みました。その後、300キロほど高速道を車を走らせ、大分へ移動。私はまだ野上弥生子氏の故郷・臼杵を訪れたことがありませんでした。きのうは午前中いっぱい、臼杵町並み観光案内ガイドの笹山昭義さんに野上さんゆかりの場所(生家、学校跡など)や、大友宗麟や稲葉氏など臼杵を代表する人物ゆかりの場所、図書館やこども図書館などを、丁寧に、詳しくご案内いただきました。野上さんのご実家、小手川酒造では、21年前、当館で「野上弥生子と漱石の時代展」を開催した折、わざわざ軽井沢まで足を運んでださったという安東忠さんにも偶然、お目にかかりました。国宝臼杵石仏、国宝宇佐神宮なども見学し、夕刻、大分空港から羽田行き飛行機に乗り、九州を離れました。

全国的な秋晴れ

きょうは全国的に秋晴れのようです。軽井沢も朝から、すっきりとした空気と、青い空が見えています。きょうは午前中、当館から南へ300メートルほど行った風越(かざこし)公園で、町の大規模な防災訓練が行われます。サイレンが鳴ったり、発炎筒を使ったりするようです。当館は、昨日から、今年度最後の展示が始まりました。また、これからしばらくの間、断続的に、前の展示でお借りした資料の返却があり、それらのすべてが終わるまで、私たちにとっては気の抜けない日々が続きます。きょうは、堀辰雄文学記念館への資料返却などがあります。なお、けさ、開館の準備をしていましたら、裏庭にイノシシが土をたくさん、掘り返した痕がありました。