軽井沢高原文庫 -170ページ目

本日と明日、軽井沢演劇部「ある死刑囚の手紙」朗読会(東京)が開催されます。

いよいよ本日と明日、軽井沢高原文庫・軽井沢演劇部「ある死刑囚の手紙」朗読会が開催されます。会場は、東京・明大前のキッド・アイラック・アート・ホール。公演は本日19時~、明日13時~、同17時半~の計3回。出演は、坂本岳大、岩﨑大(Studio Life)、山本芳樹(Studio life)、矢代朝子の4氏。本日のトークゲストは加賀乙彦氏です。明日も素敵なトークゲストをお迎えする予定です。なお、本公演チケットは現在、満席となっております。どうぞご了承ください。

就労支援センターひゅーまにあ軽井沢が初の「RATTA RATTARR展」開催

きのう、当館から車で5分ほどのルヴァン美術館で開かれている「RATTA RATTARR展」という、一風変った展覧会をのぞいてきました。主催しているのは、「障がいのある方の就労をサポートします」をモットーに活動する、就労支援センターひゅーまにあ軽井沢。会場近くに昨年から同センターの施設ができ、障がいのある方が職場への就労と定着(就労移行)ができることを目指し、障がいのある方と生活支援員が一緒にクラフトやデザインといったいくつかの分野で、作品制作のトレーニングをおこなっているとのこと。うかつにも、私はこの活動を知りませんでした。今回の展覧会は、同センターの活動の一端である、絵画(デザイン)と機織(クラフト)の二つの部門を取り上げ、障がいのある方が実際に制作した作品(具体的には平面の絵画作品と鍋敷き)を紹介するという形で、ディスプレイされています。会場には、同センターの活動理念に影響を与えたというスウェーデンのFormverkstanを通じ、スウェーデンの障がいのある方が描いた絵画や、スウェーデンの機織り機や織物材料なども展示されていました。会場におられた生活支援員の一人、Oさんという若い女性とすこし立ち話したところ、彼女は東京オペラシティに3年、直島の福武財団にも半年おられ、現在のお仕事に就かれたとのこと。いまの仕事にやりがいがあります、とも話されていました。もう一人、会場におられた生活支援員のYさんという若い女性は、ヨーロッパや北欧の工芸作品を私的旅行や研修で見たり、学んだりなさった、とおっしゃっていました。私も会場をめぐりながら、障がいのある方がつくられた作為のない、非常に質の高い作品に、深い感銘を受けました。展示は2016.11.13~11.20まで。無料。なお、RATTA RATTARR(ラッタ ラッタル)というのは、ART ART ART ARTを分解して、再構成した言葉で、造語とのこと。

 

 

祝 「福岡伸一の動的平衡」が50回を超えました

朝日新聞に昨年12月から、毎週木曜日に掲載されている「福岡伸一の動的平衡」が最近、50回を超えました。このコラム、とても面白いです。私は毎回、切り抜いています。福岡伸一氏は生物学者。私がとくに面白いと思ったのは、たとえば次のコラム。タイトルのみ記します。6「音楽と生命のリズム」(2016.1.7)、8「トカゲを振り向かせる方法」(2016.1.21)、9「哀れ 男という「現象」」(2016.1.28)、10「「DNAとは」では伝わらぬ科学」(2016.2.4)、11「「壊すこと」の意義」(2016.2.11)、19「弱者の巧みな戦略」(2016.4.7)、22「鳥には見えている」(2016.4.28)、25「記憶はつながりの中に」(2016.5.19)、29「男性の起源は女性 いばるな男」(2016.6.16)…です。この選択には、私の好みや今の関心も反映されているでしょうから、相当偏りがあると思います。皆さまも、よろしかったら、ご覧になってください。

通信88号を編集しています。

館報「軽井沢高原文庫通信」第88号の編集を始めています。今回、4人の方に原稿依頼し、うち3人からはすでに原稿を頂戴しました。残りお一人の方に、きのう、お電話したところ、ずっと入院されていたとのこと。電話口の向うで、その80代の詩人の方は、気になっていました、きのう戻りましたので、すぐ書きます、とこちらが恐縮するようなお言葉を話されていました。誌面では、そのほか、冬季休館のご案内や夏季特別展「130年の軽井沢」展示資料全データなどを掲載する予定です。会員の方には12月中旬頃までにお送りいたします。

落ち葉集め、終了

きょう、午前中いっぱいかかって、軽トラック(ダンプ)で、当館の庭の落ち葉をすべて、片付けました。つなぎ服で、熊手とブルーシートを使って。これで紅葉シーズンも終わりということになります。このあと、庭の一部の植木に雪囲いをしたり、ということなどが少し残っていますが、ひとまずほっとしました。これで、平地にいつ雪が降っても、もうだいじょうぶです。

 

本日は快晴。

本日は快晴。青い空。風はありません。浅間山は白い帽子をかぶっています。きょうは、平地で気温がぐんぐん上がっているようです。8月半ばからの長雨で、お客様の出足が鈍かった反動というわけではないでしょうが、10月および11月は、軽井沢を訪れるお客様は、例年よりだいぶ多いように見受けられます。なお、当館では、今年度の営業もそろそろ終わりに近づいています。先月から、日常業務に加え、ミュージアムショップの商品の棚卸し、委託商品の書籍の精算などを少しずつ、おこなっています。皆さまも、これから年末に向け、お忙しくなることと存じます。どうぞ体調管理に十分、ご留意なさってください。もう一つ。きのう、詩誌「歴程」600号を同誌発行所より送っていただきました。600号というのはすごいですね。270頁の大冊。創刊は1935年(昭和10)5月。草野心平氏がずっと、引っ張ってきた魅力的な同人雑誌。「歴程とわたしとあとがき」という新藤凉子氏の異色の跋文を、興味深く拝読したところです。

今年最後の紅葉を見に軽井沢にお出かけください。

軽井沢の紅葉は、今年は例年より一週間から10日ほど、のびているようです。しかし、軽井沢において、紅葉を楽しめるのは、この週末がおそらく今年最後の週末となるでしょう。この紅葉を見学に、どうぞ軽井沢にお出かけください。おととい、加須市文化協会38名様の来館があり、館の周辺を案内させていただきましたが、皆さま、紅葉がきれいなのを喜んでおられました。参加者のお一人は、前日に奥多摩の御岳に紅葉を見にいらっしゃったそうですが、軽井沢のほうがずっときれい、とおっしゃっていました。天候異変により、所によりばらつきがあるようです。そのお客様たちから、いま、ちょうど庭で目につく、褐色のウバユリについてのご質問を多く受けました。ウバユリはいま、種が飛び散った後の状態にあり、その足元に小さな種をたくさん、見出すことができます。お客様の中には、それらを拾い、財布に大事そうにしまっている方もいらっしゃいました。

 

軽井沢演劇部「ある死刑囚の手紙」朗読会(東京、11/18・19)開催まであと1週間となりました。

軽井沢高原文庫・軽井沢演劇部「ある死刑囚の手紙」朗読会(東京、11/18・19)の開催まであと1週間となりました。会場は、東京・明大前のキッド・アイラック・アート・ホール。公演は3回。出演は、坂本岳大、岩﨑大(Studio Life)、山本芳樹(Studio life)、矢代朝子の4氏(11/18はゲスト・加賀乙彦氏)。最近、軽井沢演劇部の矢代部長から、当日のプログラムデータをお送りいただきました。これを印刷し、当日の参加者の方々にお配りする予定です。本公演は、軽井沢演劇部の今年最後の公演ともなります。なお、本公演チケットは現在、3回ともに満席、キャンセル待ちとなっております。なにとぞご了承ください。

 

落ち葉掃き&集め

このひと月ほどの間、毎朝、落ち葉掃き&集めをしています。この仕事ももうそろそろ終わりに近づいています。一番遅くまで葉をつけているモミジがそろそろ葉を落とすからです。このモミジと、あちこちに溜まった落ち葉を最後は軽トラックで回収し、腐葉土をつくっている場所にもって行きます。その付近には軽井沢では珍しい田んぼがあります(軽井沢は標高が高いため、水田はほとんどありません)。すでに稲は刈り取られています。私はきのうは午前中で早退し、家で薪割り、庭の落ち葉掃きなどをして過ごしました。陽射しが出ていれば、気温は低くとも、体を動かしてもいるので、体感温度は高く感じられます。体の節々が筋肉痛で痛みますが、それもこの時期特有のもので、考えようによっては心地よいものです。

師走並みの寒さ

きょうは師走並みの寒さだそうです。きょうの軽井沢の予想最高気温は5度。昨日は、一日、展示入れ替え作業で、詰めていました。昨日は、加賀乙彦館長に来年、講演を頼んだというある弁護士さんが、東京からこられました。また、本欄で、訃報記事を記した故・戸谷邦弘氏(元八十二銀行副頭取)のご子息という方が、こちらも東京からご挨拶にお見えになりましたが、私は展示替えのため、お会いできませんでした。新展示はなんとかスタートいたしました。朝日新聞に連載されていた「本と生きる」がきのう、14回をもって終了しました。最終回は、出版社ミシマ社を2006年に創業し、東京・自由が丘と京都のオフィスで、社員とアルバイトの10人で奮闘を続けている、三島邦弘氏が登場されています。この中で、三島さんが、いま、さかんに話題になっているAI(人工知能)に関連して、「遠からず確実に、人工知能の「AI作家」時代が訪れるでしょう。」「ただ、蓄積されたデータから導かれる物語は、グルメサイトで星の数がわかっている店に行くのと似ています」「面白さって、未知のものと出会うことだと思います。まだ知らない世界へ読み手を連れ出せるか。活路はAIの及ばないところにあるはずです」と話されているのは、面白いと思いました。(なお、別の意味で、日経が最近、「AIと世界 2045年を旅して」と題して第一面で扱った連載も、今後の潮流を指し示す興味深い記事でした。ここでいう2045年は、AIが人間の知能を超える「シンギュラリティー(特異点)」と予測された年。発明家で米グーグル在籍のレイ・カーツワイル氏が予測。AIが自らAIを作り始めたり人の脳をコンピューター上に再現したりすることが考えられるのだそう。)