マーティン・スコセッシ監督の映画「沈黙ーサイレンスー」完成(遠藤周作原作) | 軽井沢高原文庫

マーティン・スコセッシ監督の映画「沈黙ーサイレンスー」完成(遠藤周作原作)

遠藤周作原作『沈黙』の映画「沈黙ーサイレンスー」がアメリカで完成し、12月の米公開前に(日本での公開は来年とのこと)、5日ほど前、東京・六本木で監督のマーティン・スコセッシ氏が記者発表を行いました。私はまいりませんでしたが、私の複数の知人が参加しました。出演はアンドリュー・ガーフィールド、リーアム・ニーソン、アダム・ドライバー、窪塚洋介、浅野忠信、イッセー尾形、塚本晋也、小松菜奈、加瀬亮、笈田ヨシほか。配給はKADOKAWA。撮影ロケは主に台湾で行ったとのこと。今年は遠藤周作『沈黙』が世に出て50年という区切りの年。17世紀江戸初期における、激しいキリシタン弾圧の中で、「人間にとって本当に大切なものは何か」を描き出した壮絶なドラマが、どのように映像化されているか、今から楽しみです。なお、長崎市遠藤周作文学館は今年8月、限定版『沈黙』を単行本として刊行しました。遠藤氏のサインも印刷されています。定価1700円(税別)。