『キャビン』 THE CABIN IN THE WOODS 2011年・アメリカ
ガッツリと怖い映画が観たい。さあ観よう。
始まって早々の笑わせポイントで、少し、気づく。
ぃやいや、そうか、なるほど。
会話で笑わせて、シチュエーションで怖がらせるタイプか。観よう。
･････うん、コレ、違うわ。
悟った時には、もうかなり進んでいた。
『死霊のはらわた』的な『スクリーム』的な、いっそ『人狼村 史上最悪の田舎』的な、アッチ系。
ホラーを丸ごと楽しんじゃおう系。
オマージュでパロディで、知ってるオカルトがわんさか。
ホラーの歴史が、わあわあ飛び出す。
ここ、笑っていいのよね？の連続。
途中からは、むしろ笑っていこう精神。ドンマイ！
イケてる男子がクリス・ヘムズワースで、驚く。
襲われ女子のクリステン・コノリーが、佐藤かよポリスに似ている。
クスリ男子のフラン・クランツが、良い塩梅。
ネクタイ中年２人組が、とにかく見かけるブラッドリー・ウィットフォード。
そして、リチャード・ジェンキンス！笑いの達人か。『ステイ・フレンズ』の父親役も印象深い。
ドリュー・ゴダード監督は、なかなか終わらないシリーズ『LOST』出身。
『ワールド・ウォーＺ』の脚本参加したりと、ホラー大好きぶりがダダ漏れ状態。
脚本のジョス・ウィードンと一緒に、わあわあやってる。
ホラーなネタ宝庫であるから、日本推しもあったり。
ドタバタやジワジワや、観たことあるパターンが目白押し。
もしかしたら、笑ってはいけないところで笑っていた可能性も高い。
それでもこういう物件は、楽しんだ者勝ち。
だって、これは―
すみません、ここからネタバレします。未見の方はここでページを閉じてくださいませ。
ホラー版『モンスターズ・インク』だから。
そのまんまなのだもの。ドンマイ！
WOWOW
[関連作品]
ドリュー・ゴダード（脚本） 『ワールド・ウォーＺ』
ジョス・ウィードン（監督） 『アベンジャーズ』
クリス・ヘムズワース 『マイティ・ソー/ダーク・ワールド』『ラッシュ/プライドと友情』
リチャード・ジェンキンス 『ステイ・フレンズ』
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