『アベンジャーズ』 THE AVENGERS 2012年・アメリカ
ブログ開設以来、備忘録として書いているというのに、書くのを忘れていた。脳が末期。
とにかくハチャメチャ。
それを無心で甘受して楽しむムービー。
バーサーカーなハルクがいて、金満アイアンマンがいて、時空を超えたキャプテン・アメリカがいて、マッチョ神ソーがいて、ラバースーツな美形ブラック・ウィドウがいて、この人誰だっけ?なホークアイがいる。
ヒーロー大集合。
力を合わせて街を壊す。
ハルクが暴れる。周りがドン引く。
この構図がまさに笑いの基本、テンドンを実践。
ウケないわけがない。
キャプテン・アメリカの指揮が冴える。
お前はあっち、君はこっち、アレしてコレして、パン買ってこい的な。
誰も文句を言わない、ナゼなら彼はキャプテンだから!
超大国アメリカを背負っているのだから!!!
今、どうして急に興奮したのか自分でもわからないのですけれども、そのくらいの勢いで後半ハッチャケる映画、それがアベンジャーズ。
前半は小ネタの連続。なかなかハッチャケない。
いきなりガーッと来てウーッとなってワチャー!!となると予想していたら、ゆっくりめな立ち上がり。
睡魔も忍び寄ったり。
でもそんなの関係ない。小島よしおの声で再生しては負けである。
ストーリーは2の次。
心理描写は3の次。
もはやアメリカ、守りたいのか出直したいのか、どっちだ。どっちですか?
その一帯で犠牲者何人かとか、この映画はこの流れでいいのかとか、考えたら負けである。
祭りだからか、出演陣は一様に楽しげ。
殊に、ハルク役のマーク・ラファロ。
この人は初見かな?と思ったら、もう何本も観ていた。今回、とてもいい。
キャプテン・アメリカ役のクリス・エヴァンス、肉体が暴走している。
体と生真面目さで笑いが生み出せるのは、才能だ。
ジョス・ウィードン監督はなかなかのプレッシャーだったと思われる。
これはたぶん、大成功。よかった。
観終わってしばらく経った今、アイアンマンよりも先に浮かぶハルクの顔。
そのハルクを操った人員を始め、この映画1本で、キャスト・スタッフに大きな雇用が生まれた。
雇用を生み出してこその、映画産業。
日本の皆さん、これが映画産業です。
ヒーローたちはアメリカを、産業を支えている。ご苦労様です。
祭りの後も、楽しかったのは儲けもの。
3Dスクリーン
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