キック・アス/ジャスティス・フォーエバー

『キック・アス/ジャスティス・フォーエバー』 KICK-ASS 2 2013年・アメリカ・イギリス 


前半、ずっと爆笑。
後半、ほとんど、しょんぼり。サメ以外。

あまりにも前作を愛しているためか。どうでしょうか。
この続編、これでいいのかわからんちん。

今回は何やら、殺戮がえげつない。
前作は、爽快感が残ったものだけれども。

と、まるで、昔の女と比べてしまう男状態で振り返ります。

前半、矢継ぎ早に繰り出される言葉遊びには爆笑。
言葉狩りな世の中へのアンチテーゼが、痛快。

序盤から始まる猛スピード。
それに比べて、後半が少々ゆったり感だったろうか。


いきなりムキムキなキック・アスが登場。
ひ弱っ子だから面白かったのだけれども、演じるアーロン・テイラー=ジョンソンの出来上がり度がハンパない。室伏広治状態。

クロエ・グレース・モレッツのヒット・ガールはやはり、ハマり役!
その勇姿見たさの観客が大半。なのに、出し惜しみ。せつない。

レッド・ミスト改めマザー・ファッカーは最高!
クリストファー・ミンツ=プラッセは、間が実に良い。

ジム・キャリーは風貌が相当に変化しており、もう、ジム・キャリーとは分からないレベル。
が、アカデミー授賞式では以前のジム・キャリーであった。マジック。

監督は、ジェフ・ワドロウに代替わり。
前作のまま、クラウディア・シファーの夫マシュー・ヴォーン監督でよかったんじゃないかなあ。と、監督を決めたのは、製作のマシュー・ヴォーンご本人なので何も言えない。


仲間を増やす方向で。
ヒット・ガールは思春期の方向で。

新たな仲間は、片や爆笑。
片や、やりすぎ感。

キック・アスの魅力は、完全なるバカバカしさにあった。
だから、もっとバカバカしくていいんだよ。

なんてことを言いつつも、それでも好き。
昔の女を懐かしむ男の気持ちが、今なら本気で分かる。気がします。



映画 スクリーン

[関連作品]
『キック・アス』
クロエ・グレース・モレッツ 『キック・アス』『ヒューゴの不思議な発明』『モールス』『キャリー』
クリストファー・ミンツ=プラッセ 『フライトナイト/恐怖の夜』



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