$世界映画博-フライトナイト/恐怖の夜

2011年・アメリカ 


エロい・・・

ぅおおおおおお!

雄叫びを上げたくなる。
変身してしまいたくなる。
なんというエロさ・・・!
首を噛まれたくなるではないか。

どうしてだろうか?吸血鬼と言えばエロである。

首筋を噛むからだろうか?あの角度がグッと来るのか?セクシャリズムがズキューンと来るのか?背徳感か?そう思ってるのババアの当方だけですか?


タイトルの血文字が飛沫となる瞬間から、期待が膨らむ。

ラスベガス郊外、住宅街の空撮。
そこから始まる恐怖の夜。

越してきた隣人がエロ。
いや、違った、吸血鬼。
むしろ、ヴァンパイアであってくれてよかった。
人間であったら、間違いが起こるところであった。


ストーリーの緩急が、非常に好み。
速度無制限のハイウェイを出たり入ったり。
言うなれば、そんな上下感。

もしも可能であれば、ゼヒ3Dでご覧になっていただくと楽しみが何倍にも増えてしまう趣向。
ナゼなら、仕掛けがみっちりなのだ。
ラプンツェル並みに3Dを駆使しまくっている。と目を輝かせていたら、この作品もディズニー制作なのですね。


各キャラクター設定も簡潔で効果的。

コリン・ファレルのヴァンパイアは、ハマリ役。
あんなにランニングシャツが似合うのは、ブルース・ウィリスか永島敏行くらいなもの。
若々しくて怪しくて、健康的でさえある。吸血鬼だというのに!

アントン・イェルチンは、中学の時にイケてなかった高校生。
あの微妙さは絶妙だ。

イモージェン・プーツは素晴らしい魅力。
力強くて、「タイタニック」のケイト・ウィンスレットを思い出させた。

中でも、デイヴィッド・テナントに最高にハマってしまった。
ラスベガスで実際にシルク・ドゥ・ソレイユと組んでショーを繰り広げているクリス・エンジェルというマジシャンがいるのですけれども、どう見てもその設定。
本家をいじり倒している。アホ扱いである。笑った。

クレイグ・ギレスピー監督、これからも大期待。


リメイク作品の罠というものがあって、これは観る方も作る側においても存在するのだけれども、前作に囚われすぎてしまう。というワナ。
基本、初作を超えられるわけがないのである。

けれど今回は、そんなモノは吹っ飛ばして作られていた。
正解だったように思う。

何しろ、楽しい。
エンドロールの導入に至るまで、とても楽しい。


もしかしたら、2Dで観た場合には作品の印象が違ってしまうのかもしれないのですけれども、少なくとも3D作品としてはワクワク度が非常に高い。

ちょっと、ヴァンパイアのテーマパークに迷い込んだような雰囲気。

こういうの、好きです。



『フライトナイト/恐怖の夜』 FRIGHT NIGHT

映画3Dスクリーン


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