中国人、反応が遅いよ | 朝倉新哉の研究室

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やあ、みなさん、私の研究室へようこそ。

中国人が、
「日本が非核三原則を撤廃する」と誤解をしているようです。

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「日本政府が核兵器の国内配備を容認。中国人は怒り狂っている」 
 国家戦略なき日本の核武装は身を滅ぼす

◆日本は“有事に核持ち込み容認”へ、中国人反発=中国版ツイッター

共同通信によれば、
岸田文雄外相は14日の衆院予算委員会で、
有事の際に“国民の安全を守るためにやむを得ない場合”においては、
米軍が日本に核兵器を持ち込むことを認める可能性があるとの認識を示した。

非核三原則とは、
核兵器を「もたず、つくらず、もちこませず」という原則であり、
岸田外相の発言は非核三原則には「例外があり得る」との考えを示したものだ。
他国からの侵略を受けた場合や、
日本が核兵器による攻撃を受ける可能性がある場合における例外であり、
想定される最悪の状況を想定したうえでの柔軟な考えと言えよう。

岸田外相が
非核三原則は「例外があり得る」と発言したことについて、
中国人ネットユーザーたちは
米軍が日本に核兵器を持ち込むことに強い危機感を示すと同時に、激しく反発している。

中国の簡易投稿サイト・微博での反応を見てみると、
「日本を核で平定するのは簡単なことだ」
「日本を滅ぼさないと、こっちがやられる」など、
反日感情をむき出しにした激しい批判が並んでいた。

また、大半の中国人ネットユーザーは
岸田外相の発言は“日本にとって不利になる”と捉えたようで、
「日本のように明確な戦略を持たない国は、核を持つようになれば自らを滅ぼすだけ」
との意見があった。

日本は決して核兵器を保有するわけではなく、
“有事の際”に“米軍”が核兵器を持ち込むことを“認める可能性”があるだけだ。
しかし、非核三原則の緩和は
日本の核保有につながると捉えた中国人ネットユーザーが多いようで、
ネット上の反応としては
「米軍が日本に核を持ち込むことには反対」との意見が大半だった。
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http://u1sokuhou.ldblog.jp/archives/50419053.htmlから引用。

>日本政府が核兵器の国内配備を容認

この言い方だと、日本が核兵器を国内に配備するように受け取れますね。

岸田大臣が、

>米軍が日本に核兵器を持ち込むことを認める可能性がある

と言っているように、
日本が配備するのではなく、米軍が日本に核兵器を持ち込む、ということです。
しかも、
持ち込むことを認める可能性がある
と言っているだけです。
過剰反応もいいとこです。

>非核三原則には「例外があり得る」

例外、というか、もともと「もちこませず」には、法的拘束力がないんですよね。

非核三原則は、
「核兵器をもたず、つくらず、もちこませず」
というものですが、法律や条約ではなく、国会決議です。
「もたず、つくらず」(核兵器の保有、製造)
については、
日米原子力協力協定、原子力基本法、核拡散防止条約の批准によって、
法的に禁止されていますが、
「もちこませず」
については、根拠となる法律や条約がなく、国会決議だけが根拠となるので、
法的拘束力がありません。
ですから、緊急時に米軍が、日本に核兵器をもちこむことには、法的な問題はないのです。
「もちこませず」に、法的拘束力がない以上、
非核三原則を撤廃しても、
核兵器の製造、保有は、現状では、法的に禁止されているので、
法的には、別段、変化はない、ということになります。

「もたず、つくらず」(核兵器の保有、製造)
についても、
日米原子力協定を改定したり、
原子力基本法を改正したり、
核拡散防止条約から脱退すれば、
非核三原則は、”空虚なお題目”になってしまい、何の意味もなくなります。

中国人が、
非核三原則の緩和→日本の核保有
という図式でとらえている、ということですが、
実は、ずっと前から、日本の政治家は、
日本の核武装を見据えているかのような発言をしているのです。

2002年5月30日、
福田康夫官房長官(当時)がオフレコで、
「非核三原則は、国際情勢が変化したり、国民世論が変化したり、
 国民世論が核をもつべきだとなれば、変わることがあるかもしれない」
「核兵器は理屈から言って持てる」
「政策判断として持つのはやめるというのが非核三原則」
と発言しています。

2002年5月13日、
安倍晋三官房副長官(当時)は、
「自衛のための必要最小限度を超えない限り、
 核兵器であると、通常兵器であるとを問わず、
 これを保有することは、憲法の禁ずるところではない」
と発言しています。

安倍総理は、憲法を改正しなくても、核兵器を持てる、
という考えの持ち主なのです。

そして、なによりも、中国人は根本的な間違いをしています。

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岸田外相、有事に核持ち込みも 民主政権の国会答弁を踏襲

岸田文雄外相は14日の衆院予算委員会で、
有事の際に国民の安全を守るためにやむを得ない場合は、
米軍が核兵器を日本に持ち込むことを認める可能性を否定しないとの認識を示した。
民主党政権時代の岡田克也外相(当時)の答弁を踏襲した
岡田氏が答弁を引き継いでいるか確認を求めたのに対し
「安倍内閣としても引き継いでいる」
と明言した。

岸田氏は、岡田氏が当時
「国民の安全が危機的状況になっても
 あくまで(非核三)原則を守るのか、例外をつくるのかは
 時の政権が判断すべきことで、将来を縛ることはできない」
と述べたと紹介した。
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http://www.47news.jp/CN/201402/CN2014021401001748.htmlから引用。
(赤字強調は筆者による)

有事の核兵器持ち込みを認める、
というのは、民主党政権時代の国会答弁だったのです。
中国人よ、反発するなら、そのとき反発しろよ、
という話です。


↑  http://omoixtukiritekitou.blog79.fc2.com/blog-date-20120411.htmlより転載

こんな考えで、平和が保たれる、などというのは、左翼の考え方です。


↑  http://omoixtukiritekitou.blog79.fc2.com/blog-date-20120901.htmlより転載

こちらが正しい考え方です。


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