代替医療師Vanillaさんの「やさしい免疫学～薬がなくても大丈夫～」
セミナーレポートです
あくまで私が理解できた範囲でのレポートとなります
解釈が人によって違うかもしれませんが
ご了承下さいね
では
その１「ホメオスタシス～その素晴らしいシステム」
その２「薬の進歩 その恩恵と弊害」
に続きまして
その３「病気？それとも治癒反応？」
参ります
＊ ＊ ＊ ＊ ＊ ＊
皆さんにとって 病気 とはなんですか？
え
そんなの 決まってるでしょ？と思った方じつは 病気 の概念は
個人個人で全然違うものです
ある人には３７.０℃が「発熱
」で３８℃も出ようモノなら大騒ぎ
する症状であるかもしれませんがある人には３８℃なんて まだまだ序の口
最低でも３８.５℃
は出なくっちゃ～始まらない
なんてこともあるのです
くしゃみ 鼻水 鼻づまり
咳 喉の痛み
頭痛 悪寒 発熱
高血圧 高血糖
胃痛 腹痛 吐き気 嘔吐
歯痛 生理痛 筋肉痛
不眠 うつ。。。
あなたはどの症状を「病気だ」と判断し
市販薬に手を伸ばしますか？
子供がどの症状で苦しんでいたら
「病院に連れて行かなくちゃ」と思うでしょうか？
この時 その症状が現れたのは何が原因で
その後 症状がどのように変遷していくのか
カラダのプログラミングを知らなければ
判断に悩むかもしれません
もしくは
悩むこともなく 安易に薬を買ったり
病院でドクターに言われるがまま
本当に必要性があるのか解らない薬を服用したりするかもしれません
私は薬剤師として調剤薬局に勤めていましたが
引っ越しに伴って働いた3軒の薬局 いずれでも
本当は必要ないだろうな。。。と思われる薬を貰いにくる患者さんが
たくさんおられました。。。
酷くならないうちに 早めに来ました
なんて 誇らしげに言う患者さんも。。。
（自己治癒力が どんどん下がるのも知らずに）
例えば
喉が痛くて 鼻水がでる なんだか熱っぽい気もする
しかも咳まででてきた
どうやら風邪らしい
とします喉が炎症を起こしているのは
免疫システムの戦士達をそこに送り込むため
血液がどっと集まっているからです
血が集まると 血管が膨らんで赤く腫れ 痛みます
咳や鼻水といった症状は カラダに侵入したウイルスを
少しでも外に出そう
とするカラダの防衛反応ですウイルスは熱に弱い性質があります
「風邪で熱がでた
」のではなく白血球が抗体を作るまでの間 その増殖を足止めするために
あえてカラダが「体温を上げた
」のですそうして見ると 悪いものと思われがちな不快な症状は
風邪のウイルスが引き起こした症状ではなく
カラダがウイルスに対抗するために取った防衛反応で
治癒に向かっている過程
であることがわかると思いますココで薬を使うとどうなるでしょう？
血流を良くし ウイルスに対抗する戦士達を集めていた場所に
「集まると痛いから集まらなくて良いで～す
」という薬（抗炎症剤）ウイルスを 外にちょっとでも放り出そうとしていた部分に
「不快なんで出さなくて良いで～す
」という薬（鎮咳薬）ウイルス増殖を抑えるために熱をあげていたのに
「キツいので熱を下げて下さ～い
」という薬（解熱剤）。。。不快な症状は一時的におさまるかもしれませんが
治癒反応を「悪い不必要な症状」と勘違いして薬で抑えてるので
本当の意味での治癒は進みません
症状が和らぎ 治ったつもりになるだけで
根本原因のウイルスはその間どうなるでしょう
本来なら 一気にガツン
と対決して勝利を納めるはずの免疫システムが
薬によって仕事をさせてもらえなくなるのです
長引きますね
仕事を奪い続けると やがて
免疫システムは機能しなくなってきます
「いいからいいから
」と仕事を奪われ続けたら「知～らない
」っと免疫システムだってへそを曲げるのです
そして 風邪にかかり易く ずるずる長引くようになります
この 薬による免疫力低下
の仕組みを知らなければ 「いつものように」薬を飲んで少しでも軽くしようとするでしょう
恐ろしい悪循環で
免疫力の低い 治らない体が作られていきます
本来 風邪ぐらいだったら
薬を飲まずに十分休息を取り
自然治癒を待つ
のが一番なのですが小さい頃から薬や予防接種に頼って免疫力が低下しているうえ
仕事を休めない現代人には なかなかそうも行かないのが現状です
ここで薬のメリットとデメリットを知っておけば
今回は自然に治るのを待つ方がいいのか
とりあえずこの症状だけは抑えないと仕事に支障がある など
天秤にかけて判断することが出来ます
「薬＝悪」ではありません
上手に利用しましょう
続きます
