アーロと少年(2D・吹替版)(ネタバレ) | 三角絞めでつかまえて2

アーロと少年(2D・吹替版)(ネタバレ)

アーロと少年(2D・吹替版)

アーロと少年

原題:The Good Dinosaur
2015/アメリカ 上映時間93分
監督:ピーター・ソーン
製作:デニス・リーム
製作総指揮:ジョン・ラセター、リー・アンクリッチ、アンドリュー・スタントン
脚本:メグ・レフォーブ
撮影:シャロン・キャラハン
音楽:マイケル・ダナ、ジェフ・ダナ
日本版エンドソング:Kiroro
声の出演:レイモンド・オチョア、ジャック・ブライト、ジェフリー・ライト、フランシス・マクドーマンド、マーカス・スクリブナー、マレア・パディーヤ、サム・エリオット、A・J・バックリ-、アンナ・パキン、スティーブ・ザーン、ピーター・ソーン
声の出演(日本版キャスト):安田成美、松重豊、八嶋智人、片桐はいり、石川樹
パンフレット:★★★(720円/コラムにインタビュー、企画記事もあって良い感じ。特に真鍋真さんのコラムが良かった)
(あらすじ)
3きょうだいの中でも体が小さな末っ子アーロは、甘えん坊で臆病な性格のため、常にみんなにからかわれていた。アーロは体が大きい兄や姉たちに少なからず劣等感を抱いていたが、両親の深い愛情に包まれてすくすくと育っていく。だが、ある日、アーロは川の急流にのまれ、たった一人で見覚えのない場所にたどり着き……。(以上、シネマトゥデイより)

予告編はこんな感じ↓




65点


※この記事は「シグマ15」に従って書いています。
※この映画の感想については、映★画太郎さんのブログカゲヒナタさんのブログがわかりやすくてオススメでございます。


バルト9を実施した時に観た映画の感想をアップしますね。ある程度のクオリティが保証されているピクサー作品というだけでなく、なんとなくピクル編の前日譚っぽいムードが漂っていたので、前売り券を購入。「ボクのスーパーチーム」と続けて鑑賞しました。ストレートに楽しめましたヨ (・∀・) ヨカッタ!


一応、少年スポットの過去を描いた<エピソード0>の動画を貼っておきますね↓




本作は、モロに“行きて帰りし物語”でして。話を簡単に書くと、“人間の少年”のせいで父を亡くし、さらには家から遠く離れた場所まで流された“弱虫な恐竜”アーロが、少年を「スポット」と名付けて友情を育んでいくことで恐怖を乗り越えられるようになりましてね。最後は、人間の仲間を見つけたスポットと泣く泣く別れて家族のところに戻ると、その成長を認められてサイロに足跡を付ける…って感じだったんじゃないかな、たぶん。もうね、とにかく自然描写のスゴさに感心して。それと、「臆病さは恥ずかしいことじゃなくて、受け入れて乗り越えることが大事」というメッセージは好きだったし、アーロの父親の死にざまが「マン・オブ・スティール」のケヴィン・コスナーと被ってグッときたりとか、発酵した実を食べた時のドラッグ描写に笑ったりしたんですが、一番感動したのは、アーロがスポットとの別れ際に円を描くシーン。僕は「土俵じゃねェか!!! Σ(゚д゚;)」「グラップラー刃牙」の1シーンを思い出した…って、恐ろしく無駄な文章を書いてしまいましたな。人間はいくつになっても無駄なことをしてしまうのでしょうか…。


アントニオ猪狩金竜山をコントロールして闘技場に土俵を描いた名シーンを貼っておきますね。
土俵じゃねぇか!!!

ドラッグ描写は誰得なのかわかりませんが、スゲー不気味で笑っちゃいました。
ドラッグ描写


その他、「エンドクレジットで日本人の吹き替えキャストの名前が堂々と流れたのはビックリ」とか「日本版エンドソングは…」とか「吹替版しか上映しないのは残念」とか思ったりしてね。つーか、わざわざ「恐竜が滅びなかった世界」に設定した割には、劇中で展開される“恐竜の文化”に意外性がなかったというか。そりゃあ、王道的なストーリーを上手く作ってあるから、ストレートに楽しめたのは確かだけど、もっと「人間と恐竜が共存する世界ならではの“何か”」に期待してた分、ちょっと拍子抜けしたところもあって。まぁ、僕的には「のちの恐竜帝国である」と勝手に思っているのですが…。


「アーロと少年」の後日談と思われる作品の動画を貼っておきますね↓(勝手なデマ)




この後、続けて「僕だけがいない街」を観たんですけど、それはまた別のお話 (・∀・) オシマイ




サントラでございます。



よくよく考えたらゲッター線で恐竜が滅びてないんだから、正式な後日談はこちらでしょうな(勝手なデマ)。