僕だけがいない街(ネタバレ) | 三角絞めでつかまえて2

僕だけがいない街(ネタバレ)

僕だけがいない街

僕だけがいない街

2016/日本 上映時間120分
監督:平川雄一朗
原作:三部けい
脚本:後藤法子
製作:福田太一、堀内大示、横澤良雄、岩田天植、島田和大、長坂信人、村田嘉邦、宮本直人、平田英己、市村友一
エグゼクティブプロデューサー:小岩井宏悦
プロデューサー:春名慶、丸田順悟、内山雅博
撮影:斑目重友
美術:樫山智恵子
照明:池田順一
録音:豊田真一
編集:坂東直哉
音楽:林ゆうき
主題歌:栞菜智世
装飾:秋田谷宣博
スタイリスト:浜井貴子
ヘアメイク:倉田明美、内野晶子
特殊メイク:江川悦子
音楽プロデューサー:北原京子
VFXスーパーバイザー:中村明博
記録:小宮尚子
助監督:吉村達矢
出演:藤原竜也、有村架純、石田ゆり子、杉本哲太、及川光博、福士誠治、森カンナ、鈴木梨央、中川翼、林遣都、安藤玉恵、淵上泰史、高橋努
パンフレット:★★★★☆(720円/記事が充実している上に「藤沼悟」が描いた「ワンダーガイ」が掲載されているのが素敵!)
(あらすじ)
ピザ屋でアルバイトする売れない漫画家・悟は、ある日突然「リバイバル」という特殊な現象に見舞われるように。それは、周囲で悪いことが起きる気配を察すると自動的にその数分前に戻り、事件や事故の原因を取り除くまで何度でも繰り返すというものだった。リバイバルによって大事故を防いだものの自らが大怪我を負った悟は、同僚の愛梨や上京してきた母の看病で回復していく。そんなある日、悟の母が何者かに殺害されリバイバルが起きるが、今回はなぜか数分前ではなく18年前だった。そこは、悟の同級生が被害者となった連続誘拐殺人事件が起きる直前の世界だった。(以上、映画.comより)

予告編はこんな感じ↓




40点


※この記事は「シグマ15」に従って書いています。
※今回の記事は、本作や原作漫画が好きな人は確実に不快になるので、読まないで!
※この映画については、カゲヒナタさんのブログか映画評論家の柳下毅一郎さんの批評(有料)を読むと良いと思います。


奥さんが原作漫画を好きなので、僕も楽しく読んでましてね。ただ、今回の実写化に関しては「じっくりと描けるアニメやドラマならともかく、2時間にまとめるのはキツいだろう」とスルー予定だった…んですけれども! “劇場と一体化する試練”バルト9を実施するにあたって、スケジュールのタイミングがドンピシャだったので鑑賞することに決定。新宿バルト9にて「アーロと少年」と続けて観ました。それなりには楽しかったカナー (´∀`;) エヘヘ 


2番スクリーン、午前中の回ながらそこそこ入ってましたよ。
2番スクリーン(2本目)


主人公が小学生のころに“リバイバルした”あたりは、子役の演技やロケーションに撮影など全般的に良くて。自分に娘がいるのもあって、非常に感情移入して観ちゃいました。あと、序盤の「同じ状況を何度も“リバイバルする”くだり」とかもなかなか良く出来てたと思います。ただ、それ以外の部分に相当無理があった印象。「小学生の悟が橋から落とされると、大人の悟がパラレルワールドで目覚める」という意味不明&ご都合すぎるにも程がある終盤の改悪展開には口がアングリ状態でしたが、そもそも“キャスティングの時点で誰もが犯人だと思うミッチー”が演じる八代先生がスーパー犯罪者すぎて乗れないというか。これ、原作はまだ「漫画だから」とスルーできたけど、実写になるとさすがに警察がバカすぎ&運が良すぎだよなぁと。一応、オチを書いておくと、悟(大人)が真犯人の八代を追い詰めたら自殺しようとしたので、止めようとしたら自分が死んでしまって。「僕だけがいない街だけど平和になって良かった (´∀`) ウフフ」みたいな感じでしたよ、たぶん(ちなみに、エンドクレジットで「動物は虐待してません」的な文章が流れてましたが、そんなシーン、ありましたっけ?)。


“イヤな女”役で引っ張りだこの安藤玉恵さんが“加代を虐待しながら美女水を売る母親”を演じてたのは良かったね(「恋人たち」が混同した文章)。
吉田晴美(安藤玉恵)


って、文句が多めで40点にしちゃいましたが(汗)、良くも悪くも先の展開は読めなかったし、藤原竜也さんは頑張ってたし、「あの原作を2時間にまとめるのって大変だよなぁ」と同情するところもあるし、何よりも当ブログの読者であるダーク・ディグラーさんの酷評を聞いてた→あまり期待してなかったので、意外と楽しめました (o^-')b ユルス! 期待値は最良のスパイス、ですな(凄まじく失礼な文章)。で、先日、やっと原作漫画の最終巻を読んだんですけど…。ごめんなさい、キャンプ場のトリック合戦にはついていけなかったし、“弱い子どもを狙って殺すようなクズの中のクズ”が達観した悪役ヅラをするのが気持ち悪くて、個人的には全然乗れなかったです。で、この後、続けて「映画ドラえもん 新・のび太の日本誕生」を観たんですが、それはまた別のお話。




三部けい先生の原作漫画。6巻までは楽しく読んでたんだけどなぁ (・ε・) チェッ



結構評判が良いアニメ版も貼っておきますね。