映画の感想については基本的にネタバレ全開で書いていますので要注意です。あと、映画の見方が少し偏っているので、点数もそんなに気にしないでくださいね。ツイッターのアカウントは@kamiyamaz (カミヤマΔ)なので、適当にチェックしていただければ幸いです。
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2016年09月26日

暗殺(ネタバレ)

テーマ:新作映画(2016)
暗殺

暗殺

原題:암살/Assassination
2015/韓国 上映時間139分
監督・製作・脚本:チェ・ドンフン
製作:アン・スヒョン
脚本:イ・ギチョル
撮影:キム・ムユ、キム・ウヒョン
美術:リュ・ソンヒ
衣装:チョ・サンギョン
音楽:ダル・パラン
出演:チョン・ジヒョン、イ・ジョンジェ、ハ・ジョンウ、チョ・ジヌン、チェ・ドクムン、イ・ギョンヨン、オ・ダルス、チョ・スンウ、ホ・ジウォン、キム・ヘスク
パンフレット:★★★(600円/意外と中身が充実&先着で生写真がもらえた)
(あらすじ)
1933年、韓国臨時政府は日本政府要人と親日派を暗殺するため、独立軍最高のスナイパーと言われるアン・オギュン(チョン・ジヒョン)ら3人から成る暗殺団を上海に召集する。しかし、暗殺団を招集した臨時政府の警務隊長ヨム・ソクチン(イ・ジョンジェ)は、裏で日本政府の密偵としての顔も持っており、「ハワイ・ピストル」と呼ばれる殺し屋(ハ・ジョンウ)に暗殺団の殺害を依頼。ヨムの画策を知らぬアンらは、暗殺実行のため上海から京城へと送り込まれる。(以上、映画.comより)

予告編はこんな感じ↓




70点


※すみません、今回の感想はかなりウロ覚えなので、こちらのブログとかこちらのレビューとかこちらの記事の方がはるかにタメになります。

もう9月下旬なのに、7月公開作の感想をアップしておきますね。「イ・ジョンジェとハ・ジョンウが共演する」「監督は『10人の泥棒たち』のチェ・ドンフン」ということで興味が湧きまして。8月頭、会員サービスデーを利用してシネマート新宿で観て来ました。「その厚かましさ、100点!m9`Д´) ビシッ」と思ったり。


劇場には、劇中で使われた衣装が飾られてましたよ。
劇中の衣裳


本作は「スパイ&暗殺モノ」なんですが、話がなかなか入り組んでまして。いつも以上に雑にあらすじを書いておくと、舞台は日本が朝鮮を統治していた時代。主人公は、“独立運動家だったものの逮捕→今は日本政府の密偵”ヨム・ソクチン、“独立軍最強のスナイパー”アン・オギュン、“ハワイ帰りの殺し屋”ハワイ・ピストルの3人で、アン・オギュンが仲間とともに“親日派の実業家”カン・インクグ(イ・ギョンヨン)の暗殺をすることになったり、ヨム・ソクチンがその情報を流して邪魔しつつハワイ・ピストルにオギュンたちの殺しを依頼したり、でもハワイ・ピストルはアン・オギュンに共感&同情してしまったり、アン・オギュンには“日本軍高官と結婚予定の双子の姉”満子(チョン・ジヒョン二役)がいてカン・インクグは実の父親だったことが発覚したり、暗殺計画は失敗するもカン違いしたカン・インクグが満子を射殺したのでアン・オギュンは姉に成りすまして結婚式当日に任務を果たそうとしたり、そこにハワイ・ピストルに殺されかけたアン・オギュンの仲間“速射砲”チュ・サンオク(チョ・ジヌン)やハワイ・ピストルも参戦したり…って、もう何が何やら!ヽ(´Д`;)ノ アァン


主役はポスターに出てるこの3人でございます。
主役の3人

暗殺チームの3人。脇を固める“速射砲”チュ・サンオクと“爆弾職人”ファン・ドクサム(チェ・ドクムン)も良い味出してました。
暗殺チームの記念撮影


ただ、この映画、この入り組んだストーリーを実にわかりやすく、時にはユーモアを交えて描いているからビックリですよ。アクションシーンも緊迫感&迫力があって良かったし(特に最初の暗殺計画実行シーンが最高!)、チェ・ドンフン監督、スゴいなぁと感心いたしました。一応、オチを書いておくと、結婚式当日の大銃撃戦によりカン・インクグやハワイ・ピストルらは死亡するも、ヨム・ソクチンとアン・オギュンは何とかサバイブ。16年後、ヨム・ソクチンったら親日附逆者を裁く法廷”ナイスな逆ギレで乗り切ったところ、アン・オギュンとかつての部下ミョンウ(ホ・ジウォン)に殺されて終わってましたよね、たぶん。


かなりハードな話ながらもコミカルな演出があったりして。
コミカルな演出も

しかも、アクションはド迫力! 「10人の泥棒たち」の時も感心したけど、チェ・ドンフン監督作のアクションは良いね。
暗殺計画実行!


好きだったところを書くと、外国人が話す「カタコトの日本語」が大好物な僕的には、ハワイ・ピストルが「日本語が堪能」として描かれるあたりは超ストライクであり、萌えまくりながら観てました (´∀`=) ウフフ とは言え、「本作に出てくる日本人はすべて韓国人俳優が演じている→全員日本語が微妙」なので、世界観的にはバランスが取れていたと言えなくもないような気がしないでもない。あと、何よりもツボに入ったのがイ・ジョンジェ演じるヨム・ソクチンで、そのクソ野郎振りが素晴らしかったというか。最後の法廷シーン、上半身裸になって嘘八百をならべる厚かましさは見事としか言いようがなくて、思わず笑っちゃいましたよ。なんかね、僕も取引先やお客さんに対してあんな風に開き直れたらもっとラクになるのかなぁ…(唐突にダメな発想)。


ハ・ジョンウの日本語シーンは全編キュート。あと、じいや役のオ・ダルスも良かった。
日本人になりすます2人

このシーンのためにイ・ジョンジェは15キロ減量したそうな。「ビッグマッチ」の時はあんなにマッチョだったのに… (`Δ´;) スゲェ
裸で開き直れ!


な〜んて褒めながらも70点で落ち着いたのは、あの当時の日本軍を描いた映画って気まずいから… (´・ω・`) ウーン 実際に差別的で酷かったんだろうけど、日本の軍人が少女を容赦なく射殺するシーンはさすがに胸が痛かったです…。まぁ、何はともあれ、韓国の有名な役者さんたちが結構出てるし(「10人の泥棒たち」と被る)、話の展開は読めないし、アクションも本格的ということで、誰が観てもそれなりに楽しめると思いますぞ。




チェ・ドンフン監督作。僕の感想はこんな感じ



悪い日本軍が出てくるも、ドニー・イェン兄貴の魅力で楽しさが勝る名作。僕の感想はこんな感じ








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2016年09月24日

スーサイド・スクワッド(2D・字幕版)(ネタバレ)

テーマ:新作映画(2016)
スーサイド・スクワッド(2D・字幕版)

スーサイド・スクワッド

原題:Suicide Squad
2016/アメリカ 上映時間123分
監督・脚本:デビッド・エアー
製作:チャールズ・ローベン、リチャード・サックル
製作総指揮:ザック・スナイダー、デボラ・スナイダー、コリン・ウィルソン、ジェフ・ジョンズ
撮影:ロマン・バシャノフ
美術:オリバー・スコール
衣装:ケイト・ホーリー
編集:ジョン・ギルロイ
音楽:スティーブン・プライス
音楽監修:シーズン・ケント、ゲイブ・ヒルファー
視覚効果監修:ジェローム・チェン
出演:ウィル・スミス、ジャレッド・レト、マーゴット・ロビー、ジョエル・キナマン、ビオラ・デイビス、ジェイ・コートニー、ジェイ・ヘルナンデス、アドウェール・アキノエ=アグバエ、アイク・バリンホルツ、スコット・イーストウッド、カーラ・デルビーニュ、アダム・ビーチ、福原かれん、コモン、シェイリン・ピエール=ディクソン
パンフレット:★★★☆(820円/少し高めだけど、ギンティ小林さん&市川力夫さんによる良い仕事多し。小西未来さんも取材してた)
(あらすじ)
バットマンをはじめとするヒーローたちによって投獄され、死刑や終身刑となった悪党たちが、減刑と引き換えに「スーサイド・スクワッド(自殺部隊)」の結成を強制され、危険なミッションに挑む。(以上、映画.comより)

予告編はこんな感じ↓




60点


クイーンの「ボヘミアン・ラプソディ」が流れる予告編を見た瞬間、「これは間違いなく傑作だな!(*゚∀゚)=3ムッハー」と思った人はプチャヘンザッ!ヽ(`Д´)ノ そもそも大好きなデビッド・エアー監督作ということで「2016年に絶対観たい新作映画10本」の1本に選んでいたワケで、基本的には「土日は家族サービス&仕事を優先」という掟を守っている僕でも、この映画に関しては公開翌日の日曜日に足を運んだのですが、しかし。「どうしてあんなことになったンだろう… (´・ω・`しナゼ?という感想でございました。


ユナイテッド・シネマ豊島園の6番スクリーン、ほぼ満席でしたよ。
6番スクリーン

僕の心境を代弁する松本梢江を貼っておきますね(「バキ」より)。
どうしてあんなことになったンだろう


まず、本作は<DCエクステンディッド・ユニバース>の世界観ということで、時系列としては「バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生」の直後あたりのお話。雑にウソを交えながらあらすじを書いておくと、政府のお偉いさんアマンダ・ウォラー(ビオラ・デイビス)が「スーパーマンみたいなのがまた現れて、それが人間の敵だったら超大変!(°д°;し」と危機感を抱いて、ズバ抜けたスキルを持っていたり、メメタァメタヒューマン(超人間)だったりする犯罪者を集めたチームを作ることを考案。さらには「首にナノ爆弾を埋め込んで言うことを聞かせよう」なんて酷いアイディアまで思いつきましてね。ところが、「エンチャントレスちゃんは優しい子、エンチャントレスちゃんは賢い子、エンチャントレスちゃんは大切な子 ( ´∀`し(´∀`し ウフフ」と大事に使役しようとしていた“古代の魔女”エンチャントレス(カーラ・デルビーニュ)が弟の魔人っぽい奴と暴走しちゃったので、さぁ大変!

”エンチャントレスの依り代である考古学者ジェーンに恋をしたエリート軍人”リック・フラッグ(ジョエル・キナマン)の指揮の下、“ジョーカーの恋人で意外と身体能力が高いイカレ精神科医”ハーレイ・クイン(マーゴット・ロビー)、“射撃の名手”デッドショット(ウィル・スミス)、”人間火炎放射器”エル・ディアブロ(ジェイ・ヘルナンデス)、”ブーメランで偵察もできます”キャプテン・ブーメラン(ジェイ・コートニー)、”人食いワニ人間”キラー・クロック(アドウェール・アキノエ=アグバエ)、”首にナノ爆弾が埋め込まれていることを実証する役”スリップノット(アダム・ビーチ)、”リックの部下で日本刀使いの未亡人”カタナ(福原かれん)が、タスク・フォースX=スーサイド・スクワッド(決死部隊)として出動したのだッ!m9`Д´) ビシッ


登場キャラの詳細については、こちらの記事を読むと良いザンス。
スーサイド・スクワッドの人たち


逃亡しようとしたスリップノットがナノ爆弾で頭部を吹き飛ばされたり、“お馴染みのイカレた犯罪者”ジョーカーがハーレイを奪いにきて失敗して死んだっぽくなったり、政府の尻ぬぐいをさせられることを知ってメンバーが仲違いしたり、バーで飲んで過去の話をして一致団結したりと、「吸った!? (´Д`;し イヤーン」「揉んだ!(*゚∀゚)=3 ムッハー」がありまして(なにこの顔文字)。最終的には『デ、ビール!ヽ(`Д´)ノ』と“炎の悪魔”化したディアブロの自己犠牲によってエンチャントレス弟が死亡→ハーレイが騙してエンチャントレスも死亡→考古学者ジェーンは無事でした」という展開。みんな収監されて「ボヘミアン・ラプソディ」が流れると、デッドショットが娘と面会したり、ハーレイをジョーカーが助けに来たり、”コスプレ好きなアゴ割れ大富豪”ブルース・ウェインがアマンダと会談したりして映画が終了すると、エンドクレジット後は「次は『ワンダーウーマン』よ!川o^-')b ミテネ!」的な映像が流れてた気がします、確か。


「ワンダーウーマン」の予告編を貼っておきますね↓




まぁ、「そんなに嫌いじゃないヨ (・∀・)」的な意見もあるとは思うのですよ。いや、僕だって60点という点数を付けたワケですから、「好きか嫌いか」の2択を問われれば「好き」に入るし、良いところもあるのですが…。人間とは面倒くさいもので、期待値が高い映画の場合、勝手に願望を抱いたり、いろいろと妄想したりするじゃないですか。鑑賞した時点ではアメコミ版の「スーサイド・スクワッド」を読んでいなかったので(「バットマン:マッドラブ」を読んでハーレイ・クインに好感は持ってたけど)、「原作と違う!(`Δ´) チガウ!」的な不満はないんですけど、正直、僕はもっと違う映画を脳内で思い浮かべていて。なんて言うんですかね、「映画秘宝 2016年 10 月号」「囚人雇用ムービー」なんて素敵すぎる特集が組まれてましたが、もっとデヴィッド・エアー監督が得意とするバイオレンス色が前面に出た映画になっているんじゃないかと思ってた。

それ以外にも、もっとキャラごとの戦闘がバラエティ豊かに描かれるのかと。もっとチームでの役割分担が明確になっているんじゃないかと。もっと悪党どもならではの「まんまとオレの罠にハマったな!(`∀´) フハハハハ」「と見せかけて、アタシがウラをかいていたのよ!(`∀´し オホホホホ」「というお前ら全員がオレの手のひらで踊っていたのさ ( ̄ー ̄) ニヤッ」みたいな頭脳バトルがあるのかと思ってた。もっと任務に徹しながらの「ここは…オレに任せて先に行け!(;´Д`)・:; ゲハッ」「ヒマだからオレも付き合うぜ ( ´_ゝ`)」といった熱い自己犠牲が観られるんじゃないかと、もっともっと100点の映画だと期待してたのです(バカの文章)。


例を挙げると、「孫文の義士団」のように「ここでコイツが必要」みたいな展開になると思ってたというか。




ところが! まぁ、デヴィッド・エアー監督のカラーであるバイオレンス描写が「カレーの王子さま」に生クリームやココナッツミルクを加えた級にマイルドだったのは、ちくしょう、アメコミ映画だから目をつむりますよ(怪物化された人の残骸とかは無惨で良かったし)。ただ、アクション演出がさぁ…。良い表現をすれば「普通に楽しめる」だけど、悪く言えば「凡庸」のひと言。アクションが発生する状況や条件に工夫が感じられないし、一応、各キャラともファイトスタイルは違うものの、みんな□ボタンを連打してれば技が出せるムードだから緊迫感が感じられない…って、伝わりますかね? そりゃあお金がかかっている映像だからそれなりの見応えはあるものの、突出した面白さがまったく感じられなかったんですよね…。デヴィッド・エアー監督、「サボタージュ」でのリジーがアイーン顔になってからの疾走感溢れるアクション演出“の手腕はどこに置いてきたのかと。鑑賞中、「『キャプテンアメリカ/シビル・ウォー』のアクションは良く出来てたなぁ…(´・ω・`)」なんて遠い目になったりしましたよ。


ミレイユ・イーノスがアイーン顔になって暴走した瞬間、僕はあなたに恋してた(なにこの文章)。
リジー、アイーン顔で暴走!


最悪だと思ったのがラスボス戦で、これは世界観の問題だから仕方ないんだけど、最後の敵となるエンチャントレスの凄まじい能力(よくわかりませんが何でもできそうな勢い)を観ていると、どう考えてもスーサイド・スクワッドのメンバーごときが正攻法でぶつかっても勝てないんですよ。だからどうするのかと思いきや、なんの工夫もなく突っ込んだりした挙げ句、ハーレイが諦めて服従する振り→隙を突いて心臓をゲット→爆弾で爆破みたいな展開になるんですが…。もうエンチャントレスの“戦闘力をフルに発揮せずに甘噛み状態でずっと戦ってあげる優しさ&アッサリ騙される人の良さ”に口がアングリするし、その時のハーレイの「仲間傷つけんな!」みたいな台詞がキツいし、何よりもこんな凡庸な展開をクライマックスで繰り広げちゃうデヴィッド・エアーにガッカリしちゃったアタシ (´・ω・`) ガッカリ

あと、普通に映画として編集とかテンポとか悪くないですか? キャラ紹介がデッドショット&ハーレイに偏っているのは仕方ないとしても、例えば、ハーレイがエレベーターに勝手に乗って雑魚と戦闘する場面とか、意味ありました? 予告編のオチに使われてた「ハーレイがショーウインドーを破壊してバッグを盗む場面」だって、どういう風に出てくるのかドキドキしてたら、「移動中、唐突にやるだけ」なんですよね。そりゃあ、そういうものだと言われればそうだけど、もっと気が利いた使い方をしてくれるのかと思ってただけに、「あっ、本当にこれだけの場面なんだ!Σ(゚д゚;)」と悪い意味で驚きましたよ。

その他、「デッドショットたちは知らないけど、観客としてはエンチャントレスの暴走を政府が隠蔽しようとしているのは映画序盤から知ってることだから、ドラマが微妙に盛り上がらない」とか「バーのシーンで、ディアブロの『妻子を殺した話』を聞いたブーメランに『子どもも死んだのか?』みたいな台詞を言わせてビックリ(文脈でわかれよ)」とか「ハーレイは首の爆弾がもう大丈夫なんだからアマンダを殺せばいいのに(再起動されたんだっけ?)」とか「つーか、ラストとかも“マーベルの後追い感”が強くて切ない…」とか、文句を挙げればキリがないんですけれども。僕個人のプラスマイナスで言えばプラスの部分の方が大きかったりするのです (´∀`;) それは「マーゴット・ロビーのハーレイが最高」とか「ジャレッド・レトのジョーカーは頑張ってたし、“口を隠す手”を観て金井克子さんの手をボンヤリ思い出した」とか「福原かれんさんが演じたカタナがストライク過ぎる… (´Д`;) ダイテ!」といったこと以上に、娘映画だったから… (ノД`) アァン


実はデッドショットには超思い入れながら観てしまったのです。
威嚇するデッドショット


昔は「やることにソツがなさすぎて、何か好きになれない俳優」であり、家族推しなところもウザかったウィル・スミスでしたが…。自分の娘のマナ子(仮名/5歳)への思い入れが年々強くなるうちに、なんか気持ちがわかるようになってきて。例えば「幸せのちから」「アフター・アース」で息子と共演したりとか、「ベスト・キッド」に自分の息子を主演させたりとか(エンドクレジットには自分も出てくる!)、「アニー」に自分の娘を主演させようとしたりとか、今なら理解できる。子どもと接していると、笑顔はビデオで撮れるけど、泣いてたり怒ったりする姿って撮影どころじゃないだけに、なかなか動画として残せないけど、映画にしちゃえばいろいろな表情や姿が残せるものね(ちくしょう、自分の目にカメラを埋め込めればいいのに!)。まぁ、それに付き合わされる観客はたまったものじゃないワケですが(汗)、ウィル・スミスの家族LOVE自体は共感できるようになってきた。

そんな僕が推察するに、今回、デッドショット役を引き受けたのも、役を通じて自分の願望を達成するためではないか。当ブログ調べによると、多くの父親が「自分が悪いことをするのを子どもに『パパ、止めて!(´Д`;)』と止めてもらうアコガレ」「自分の過ちのせいで子どもとはたまにしか会えないけど、いつか一緒に暮らすために頑張るアコガレ(帰り際にハグのオプション付き)」を抱いており(眉唾な情報)、ウィル・スミスはそれらを疑似体験的にロールプレイングしたかったのではないか? そして現在、娘の父親である僕も当然ながらそういった願望を抱いていたのでね(苦笑)、本作のデッドショットの境遇は「ステーキハウスB&M」のジャンボステーキ級に大好物。いろいろ文句を書きましたが、最後に娘とハグするシーンはスゲー泣いてしまった次第 (iДi) ウェェェェェ


「ライオンハート」といい、最後に子どもを抱きしめる映画は良作ですな(乱暴な定義)。
娘を抱きしめるデッドショット


以上、「なにいってんだバカ ( ゚д゚)、ペッ」と読者に思われそうな文章を垂れ流しちゃいましたが、基本的には嫌いじゃない作品でありながらも、やっぱり「もうちょっと上手く作ってくれればなぁ… (´・ω・`) ザンネン」とも思う映画でしたよ。予告編はあんなに最高だったのに、どうしてこうなってしまったんでしょうね…。何はともあれ、興行的にはかなり成功したみたいだから、デビッド・エアー監督も<DCエクステンディッド・ユニバース>も頑張ってほしいです。




デヴィッド・エアー監督作で一番好きなのはこれ。僕の感想はこんな感じ



サントラ。音楽の使い方も妙に合わなかったんだよなぁ。



公式ヴィジュアルブックだそうな。ビジュアル自体は大好きなんですがー。



アメコミ。面白いけど内容は別物(映画の元になったのはこのシリーズの後のアメコミっぽい)。



本作の前日譚にあたる映画。僕の感想はこんな感じ





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2016年09月21日

カンパイ!世界が恋する日本酒(ネタバレ)

テーマ:新作映画(2016)
カンパイ!世界が恋する日本酒

カンパイ!世界が恋する日本酒

英題:Kampai! For the Love of Sake
2015/アメリカ、日本 上映時間95分
監督・脚本・プロデューサー・撮影・編集:小西未来
エグゼクティブプロデューサー:駒井尚文、スージュン、マイケル・J・ワーナー、ネレケ・ドリーセン
プロデューサー:柳本千晶
共同プロデューサー:毛山薫、鈴木克也
撮影:猪本雅三
音楽:スティーブン・ビーンス
出演:ジョン・ゴントナー、フィリップ・ハーパー、久慈浩介
パンフレット:★★★(600円/タメになるコラムが2本載ってて、キーワードなども載ってました)
(解説)
海外での日本酒への関心が高まっていることを背景に京都・木下酒造に勤める初の外国人杜氏のフィリップ・ハーパー氏、岩手の酒蔵・南部美人の5代目蔵元・久慈浩介氏、神奈川・鎌倉の米ジャーナリストのジョン・ゴントナー氏に密着し、彼らを虜にしつづける日本酒の魅力を紐解く。(以上、映画.comより)

予告編はこんな感じ↓




75点


※この記事は「シグマ15」に従って書いています。
※今回の感想は、なんだかんだと雑なので、はちごろうさんのブログとか読むと良いんじゃないかな。


もう9月下旬なのに、ちくしょう、7月公開作の感想をアップしておきますよ。特に観るつもりはなかったんですが、今年の6月ぐらいから「プロラジオリスナー」として知られるかわもっちさんがオープンした“和酒の創作料理のお店”「か和もっち」に月1〜2回ぐらいのペースで行くようになりまして。で、その店に本作の関係者がチラシを置いて行ったので、「最近、日本酒をよく飲むようになったし、観に行ってやるか (`∀´) ケケッ」なんて気分になって、渋谷のシアター・イメージフォーラムに行って来た…という、はちごろうさんとほぼ同じ心理パターン。感想は、日本酒が飲みたくなりましたヨ (´∀`=) ホッコリ ちなみに、警察にいたころの「若手はすべて強制一気飲み」という掟のせいで、昔は日本酒を美味しいなんて思ったことはなかったんですけど、三十代半ばを過ぎたあたりから一番美味しいと思うお酒になっていた…という映画とは関係のない私的エピソード。


シアター・イメージフォーラムの外の壁はこんな感じでした。
イメージフォーラム

記事の切り抜きもありましたよ。
記事の切り抜き


このドキュメンタリーの主人公は<鎌倉に住むアメリカ人日本酒ジャーナリスト・ジョン・ゴントナー (`∀´) フハハハハ>木下酒造で働く日本初の外国人杜氏フィリップ・ハーパー ( ̄ー ̄) ニヤッ><岩手の酒蔵・南部美人の5代目蔵元・久慈浩介 (^ε^) ウッフン>の3人。「日本の英語教師派遣のJETプログラムで来日したら、すっかり日本酒の虜になって、世界中に日本酒の魅力を伝えてるぜ!(`∀´) フハハハハ」「イギリスからJETプログラムで来日したら、日本酒が大好きになったから、蔵人として10年修行して、今では杜氏としてチャレンジングな酒造りをしているのさ! ( ̄ー ̄) ニヤッ」「従来のやり方に囚われない作り方&売り方を頑張りつつ、某都知事による花見の自粛要請に対しては、こんな動画を作ってみますた (^ε^) ウッフン」と三者三様の「日本酒と私」をバランス良く描いてましてね。最後は「オレたちは日本酒を愛してるぜ!ヽ(`Д´)人(`Д´)人(`Д´)ノ ウォォォォッ!」ってな調子で終わってた気がします、確か。


東日本大震災の翌月にアップされた久慈浩介さんの動画を貼っておきますね↓




監督の小西未来さんはもともとライターとして活動されていて、僕も何度か記事を読んで「良い文を書く人だなー」と認識していたんですが、まさか映画監督としてデビューするとは思わなかったし、しかも初監督作にしては非常にそつがない感じに出来ていて、スゲー感心いたしました。あと、身近に存在しながらも全然知らなかった「日本酒の“今”」を知ることができたのも良かったです。鑑賞後はとにかく日本酒が飲みたくなりましたよ…(しみじみ)。まぁ、「お酒をあまり飲まない人」からすると、日本酒って最初はキツいかもしれませんが、例えば東京・練馬にある「か和もっち」というお店に行ってみたりすると良いかも…って、今回の記事はほとんどの文章がはちごろうさんの感想と被りまくっているんですけど(汗)、同じようなことを書きたかったのだから仕方ないじゃない!ヽ(TДT)ノ ウワァァァン! 人間にはダメだとわかっていてもやらなければならない時があるのです…。


ということで、「か和もっち」で深酒をした時のgifを貼っておきますね。料理も最高なのよ。
か和もっち・木曜日の飲食


おしまい!ヘ(゚∀゚*)ノ カンパーイ!




劇中に出てきたお酒。先日、実家で母たちと飲んだら、飲みやすくて美味でした (o^-')b イイネ!



ジョン・ゴントナーさんの著作を貼っておきますね。読もうかなぁ。








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2016年09月20日

CONFLICT コンフリクト 最大の抗争(ネタバレ)

テーマ:新作映画(2016)
CONFLICT コンフリクト 最大の抗争

CONFLICT コンフリクト 最大の抗争

2016/日本 上映時間163分
監督・脚本・企画:藤原健一
企画:木山雅仁
プロデューサー:太田雅之、永井隆、一力健鬼
製作:及川次雄、人見剛史
企画協力:花田真吾、加藤純一、鈴木祐介、河本康文、溝口景俊、竹中島広道、鈴木雄太
脚本協力:木山雅仁
キャスティング:久保田隆久、田邊直寛
撮影・証明:今井哲郎
録音:山口勉
美術:村上輝彦
衣装:赤瀬菜穂
ヘアメイク:中尾あい
特殊造型:土肥良成
CG:川村翔太
アクション:坂田龍平、柴原孝典
監督補:石川二郎
編集:石川塁
音楽:與語一平
主題歌:Rio
助監督:伊藤一平
制作担当:大西裕
出演:小沢仁志、哀川翔、本宮泰風、中野英雄、大沢樹生、元木大介、赤井英和、山口祥行、堀田茜、永倉大輔、高岡奏輔、遠藤要、遠藤章造、品川祐、IZAM、岡崎二朗、成瀬正孝、本田博太郎、松田一三、津田寛治、渡辺哲、六平直政、中山こころ、菅田俊、渡辺裕之、小沢和義、諸星和己、的場浩司、白竜
パンフレット:★★☆(1000円/公開規模から考えると、作ってくれただけありがたいような、値段が高いような…)
(あらすじ)
日本最大のヤクザ組織・天道会の傘下になる兵頭組の組長(渡辺裕之)が殺害され、天道会若頭で鷲尾組組長の鷲尾一馬(小沢仁志)は、兵頭の殺しの背後に、元天道会若頭補佐で今は東京の半グレやアウトローを仕切る明神良成(哀川翔)の存在を嗅ぎとる。そんな折、天道会5代目会長の勝重(白竜)から、「東京カジノ計画」の利権争いの鍵を握る遠山凪(堀田茜)という女性の身柄を押さえるよう命じられた鷲尾は、子分を連れて行動に出るが、そこで武装した若者たちに襲撃される。(以上、映画.comより)

予告編はこんな感じ↓




77点


怖ろしいほどに今さらながら、5月公開作の感想を投下しますね。「観たい映画の覚え書き」には載せなかったものの、「映画秘宝 2016年 07 月号」での藤木TDCさんによる紹介記事を読んだら非常に気になりまして。今年に入って「やくざの憲法 赤字破門」「荒ぶる魂たち」を観て「白竜さん&ヤクザ映画を観たい欲求が高まっていた」のもあって、急遽観ることに決定。5/28(土)公開ながらも2週間限定上映→6/10(金)には終わってしまうということで、6/7(火)に会員サービスデーを利用して、シネマート新宿で鑑賞いたしました。不思議な面白さでしたよ。観終わった後に出席したタマフル・トップ5オフ会では、よくお話しするタカハシさんやトリさんなどに「妙に楽しいから観てみて!ヘ(゚∀゚*)ノ ミテミテ!」と薦めるぐらいツボに入ったのです。


ちなみに、シネマート新宿は今年の12月からTCGメンバーズカード加盟映画館になるそうな。
シネマート新宿

この時、すでに公開中だった「ヴィクトリア」「FAKE」の他館前売券を買ったんだっけ…という思い出。
他館前売り券


なんでここまで感想をアップするのが遅れたのかと言うと、仕事が忙しくて他の映画の感想が溜まっていた上に、本作はすぐにDVDがリリースされる予定だったので、もう一度観てから感想を書こうと思ってたんですよ (´∀`;) エヘヘ で、163分の本編を2本に分けて、「第一章 勃発編」が7/1に、「第二章 終結編」が8/5にリリースされたので、レンタルして見直そうとしたところ! なんか近所のレンタル屋での回転率が高くて、なかなか借りられなくて。気が付けばすっかり9月下旬になっていた次第。

2014年に東映Vシネマ25周年を記念した「25 NIJYU-GO」なんて映画がありましたが、本作は“Vオリジナルの雄”オールインエンタテインメント20周年記念作品とのこと。出演キャストや「半グレと抗争する展開」など、共通する部分はあれど中身は全然別でして(というか、今どきのヤクザモノは半グレと戦うのが定番っぽいし)。ストーリーを雑に書いておくと、主人公は天道会若頭で鷲尾組組長の鷲尾(小沢仁志)。元天道会若頭補佐だったものの、組を抜ける時に鷲尾に左手を切断された明神(哀川翔)が、半グレ集団の大東亜団の会長となって、通っていた小料理屋の娘(中山こころ)を薬漬け&輪姦したDVDを送りつけてきたりとハードに嫌がらせをしてきたので、激怒して殴り込み→皆殺しにする…ってな感じでございます。


小沢仁志さん演じる鷲尾が敵の非道な所業にキレて、長ドス片手に殴り込む…という大好物な展開なのです。
長ドスをチェック!


そこに「カタギになったものの小指を詰めたことで堕ちていく元鷲尾組若頭補佐のテツ(山口祥行)とその兄弟分・沖田(本宮泰風)の確執」やら「弟をヤクザに殺されて恨む半グレ集団の初代総長で日本刀使いの丹羽(小沢和義)」やら「ヤクザと半グレに潰し合いをさせて、カジノ利権に絡もうとする警視庁の思惑」やら「大富豪のホテルオーナー香田(本田博太郎)と隠し子・凪(堀田茜)の愛憎」やら「沖田と凪の間に生まれる恋」やら「刑務所から出所した瞬間から暴力捜査を開始する天道組若頭補佐の織田(的場浩司)と兄弟分・槙野(大沢樹生)」やら「妻子を殺した『元・少年A』早田(高岡奏輔)を追う刑事・安岡(赤井英和)」やら「大東亜団のメンバーかと思いきや、実は潜入捜査官だった小林(遠藤章造)」やらのエピソードが絡んでいくんですが…。正直、話を盛り込みすぎた感は否めないのではないでしょうか。

とにかく不要に感じたのが、「元・少年Avs刑事」のエピソード。どう考えてもこの話だけ映画から浮いているというか、ずっと「このくだり、いらないんじゃないかなぁ (´・ω・`) ウーン」と思いながら観てました(パンフによると監督のデビュー作のオマージュらしいんですが、「だからなに? (゚Д゚)」としか思えない)。あと、「金持ちの隠し子・凪」絡みの話もウザかった。発端となる「廃墟にいた凪の母親がヤクザを刺殺→鷲尾に射殺される」という展開がバカバカしかったし、凪がやたらと叫ぶのもイライラしたし、沖田が凪に惚れるのがスゲー早いし、「結局、カジノ利権が大事なので香田には何もしません ┐(´ー`)┌ シカタナシ」という着地も納得いかなかったんですよね…。


この2人の演技は良かったけど、お話自体は不要な気がしてなりません。
元少年Aと刑事


ただ、それ以上に“妙に面白い部分”が多かったから問題ナシm9`Д´) ビシッ まず、テツと沖田の「義兄弟愛」にグッときた! 天道組には「組を抜ける時は指を詰める」という掟があって、映画冒頭は「組を辞めるなら指を詰めろ!(;`Δ´)」という沖田と、「今どき、詰めなくたっていいじゃねぇか! (`Д´;)」というテツが対立→見応えのある居間バトル(ヤクザ同士なのに総合格闘技風味も!)を繰り広げるんですよ。で、結局、テツが左手の小指を詰めると、そのせいで働いてた酒屋はクビになるわ、妊娠中の奥さんはショックで流産するわ、荒れた生活になって半グレ集団に入るわと、絵に描いたようなライク・ア・ローリングストーン。で、クライマックスにはまた2人のタイマンがあるワケですが…。「オレは家族がほしかっただけなんだYO!ヽ(TДT)ノ」というテツの心の叫びを聞いて、「悪いことしたなぁ (´・ω・`)」と反省した沖田ったら、なんと自分で小指を噛みちぎるんです! この超男らしい指の詰め方にはスゲー感動いたしました。


仕方なく指を詰めるも、どんどん転落していくテツ。
指を詰めるテツ

反省した沖田は、凪のためにカタギになろうと思ったのもあって、自ら指を噛み切るというね ('A`) イタソー
指を噛み切る沖田

この2人のタイマンはなかなか楽しかったですぞ。
義兄弟対決!


次に、的場浩司さん演じる織田がカッコ良かった! キャラとしては相当ムチャクチャというか、出所したその日に天道組と大東亜団の抗争を知ると、すぐにオレ流暴力捜査をスタート。裏切り者の子分と役人を拷問すると(耳を切り取ったりする)、そのまま大東亜団幹部の柴崎(永倉大輔)らがいるそば屋に乗り込んで、相棒の槙野と一緒に全員殺害した挙げ句、警察に現行犯逮捕されるというスピード再逮捕振りを見せるのです。結局、若頭の鷲尾や親分(白竜)に挨拶することもないまま塀の中に戻るというのは、僕の勝手な予想ではたぶんキャストの人のスケジュールの都合なんじゃないかと思うんですが(汗)、非常にユニークな展開だったなぁと。的場耕司さん、かなりポイントが上がりましたよ。


出所したばかりの2人(DVDだとここで第一章が終了)。槙野役の大沢樹生さんもヤバいムードが素敵だったり。
出所した槙野と織田

そば屋でのバトル、永倉大輔さんも良い味を出してました。
そば屋での死闘


というか、この作品、ところどころに良い意味での“中二感”があって。格闘やらチャンバラやらは結構派手めの殺陣が展開されるし(流血はCGを使って多めに表現)、人物描写だって、小沢和義さん演じる丹羽なんて半グレというよりは「① 黒のロングコート着用で全身黒ずくめ」「② 日本刀が武器で肌身離さない(刀で車のタイヤを斬ったりする!)」「③ 片方の黒目の大きさが違う」「④ 強い奴と戦いてぇ ( ̄ー ̄) ニヤッ」と、中学時代の僕がノートに書いていたようなキャラクターだったしね。明神役の哀川翔さんなんて、ラストは左手に鉄の爪を装着して襲ってくるんだから、「なにこのヤクザ映画!」と驚きながらも、僕の顔は微笑んでいたのでしたーー (´∀`) スキヨ


本作の小沢和義さんは半グレどころか、スーサイド・スクワッドに加わりそうな勢い。
日本刀マスター丹羽

クライマックスは、日本が誇る顔面凶器兄弟のソードバトルが観られるのです! (*゚∀゚)=3 ムッハー
小沢兄弟のソードバトル

鉄の爪を装着するラスボス・明神役の哀川翔さん。死ぬ時の直立具合が最高でした。
鉄の爪を装着する明神


そして、何よりもアットホームなオチにビックリしました。物語を振り返ると「テツに小指を詰めさせたのは可哀想だったし、そもそも鷲尾が明神の左手を切ったのも良くなかった」ということで。明神との対決を制した後のエピローグ、鷲尾が沖田から小指を渡されると「オレが6代目になったらこの掟は廃止する! (・д・) イクナイ!」と決断するくだりが、「そ、そりゃそうだよね… (`Δ´;) イマサラ?」と思わされて面白かったんですけれども。さらに、組の重鎮である伊達(中野英雄)や大谷(菅田俊)が「オレたちは家族みてぇなモンだからな」なんて語り合うわ、テツが赦されて組に戻るわ、凪と一緒になってカタギになろうとした沖田もやっぱり組に戻ってくるわと、なんか一気にファミリー感が溢れる雰囲気になったと思ったら、Rioさんによる「CONFLICT ~螢よ永遠に~」がこれまた感動的に流れるんですよ。なんて言うんでしょうか、ある種の“ヤクザ賛歌”にも感じられて若干の居心地の悪さがありながらも、不思議な大団円ムードがあってね…(しみじみ)。上手く書けないけど、「みんな、繋がってるんダナー (ノДT) ニンゲンダモノ」なんて不覚にも泣いてしまった僕は、少し疲れていたのかもしれません。


いろいろあったけど、最後はこんなハッピーエンド。
ハッピーエンド

一応、Rioさんの「ホタル」を貼っておきますね↓ 詞は違うけど、歌の感じは一緒。




その他、「品川祐さんのパチンコ屋店員役は似合ってた」とか「薬漬け&輪姦展開はかなりキツかった…(中山こころさんは頑張ってた)」とか「丹羽が事務所に殴り込んでくるくだり、ヤクザの事務所なのに防犯カメラないの?」とか「中野英雄さんの腕が切断されたりとか、ゴア描写が意外とあって良かった」とか「遠藤要さんは好きだけど、遠藤章造さんは…」とか、書きたいことはあるんですが、長くなるので割愛! なんか変なところや腹立つ部分もあるんだけど、小沢兄弟を始めとする濃い顔の役者さんたちを観ているだけでも愉快だったし、妙に面白い映画でしたヨ (´∀`=) ウフフ これだけの“ヤクザモノのスター”を集めて作るのは交通整理だけでも大変だと思うので(「エクスペンダブルズ2」でのサイモン・ウェスト監督のオーディオ・コメンタリーを思い出した)、藤原健一監督の手腕はスゴいなぁと。まぁ、興味がある人は「ちょっと変な映画」だということを踏まえて借りてみてくださいな。




ということで、公開から約1ヵ月後にリリースされた第一章。



そして、いろいろと凄まじいことになる第二章でございます。



ヤクザvs半グレで連想した東映Vシネマ25周年記念作。僕の感想はこんな感じ



「コンフリクト」と聞くと思い出すのはこの作品。僕の感想はこんな感じ



Rioさんのアルバムでございます。買おうかしらん。









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2016年09月17日

HiGH&LOW THE MOVIE(ネタバレ)

テーマ:新作映画(2016)
HiGH&LOW THE MOVIE

HiGH&LOW THE MOVIE

2016/日本 上映時間130分
監督:久保茂昭
脚本:渡辺啓、平沼紀久、TEAM HI-AX
企画プロデュース:EXILE HIRO
アクション監督:大内貴仁
撮影:鯵坂輝国
照明:平野勝利
録音:照井康政
美術:橋本創
音楽:中野雄太
音楽プロデューサー:佐藤達郎
コスチュームプロデューサー:小川哲史
出演:AKIRA、青柳翔、高谷裕之、岡見勇信、井浦新、TAKAHIRO、登坂広臣、岩田剛典、鈴木伸之、町田啓太、山下健二郎、佐藤寛太、佐藤大樹、岩谷翔吾、山本彰吾、黒木啓司、遠藤雄弥、鬼龍院翔、喜矢武豊、歌広場淳、樽美酒研二、稲葉友、栁俊太郎、山田裕貴、鈴木貴之、一ノ瀬ワタル、鈴木昴秀、龍、前田公輝、窪田正孝、永瀬匡、佐野玲於、ZEN、林遣都、遠藤要、阿部亮平、小澤雄太、ELLY、早乙女太一、大屋夏南、野替愁平、白濱亜嵐、ANARCHY、秋山真太郎、武田航平、中村達也、橘ケンチ、小野塚勇人、松澤一之、西岡徳馬、小島藤子、工藤綾乃、楓、佐藤晴美、山口乃々華、城戸愛莉、八木将康、加藤歩、坂東希、V.I、白竜、豊原功補、天野浩成、藤井夏恋、藤井萩花、YOU、小泉今日子
パンフレット:★★★(1000円/作りはしっかりしてます)
(あらすじ)
「山王連合会」「White Rascals」「鬼邪高校」「RUDE BOYS」「達磨一家」という5つのチームがしのぎを削り、各チームの頭文字をとって「SWORD地区」と呼ばれる荒廃した危険な街。5つのチームが台頭する以前、一帯は伝説のチーム「ムゲン」によって支配されていた。そんなムゲンと、彼らに屈しない雨宮兄弟が激突し、ムゲンは解散してしまうが……。(以上、映画.comより)

予告編はこんな感じ↓




75点 ドラマを観た後:90点


※今回の感想は、映画と関係のない文章が多めなので、そういうのが苦手な人は気をつけて!

オレはただ、このブログを書きたかっただけだーー。


EXILE TRIBEの「HIGHER GROUND」を貼っておきますね↓




あれは8月24日のこと。仕事をサボッスケジュールを調整して1日の自由を手に入れたオレは、渋谷のユーロスペースで映画を観て過ごすつもりだった。観る映画は、ケンとカズクズとブスとゲスちえりとチェリー。ノートPCもちゃんと充電済みであり、電源カフェの場所も把握済み。もし仕事で何かあったとしてもすぐに対応できる。「悪な男だぜ ( ̄ー ̄) ニヤッ」と独りごちながら、新宿の金券ショップの前を歩いていた時! まるで日本刀のような殺気を感じて振り向くと、1人の男と目が合った。


突然、背後から日本刀のような殺気!(「グラップラー刃牙」より)
殺気を感じた花山

振り向くと…750円…だと!?
金券ショップで750円!


それは「HiGH&LOW THE MOVIE」のチラシに載っていたAKIRAの強い視線だった。な、なんだ、この男は? 750円で売られているくせに、不適な笑みを浮かべてやがる… (`Δ´;) ヌゥ そういえばツイッターで相互フォローしている方が本作を褒めてたっけ。まぁ、アクション映画が好きな人的には「ダンサー=身体能力が高い=アクションに向いている」という認識があると思うのですが(念のため、あのジャン=クロード・ヴァン・ダムもバレエ経験者…ということも書いておきましょう)、僕もそれなりには気になっていたんですよ。

ただ、もう「若い不良たちが縄張りを巡って抗争する云々」なんて映画を観に行く年齢でもないし(殺人空手でカルト集団を皆殺しにする映画を観に行っている男の文章)、何よりも「テレビシリーズと連動→そんなのまで観るヒマはない」のでね(苦笑)、スルーするつもりだったんですけれども。「750円だったら払ってもいいか (`∀´) ケケッ」と思ってね、この日はケンとカズクズとブスとゲスちえりとチェリーハイとローを鑑賞することに決定。ユーロスペースで3本観た後、適当に夕食を済ませてから、TOHOシネマズ渋谷に足を運んだのでした。


1番スクリーン、公開1カ月近く経っているのに、ほぼ満員でしたよ。
1番スクリーン


お話を雑&乱暴に書いておくと、いきなり貧民街が爆破されると同時に商店街が襲撃されて、”貧民街をパルクールで移動する人たち”RUDE BOYS”商店街LOVEずっきゅん山王連合会がスゲー怒って。どうやら同じころに“正義のスカウト集団”White Rascals”教育機関感ゼロの学校”鬼邪高校”テキヤ集団っぽい”達磨一家も襲撃されていたようで、それらはSWORD地区を手に入れたい“海外マフィア”長城の御曹司・李が仕組んだことでしてね。李は、“伝説の走り屋集団”MUGENのリーダーだった琥珀さんをそそのかして、”とにかく強い人たち”MIGHTY WARRIORS”「それはスカウトじゃなくて誘拐じゃないですか…」感溢れるスカウト集団”DOUBTを使って、SWORD地区を縄張りとするチームを一掃しようとしてたのです。


一応、話の流れを説明してくれる動画を貼っておきますね↓




そこに”よくわからないけど最強の兄弟”雨宮兄弟も加わって、コンテナ街でSWORD連合軍with雨宮兄弟(100人ぐらい)vs 琥珀さん&MIGHTY WARRIORS feet.DOUBT(500人ぐらい)がほぼ素手で激突! 各々適当な見せ場をもらいながら、ラストは元MUGENのメンバー3人vs琥珀さんによる回想階層バトルによって、琥珀さんの涙腺が決壊→墜ちたー!ヽ(`Д´)ノ ウォォォォッ! とりあえず問題は解決したっぽいムードになって、作戦が失敗した李は父親の白竜さんに焼き土下座(少しウソ)。雨宮兄弟の長男が斎藤工さんだったりした後、コンテナ街の決闘にいなかった劉が九龍グループのスパイだったことが判明して、映画は終わってましたよね、確か。


そして、物語は「HiGH&LOW THE RED RAIN」に続くのでした。




まず、連想したのは実写版「TOKYO TRIBE」例えが古くなっちゃいますが(汗)、「疾風伝説特攻の拓」あたりの「やたらスゴい肩書きの不良や暴走族が出てくる“キャラ立ちがしっかりしたヤンキー漫画”」っぽい作りながらも、「100人のMUGENと2人で渡り合った雨宮兄弟」「5留は当たり前の鬼邪高校」「人権が認められていない無名街」「1人の刑事に賄賂を渡したぐらいで貧民街で起きた爆破放火事件や商店街襲撃事件をまったく捜査しない警察」などなど、どう考えてもフィクション感の強い設定が当たり前の顔で展開されまくりでしてね。僕は「TOKYO TRIBE」が大好きな上に、あの映画ほどふざけていない分、かなりストライクでした。

というか、一番良かったのは、画面がリッチに見えたこと。特にアクションシーンはなかなかクオリティが高かったです。ちゃんと各ボス&各勢力ごとにファイトスタイルを変えてたりするし、ミュージックビデオ感はありながらもワンカット長回し(そう見えるように上手く繋いでるところもあると思う)を入れてくるのが良かったし…。クライマックスのコンテナ街での対決はド迫力で、吊ったカメラを移動させながら撮った乱戦模様は、「日本でもこんな画が撮れるんだな… (゚д゚;)」と感心いたしました。


このスケール感、最高! 「ウォーリーをさがせ!」みたいに細かいところをチェックしたくなるのです。
コンテナ街の決闘


それと、最後の元MUGENのメンバー3人vs琥珀さんは、間違いなく「プロジェクトA」「るろうに剣心 伝説の最期編」のラストバトルを意識したと思うんですが(九十九の頬に十字の血が付いたりしてた)、あの琥珀さんの“心”に訴えかけていく連続回想シーンには驚いたというか。回想シーンの中に回想シーンが入ったりして「インセプション」のような“何が何やら感”は強かったものの、「琥珀サァーン!( TдT)」と泣き叫びながら向かっていくコブラたちの熱意にグッときてしまって、気が付けば僕もすっかり「琥珀サァーン!( TдT)」という気持ちになっていたというね。


「ムゲンは仲間を見捨てねぇ!」からのテーマが流れる展開は鳥肌が立ちましたよ ( TдT) コハクサァーン!
ムゲンは仲間を見捨てねぇ!


ただ、ごめんなさい、文句を書くと、女性キャラがウザかったです…。レディースの苺美瑠狂とか、お笑い担当って感じでちょっとキツいなぁと。YOUさんと小泉今日子さんのキャラもなんとなく「見守っている大人キャラなんだろうな〜」とはわかったけど、最後に出てきて大人代表みたいな台詞を言われると、なんか居心地が悪かったというか。僕的には、どうせ女性を出すならMIGHTY WARRIORSのセイラのような戦闘キャラの方が好みだし、それが厳しいなら「ロボに乗せる」というのもアリだったのではないかーー(誰も賛同しなさそうな提案)。


「TOKYO TRIBE」の大好きなシーンを貼っておきますね。ただ、実際にロボでは戦わないんだよなぁ (・ε・)
ロボに乗る女性


そんなワケで、鑑賞後は「良い映画を観たなぁ〜 (´∀`) ウフフ」程度の気分だったんですが、テレビシリーズが気になってしまって。で、ちくしょう、huluに加入して見始めたらこれもまたスゲー面白い。いや、僕自身、特撮番組以外はそんなにテレビドラマを見ないので他とは簡単に比較できないんですが、各キャラ&勢力のキャラの立たせ方のバランスが見事であり(スモーキーを病弱設定にしたりとか)、細かい部分もキッチリ作っているし(MIGHTY WARRIORSメンバーの車のナンバーがキャラに合ってたりとか)、ドラマで観る分には苺美瑠狂の人たちも可愛くて、登場人物全員好きになっちゃう感じ。ちゃんとEXILE関係以外の役者さんたちを主要なキャラに起用しているのも良いなぁと。ちなみに僕が一番好きなキャラは、琥珀さんは別格とすると、White RascalsのROCKYでございます。


店の経営が軌道に乗ったら、孤児院を作ろうと思っているROCKY… (ノД`) イイヒト 2位は鬼邪高の関だったり。
ROCKY


その上でアクションが非常に贅沢に作られててビックリしたというか。乱戦の長回しとかよく考えられているなぁと。「格闘技中継の煽りPVの作りをドラマに持ち込んだような編集・構成」というイメージで、毎回同じような使い回しシーンが出てくるものの(そうやって予算を上手く使ってるんだと思う)、ちゃんとお金をかけて作り込んでいるため、そんなにイヤに見えない…どころか、むしろ「おっ、またこの場面が出てきたな ( ̄ー ̄) ニヤッ」と楽しい気分になってくる不思議。もうね、マジで観て良かったです。


格闘技中継の煽りPVとは、こんな感じ↓ ナレーションも立木文彦さんだしなぁ。




で、やっと全話見終わった&今週の「ムービーウォッチメン」の課題映画になったので、もう一度観に行こうと思っていて。ただ、1回目を750円で観てしまったことになんとなく負い目を感じていたので、昨日、ユナイテッド・シネマ豊洲の会員サービスデーを利用しながらも「販売中のコラボフードをすべて注文=合計2730円使った」ということで、勘弁してもらえねぇかな、琥珀さん…。


5番スクリーン、ほぼ満席でした。
5番スクリーン

コラボメニュー、全部頼みましたよ。
飲食物(2730円)

団扇とオリジナルジャーをゲットいたしました。
団扇とオリジナルジャー


そして、テレビシリーズを全話視聴してからの映画鑑賞最高だった!ヽ(TДT)ノ ウワァァァン! 映画単体でも楽しかったのに、ドラマで思い入れが増している分、破壊力がバイバインであり、鑑賞後にサントラを買ってしまったほど。「乱戦時のチハルと古屋のやりとり」といった細かい描写がわかるのもうれしかったし、1回目以上にラストバトルの琥珀さんがスゲー泣けましてね… (ノω・、) コハクサン... というか、この映画、琥珀さん役のAKIRAさんの顔芸を観ているだけでも楽しくて(個人的には九十九に自殺願望を見抜かれた時の驚く表情が好き)、なんか僕的に映画「ROOKIES 卒業」はつまらない作品だったけど、テレビシリーズのファンはこんな風に幸せな気持ちだったのかもしれないな…なんて思ったり。


SWORD集合シーンは初見時も良かったけど、テレビシリーズを観た後に観るとテンションの上がり方が違うのです。
SWORD勢揃い!

こういう回想シーンも、より楽しめるように。2人が出てくるのを待っている時の顔が好き。
在りし日の琥珀

復讐から解き放たれてフュリオサっぽく叫ぶ琥珀さんを貼っておきますね。
フュリオサな琥珀


その他、「琥珀さん、定職ついてないのかな…」とか「特撮番組出身者が多いのも好き」とか「テーマの流し方が特撮番組っぽい」とか「コブラがプロレス技を駆使するのがいいね」とか「ムゲンのメンバーに高谷裕之選手と岡見勇信選手を起用するセンスが素敵」とか「危険ドラッグの『RED RUM』という中二感溢れるネーミング」とかとか褒めたいところは無限にあるんですが、長くなるので割愛! 一応、テレビシリーズを経た上での不満を書いておくと、すみません、やっぱり映画での女性キャラたちは微妙だったというか。例えば苺美瑠狂たちを「ロボに乗せる」というのもアリだったのではないかーー(しつこい提案)。あと、映画の出来とは全然関係のない話ですが、コラボフードの「男気」厚切りベーコンサンドのベーコンがまったく厚切りではなかったのが納得いかなかったんだーー。


これが厚切りって、どうなってんだよ、琥珀サァーン!ヽ(TДT)ノ
「男気」厚切りベーコンサンド


そんなワケで、ダラダラと駄文を垂れ流しましたが、非常に楽しいドラマ&映画でした (´∀`=) ヨカッター 本当は「HiGH&LOW THE LIVE」のライブビューイングも観たかったんだけど、時間が合わなかったので仕方なし。今、斎藤工さんが“雨宮兄弟の最強の長男”として登場する続編がスゲー楽しみだったりするのです。合う合わないが非常に分かれる気はしますが(世界観とか映像の使い回しの多さとか)、興味のある方はドラマから観てみると良いザンス。




テレビシリーズのシーズン1。1話30分×全10話なので、結構見やすいのです。



サントラでございます。まだ届いておりませぬ…。



連想した園子温監督作。僕の感想はこんな感じ









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