映画の感想については基本的にネタバレ全開で書いておりますので要注意です。あと、映画の見方がやや偏っているとは思うので、点数もそんなに気にしないでくださいね。
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2014年11月27日

ヘラクレス(2D・字幕版)(ネタバレ)

テーマ:新作映画(2014)
※この映画に関しては、小覇王さんの感想がベストなので、そっちを読んで!

<どうでも良い前書き>

昨年と今年、世界で2番目に稼いだハリウッドスターになった(1位はロバート・ダウニーJr.)、ドウェイン・ジョンソン(a.k.a.ロック様)。2014年度は「マッスル&フィットネス」の表紙を二度飾る快挙を成し遂げていて、精神的にも肉体的にも今がまさに脂が乗っている状態と言っても過言ではないでしょう(どことなく偉そうに)。

ただ、恥ずかしながら僕は主演作をすべて追っているワケではないんですが、「ロック様ならこの1本!(o^-')b」的な作品はまだない印象。いや、近作だと「ペイン&ゲイン 史上最低の一攫千金」「オーバードライヴ」は大好きだけど、例えばシルベスター・スタローンの「ロッキー」「ランボー」的な? 男子中学生(童貞)が友人と「ロック様と言えばあの映画だよな!(`∀´)」なんて、微笑み交わして語り合い落ち葉を踏んで歩くような、「オッス、オッス!ヽ(`Д´)ノ」と荒ぶる男たちが“ここぞという時に観る1本”はまだ残せていないような気がする…というのは失礼でしょうか(なにこの文章)。

だから、今回の「ヘラクレス」はスゲー期待してたんですが…。ツイッターなどを薄目で眺めていると、微妙に評判が良くなさそうなので、結構ガッカリ。まぁ、予告編はかなり観すぎていて、荒井注さんっぽい男が「Who are you!? m9`Д´) ビシッ」なんて言った後にロック様が「I am Hercules! ヽ(`Д´)ノ ウォォォォ!」と応える場面に関しては、「猿の惑星:新世紀」「The animal!!(`Δ´)」「ふしぎな岬の物語」「ありがとね~ 川TДT)ノ」と並んで辟易していたのもあって、テンションは急降下。とは言え“観るのは義務”なので、ケラン・ラッツ主演作よりはマシだといいなぁ (´・ω・`)」程度の気持ちで、今月1日、肉や「エクスペンダブルズ3」を堪能してから、立川シネマシティ1で鑑賞したのです。

観客は7人ぐらいでしたよ。
ヘラクレスを観に来ました















ヘラクレス(2D・字幕版)

ヘラクレス

原題:Hercules
2014/アメリカ 上映時間99分
監督・製作:ブレット・ラトナー
製作:ボー・フリン、バリー・レビン
製作総指揮:ロス・ファンガー、ジェシー・バーガー、ピーター・バーグ、サラ・オーブリー
原作:スティーブ・ムーア
脚本:ライアン・J・コンダル、エバン・スピリオトポウロス
撮影:ダンテ・スピノッティ
美術:ジャン=バンサン・ピュゾ
衣装:ジェイニー・ティーマイム
編集:マーク・ヘルフリッチ、ジュリア・ウォン
音楽:フェルナンド・ベラスケス
視覚効果監修:ジョン・ブルーノ
出演:ドウェイン・ジョンソン、イアン・マクシェーン、ルーファス・シーウェル、アクセル・ヘニー、イングリッド・ボルゾ・ベルダル、リース・リッチー、トビアス・サンテルマン、ジョセフ・ファインズ、ピーター・ミュラン、ジョン・ハート、レベッカ・フェルグソン、イリーナ・シェイク
パンフレット:★★★(720円/普通に良い出来のパンフ)
(あらすじ)
人間と全能の神ゼウスの間に誕生した、半神半人の男ヘラクレス(ドウェイン・ジョンソン)。神さえも恐れおののく並外れたパワーを誇りながらも、人間の心も兼ね備えた彼は、強さと優しさに満ちた者として名をはせていた。だが、わが子の命を奪ったことで罪の意識に押しつぶされそうになる。悩み苦しみ抜いた果てに、彼は12の試練を自らに課して救いを得ようとする。多頭の蛇ヒュドラ、不死身のライオン、巨大なイノシシであるエリュマントスといった魔物や悪を成敗していくヘラクレスだったが……。(以上、シネマトゥデイより)

予告編はこんな感じ↓




79点


意外と良かったです (・∀・) イイネ! この映画、「衝撃の展開が!Σ(゚д゚;)」的な要素は特にないんですけど(苦笑)、基本的にネタバレを知らない方が楽しめるような、でも、内容を知らないで観ると失望するような、そんなバランスの映画だったりしましてね。気になっている人は、こんなネタバレ全開の駄文を読む前に、ぜひ「騙された!ヽ(TДT)ノ」と泣きながら劇場に行ってもらって。鑑賞後、本当に騙されたと思った時は、ひねくれて星をにらんでいただければ幸いです。


なんとなく「みなしごのバラード」を貼っておきますね↓




で、感想を書きますが、映画冒頭、12の難業がダイジェストで終わった時は、少し頭に来ましたよ。大ざっぱに書くと、この作品に出てくる「ヘラクレスの英雄譚」は、「ヘラクレスの強さをアピールするために、王様や傭兵仲間が膨らませたハッタリストーリー」であり、予告編で流れた「vs ネメアの獅子」とか「vs ヒドラ」とか一瞬で終了なんですね。


この場面、あっという間に終わります。
vs ネメアの獅子


まぁ、確かに「偽りの伝説か、真の英雄か。」というキャッチコピーで“その内容”を匂わせてはいるものの、完全に予告編詐欺じゃありませんか。怒りにまかせてJAROに連絡する人がいてもおかしくないというか、この時点で乗れない人がいてもそれは仕方ないと思うのです。僕も半裸のロック様が12の難業に挑む姿を想像して興奮していただけに、非常にガッカリいたしました。


「顔が見えない」のは確かに怪しいと思ったんだけど、まさかダイジェストだったとは…。
顔が見えない


ただ、10月に「沈黙のSHINGEKI/進撃」というもっと非道い詐欺に遭っていただけに、「そういうこともあるさ (´∀`) イインダヨ」と「夜回り先生」ライクに許せましてね。というか、ヘラクレスとともに行動するチームH(ヘラクレス)のメンバーたちが魅力的だったし、「一介の傭兵が“真の英雄”になる」というストーリーも良くて、「これはこれで面白いじゃん!(*゚∀゚)=3 ムッハー」と楽しめたのです。


棍棒が世界一似合う色男・ロック様のヘラクレス。このポーズで雄叫びをあげた瞬間、「スコーピオン・キング」を超えた!
ナイスなビジュアル

では、チームHのメンバー紹介。古くからの友人アウトリュコス(ルーファス・シーウェル)はナイフ投げの達人で戦略家。
ナイフ使いのアウトリュコス

ヘラクレスに助言をする預言者アムピアラオス(イアン・マクシェーン)は槍の使い手でもあったりして。
槍を使う預言者アムピアラオス

口の利けないテュデウス(アクセル・ヘニー)は、戦場で超凶暴になる戦士(でも、子どもには優しい)。
戦場の野獣テュデウス

紅一点のアタランテ(イングリッド・ボルゾ・ベルダル)は弓使い。男なんかに負けないわよ!
弓使いアタランテ

ヘラクレスの甥のイオラオス(リース・リッチー)の武器は口八丁。ヘラクレス伝説の語り部なのです。
口八丁のイオラオス


この映画のヘラクレスは“半神”ではないんですが、「妻子を殺した疑惑」があったり、「ケルベロスの夢」を見たりと、それなりに元ネタ要素をストーリーに絡ませているのもユニークで。あまり関係ありませんけど、「赤子のヘラクレスが、ヘラが放った2匹の毒蛇を素手で殺した」というエピソードをよくよく考えると、「範馬勇次郎の誕生譚」で、「赤子の勇次郎がココイヤドクガエルを倒した」のは、ヘラクレスオマージュだったのでは…って、どうでも良いですかねー (´∀`;) エヘヘ


この場面、ヘラクレスを意識していたというのは考えすぎでしょうか(「範馬刃牙」第2巻より)。
ココイヤドクガエルvs範馬勇次郎


ストーリーを雑に書くと、「王女ユージニア(レベッカ・ファーガソン)に頼まれたので、軍隊を鍛える&反逆者レーソス(トビアス・ザンテルマン)を退治して王国を救ってみたら、実はコテュス王(ジョン・ハート)が暴君でした (ノ∀`) ダマサレチャッタ」って感じ。振り返ってみれば、「そんなのすぐバレるし、ヘラクレスたちも早く気付けよ ( ゚д゚) アホカ」とか「いくらヘラクレスたちを騙すためとは言え、『ベッシ族が魔術で操られている』という設定で無防備に軍を進めたのはリスキーすぎるだろ」とか「ヘラクレスを呼んだ後でも、王女が反乱軍側につけば、普通に勝てたんじゃないの?」とか思わなくもないんですが、「ハッタリをかまして生きてきたヘラクレスたちが同じような手口に騙されてしまう」という構図が愉快なので、気にしない気にしない(自分に言い聞かせるように)。

何が燃えたかって、クライマックスですよ。騙されたことに気付いたチームHは、今度はコテュス王を倒すことを決意。ところが、戦略家のアウトリュコスが“方向性の違い”から卒業してしまったこともあり、驚くほどアッサリ捕まってしまうと、昔の雇い主だったエウリュステウス王(ジョセフ・ファインズ)が登場しまして。得意げに「ねぇねぇ、お前に毒を盛った後、妻子をどう猛な三頭の犬に食い殺させたのはオレなんだけど、今、どんな気持ち? (・∀・) ネェネェ」なんて告白するから、超ムカつくのです!ヽ(`Д´)ノ キィィィ


レイフ・ファインズの弟のジョセフ、良い仕事をしましたな。
エウリュステウス王(ジョセフ・ファインズ)


このエウリュステウス王のNDK振りがとにかく素晴らしくて、僕自身も憎悪のあまりに撲殺したくなったほど。ところが、ヘラクレスったら、鎖に繋がれて手も足も出ないし、僕も映画の中には入れないし…(なにこの文章)。しかも、目の前では王女が殺されそうになっていて、「ああん、誰か助けてぇ!ヽ(´Д`;)ノ」と思っているところで、あの予告編のシーンがスタートですよ。

預言者アムピアラオスが「決めるのは誰だ? やるのは誰だ? 行くのは誰だ? そうお前だ!m9`Д´) ビシッ」と鼓舞すると、ヘラクレスったら「オレがCaptain of the Shipだッ!ヽ(`Д´)ノ ヨーソロー」と鎖を引きちぎって、敵を皆殺しにする…って、別のものが混ざっちゃいましたな (ノ∀`) スミマセン 何はともあれ、この場面はその直前のイライラも凄まじかっただけに瞬間的に体温が40度を超えるほど燃えたというか(※個人の感想です)。「猿の惑星:新世紀」といい、「ふしぎな岬の物語」といい、予告編に使われるのは良い場面なんだなぁと当たり前のことを今さら噛みしめた次第。


アムピアラオスが必死に鼓舞すると…。
貴様は何者だ!

ヘラクレスったら鎖を引きちぎって、“真の超人”になるというね。このシーン、100点!
オレはヘラクレスだッ!


その後は、チームを卒業したハズのアウトリュコスが加勢に来てくれたり、テュデウスが王子を守って死んだりしつつ、ヘラクレスがまたもや怪力を発揮しましてね。巨大なヘラの像を倒す→敵軍が「アイツには敵わないや ┐(´ー`)┌ マイッタネ」的なムードになって、めでたしめでたし。自分が死ぬ予言をしていたアムピアラオスが「オレ、死んでない!? ∑(゚Д゚)」なんてナレーションが流れたところで、エンドクレジットに突入しまして。「もし神話の12の難業をチームHで実際に挑んでいたら…?」的なアニメが流れて終わってました。


このヘラの像を倒す場面は、観ているこっちも力が入っちゃいましたよ。
巨大なヘラの像を倒してました


率直なところを書くと、テュデウスが感動的に死んでるのに、アムピアラオスの愉快な独白で終わるのは好みじゃなかったです。それと、エンドクレジットで流れたチームHの活躍振りが素敵すぎて、正直、そっちが観たかったなぁと。なんて言うんですかね、この映画の話も確かに面白かったけどさ、やっぱり神話のモンスターたちを攻略するロック様が観たかったことにあらためて気付かされちゃったんですよね…。

でも、まぁ、ロック様が演じた蛮人っぽいヘラクレスは超好み。アクション自体は結構普通ではあったものの、ああいうパワフルで大味な戦闘振りは嫌いじゃなかったです。役者さんたちもみんな良くて、“ヘラクレスの奥さん”メガラを演じたイリーナ・シェイクに関しては、検索したらエロい画像が引っかかりましてね…。今、イリーナ・シェイクが迫ってきたら、2秒で浮気する自信があります(奥さんに読まれたらアウトな文章)。


何度観ても最高なビジュアル。僕もこんな棍棒が似合う男になりたかったーー。
棍棒が似合う男

奥さん役のイリーナ・シェイク、出番は少ないけど、好きでした (〃∇〃) ウフフ
亡き妻メガラ(イリーナ・シェイク)


ということで、予想とは違ったんですが、面白かったです (・∀・) ヨカッタ! 続編を作る必要がない作品だと思うけど、チームHの活躍はまだまだ観たいような気がしないでもなかったり。まだ都内でも一部では上映されているので、ロック様が好きな人はぜひ観てあげて!




ロック様がこの映画のためにどれだけ苦労したかが載っております。



サントラを貼っておきますね。ジャケットがカッコイイ!



ブレット・ラトナー監督作では、これが一番好きかな。



ロック様の記念すべき初主演作。決して嫌いではありませんが…。



レニー・ハーリン監督×ケラン・ラッツ主演作。頑張ってはいたと思う。



ジョン・ヘニガン主演作。地雷っぽいけど、ちょっと観たい。



ロジャー・ヤング監督作。微妙な感じがしますが、どうなんでしょうか。



ディズニーアニメ版。「健康優良野郎」って印象。



アーノルド・シュワルツェネッガーのデビュー作。肉体の見応えはありますぞ。



里中満智子先生によるギリシャ神話漫画。こういうのから入っても良いよね。








2014年11月25日

2014年12月公開で観たいと思っている映画の覚え書き

テーマ:観たい映画の覚え書き
毎月の恒例として、とりあえず僕が2014年12月公開で観たいと思っている映画を貼っておきますね↓


※◎は「絶対観る」、○は「一応観たい」、△は「興味ある~」って感じです。

12/6
サベージ・キラー ◎
チェイス! ○
ラブ・パンチ △
ハネムーン △
超能力研究部の3人 △


12/13
ホビット 決戦のゆくえ ◎
仮面ライダー×仮面ライダー ドライブ&鎧武 MOVIE大戦フルスロットル ◎
ゴーン・ガール ◎
神は死んだのか ○


12/20
百円の恋 ◎
ベイマックス ◎
マップ・トゥ・ザ・スターズ ○
バッド・マイロ! △
みんなのアムステルダム国立美術館へ △
ガガーリン 世界を変えた108分 △
バンクーバーの朝日 △


12/27
王の涙 -イ・サンの決断- △
サンバ △



僕好みのアクション映画が連発されていた秋と比べると、今月のラインナップはちょっと寂しい印象がしつつも、やっと「ホビット 決戦のゆくえ」が公開されるのはうれしい限り。あと、癒しムービーっぽい宣伝の「ベイマックス」には1ミリも興味が持てなかったんですが、ウワサではなんとド直球のヒーロー映画なんだそうで(原題は「Big Hero 6」)。とりあえず両作品とも前売り券は購入済みだったりします ( ̄ー ̄) ニヤッ


「ベイマックス」の予告編、全然ヒーロー映画っぽくないのは何故…?




あと、チェックしておきたいのが「サベージ・キラー」。鬼畜どもに殺された女性がゾンビとなって復讐する映画なんだそうで、なかなか僕好みっぽいのです。同じ女性主人公繋がりでは、安藤サクラさん主演の「百円の恋」が超良い感じ。何気なく予告編を観てから、ずっと気になってるんですよね~。


「百円の恋」、なかなか面白そうじゃないですか。




その他、冬のライダー映画は足を運ぶのが恒例行事だし、尊敬する映画評論家の町山智浩さんが「たまむすび」で紹介していた「ゴーン・ガール」も観る予定。できれば、デヴィッド・クローネンバーグ監督の「マップ・トゥ・ザ・スターズ」あたりも観に行きたいところだけど、2年前に観た「コズモポリス」が僕にはちょっと難しかっただけに、少し迷っていたりします… (・ω・;) ウーン


「マップ・トゥ・ザ・スターズ」の予告編を貼っておきますね↓ どうなんでしょうか。




名画座系に関しては、今回はあまり興味を引く組み合わせがなかったです。って、そもそも最近はまったく足を運べていないんですが。まぁ、時間に余裕が出来たら「エクスペンダブルズ3」の7回目と「ザ・レイド GOKUDO」の2回目を観に行きたいカナー。というか、まどろっこしいことをしてないで、さっさと「ザ・レイド GOKUDO」R18版を公開すべし!m9`Д´) ビシッ 以上、2014年12月公開で観たいと思っている映画の覚え書きでした。ではでは~。




2014年11月25日

先週の備忘録(2014/11/18~11/24)

テーマ:備忘録(2014)
さて、毎週火曜日は備忘録ということで、先週の出来事や思ったことを適当に書いてみますね↓


水曜日は、高校時代の親友と飲みました (´∀`)
金曜日の「『ザ・レイド』祭!」は最高だった!ヽ(`Д´)ノ
そして、その翌日にケガをしました… ('A`)



今、非常にテンションが下がっている状態なので、アッサリめに書きますよ。水曜日は高校時代の親友に会って、そこそこ高級な寿司を食らい、一緒にスナックに行ったりして、超上機嫌。金曜日は「『ザ・レイド』祭!」に行って、そーす太郎さんにお会いしたり、「ザ・レイド GOKUDO」の素晴らしさを噛み締めたり(僕が観たのは「R18版」ですが)、某知人と飲んだり、その後、1人で飲みすぎてよく分からないことになったりしたものの、これまた楽しかったのですよ。


火曜日は、コツコツ集めていたシールが40枚に到達→コリラックマプレートをゲット→奧さんに褒められたりしました (〃∇〃) ウフフ
コリラックマパスタプレート

金曜日は、めざまし占い1位! その予言に恥じぬ素晴らしい日になったのです。
ナイス運勢!

「『ザ・レイド』祭!」では武田梨奈さん&松江哲明監督のトークショーもありましたよ。
ザ・レイド祭!


で、翌土曜日は「誕生日のステーキを食べに行く日」だったので、睡眠3時間ほどで起床。月イチで契約しているスポーツジムに行って、ハードな筋トレに挑んだところ! 右足が肉離れになってしまったというね… ('A`) 足を地面に着くと痛くて歩けないため、結局、3連休の予定はすべて吹き飛んでしまい、ほぼ寝たきりで過ごす羽目になったのでした。

こう見えても僕は体が不調になると一気に精神状態も悪くなるタイプなのでね(苦笑)、心底死にたい気持ち。「そもそもなんでステーキを食べる前に筋トレなんてする必要があるのよ?」と奧さんに問いつめられたから、「体全体で肉を吸収したかったから…」と答えたものの、自ら口にしたその言葉がバカバカしく感じられたりもして。その結果、食べに行けなくなったことを考えると、アタシってほんとバカ (ノω・、) もうね、ムービーウォッチメンの課題映画や木曜のタマフル・トップ5オフ会どころか、金曜日のライムスターのLIVEですら危うい状況の現在、涙が止まらないのです…。


今の僕の気持ちを代弁するさだまさしさんの歌を貼っておきますね↓




1人、ベッドで横になりながら、最近の自分を鑑みると、いろいろと良くなかったと思う。睡眠不足の疲れた体のまま、バーベルを使った高重量トレーニングをするのがアウトなのはもちろんのこと、食べ物に散財しすぎだし、何よりもブログを更新しすぎた気がします。大体、今年は年間120本しか観ない予定だったのに、現時点で140本を超えているのはどういうことなのか。今回のケガは天罰だと思って、いろいろと自重しようと思います…。以上、先週はこんな感じでした。ではでは~。





2014年11月24日

泣く男(ネタバレ)

テーマ:新作映画(2014)
泣く男

泣く男

原題:우는 남자/No Tears for the Dead
2014/韓国 上映時間116分
監督・脚本:イ・ジョンボム
撮影:イ・モゲ
編集:ナム・ナヨン
アクション監督:ホ・ミョンヘン
出演:チャン・ドンゴン、キム・ミニ、ブライアン・ティー、キム・ジュンソン、キム・ヒウォン、カン・ジウ、キム・ミンジェ、ダナ・リー、アントニー・ディリオ、キム・ジソン、リチャード・ダナ・リー
パンフレット:★★★(500円/ポスターになるパンフは好きじゃないけど、安っぽくないムードは良し)
(あらすじ)
幼い頃に捨てられ、中国系組織に殺し屋として育てられたゴン(チャン・ドンゴン)は、ある時、アメリカでの任務中に誤って少女ユミ(カン・ジウ)を巻き添えにしてしまう。やるせない思いにかられたゴンに、組織は少女の母親モギョンを葬れとの新たな命令を下す。これを最後の仕事と決めたゴンは、モギョン(キム・ミニ)を追って祖国韓国に戻るが、娘を亡くして悲嘆に暮れるモギョンに対して引き金を引くことができず……。(以上、映画.comより)

予告編はこんな感じ↓




85点


※今回の記事は、「イコライザー」のネタバレに触れているので、気をつけて!

アクション映画の傑作「アジョシ」の監督の最新作と言われたら、劇場に足を運ぶのが当たり前ということで、前売り券を買って楽しみにしてまして。10月下旬、「深夜も稼働のバルトなんかどう?」ってな気分で新宿バルト9に足を運んできました。「よくぞ贖った!m9`Д´) ビシッ」と思ったり。


ロビーには江頭2:50さんのポスターコラボキャンペーンの告知がありまして。
江頭さんのポスターとキャンペーン

さらに窓口横には大々的なコーナーが。
ロビーには展示

劇中で使われていた衣装が展示されていたのです。
劇中の衣装

水とケイジャンチキンを買っちゃいましたよ。だって美味しそうだったのだもの (´・ω・`)
ケイジャンチキンと水


ハッキリ言って、この映画で最も素晴らしかったのは、映画中盤に発生する「団地での銃撃戦」「普通の団地の一室を両隣の棟から凄腕スナイパーがバンバン挟み撃ちをして、無残かつ景気良く人が死んでいく」という、僕の実家に似た日常的なロケーションに超ド級のバイオレンスが投入された名シーンなのです(近作では「ザ・レイド」「サスペクト 哀しき容疑者」に似たシーンがありましたが、集合住宅の“挟撃”はフレッシュだと思う)。今回のアクションは「ベルリンファイル」「新しき世界」を手がけたホ・ミョンヘンが担当したそうですけど、イ・ジョンボム監督、「アジョシ」「男気ナイフバトル」に続いて、またも“後世に残るレベル”の名場面を生み出したのではないでしょうか。


モギュンを刑事パク(キム・ミンジェ)がハッカーの家に連れて行くと、裏切り者のせいでヤクザが大量に押し寄せまして。
チーム長のパク(キム・ミンジェ)

モギュを救うべくゴンが単身乗り込んで、手際の良いサクサクナイフ攻撃でクズどもを血祭りにあげる!
手際の良いサクサクナイフ攻撃

すると、なんと隣りのビルから殺し屋がハードな銃撃を開始! 室内は一気に地獄絵図に…。
隣のビルから銃撃!

だがしかし、ゴンは負けじと勢いのある膝蹴りで突破するのでした (o^-')b イイネ!
ナイス膝蹴り


ストーリーも最高でしてね…(しみじみ)。たまたま暗殺現場に居合わせた少女ユニを殺害してしまった殺し屋ゴンが、その母親でキャリアウーマンであるモギュンの暗殺を命じられるんですけど、自分の母親を重ね合わせてしまって、彼女を守ることを決意。襲ってくる敵も同じ暗殺集団ということで、瞬殺はできないものの、何とか一人一人倒していくんですが、しかし!


アメリカで活動する一流の暗殺者ゴン。韓国語も話せます。
ゴン(チャン・ドンゴン)

夫&勤めていた企業がクズだったため、娘は殺されるわ、自分の命も狙われるわ、散々な目に遭うモギュン。
モギョン(キム・ミニ)


ラスト、高層ビルでの死闘を経て、ゴンの友人兼殺し屋のチャオズ(ブライアン・ティー)がモギュンを殺そうと彼女の元に向かう→ゴンは電話でモギュンに「今からお前の娘を殺したクズ野郎がやって来るから、オレの合図で射殺しろ!」と指示すると、彼女の目の前に現れたのはゴンだからビックリ! で、彼女に撃たれて瀕死になったゴンがその場に現れたチャオズの手を握ると、ほだされたチャオズはモギュンの殺害を止めるというね… (ノω・、) バカヨ...


最終的にはゴンにほだされてしまう暗殺者チャオズ。ただ、その後の処理を考えると、結構大変そう。
殺し屋チャオズ(ブライアン・ティー)


ゴンは序盤、レストランで会ったユニを笑わせるために口から水を垂れ流すほどの子どもLOVE。怪しい取引現場に娘を連れて来た父親がクズすぎるのは置いといても、彼女を殺してしまったことを海より深く後悔していたワケですよ。だからこそ、モギュンを救いながらも自分の顔は一切見せずに、最後の最後に母親に撃ち殺されることで贖ったのです。

しかも「友人に命を賭して訴えることで暗殺を止めさせる」という素敵な効果も合わさって、これは「ナイス贖罪!m9`Д´) ビシッ」と認定せざるを得ない(偉そうな文章)。その後は、組織を裏切る直前、「幼いころ、アメリカに渡る前に母親と行った銭湯」に足を運んで、一人むせび泣くゴンの姿が映って終わるんですが、僕もすっかり“泣く男”にトランスフォーム。「母さーん!ヽ(TДT)ノ ウワァァァン!」という気分になった次第。


ということで、当ブログではお馴染みの「不良少女とよばれて」の名場面を貼っておきますね↓




他の部分も褒めるところまみれでして。アクションは全体的に良かったし(カットは多いけど結構観やすい)、役者さんたちも素晴らしかったし…。チャン・ドンゴンなんて、ちくしょう、そりゃあ惚れ惚れするほどカッコ良かったし、敵対する殺し屋たちもプロフェッショナルなムードが超素敵。ゴンのお母さんを演じたキム・ジソンも実に好みのタイプというか、アメリカに渡って自殺する直前の様子が恐ろしく荒んでいるからこそ、ラストに流れる“渡米前の穏やかな雰囲気”が凄まじく泣けるのです… (ノДT)


この荒んだシングルマザー振り、ストライクでした。
ゴンのお母さん(キム・ジソン)


というか、いつも同じようなことを書いていますが(苦笑)、韓国映画に出てくる役者さんって、なんであんなに「イイ顔」揃いなんでしょうか。「アジョシ」からの連続登板となるキム・ヒウォンとか、パク刑事役のキム・ミンジェとか(「サスペクト」にも出てた)、中途半端に英語が話せたばかりに酷い目に遭う掃除のおばさんを演じたキム・ギョンヒとか、なかなか良い感じでした。


キム・ヒウォン演じるピョン室長、良い味を出してましたな~。
ピョン室長(キム・ヒウォン)


とは言え、実は不満が2つありまして。1点目は、リチャード・ダナ・リー演じる暗殺組織の元締めのテバンが殺されなかったこと。いや、僕だってバカじゃありませんよ(苦笑)、そんなシーンをわざわざ付け加えても蛇足なのはわかるんですけど、僕はこの作品を観る前に“ロシアにいるボスまで一気に退治した「イコライザー」をすでに通過してしまっただけに、もう少しゴンにも頑張ってほしかったなぁと(無茶振り)。


デンゼル・ワシントンなら、きっとコイツを殺してくれた…。そう思ってしまうのは僕だけでしょうか(混同した文章)。
元締め・テバン(リチャード・ダナ・リー)


2点目は、少女が殺されるくだり。「映画秘宝 2014年11月号」ギンティ小林さんが「『少女を命がけで守った『アジョシ』とは違うバイオレンスをお届けするぜ!』という監督からの気迫がこもったメッセージ」的な文章を書かれていて、そこは納得だし、ストーリー的にも非常によく出来ていたとは思うけれども! もう一度、観に行きたい作品なのに、どうしても足を運ぶのを躊躇ってしまうのは、あの展開がキツすぎるから… ('A`) いや、僕だってバカじゃありませんよ(2回目)、もちろん仕方ないとは思うんですが、3歳の娘を持つ父親の立場から書かせていただくなら、ああいう展開は今後一切のフィクションで禁止してほしいところです(面倒くさい文章)。


予告編で覚悟してたとは言え、キツかったですね…。
少女の死


あと、強いて書くなら、「団地での銃撃戦」が凄まじすぎたゆえに、クライマックスの戦闘が“無難な出来”に見えてしまったのが残念だったし、1点だけショットガン描写に変なところがあったのも微妙でしたな…(「映画秘宝」のインタビューで監督自身も認めてましたが)。まぁ、何はともあれ、アクション的にもドラマ的にもグッとくる映画なのは間違いないので、気になる人はぜひぜひ。新宿バルト9の上映は終わっちゃいましたけど、シネマート六本木ならまだやってますぞ!ヘ(゚∀゚*)ノ イソイデ!




イ・ジョンボム監督による「ナメてた相手が、実は殺人マシンでした」映画の傑作。ラストのナイフバトルは100点!



なんとなく観たチャン・ドンゴン主演作。僕は結構好きでしたよ。



イ・ジョンボム監督のデビュー作。今度、観てみようかなぁ。
2014年11月22日

紙の月(ネタバレ)

テーマ:新作映画(2014)
※今回の記事は、映画とは関係のない文章が大量に書かれているので、そういうのが苦手な人は読まない方が良いです。
※今回の記事は、吉田大八監督や宮沢りえさん、小林聡美さんが好きな方や、下ネタが苦手な人は不快になる恐れがあるので、読まないで!
※この映画について、詳しい感想を読みたい方は、カゲヒナタさんのブログを読むと良いですぞ。
※今回の記事に関しては、原作小説「羊たちの沈黙」のネタバレにも触れているので、気を付けて!
※ムービーウォッチメンのリンクなどを追加しました(11/22)


<「なぜ僕はこの映画を観たくなかったのか!?」という前書き>

ハッキリ言って、まったく観る予定はなかったんです。一応、話題作はそれなりにチェックすることもありますけれども、僕が好きなのは格闘アクション系の映画でして(「導火線 FLASH POINT」とか)。実際に観たら面白いのかもしれませんが、人生は使える時間が限られていることもあり、興味がないものをわざわざ観に行く気はナッシングなワケですよ(既視感の強い文章)。

僕的に100点の映画である「導火線 FLASH POINT」の予告編を貼っておきますね↓(既視感の強い動画



というか、あの名作「桐島、部活やめるってよ」の吉田大八監督作だから(それ以外の作品も好きだし)、一応、「観たい映画の覚え書き」では△を付けましたけど、ごめんなさい、今回の新作 「紙の月」に関してはマジで足を運ぶ気が起きなくて。吉永小百合さんに申し訳なくなって、つい「ふしぎな岬の物語」を観たりもしましたが、この約2カ月間、「サスペクト 哀しき容疑者」やら「イコライザー」やら「エクスペンダブルズ3 ワールドミッション」やら「サボタージュ」やら「泣く男」やら「ヘラクレス」やら、僕好みのアクション映画が公開されまくってテンションがガン上がりであり、今週末には待望の「ザ・レイド GOKUDO」が公開されるという今! ごめんなさい、「平凡な主婦がお金を横領しちゃった (ノ∀`し テヘ」なんて作品、まったく観たいと思わないのが人情じゃないですか(苦笑)。

「ザ・レイド GOKUDO」の100点の予告編を貼っておきますね↓ 作った人は天才!



例えば「導火線 FLASH POINT」の話。コリン・チョウ率いる悪党軍団がとにかく憎らしくて、観ていてストレスが溜まる…ストレスが溜まるのですけれども! その後にドニー・イェン兄貴がぶちのめしてくれることがわかっているからこそ、耐えられる。そして、実際、観客の願いに応えるかのように後半でドニー兄貴が暴力装置と化してくれるから留飲が一気に下がるワケですよ。

なんとなくテストステロンがムンムンなドニー兄貴を貼っておきますね。
ザ・半裸!

ただ、「紙の月」は違うじゃないですか。宮沢りえさんが更衣室で大島優子さん相手にアグレッシブな膝蹴りをかましてロッカーを破壊したりしないんでしょ? なんか「アタシ、このままでいいのかな…(´・ω・`し」みたいに漠然と日常に不満を感じていた普通の主婦が「平凡なハッピーじゃ物足りない!ヘ(゚∀゚*し レッツ、セックス!」ドンパッチライクに弾けた結果、捕まるだけの話でしょ?(乱暴な文章)

ちなみに公開前、新宿ピカデリーの1階ロビーにはバスタブが展示されてまして…。
バスタブが?

中にはお札っぽいチラシが大量に入っていたのでした。
本当の金じゃないのかよ

なんて言うんですかね、「ウルフ・オブ・ウォールストリート」みたいにバカっぽく突き抜けたピカレスクロマンならまだしも、「ちょっと魔が差した主婦の転落人生絵巻」なんて、痛々しくて観ていられない感もあるワケですよ(少し「夢売るふたり」を思い出す感じ)。もうね、吉田大八監督には申し訳ないけど、「だったら7回目の『エクスペンダブルズ3』を観ますよ」ぐらいの心境だったんですが、しかし! 僕がそれなりに愛してるラジオ番組「ライムスター宇多丸のウィークエンド・シャッフル(略称:タマフル)」の人気コーナー「ムービーウォッチメン」の課題映画になってしまったというね…。

正直、スゲー迷った。今、重かったり、辛気くさかったりする話が何よりも観たくない気分なのに、宇多丸師匠は「テメェも観ろ!m9▼Д▼) ビシッ」と言ってくる(※別に言ってません)。非常に悩んだ挙げ句、「まぁ、吉田大八監督はタマフルリスナーだし、仕方ないか」と、観ることを決意。先日、新宿ピカデリーに足を運んできました。

劇場の外には監督&出演者のサイン入りポスターが飾ってあったりして。
ポスターにサインが!

女性限定のサービスキャンペーンも実施中。
ヨコドリクーポンだって

会員になってみたら、誕生月に割引クーポンが届いてビックリ。1100円で鑑賞いたしました (`∀´) オホホホホホ
1100円鑑賞クーポン!

















紙の月

紙の月

2014/日本 上映時間126分
監督:吉田大八
脚本:早船歌江子
原作:角田光代
プロデューサー:池田史嗣、石田聡子、明石直弓
撮影:シグママコト
美術:安宅紀史
音楽:Little moa、小野雄紀、山口龍夫
音楽プロデューサー:緑川徹
主題曲/主題歌:ヴェルヴェット・アンダーグラウンド・アンド・ニコ
録音:加来昭彦
整音:矢野正人
照明:西尾慶太
編集:佐藤崇
衣裳デザイン:小川久美子
助監督:甲斐聖太郎
出演:宮沢りえ、池松壮亮、大島優子、田辺誠一、近藤芳正、佐々木勝彦、天光眞弓、中原ひとみ、平祐奈、小林聡美、石橋蓮司
パンフレット:★★★★★(720円/デザインは良いし、インタビューとコラムが超充実!)
(あらすじ)
1994年。梅澤梨花(宮沢りえ)は、子どもには恵まれなかったものの夫(田辺誠一)と穏やかな日々を送っている。契約社員として勤務する「わかば銀行」でも、丁寧な仕事ぶりで上司の井上(近藤芳正)からも高評価。支店では、厳格なベテラン事務員の隅より子(小林聡美)や、まだ若くちゃっかり者の窓口係・相川恵子(大島優子)ら、様々な女性たちが梨花と共に働いている。だが一見、何不自由のない生活を送っている梨花であったが、自分への関心が薄く鈍感なところのある夫との間には空虚感が漂い始めていた。ある夜、梨花の顧客で裕福な独居老人の平林(石橋蓮司)の家で一度顔を合わせたことのある孫の光太(池松壮亮)と再会した梨花は、何かに導かれるように大学生の彼との逢瀬を重ねるようになる。そんな中、外回りの帰り道にふと立ち寄ったショッピングセンターの化粧品売り場。支払い時にカードもなく、現金が足りないことに気づいた梨花が手を付けたのは、顧客からの預かり金の内の1万円だった。銀行に戻る前にすぐに自分の銀行口座から1万円を引き出して袋に戻したが、これが全ての始まりであった。学費のために借金をしているという光太に梨花は「顧客からの定期の申し込みがキャンセルになった」と200万を渡す。さらに顧客から預かった300万を自分の通帳に入れ、自宅で定期預金証書や支店印のコピーを偽造する……。やがて横領する額は日増しにエスカレートしていくのだった、上海に赴任するという夫には同行せず、梨花は光太と一緒に高級ホテルやマンションで贅沢な時間を過ごすが、光太の行動にも変化が現れ、ある日、光太が大学を辞めたことを告げられる。そんな折、隅が、銀行内で不自然な書類の不備が続いていることを不審に感じ始めていた……。(以上、Movie Walkerより)

予告編はこんな感じ↓




85点


スゲー好きな映画でしたねぇ…(しみじみ)。乗れる人と乗れない人が非常に分かれるような気がするので、無闇にはオススメできないのですが、ううむ、当ブログを定期的に読んでいるような方だったら、こんなブログのネタバレ全開の駄文を読む前に、ぜひ「騙された」と思って観ていただいて。もし本当に「騙された!ヽ(`Д´)ノ」と激怒した場合は、その怒りのパワーを筋トレにでも活かしていただければ幸いです。


なんとなく「ロッキー3」の名シーンを貼っておきますね↓




無駄な前置きに文字数をかなり消費してしまったので(苦笑)、感想は短めに書きますよ。まず、本当に役者さんたちが素晴らしい。特に主人公の梨花を演じた宮沢りえさんに関しては、ごめんなさい、「Santa Fe」とか、三井のリハウスのCMとか、ふんどしカレンダーとか、「ドリームラッシュ」とか、「Santa Fe」とか、「すったもんだがありました」とか、りえママとか、「とんねるずの番組によく出てた」とか、「Santa Fe」ぐらいのイメージしかなかったんですよ(いろいろと非道い文章)。

映画では「ぼくらの七日間戦争」が有名なんでしょうけど、世代的には「V・マドンナ大戦争」派なので、そんなに乗れなかったし。「たそがれ清兵衛」を観た時は「あら、良い女優さんになったわね~ (´∀`)」とは思ったりしつつも、その後の活動をチェックするほどではなかったので、まったく期待していなかったんですが、この映画の彼女はスゴかった!ヽ(`Д´)ノ 場面場面によって、年相応の疲れたオバサンに見えたり、若々しく見えたり、世間知らずに見えたり、大胆に見えたりと、さまざまな表情を見せていて、「これぞ女優!m9`Д´) ビシッ」という感じ。偉そうな文章になりますが、スゲー見直しましたね。彼女がいなかったら、この映画は成り立たなかったんじゃないかと思うほどでしたよ。


いつの間にか立派な女優さんになってたんですな…(知った風な口調で)。
梅澤梨花(宮沢りえ)


職場の先輩・隅より子を演じた小林聡美さんも良かったですね~。最近は、なんとなく漂う超熟オーラに無闇な反感を覚えることが多かったんですが、その存在感には圧倒されました。寝取り大学生・光太役の池松壮亮さんもボンヤリとモテそうなオーラに嫉妬したし(大人げない文章)、同僚の相川を演じた大島優子さんも小悪魔的なムードが良かったし…。スゲー感心したのが、金持ち老人・平林役の石橋蓮司さんで、最近の邦画での出演率の高さには若干辟易していたんですが(「25 NIJYU-GO」にも「ふしぎな岬の物語」にも出てきた)、色仕掛けで迫る梨花をたしなめる場面とか、あらためて良い役者さんなんだなぁと思ったりしましたよ。


後述しますが、終盤の梨花との会話シーンは「ファングメモリ」のCM級にゾクゾクしましたよ。
隅より子(小林聡美)

母性本能をくすぐるタイプのイケメンとは、こういう人なのでしょうか… (´・ω・`) ウラヤマシイ
光太(池松壮亮)

たぶん大島優子さんの演技は初めて観たんですが、非常に良かったです。
相川恵子(大島優子)

石橋蓮司さん、さすがでした。この人にムカついた方は「アウトレイジ」を観ると溜飲が下がりますぞ。
独居老人・平林(石橋蓮司)


パンフを読んだら、吉田監督が『グッドフェローズ』を意識した」とおっしゃってたんですが、確かに機材を導入して横領システムを作り上げてバリバリ騙していく様子は、非道いんだけど、どことなく面白かったりもして。「これ受け取ったら、なにか変わっちゃうよ?」なんて言っていた光太が実際に増長していく流れも良かったし、職場の先輩・隅が「梨花の良心=ロー」であり、同僚の相川が「梨花の欲望=カオス」を象徴しているっぽい人物配置にも「なるほどなぁ」と。その他、僕がどれだけ理解できたかはわかりませんが(苦笑)、各々の台詞や描写にはちゃんと意味が込められていて、非常に良く出来ている映画だとは思ったのです。

ただ、ハッキリ言って、終盤までの内容はまさに予想通りだったというか。梨花が初めて犯罪に手を染める場面では「うわぁ… ('A`)」と嫌な気持ちになって、そこからは「ああん、そんなこといつまで続けるのよ…(´Д`;) ドキドキ」とずっとハラハラさせられっぱなしであり、案の定、座席で悶絶しまくり。隅に追い詰められた梨花が、焦りから金持ち老人・平林に色仕掛けで迫ってやんわりと拒絶させるくだりの気まずさとか最悪で、「良く出来た映画だけど、やっぱり観なければ良かった… ('A`) ゲンナリ」と心底思ったのですけれども!


なんとなく自信満々なシコルスキー画像を貼っておきますよ(「バキ」17巻より)。
三角絞めでつかまえて-予想通りだ


クライマックス、犯行が発覚した後の梨花vs隅が超良くて。ずっと「不倫はするわ、横領はするわ、どうしようもねー女だな ( ゚д゚)、ペッ」と軽蔑しながら観ていたハズだったのに、「梨花の良心」の象徴的な存在かと思っていた隅が“彼女の行動への憧れ”を口にした瞬間、「実はアタシも少し羨ましかった!ヽ(TДT)ノ マネー!」と僕自身も“己の本音”に気付かされたのです。台詞の応酬が長すぎる感もあるんですが、この時の隅は「桐島、部活やめるってよ」で東出昌大さんが演じた宏樹を連想いたしました。

ブログの中では無頼を気取りながらも、正直、日常から逸脱することのない、つまらない人生を送っている男ですよ。セックスレスだなんだと嘆きながらも不倫に踏み出すこともできなければ(相手もいないしね!)、「捕まったらイヤだから…(´・ω・`)」と違法行為に手を染めたこともない。「お金なんかそんなにいらないよ」なんてうそぶきつつ、確かに「高級ホテルのスイートルームに泊まりたい」的な欲求はゼロとしても、例えば“「エクスペンダブルズ3」の限定コラボモデル”がほしくないと言えばウソになるじゃないですか。

そんな僕にとって、自分の横領を「道場通いの10倍はスリリングだったぜ!川`∀´)」と言い放ち(誇張表現あり)、部屋のガラスを椅子で破壊し、ハイヒールなのに2階からいつのまにかスムースに着地→逃走するというくノ一のような梨花の姿はね(色仕掛けもしてたし)、清々しく見えてしまってーー。まぁ、チリ人妻アニータ事件とか、リアルに考えると「2人とも死ねよ ( ゚д゚)、ペッ」としか思えないのは確かなんですけど、逸脱できない隅の気持ちがスゲー染みたというか、あらためて身の程を知った次第。


偉そうに豪語する神心会の加藤清澄の画像を貼っておきますね。
10倍はスリリングだったぜ

梨花がダッシュする場面、「テルマ&ルイーズ」のラストに通ずる爽快感がありましたよ。
明日へダッシュ!

なんとなく勝手に作ったコラを貼っておきますね。
横領とはそういうものだ


ただ、微妙に感じたのが“その先”の展開。梨花が逃亡先のタイで「昔、施した男」に偶然会いまして。彼にリンゴをもらってから、雑踏に姿を消して終わるんですよ(ちょっと「羊たちの沈黙」のラストっぽい)。原作小説の後書きによると、吉田監督は当初、「梨花が武装警察を突破して~」みたいな構想を考えていたそうなので、どうしてもタイに逃亡した梨花を描きたかったんだろうし、パンフでも大澤真幸さんが考察されていた「施しとは何か?」的な問いかけも良いとは思うんですが…。その直前の梨花のダッシュが素晴らしかっただけに、ごめんなさい、あれが現実だろうと梨花の脳内のことだろうと、僕は蛇足に感じちゃいました。


公式動画があったので、the Velvet Underground & Nicoの「Femme Fatale」を貼っておきますね↓




ちなみに映画を見終わった後、スゲー気になってしまったので、原作小説を読んでみたら、これまた面白かったんですけど、構成が全然違うのでビックリ。隅とか相川とか出てこないし、梨花以外の人たちのエピソードが多く描かれているし、終盤の展開も違っていて(犯行が発覚する場面は描かれないし、逃亡先のタイで捕まるっぽい)。よくこんな風に脚色したもんだと。脚本を書いた早船歌江子さん、実に良い仕事をしたのではないでしょうか。


原作では、この夫が結構クズだったり。
夫(田辺誠一)


その他、「セックス中に乳首を隠すくらいなら、濡れ場を入れるな!」と思ったりもしたんですが、そこは「Santa Fe」で補完するとして(クズの文章)。僕は「逸脱」や「お金」について非常に考えさせられて面白かったです。安っぽい先入観にとらわれて「観ず嫌い」だった自分を恥じたというか、“出来る監督”の映画はチェックしないとダメだと反省しましたよ。正直、不倫&横領シーンはイヤな気持ちになるので、万人にオススメできる気はしないんですけど、興味がある人は劇場に行ってみて!


なんとなく僕の気持ちを代弁する天内悠の画像を貼っておきますね。
僕が間違ってました


おしまい (´・ω・`) マネー

宇多丸師匠の的確な時評がアップされたので、ぜひ聴いて! あと、僕的に書き忘れたことを追記すると、梨花はジェーン・スーさんのこの本とかこの本を読んでたら、いろいろと思い止まったんじゃないかなぁと思ったりしましたよ (・ε・) オススメ




角田光代先生による原作小説。これはこれでスゲー面白かったです。



映画のサントラでございます。



原田知世さん主演のテレビドラマ版。ちょっと興味があります。



映画のシナリオが掲載されているっぽい。



吉田監督作で一番好きなのはやっぱりこれですな。インスタントビデオもあります。



連想した西川美和監督作。こっちはあまり乗れなかったんだよなぁ。



宮沢りえさん×篠山紀信さんによる写真集。当時、一家に一冊、常備されていたという…(勝手なデマ)。







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