映画の感想については基本的にネタバレ全開で書いていますので要注意です。あと、映画の見方が少し偏っているので、点数もそんなに気にしないでくださいね。ツイッターのアカウントは@kamiyamaz (カミヤマΔ)なので、適当にチェックしていただければ幸いです。
※このブログはフィクションです。
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2017年06月27日

2017年7月公開で観たいと思っている映画の覚え書き

テーマ:観たい映画の覚え書き
毎月の恒例として、僕が2017年7月公開で観たいと思っている映画を貼っておきますね↓


※①などの番号付きは「絶対に観る」、○は「一応観たい」、△は「興味ある~」って感じです。

7/1
それいけ!アンパンマン ブルブルの宝探し大冒険! ①
コンビニ・ウォーズ~バイトJK VS ミニナチ軍団~ ②
リヴォルト ○
ディストピア パンドラの少女 ○
殺戮にいたる山岳 ○
善惡の刃 ○
特別捜査 ある死刑囚の慟哭 ○
犯人は生首に訊け ○
地獄愛 △
忍びの国 △
クロス △


7/8
ジョン・ウィック:チャプター2 ③
ライフ ④
メアリと魔女の花 ⑤
 ○
ヒトラーへの285枚の葉書 ○
バイバイマン ○
マイ・ライフ・ディレクテッド・バイ・ニコラス・ウィンディング・レフン △


7/15
パワーレンジャー ⑥
ケイト・プレイズ・クリスティーン ⑦
ダンサー、セルゲイ・ポルーニン 世界一優雅な野獣 ⑧
カーズ/クロスロード ○
ハートストーン ○
銀魂 ○
アリーキャット △


7/22
ビニー/信じる男 ⑨
ウィッチ ○
十年 △
空と風と星の詩人~尹東柱の生涯~ △
ボン・ボヤージュ~家族旅行は大暴走~ △
JKニンジャガールズ △
ダイ・ビューティフル △
君はひとりじゃない △


7/29
ファウンダー ハンバーガー帝国のヒミツ ⑩
ザ・マミー/呪われた砂漠の王女 ○
東京喰種 トーキョーグール ○
ブレンダンとケルズの秘密  △
ワン・デイ 悲しみが消えるまで △
ローサは密告された △
静かなる情熱 エミリ・ディキンスン △
海辺の生と死 △




そういえば、ジャン=クロード・ヴァン・ダム最新主演作「Kill 'Em All」「ファイナル・ブラッド」という邦題でDVDリリースされることになった…というのは、9月の話だから関係ないとして(不要な書き出し)。7月公開作で最も楽しみなのは、やっぱり「ジョン・ウィック:チャプター2」でしょうな。前作のアクションはとにかく最高だったワケですが、今回も間違いなくゴリゴリに突き詰めたバトルを披露してくれるハズなのでね、公開週には足を運びたいと思っております (・∀・) タノシミー


「ジョン・ウィック:チャプター2」の予告編↓ 絶対面白いよね、これ!




それと、絶対劇場で観なくてはならないのが「ライフ」ですよ。「この映画の主人公はあなたです (´∀`=)」なんてぬるい&適当なことを抜かすような宣伝の映画かと思いきや、キャスティングが意外と豪華なSFホラーであり、予告編を観る限りはとても…怖そうなのです… (´Д`;) イヤーン 僕がこういう怖い作品をレンタルDVDなど観る場合、つい自分で画面を止めてしまったりする→面白さを減少させてしまいがちということで、すでに前売り券を買って、後退のネジを外しているのでした。


購入済みの7月公開作の前売り券はこんな感じでございます。
7月公開作の前売り券


「ライフ」の予告編↓ 絶対怖いよね、これ…。




その他、「それいけ!アンパンマン ブルブルの宝探し大冒険!」は娘の付き合いで観る予定。モロにスタジオジブリムード全開の「メアリと魔女の花」に関しては、予告編を観た現段階では、ごめんなさい、僕にはあまり面白そうに見えなかったりして… (´・ω・`) ウーン ただ、「魔女、ふたたび。」というキャッチコピーや(ダブルミーニングなんでしょうけど)、スタジオポノックという社名などに、僕のような心の狭い人間の揶揄を“真正面から受け止める覚悟”を感じてね、この作品には足を運んでおかなければと思った…って、これはこれでずいぶん偉そうな文章でしたな (´∀`;) スミマセン あと、「反逆の韓国ノワール 2017」も時間が作れれば全作品観たいと思っております。


「メアリと魔女の花」の予告編↓ どうなんですかね、これ。




恒例として、ほぼ観に行けない名画座系で気になるのは、キネカ大森で7/08(土)~7/14(金)の「ホワイト・バレット」「ヘッド・ショット」、7/15(土)~7/21(金)の「ハードコア」「ナイスガイズ!」早稲田松竹で7/15(土)〜7/21(金)の「お嬢さん」「哭声/コクソン」、7/22(土)~7/28(金)の「トレインスポッティング」「T2 トレインスポッティング」新文芸坐で7/21(金)~7/25(火)の「ゴジラ」「シン・ゴジラ」って感じですかね。以上、2017年7月公開で観たいと思っている映画の覚え書きでした。ではでは~。







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2017年06月27日

先週の備忘録(2017/6/20~6/26)

テーマ:備忘録(2017)
さて、毎週火曜日は備忘録を更新する日ということで、先週の出来事や思ったことを適当に書いておきますね↓

火曜日、映画鑑賞→接待はそこそこなムードで終了
水曜日、「か和もっち」で独り飲み
木曜日&金曜日、適当に仕事→映画鑑賞
土曜日、具合が悪くなってダウン!
日曜日、ゆっくり過ごしました
月曜日、適当に仕事→映画鑑賞



先週の仕事は実にヒマ〜な感じ。まぁ、7月半ばからはハードになるので、その準備をしなければならない時期ではあるんですが、こんなに時間に余裕がある月末なんて久しぶりであり、仕事のための本をいろいろと読みながらも映画を適当に観に行きまして。「おじいちゃんはデブゴン」を観たことで、やっと5月公開作の前売り券を使い切りましてね…(しみじみ)。今週は「ムービーウォッチメン」の課題映画になった「ハクソー・リッジ」に足を運ぶのはモチロンのこと、6月30日(金)までの「ミニシアター共通スタンプラリー」を持っている僕的には、少なくとも対象劇場であと2作品は観ないとならないので、今週はとにかく映画を観まくりますYO!ヽ(`Д´)ノ ウォォォォッ!


「ミニシアター共通スタンプラリー」、あと2つなんて楽勝ではあるのですが。
スタンプラリー


つーか、先週のタマフル「あなたの知らない手話の世界」特集はスゴかったですな! 言語というものについて、いろいろと考えさせられるというか、先日観た映画「メッセージ」を連想するところもあったりしてさ。あまりに良い特集すぎて、思わず月曜日は新宿・紀伊國屋のタマフル・ブックフェアに足を運んで、「手話を生きる――少数言語が多数派日本語と出会うところで」を買ってしまったほど(そして、つい「ポーランドのボクサー」をジャケ買い)。特集の中で斉藤道雄さんがオススメしていた映画「きらめく拍手の音」も超気になるけど、ポレポレ東中野は割引サービスがあまりないし、「ミニシアター共通スタンプラリー」の対象外なんだよなぁ…というケチくさいアタシ (´∀`;) エヘヘ


タマフルブックフェア、新宿だけじゃなく、いろいろな場所で開催中なのです。
タマフルブックフェア


あと、先週観たドラマでいえば、「SR サイタマノラッパー~マイクの細道~」は泣けましたな… (ノω・、) グスン つーか、今どきのミュージシャン…に限らず、漫画とかいろいろな表現をしている人たちって、“突き抜けた成功”をするのは大変な時代かもしれないけど、発表する場はネットを含めてたくさんあるワケだから、夢が破れたとしても“趣味の延長”として続ければいいじゃん…なんて思うのは、僕が真剣に“そういう場”を目指した人間ではないからかもしれませんが。あの3人も日常生活を送りながらも音楽続けてほしいなぁって、スゲー思いましたよ。ちくしょう、Blu-ray BOX、買おうかなぁ…どうしようかなぁ… (`Δ´;) ヌゥ


1作目、2008年だったんだなぁ…。




水曜日は練馬の「か和もっち」で1人飲みをしたら、常連の仲良し夫婦や1人で来たサラリーマン風のお客さんとお話できたりして、それはそれは楽しい時間を過ごせたんですけれども。体が弱っていたのか、すぐに酔っ払ってしまって、23時前には帰宅いたしました。で、最近はその後にラーメンを食べがちだったんですが(汗)、この日は店長さんが味噌汁を出してくれたことにより、なんとなく食欲にフタができて、無駄な出費をせずに済んだのでした。今、味噌汁ダイエットの時代!m9`Д´) ビシッ


月に2回のペースで通っている「か和もっち」。近ごろは帰りにラーメンを食べてしまうことが多かったのですが…。
水曜日のか和もっち

このとろろなどが入った味噌汁を飲むことで、食欲にブレーキがッ! これで5キロは痩せる!
味噌汁で〆る!


その他、金曜日にアホな願いを七夕飾りに付けた呪いなのか、土曜日は謎の発熱でダウンしたものの、翌日には回復して、日曜日は娘と適当に遊んで過ごしたことも書き残しておきましょう(どことなく偉そうに)。今週は、木曜日は「タマフル&トップ5&生活は踊るオフ会」に20時から参加する予定。なんとなく良い人ばかりなので、興味がある方はぜひ来てみてくださいな。そして、翌金曜日は代休をとって、家族でスペシャルなお出掛けをすることになっております (´∀`=) タノシミー それと、ジャン=クロード・ヴァン・ダム最新主演作「Kill 'Em All」「ファイナル・ブラッド」という邦題で9月6日にDVDリリースされることになったので、ヴァン・ダムファンは要チェックですぞ!m9`Д´) ビシッ


今までの経験からすると、70点の満足度はクリアしている気がします(何の裏付けもない文章)。




最後に今月の推薦曲、RHYMESTER「マイクの細道」を貼っておきますね↓




以上、先週の備忘録でした。ではでは〜。




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2017年06月26日

ゴースト・イン・ザ・シェル(2D・字幕版)(ネタバレ)

テーマ:新作映画(2017)
ゴースト・イン・ザ・シェル(2D・字幕版)

ゴースト・イン・ザ・シェル

原題:Ghost in the Shell
2017/アメリカ 上映時間107分
監督:ルパート・サンダース
製作:アビ・アラド、アリ・アラド、スティーブン・ポール、マイケル・コスティガン
製作総指揮:ジェフリー・シルバー、藤村哲哉、野間省伸、石川光久
原作:士郎正宗
脚本:ジェイミー・モス、ウィリアム・ウィーラー、アーレン・クルーガー
撮影:ジェス・ホール
美術:ヤン・ロールフス
衣装:カート・アンド・バート
編集:ニール・スミス、ビリー・リッチ
音楽:クリント・マンセル、ローン・バルフェ
特殊効果:リチャード・テイラー
視覚効果プロデューサー:フィオナ・キャンベル・ウェストゲイト
視覚効果スーパーバイザー:ギョーム・ロシェロン
アクション監督:ガイ・ノリス
出演:スカーレット・ヨハンソン、ピルウ・アスベック、ビートたけし、ジュリエット・ビノシュ、マイケル・カルメン・ピット、チン・ハン、ダヌシア・サマル、ラザルス・ラトゥーエル、泉原豊、タワンダ・マニモ、ピーター・フェルディナンド、アナマリア・マリンカ、ダニエル・ヘンシュオール、桃井かおり、福島リラ
パンフレット:★★☆(720円/押井守監督のコメントや用語解説などが良かったかな)
(あらすじ)
脳とわずかな記憶を残して全身が機械化された、公安9課最強の捜査官・少佐(スカーレット・ヨハンソン)は、全世界を揺るがすサイバーテロ事件を発端に記憶が呼び覚まされるが、そこには驚くべき過去が隠されていた。(以上、映画.comより)

予告編はこんな感じ↓




60点


※この記事は「シグマ15」に従って書いています。
※この映画に関しては、映画評論家の町山智浩さんの解説(200円)を聴けば十分なので、要チェック!m9`Д´) ビシッ
※今回の感想は、この映画が好きな人は不快になる恐れがあるので、気をつけて!


予告編を観る限り、本作の元ネタは士郎正宗先生の漫画というよりは、モロに押井守監督によるアニメ版なワケですが、スカーレット・ヨハンソンが主人公というキャスティングに「ないわー」とガッカリしたので(ホワイトウォッシュ問題以前に、もう少し手足が長い人が良かった)、「SFアクション」という好きなジャンルの映画にもかかわらず、あまり観る気が起きなかったんですけれども。4月8日、“劇場と一体化する試練”バルト9を実施することにしたので、その8本目にチョイスしてみました。「悪くはないかなぁ… (´∀`;) ウーン」と思ったり。


フィッシュ&チップスを食べながら鑑賞。客席は4割ほど埋まってました。
ゴースト・イン・ザ・シェル シアター5


もうね、尊敬する映画評論家の町山智浩さんの解説(200円)を聴けば十分なんですが、僕なりに感想を書いておくならば。ほとんどアニメ版と同じストーリーながらも、アニメ版のキモである「この自我は本物なのか?」とか「電脳世界とリンクした人間はどうなるのか?」といったあたりはスルーされて、「悪の会社の社長をブッ殺せばオールOK!ヘ(゚∀゚*)ノ ヤッタァ」的な超わかりやすいオチになっているのがハリウッドらしいなぁと。なんて言うんですかね、僕的にアニメ版は「自我があーだとかこーだとか、面倒くさい要素がなければ最高なのに…」と思っていたんですけど、実際に“それ”を省いたハリウッドリメイクを観てみれば、アッサリ塩味でコクがないというか、面倒くさいからこそ面白かったんだなぁなんて考えをあらためたりしてね。鑑賞後、「GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊」「イノセンス」を連続で観直してみれば、今さらながら僕の中で押井守監督の株がガンガングングンズイズイ上昇したというね。


本作を鑑賞中の僕の心を代弁する愚地独歩の画像を貼っておきますね。
違うんだよなァ......

そして、本作鑑賞後に押井監督作を観直した僕を代弁する愚地独歩を貼っておきますね。
愚地独歩の笑顔


ただ、全体的には決して嫌いじゃないのです。本作のホワイトウォッシュ問題に関しては、町山さんも解説で触れていましたが、お話的には「主人公は日本人だったのに、悪の企業によって白人にされていた→外見なんて関係なくて魂が大事」的な着地であり、要は劇中でホワイトウォッシュ批判をしているので、「じゃあ、許す (・ε・)」的な気持ちにならないでもない(とは言え、アジア系俳優の出演機会を奪った等の根本的な問題は解決されてませんがー)。「よくよく考えれば『ロボコップ』というストーリーや、既知感が強い未来風景&アクションシーンの数々も、それはそれで「アナタもお好きなのね (´∀`=) ンモウ!」と微笑ましかったし…。アメリカでは大コケしたとのことで、続編が作られることはないと思いますが、ルパート・サンダース監督はいいやつな気がするのでね、これからも頑張ってほしいです。「失敗は成功の母」なのだからーー(ドヤ顔を添えて)。




ハリウッド版の公式アートブック。良さげなムードですな。



押井守監督作。まぁ、こちらを観れば十分じゃないですかね…。







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2017年06月24日

22年目の告白 私が殺人犯です(ネタバレ)

テーマ:新作映画(2017)
※本作は、ネタバレを知らないで観た方が絶対面白いので、未見の人は読んじゃダメ!m9`Д´) ビシッ
※今回の感想は、「眠れる森」のネタバレに触れているので、知りたくない人は読んじゃダメ!m9`Д´) ビシッ


<このブログを読む前に>

入江悠監督のミステリーサスペンス「22年目の告白 私が殺人犯です」は、2013年公開の韓国映画「殺人の告白」の日本版リメイクでして。どちらも「殺人事件の時効を迎えた犯人が世間の前に現れて、本を出版する」という展開は一緒であり、僕は「殺人の告白」「22年目の告白」という“公開順”で観たんですけれども。もしどっちの映画も未見の人がこの文章を読んでいるのなら、「22年目の告白」「殺人の告白」という順番で観てほしいなぁと。というのは、「22年目の告白」の方がミステリーとして良い出来だから(そして「殺人の告白」の魅力はアクションにあるので)。で、僕的には「予備知識がない状態で日本版を観たかったなぁ」とスゲー思いましてね…(遠い目)。たぶん「エンタメ系ミステリー映画」が好きな方は普通に楽しめる気がするので、こんな駄文を読む暇があったら騙されたと思ってぜひ劇場に足を運んでほしいし、もし鑑賞後に「騙された!ヽ(`Д´)ノ」と思ったら、入江悠監督はツイッターをやられているので、苦情はそちらに寄せていただけると幸いです(サラリと酷い文章)。












22年目の告白 私が殺人犯です

22年目の告白 私が殺人犯です

2017/日本 上映時間117分
監督・脚本:入江悠
脚本:平田研也
オリジナル映画:チョン・ビョンギル
製作:中山良夫、加太孝明、高橋雅美、大村英治、堀義貴、薮下維也、永井聖士、高橋誠、弓矢政法、前田義晃、吉羽治、小笠原明男、荒波修
エグゼクティブプロデューサー:門屋大輔、安藤親広
プロデューサー:北島直明、小出真佐樹
ラインプロデューサー:佐藤圭一郎
撮影:今井孝博
照明:水野研一
録音:古谷正志
美術:小島伸介
装飾:酒井拓磨
編集:辻田恵美
音楽:横山克
主題歌:感覚ピエロ
スーパーバイジングサウンドエディター:勝俣まさとし
VFXプロデューサー:赤羽智史
スタイリスト:荒木里江
ヘアメイク:那須野詞
キャスティング:緒方慶子
スクリプター:天池芳美
助監督:木ノ本豪
警察監修指導:古谷謙一、柳澤昌宏
報道番組監修:木藤憲治
法律監修:石黒安規
犯罪心理監修:越智啓太
出演:藤原竜也、伊藤英明、夏帆、野村周平、石橋杏奈、竜星涼、早乙女太一、平田満、岩松了、岩城滉一、仲村トオル
パンフレット:★★★(720円/スタッフや監修者の話が面白かった。あと、タイムラインのページがイイ!)
(あらすじ)
1995年、同一犯による5件の連続殺人事件が日本中を震撼させた。犯人はいずれも被害者と親しい者に殺人の瞬間を見せつけており、殺害方法は背後からの絞殺、そして目撃者は殺さずに犯行の様子をメディアに証言させるという独自のルールに則って犯行を重ねていく。捜査を担当する刑事・牧村(伊藤英明)は犯人を逮捕寸前にまで追い詰めるが、犯人の罠にはまって上司を殺され、事件は未解決のまま時効を迎えてしまう。そして事件から22年後、犯人を名乗る男・曾根崎(藤原竜也)が執筆した殺人手記「私が殺人犯です」が出版される。曾根崎は出版記念会見にも姿を現し、マスコミ報道やSNSを通して一躍時の人となるが……。(以上、映画.comより)

予告編はこんな感じ↓




75点


僕は元ネタとなった韓国映画「殺人の告白」が結構好きであり、「入江悠監督があの変な映画をどうやってリメイクするのか?」と気になっていたので、観る気マンマンでしてね。しかも、愛聴しているラジオ番組「ライムスター宇多丸のウィークエンド・シャッフル」(略称:タマフル)の映画時評コーナー「ムービーウォッチメン」の課題映画にもなったということで、先週、接待の飲み会の前に新宿ピカデリーで鑑賞いたしました。「あら、よく出来てるじゃない!(*゚∀゚)=3 ムッハー」と感心いたしました。


2番スクリーン、半分ぐらい入ってたかな。
2番スクリーン


身もフタもなく真相を書いておくと、「私が犯人です ( ´_ゝ`)」と名乗り出た曾根崎(藤原竜也)は、被害者の1人・牧村里香(石橋杏奈)の婚約者だった小野寺拓巳(野村周平)が自殺未遂を経て整形手術で別人になった姿であり、本を書いたのは“連続殺人犯を追っていた刑事”で”里香の兄”の牧村航(伊藤英明)。すべては真犯人をおびき出すための罠であり、あーだこーだあって、曾根崎は売れっ子キャスターである仙堂俊雄(仲村トオル)が連続殺人犯だということを見抜いて殺そうとするも、里香の殺害テープをよく見たら、“時効廃止”が適用できることがわかったので、泣く泣く殺害を断念しまして。最後は、みんなそれぞれの人生を歩き出すムードになりながらも、母親を殺されて復讐の鬼と化していたチンピラ・戸田(早乙女太一)が精神病院に収容される仙堂をナイフで刺したところで、映画は終わった気がします、たぶん。


連続殺人犯として本を出版した曾根崎はクズ野郎かと思いきや。
本を出版した曾根崎

なんと行方不明になっていた被害者の婚約者・小野寺拓巳だったのです。
妹の婚約者・小野寺拓巳

牧村刑事もグルで、彼が捜査情報を元に本を書いたので、クオリティが高かったというね。
牧村刑事

そして、真犯人は人気キャスターの仙堂。陣内孝則さんが犯人じゃなかったんだ!(どうでも良い文章)
売れっ子キャスター・仙堂俊雄


もうね、僕が一番感心したのは脚本。元になった「殺人の告白」は韓国映画特有の“無茶な勢い”と“やりすぎ感溢れるアクション”がスゲー愉快な作品なんですけど、なかなか微妙な映画でもありまして。ポン・ジュノ監督の名作「ドロップキック刑事(デカ)」「殺人の追憶」で扱われた「華城連続殺人事件」がベースにあるせいなのか、犯行の具体的な動機は不明なままで(殺人事件による自己顕示欲の充足…って感じ?)、さらに真犯人の”J”があまりにも“スーパー殺人鬼”すぎるし、被害者遺族たちも蛇を使った拉致計画を実行したりとか(本当だよ)、リアリティという点では「ないなー (´∀`)」って感じなワケですよ。

で、本作でも「ソネさま〜 (´∀`=し ウフフ」なんて社会現象になるほどの人気を獲得するなんて展開は、古くは佐川一政、最近では「絶歌」を書いた元少年Aなどの事例が示すように、「ない」とは思うんです。ただ、その“大前提”以外の部分は結構頑張ってリアル寄りに改変されていた印象。犯行の動機を「元戦場カメラマンの仙堂は、目の前で仲間を殺されたものの、なぜか自分だけ殺されなかった→その気持ちを共有したいから、殺人を犯して、被害者遺族を取材していた」ということにしたのは「なるほど」と思ったし、そのことで「曾根崎と仙堂が鏡像関係になった」のも面白いし(韓国版の場合、最後の方は印象が薄くなる)、「番組に出演した犯人は別人だった」という展開も考えたなぁと(つーか、普通は出てこないですよね)。まぁ、「刑事の妹が爆破事件直後に行方不明になっていたら、もっと大騒ぎになってるだろ」とは思いましたが、僕的には「あの変な映画をよくこんなマトモな話にしたなぁ」と非常に感心したのです。


こんな女子高生は出てこないと思うけど、「エンタメのウソ」としては許容範囲かな。
ソネ様〜


あと、全体の雰囲気も良かった。1995年からの22年を凝縮したオープニングはカッコ良かったし、ノイズ音のような音楽も不穏で良かった…というのは、パンフを読んで気付いたんですけどネ (o^-')b アトヅケ で、何よりも好みだったのが、警察描写。たかだか5年しか働いていないくせに(苦笑)、やたらと「制帽を被っていない時は挙手の敬礼はしないだろ!( ゚д゚) クソガ!」なんて偉そうにツッコミをいれがちな僕ですが、本作の警察描写は結構“リアルな空気”が漂っていたなぁと。それと、過去の描写も良くできていて、例えば自販機がちゃんと1995年当時のものになっていた…というのも、パンフを読んで気付いたんですけどネ (o^-')b アトヅケ


事件や当時の世相をダイジェストで見せるオープニングは実にイイ感じ。
オープニング

本作の刑事たちはイイ顔が多くて、会議室や集合した時の“空気”がリアルでしたよ。
刑事たち

韓国版と違って「刑事が犯人を1人で追わない」のも良い改変だと思いました。
2人で追う!

まぁ、竜星涼さん演じる若手刑事・春日部だけ「昔の刑事ドラマ」っぽかったけど、それはそれで好きさ!
春日部信司(竜星涼)


韓国版と違ってアクションは少なめ…というか、ほとんどないんですが、牧村と犯人のタイマンシーンとか、アパートの爆破の見せ方とかも悪くなかったです。その他、「意外と落ち着いたムードの藤原竜也さんの演技が良かった」とか「伊藤英明さんの刑事役はいいね!」とか「犯人だとバレてからの仙堂の『バッチコーイ!』って感じの開き直り振りが愉快」とか「基本的には『復讐して、何が悪い』みたいな映画が好きだけど、もし僕が無惨に殺されても娘には復讐なんかに囚われてほしくないな… (´・ω・`)」とか「別荘での仙堂を殺す殺さない話は少し長かった」とか「ラスト、戸田が仙堂を刺すのは、なんか復讐だけの人生で可哀想…」とか、思うところはあるんですが、割愛! 基本的には普通に楽しめたんですけれども。


アパート爆破、あんな罠があるかと思いつつも、良かったです。
アパート爆破!

父を殺した犯人を憎悪する美春(夏帆)ですが、お父さんはもう事件を忘れて前向きに生きてほしいんだ…(混同した文章)。
美晴(夏帆)


ちょっと感じた不満を書くと、「95年の阪神淡路大震災を扱いつつも、その映像はあまり流れないので、いくら里香がPTSDを抱えていても、微妙に伝わりづらかった」とか思ったりしたんですが、それはそれとして。正直なところ、本作はあまりに良くまとまりすぎてて、いびつな韓国版が懐かしくもなったというか。昔、観た時は変な映画だと思っていた「殺人の告白」ですが、本作を経て観直してみると、「このアクション過多なバランスもいいなぁ (´∀`=)」って、あらためて感じた次第。


こんなやりすぎ感溢れるカーチェイスがあったりする韓国版。これはこれで好きだったり。
三角絞めでつかまえて-やりすぎカーチェイス


何はともあれ、韓国版を観ていた僕的には“2人と医者(岩松了)がグル”ということを知っていたので3人の演技や台詞も面白かったし、韓国版を意識したようなシーンも良かったし(曾根崎がニセの犯人をペンで刺すとか)、絶妙なリメイク作品であり、エンタメ系サスペンス映画としても実に良い出来ではないでしょうか (・∀・) ヨカッタ! 今までの入江悠監督作の中で最も完成度が高いと思ったし、今度はアクションに挑戦してほしいなぁと。で、もし未見なのにここまで記事を読んだ方がいたとしても、上記のように「知ってから観ても面白い」ので、ぜひ騙されたと思って劇場に足を運んでほしいし、もし鑑賞後に「騙された!ヽ(`Д´)ノ」と思ったら、入江悠監督はツイッターをやられているので(ry




劇中に出てきた本と同じジャケットが素敵なノベライズ。編集者目線なんだとか。文庫版もあります。



横山克さんによる「嫌な感情を増長させる」ような音楽が詰まったサントラ。デジタル盤もあります。



本作の元になったチョン・ビョンギル監督作。僕の感想はこんな感じ



「華城連続殺人事件」を題材にしたポン・ジュノ監督作。嫌な気分になるけど、良い映画でございます。



ヒットした韓国映画の日本版リメイク。こちらにも藤原竜也さんが出ていますが…。僕の感想はこんな感じ








2017年06月23日

ぼくと魔法の言葉たち(ネタバレ)

テーマ:新作映画(2017)
ぼくと魔法の言葉たち

ぼくと魔法の言葉たち

原題:Life, Animated
2016/アメリカ 上映時間91分
監督・製作:ロジャー・ロス・ウィリアムズ
製作:ジュリー・ゴールドマン
製作総指揮:モリー・トンプソン、ロバート・デビテット、ロブ・シェアナウ、ロン・サスカインド
原作:ロン・サスカインド
撮影:トーマス・バーグマン
編集:デビッド・ティーグ
音楽:ディラン・スターク、T・グリフィン
出演:オーウェン・サスカインド、ロン・サスカインド、コーネリア・サスカインド、ウォルト・サスカインド、ジョナサン・フリーマン、ギルバート・ゴットフリード
パンフレット:★★★★(700円/コラム3本はタメになるし、脇役キャラ解説も良い企画ですな)
(あらすじ)
サスカインドの次男オーウェンが2歳から言葉を失い、コミュニケーションが取れなくなってしまった。オーウェンが発するモゴモゴとした意味不明の言葉の正体が、彼が毎日擦り切れるほど見ていたディズニー映画「リトル・マーメイド」に登場するセリフであることに気づいた父ロンは、息子の好きなディズニーのキャラクター、オウムのイアーゴのぬいぐるみを手に取り、身を隠しながらオーウェンに語りかける。父の問いかけに言葉を返すオーウェン。その時、オーウェンは7歳になっており、5年ぶりに耳にした息子の言葉に涙をこらえながら、両親はディズニー映画を通じてオーウェンの言葉を取り戻すための作戦を練る。(以上、映画.comより)

予告編はこんな感じ↓




70点


※この記事は「シグマ15」に従って書いています。

なんとなく「良さげなドキュメンタリーだな〜」と思った&前売り特典の“魔法の色えんぴつ”に惹かれて、つい前売り券を買ったのですけれども。仕事が忙しくて劇場に全然行けない…という、お馴染みのパターン。気が付けば都内の上映がすっかり終わってしまった6月5日、「横浜・黄金町の某ラーメン店でカレータンタン麺を食べる→白いワイシャツにカレーをはねさせる」という失態を経て、シネマ・ジャック&ベティまで足を運んできました。良い映画でしたな ( ;∀;) ヨカッター


この前売り券を消化できて本当に良かった…。
前売り券

スクリーン「ベティ」は、10人ぐらいだったような。
ジャック&ベティにて


ザッと内容を書くと、2歳の時に自閉症で言葉を失ったオーウェンが、ディズニーアニメの台詞を使って会話するようになって社会性を獲得。大学を無事卒業して独り暮らしを始めると、同じ障害を持つ恋人エミリーにフラれて落ち込んだりもしたけれど、私は元気です…って感じでしたよ、確か。もうね、話はなかなかドラマチックだし(特に「オーウェンがつぶやいた『ジューサボース』という言葉を『リトル・マーメイド』の台詞だと気付く展開はグッときた!)、途中途中で挟まれるアニメ『迷子の脇役たちの国』(ディズニーの脇役たちが活躍するオーウェンが考えたお話)も良かったし、アメリカでの自閉症の人たちへの接し方も勉強になったし(ちゃんと「個人の人格」を尊重する感じ)、非の打ち所がないドキュメンタリーというか。オーウェンのお兄さんが語っていたように、両親が死んだら大変なんだろうけど、でも、映画に出てくる人たちがあまりに“良い人揃い”であり、力を合わせて問題を解決できる環境に見えるので、「彼らなら何とかやっていけるのでは?」と希望を感じさせられるんですよね。その他、オーウェンが主催するディズニークラブの会合中に「アラジン」イアーゴの声優ギルバート・ゴットフリード本人がサプライズで出てきたシーンは「偉いなぁ (ノω・、)」と涙が止まらなかったです…(オーウェンたちの喜びっぷりも泣ける!)。


途中で流れるアニメもなかなか良いのです。
迷子の脇役たちの国


なんて言うんですかね、「もし自分の子が自閉症だったら?」とスゲー考えさせられた以上に、「人間はそれぞれ、自分が主人公の人生がある」なんて当たり前のことをあらためて感じさせられたというか。正直なところ、なんだかんだと自閉症の人に偏見を抱いていた自分に気付いて、恥ずかしい気持ちにもなりましたよ。もうね、観やすいし、タメになるし、良くできた良い映画ではないでしょうか。とは言え、70点の評価なのは、僕的には「ザ・コンサルタント」のような自閉症の人の映画が好きだから…なんて台無しな文章を書いて、この感想は終わるのでした (ノДT) スミマセン 




父親が書いたノンフィクション。興味がないワケではないけど、読まない気がします…。



パンフに寄稿していた神戸金史さんの著書。興味がないワケでは(ry








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