映画の感想については基本的にネタバレ全開で書いておりますので要注意です。あと、映画の見方がやや偏っているとは思うので、点数もそんなに気にしないでくださいね。
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2014年08月27日

ライズ・オブ・シードラゴン 謎の鉄の爪(ネタバレ)

テーマ:新作映画(2014)
ライズ・オブ・シードラゴン 謎の鉄の爪

ライズ・オブ・シードラゴン 謎の鉄の爪

原題:狄仁杰之神都龍王/Young Detective Dee: Rise of the Sea Dragon
2013/中国、香港 上映時間133分
監督・製作・脚本:ツイ・ハーク
脚本:チャン・チアルー
撮影:チョイ・ソンファン
アクション監督:ユエン・ブン
美術:ケン・マック
衣装:ブルース・ユー
音楽:川井憲次
出演:マーク・チャオ、キム・ボム、ウィリアム・フォン、ケニー・リン、アンジェラベイビー、カリーナ・ラウ、チェン・クン
パンフレット:★★★★(600円/値段の割に充実したパンフ。久正人先生のイラストが素敵!)
(あらすじ)
唐朝末期。皇帝・高宗が敵国に送りこんだ水軍艦隊が何者かの襲撃を受けて全滅した。世間では海の神・龍王の怒りを受けたのだという噂が流れはじめ、怒りを鎮めるための生けにえとして美しき花魁イン(アンジェラベイビー)が選ばれる。インの誘拐事件に巻きこまれた判事ディー(マーク・チャオ)は、医官シャトー(ケニー・リン)や司法長官ユーチ(ウィリアム・フォン)とともに、謎に包まれた龍王をめぐる怪事件の解決に挑む。(以上、映画.comより)

予告編はこんな感じ↓




65点


主役がアンディ・ラウじゃないのは残念だったものの、前作の「王朝の陰謀 判事ディーと人体発火怪奇事件」がなかなか面白かったので、結構楽しみにしてましてね。先日、やっとシネマート六本木で観てきました。「ツイ・ハークらしいや (´∀`) アハハ」と思ったり。


やってきたのは月曜日。メンズデーを利用しようと思ったら、25日はシネマートデイでもあったというオトク。
シネマート六本木

場面写真やら記事の切り抜きやら顔出しの看板やらが展示されてました。
いろいろな展示


ディー・レンチェ判事は実在の人物で~」なんてことは前作の感想でも書きましたが、要は“中国版シャーロック・ホームズ”であって、前日譚にあたる今作はいわば“ディー判事版「ヤング・シャーロック」。とは言え、ツイ・ハークが作る映画ですよ、「ヤング・シャーロック」よりもはるかにおかしなことになっているというか。例えば、昔の時代が舞台で「バケモノが出たー!ヽ(´Д`;)ノ」みたいな事件が起きたら、大体は「そのバケモノの正体は… (`Δ´;) ジツハ...」的な話になると思うんですが、この映画の場合はしっかりと化け物の仕業だったりするというね。


唐突に「刃牙」の画像を貼りますが、伝統派空手の栗木がこう証言したら…。
人間じゃねぇ

相手は本当に人間じゃなくて夜叉猿だったように!
夜叉猿でした

「バケモノが…」と放心状態。この人を襲ったのは…。
バケモノが!

蠱毒によって半魚人に変えられた人だったりしまして。
半魚人が!

唐の水軍を襲った“龍王”の正体は、超巨大マンタ…って、十分バケモノなのでした ┐(´ー`)┌ アラアラ
シー・ドラゴンの正体


ツイ・ハークお得意の伝奇風味でゴテゴテにコーティングされているだけに、いわゆるフィクション・ラインが何でもアリ→“推理要素”は恐ろしく適当なんですけど(それっぽいことを言うから雰囲気で流されるものの、よくよく考えると理屈が合わない感じ)、それがいい ( ̄ー ̄) ニヤッ とにかくアクションシーンが多いんですが、今どき何のてらいもなく「マトリックス」っぽい演出を連発したのは、逆に清々しかったです。変な武器は出てくるし、変な場所で戦うし、実際は3D映画→やたらと武器や敵が観客に向かって飛んでくるし…。クライマックス、超巨大マンタとの海上バトルもド迫力のひと言で、なんかね、ボリュームいっぱいでした。


蠱毒などの呪術が出てくるのはデフォルト。
蠱を飲まされた

海に潜れる馬が登場したりして。パンフのくれい響さんのコラムによると、白龍馬とのこと。
海にも潜れる馬

司法長官ユーチ(ウィリアム・フォン)はさまざまな武器を繰り出してました。
いろいろな武器

冨樫vs飛燕を彷彿させる崖戦闘シーンもあったりしましたよ。
冨樫vs飛燕


映画は唐の水軍が巨大な“何か”に襲われて全滅するところから始まって(津波とともに「徐克」って名前が出て来た時は爆笑)。則天武后(カリーナ・ラウ)は大理寺(警察みたいなもの)の司法長官ユーチに「10日間で解決できなかったら死刑!m9`Д´し ビシッ」と超無茶振り。時を同じくして、落陽に赴任してきた判事ディーが類い希なる推理力と格闘技術を活かして、さらわれそうになった花魁イン(アンジェラベイビー)を救ったり、医者のシャトー(ケニー・リン)と知り合ったりするうちに、事件と深く関わることにーーってな調子で物語は進むワケです(雑な文章)。


若き日のディー。演じたのは「モンガに散る」で主役を演じたマーク・チャオ。
ディー・レンチェ(マーク・チャオ)

その相棒となるシャトー。のちのレオン・カーフェイである(偉そうな口調で)。
シャトー(ケニー・リン)

最初は対立するも、次第にディーを認めるようになる司法長官ユーチ。男気&武力の高さは僕好み(アウトな文章)。
ユーチ(ウィリアム・フォン)<

無慈悲な女帝・則天武后。演じた女優さんが前作と同じなのはスゲー良かった!
則天武后(カリーナ・ラウ)


事の真相を適当に書いておくと、すべては東島のテロリストたちのせい。扶余の戦争が始まって、その間にあった東島は甚大な被害を受けたので、復讐を決意。朝廷に献上するお茶「雀舌茶」を作っている茶房の御曹司ユエン(キム・ボム)に蠱毒を盛って怪物化→治療法と引き替えにお茶を作らせる→毒入り茶で国家転覆を謀っていたのです。で、半魚人化したユエンが敵のアジトの島から逃げる際、たまたまテロリストたちが飼っていた巨大マンタを逃がしてしまって、水軍が被害を受けたという次第。


敵のリーダー雀義(フー・トン)。香港映画のラスボスなだけに、戦闘力は高めで良い感じ。
敵のリーダー雀義(フー・トン)


宮廷侍医ワン(チェン・クン)によると、「体内の蠱は童貞の尿を飲めば退治できる!m9`Д´) ノメ!」ということなので、すでに毒入り茶を飲んでいた皇帝&則天武后with朝廷のお偉方は集団で飲尿して事なきを得て。ディー一行は水軍と協力して、テロリストたちがいるコウモリ島に攻め込んで、てんやわんやと揉めた挙げ句、一味を一網打尽&巨大マンタも退治。ディーは皇帝から“降龍杖”を賜って、めでたしめでたしかと思いきや、褒美として雀舌茶を振る舞われる→童貞の尿を飲まされそうになって、エンドクレジットに突入するというね。エンドクレジットでは、宮廷侍医ワンが「大量の水を飲んでも治るけど、やっぱり尿が一番!(o^-')b」みたいなことを言って、その後にイメージボードが流れるんですが、超カッコ良かったです(画集がほしいレベル)。


宮廷侍医ワン、変なメイク&テンションの高い演技で、チェン・クンだとは全然気付かなかった…。
宮廷侍医ワン(チェン・クン)

最後は「対象物の弱点を一瞬で突き止めて粉砕する」という素敵武器・降龍杖をゲットするのした。
降龍杖をゲット!


正直、「前作のアンディ・ラウと比べちゃうと、マークチャオは少し微妙…」とか、「前作でカッコ良かった降龍杖が活躍しなかったのは残念…」とか、「アクションがせわしなくて、何をしているのかサッパリなシーンも…」とか、思うところはあるんですけど、どうにも嫌いにはなれない作品というか。一時はスランプと言われていたツイ・ハークが、2010年に「王朝の陰謀 判事ディーと人体発火怪奇事件」、2011年には「ドラゴンゲート 空飛ぶ剣と幻の秘宝」を中国で大ヒットさせて、今作は中国映画史上最高の製作費2億元(約32億円)をかけて製作し、なんと6億元(約96億円)のメガヒットを記録したそうなんです。


「ドラゴンゲート 空飛ぶ剣と幻の秘宝」はこんな映画でございます。
竜巻の中で戦闘!


なんて言うんですかね、「過剰に盛り込みすぎる演出&それでも大ヒット」ということで、非常にマイケル・ベイ監督を連想したんですが…。ツイ・ハーク監督の作品の場合、僕が大好きなカンフーアクション要素が多くて楽しいだけでなく、何よりもこういうのを自分が好きで作ってそうなので、観ているとうれしくなってくるんですよね(マイケル・ベイ監督も嫌いじゃありませんがー)。だから、映画的には変でも、ちょっと応援したくなっちゃうというか。積極的にはオススメしませんけど、「デタラメだけど勢いがある香港映画」が好きな人ならチェックしても損はしないんじゃないかしらん。




ツイ・ハーク監督による記念すべき「判事ディー」シリーズ第一作。僕の感想はこんな感じ



ツイ・ハーク監督による「ドラゴン・イン」の続編。僕の感想はこんな感じ



原作ではないんですが、判事ディーを有名にした小説シリーズ。かなり邦訳が出ててビックリ。



マーク・チャオ主演のボンクラヤクザ映画。鳥モモが美味そうなのです…。







2014年08月26日

2014年晩夏! 超行きたいイベントの駄話

テーマ:イベント
まぁ、僕も41歳の妻子持ち社会人ということで、仕事を抱えながら、映画を観に行くとかブログを書くとか、時間を作るのが大変になってきまして…。そんな状況でイベントに行くなんてとんでもない!Σ(゚д゚;) な~んて言いつつも、どうしても行きたいイベントというのはあるワケで。例えば、9/16(火)の第7回したまちコメディ映画祭in台東で日本最速プレミア上映される「エクスペンダブルズ3 ワールドミッション」のチケットはしっかり押さえてあるというね(って、映画ですがー)。


ということで、「エクスペンダブルズ3 ワールドミッション」の予告編を貼っておきますね↓




例えば、今度ベスト盤が発売されるRHYMESTER。普段のライブだって最高だけれども、「落ち着いた曲を落ち着いた状況で聞けるライブがあったらいいな」「そうだったらいいのにな」とずっと夢想していただけに! ええい、9/21(日)にビルボードライブ東京で開催される「J20」はね、ちくしょう、わざわざ初期手数料(1,080円)+年会費(Webプラン3,240円)を余計に支払ってビルボードライブの会員になり、先行販売でイイ席をゲット&ディナーを注文! もうね、スゲー高い金を支払っただけに、現在、その日を女のように股まで濡らして待っているのです… 川`∀´) オホホホホホホ


食事をしながら良い席で聴くライムスター…。ファミコンが買えちゃう金額だぜ(古い例え)。
ご購入価格!

一応、藤巻十三を股まで濡らして待っていた松尾象山の画像を貼っておきますね(「餓狼伝」第4巻より)。
股まで濡らした松尾象山


だがしかし! 今回取り上げる“超行きたいイベント”というのは…「ACID PANDA CAFE 夏の3大フェス2014」!!!!!!!! 渋谷の最先端のクラブとして知られるACID PANDA CAFE(通称:アシパン)にて、8/31(日)はデビルスコーピオンさんによる<デビスコソニック 2014>、9/3(水)は蟹江トゥン角さんの<ロッキントゥンジャパン>、そして9/6(土)は柴田さんによる<SHIBA ROCK FESTIVAL>と、晩夏に愉快なフェスが連発されるのです。


ちなみにアシパンがどれほど最先端なのかは、こちらの特集を聴いてくださいな↓(当時は自由が丘にあったのです)




最近はマイケル・ベイ作品CCのドラえもんなど、どうにもついて行けない作品が増えるなど、感性がすっかり古びている僕ですが、しかし。最先端のクラブで行われる最新鋭の若手たちのイベントに行くことで、“何か”が刺激されるのではないか? そう思って、ぜひ行ってみたいんですけど、家庭の事情もあってすべてのフェスには参加できないので、どれに足を運ぼうか迷っていましてね…。とりあえず先日行われた各フェスの政見放送を貼っておきますので、僕と一緒に頭を悩ませていただければ幸いです↓



8/31(日)<デビスコソニック 2014>

個人的には「ビフテキ争奪戦」が気になっております (・∀・) タノシミー





9/3(水)<ロッキントゥンジャパン>

「アシパン若手オリンピック」の内容が凶悪ですな… (`Δ´;) ヌゥ




9/6(土)<SHIBA ROCK FESTIVAL>

ああん、「やさしいチャーシュー」がスゲー美味そう!(´Д`;) ハァハァ





ううむ、多少は魅力が伝わったでしょうか…。現時点ではどれに行くか決めておりませんが、もしフェス会場で漫画ゴラクのキャップを被った身長190センチ体重95キロのメガネ中年がいたら、気軽に声を掛けてくださいな。以上、超行きたいイベントの駄話でした。ではでは~。






2014年08月26日

2014年9月公開で観たいと思っている映画の覚え書き

テーマ:観たい映画の覚え書き
毎月最後の水曜日は、来月公開の「観たい映画」を書いておくことになっているんですが…。とりあえず今月最後の火曜日の今日、僕が2014年9月公開で観たいと思っている映画を貼っておきますね↓


※◎は「絶対観る」、○は「一応観たい」、△は「興味ある~」って感じです。

9/6
フルスロットル ◎
アイ・フランケンシュタイン ◎
ある優しき殺人者の記録 ◎
フライト・ゲーム ◎
監視者たち ◎
さまよう刃 ◎
ザ・ヘラクレス ◎
イン・ザ・ヒーロー ◎
チング 永遠の絆 ◎


9/13
ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー  ◎
るろうに剣心 伝説の最期編 ◎
殺人ワークショップ ◎
サスペクト 哀しき容疑者 ◎
悪魔は誰だ ○
So Young~過ぎ去りし青春に捧ぐ~ ○
銀座並木通り クラブアンダルシア △


9/16
エクスペンダブルズ3 ワールドミッション


9/20
ゲッタウェイ スーパースネーク ○
猿の惑星:新世紀(ライジング) ○
ぼんとリンちゃん ○
柘榴坂の仇討 ○
NY心霊捜査官 △
パラサイト・クリーチャーズ △
劇場版 稲川怪談 かたりべ △
ウィークエンドはパリで △
バツイチは恋のはじまり △


9/27
マザー ◎
ファーナス/訣別の朝 ○
聖者たちの食卓 ○
記憶探偵と鍵のかかった少女 △
少女は異世界で戦った △
ハンガー・ゼット △
ジャージー・ボーイズ △
荒野の千鳥足 △
アンナプルナ南壁 -7,400mの男たち
風邪〈ふうじゃ〉 △
ベツレヘム 哀しみの凶弾 △
世界一美しいボルドーの秘密 △



第7回したまちコメディ映画祭in台東で日本最速上映される「エクスペンダブルズ3 ワールドミッション」は別格として。もうね、9月は第1週&第2週に観たい映画が集まりすぎ。◎を付けた作品が多すぎて、全部観るのは無理っぽいものの、それでも何とか消化したいというか。特に凄まじく期待しているのが「フルスロットル」で、ポール・ウォーカーとダヴィッド・ベルの組み合わせはステーキとハンバーグのコンボのように僕好みであり、むしろ「なんでもっと早くやらなかった!ヽ(`Д´)ノ キィィィ!」と怒りを覚えるほど(面倒くさい観客)。ポスターのビジュアルも100点だし、現在、すっかりハートがビンビン状態なのです… (´Д`;) ハァハァ


このポスターがすでに最高すぎ! 飛び出せ、青春!ヘ(゚∀゚*)ノ レッツビギン!
フルスロットル


「フルスロットル」の予告編を貼っておきますね↓ 「アルティメット」のリメイクなのね。




注目したいのが、「ある優しき殺人者の記録」「殺人ワークショップ」。2本ともあの白石晃士監督作であり、最近は本当に脂が乗っている方なので、ぜひ観に行きたいんですが、暴力描写が肉体的にも精神的にもかなりハードそうというか。例えば「超・悪人」のレイプ描写とか地獄だったから、若干躊躇う気持ちもあったりして。ううむ、絶対観たいんですけどね… (´∀`;) ドウシヨウ 


「ある優しき殺人者の記録」の予告編です↓ 白石監督が愛する「ありふれた事件」のオマージュ的な作品の様子。




韓国映画も大豊作ですよね。「復讐を誓った北朝鮮特殊部隊の元エリート工作員」という主人公設定だけで観たいゲージが満タンになる「サスペクト 哀しき容疑者」に、僕が心から愛している「天使の眼、野獣の街」のリメイク「監視者たち」は絶対チェックしたいところ。これまた邦画のリメイク作である「さまよう刃」も、オリジナルは好きになれなかったけど、韓国映画だったら非常に面白くなりそうな気がするのです。「チング 永遠の絆」に関しては、恥ずかしながら1作目が未見なんですが、これを機に観ようかなぁと思っております。


「サスペクト 哀しき容疑者」の予告編↓ やべぇ、血がたぎる!ヽ(`Д´)ノ ホッカホカ




その他、あの楳図かずお先生の初監督作「マザー」バウティスタがやっと大役を掴んだことだけで涙が出てくる「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」、まだ前編を観てないんだけど前売り券を購入済みの「るろうに剣心 伝説の最期編」「『マッスル・アンド・フィットネス日本版』2014年3月号」の表紙を飾ってからずっと気になっていた「アイ・フランケンシュタイン」、「リーアム・ニーソン物件だから絶対観ますが『フライトプラン』みたいだったらどうしよう… (ノω・、)」とちょっぴり不安な「フライト・ゲーム」など、超盛りだくさん。「鎧武」ミッチーが主演の「ぼんとリンちゃん」とかスゲー気になるんだけど、時間がないかなぁ… (´・ω・`) ウーン


楳図先生を片岡愛之助さんが演じるというだけで満腹な気がします。




9月は間違いなく名画座に行くなんて無理なんですが、一応、書いておきますよ。飯田橋ギンレイホールで9/13(土)~9/26(金)の“笑えるけど超ヘビーな作品”二本立て「8月の家族たち」「ブルージャスミン」は最高の組み合わせだと思う。未見の人はマジで足を運んだ方が良いんじゃないかしらん。目黒シネマでは8/23(土)~9/5(金)、キネカ大森では9/28(日)~10/3(金)の「この空の花 長岡花火物語」「野のなななのか」も凶悪というか。どちらも劇場で観た方が良い作品なのは間違いないんですけど、とにかく情報量が多すぎて頭が破裂しそうな予感 (・ω・;) ウーム 早稲田松竹で9/13(火)~9/19(金)の「愛の渦」「白ゆき姫殺人事件」も少し興味ありますよ。

新文芸坐では、9/28(日)~9/29(月)の「ポリス・ストーリー/レジェンド」「ハミングバード」が渋くて良し。オールナイトがまた充実してて、9/6(土)の《世界の映画作家Vol.155 ウルリヒ・ザイドル 〈パラダイス3部作〉》、9/13(土)の《世界の映画作家Vol.156 ジョニー・トー 真夜中、蠢く男たち》〆が「名探偵ゴッド・アイ」ってのがイイね!)、9/20(土)の《新文芸坐×アニメスタイルセレクションVol.59 湯浅政明のシゴト》あたりが気になるけど、絶対行けないだろうな…。以上、2014年9月公開で観たいと思っている映画の覚え書きでした。ではでは~。







2014年08月26日

先週の備忘録(2014/8/19~8/25)

テーマ:備忘録(2014)
さて、毎週火曜日は備忘録ということで、先週の出来事や思ったことを適当に書いてみますね↓


仕事がやっと一段落→そして次の仕事へ… ('A`) ウヘェ
心の険がとれました ( ;∀;) イイエイガダナー
大きな仕事、無理っぽい (ノ∀`) ガッカリ



先週金曜日、やっと仕事が一段落。もちろん次の仕事もあるし、来週末の家族旅行に行くためにも頑張って働かないといけないんですけど、とりあえずはひと休みひと休み一休気取りな文章)。週末は久しぶりに家族と過ごしつつも、金曜日→「ぼくを探しに」、土曜日→「STAND BY ME ドラえもん」、月曜日→「ライズ・オブ・シードラゴン 謎の鉄の爪」を観に行きましてね。こんな短期間に生涯ベスト級とワースト級を観ることになるなんて、映画鑑賞とは面白いものだなぁとあらためて思ったり。


「ぼくを探しに」は良い映画なので、予告編を観て興味が湧いた人はぜひ劇場へ~。




先週までは「ゴジラ」シリーズを観まくっていて戦隊ライダーウルトラマンGAROを見逃していたので、2週分チェックしたんですが、特撮番組って本当に楽しいネ (´∀`) ウフフ 特にトッキュウジャーは最高に素敵な戦隊なんですけど、先々週放送された回のアクションはいろいろとチャレンジングでビックリ。30分番組とは言え、本当に侮れませんな~。あと、気になっているのが虹野明のワキ毛で、あそこまで堂々とボーボーな男らしい姿勢、つい処理しがち榮倉奈々さんライクにニオイを気にして8x4メンを使いがちな僕的には、ちょっと…憧れちゃいましたね…(遠い目)。ただ、最近、大好きなエンディングテーマ「ビュンビュン!トッキュウジャー」が流れないのがスゲー寂しかったりします。あの「みんなの列車コーナー」も素晴らしかったのに… (´・ω・`) ザンネン


このコーナー、最高ですよね。




ちなみに今週から“大きな仕事”を任される予定だったんですが、微妙な展開になりましてね。プレッシャーから解放されたのは良いけど、そりゃあ残念でもあって。そういう状況を呼び込むのも才能の1つだと思うので、僕はやっぱり仕事の才能がないんだなぁとガッカリしましたよ。ただ、これまた金曜日に「ぼくを探しに」を観ていたのが良くて、これが人生さ ┐(´ー`)┌ シカタナシ」とフレンチムードで乗り切れる感じ。フィクションの力、バカにできませんな(知った風な口調で)。


僕の中の愚地克巳がこんな風に意地悪を言っても…。
やっぱり才能がない!

僕の中のドリアン「ラヴィ~♪」と歌ってフォローしてくれる…って、なんだそりゃ ( ゚д゚)、 ペッ
ラヴィ~!


って、刃牙画像を貼ったついでに、この1カ月、僕が睡眠不足&風邪を引きながらもハードなスケジュールをエネルギッシュに乗り越えることができた秘密を教えちゃいますかね ( ̄ー ̄) ニヤッ それは…「範馬勇次郎エナジードリンク」のおかげなのだッ!m9`Д´) ビシッ 成分表を見てみれば、「マカ・スッポン・蟻・サソリ・ヒル・タツノオトシゴ・馬の心臓・海蛇・赤マムシ・ガラナエキス・にんにく・パフィアエキス・シトルリン・カフェイン・αGPC・ヘム鉄・チロシン・フェミルアラニン・トウガラシパウダー・クレアチン・HMB・ホエイプロテイン・BCAA・マルトデキストリン・クエン酸・アラニン・アルギニン・グルタミン」と、とにかく勢いまみれであり、ハッキリ言ってプラセボ効果だけで普段の2倍の力は発揮できるスーパードリンクなのです(※個人の感想です)


専用シェーカーも使っているというね (〃∇〃) ウフフ
範馬勇次郎ドリンク


疲労が溜まった朝に飲んだら効果てきめんで、非常に良い買い物をしたというか、思わずタマフルのウェルカムドリンクのコーナーにメールを送ってみたほど(迷惑なリスナー)。この動画コンテストにもチャレンジしようと思っているんですが、スキルも才能も時間もないので無理ですカネー (・ε・) ウーン 唯一の問題は味で、凄まじく不味い上に、唐辛子パウダーが配合されているためノドが痛くなってしまうんですけど、まぁ、それは些末なことじゃないでしょうか(※個人の感想です)。以上、先週はこんな感じでした。ではでは~。





2014年08月25日

ぼくを探しに(ネタバレ)

テーマ:新作映画(2014)
※今回の記事は、恐ろしいほど無駄に長い上に、映画とは無関係な面倒くさい“自分語り要素”や“知った風なこと”を書いた文章まみれなので、そういう文章が苦手な人は読んじゃダメだけど、映画自体は非常に素晴らしいので、興味がある人はぜひ観に行って!








ぼくを探しに

ぼくを探しに

原題:Attila Marcel
2013/フランス 上映時間106分
監督・脚本・音楽:シルバン・ショメ
製作:クリス・ボルズリ、クローディー・オサール
製作総指揮:フランソワ=ザビエ・デクレーヌ、ヘレン・オリーブ
撮影:アントワーヌ・ロッシュ
美術:カルロス・コンティ
音楽:フランク・モンバレット
出演:ギョーム・グイ、アンヌ・ル・ニ、ベルナデット・ラフォン、エレーヌ・バンサン、ルイス・レゴ、ファニー・トゥーロン、キー・カイング、ジャン=クロード・ドレフュス、ビンセント・デナード、シリル・クトン、ケア・カン
パンフレット:★★★★★(650円/デザインが素敵で、コラムもタメになるし、ミュージックリストもあるし、シューケットのレシピが載ってるのが大好き!)
(あらすじ)
幼い頃に両親を亡くし、そのショックで言葉を話すことができなくなったポール(ギョーム・グイ)は、伯母のもとで世界一のピアニストになるよう育てられる。友だちもいない孤独な人生を歩み、大人になったポールは、ある日、同じアパルトマンに住む謎めいた女性マダム・プルースト(アンヌ・ル・ニ)と出会う。彼女のいれたハーブティーを飲むと、固く閉ざされた心の奥底の記憶が呼び覚まされていき、ポールの人生に変化が訪れる。(以上、映画.comより)

予告編はこんな感じ↓




100点


険がとれました。


映画鑑賞後、劇場から出る僕はまるでケンシロウに敗れたサウザーのよう(「北斗の拳」より)。
顔から険がとれて

すっかりこんな顔だったのです。
険がとれたサウザー


僕は映画の見方に自信があるワケではなくて。いや、例えば格闘アクションなら「導火線 FLASH POINT」が100点の映画なのは胸を張って断言できるのですが、この手の“おフランス映画”に関してはちょっと…。なんて言うんですかね、例えば、カレー弱者の僕が美味しいと思ったカレー屋を“タマフルカレー部”として活動されている宇多丸師匠や構成作家の古川耕さん、橋本吉史プロデューサーに薦めたとしても、


古川耕「我々が3千年前に通過済みの店ですね (・∀・) ニヤニヤ」
宇多丸「まったく、とんだ店をありがたがっているもんだぜ (▼Д▼) コロスゾ」
橋本P「お前、罰としてスクワット3000回な! (▽Д▽) ハヤクヤレ!」



こんな感じであしらわれそうな…って、勝手な被害妄想ですが ┐(´ー`)┌ ヤレヤレ いや、何が言いたいのかというと、この映画は僕の今年のベストであることは間違いなくて。アレクサンダー・ガーレンの心臓に折れた肋骨を叩き込んだジャック・ハンマーの一撃のようにハートを強打されて、とても大事な1本になったのですが、心の状態によって過剰に思い入れながら観たところがあるので、あまり点数を鵜呑みにしないでいただければなぁと。

とは言え、やはり素晴らしい映画だっただけに超オススメしたいところもあって、非常に悩ましいのです (´・ω・`) ウーン まぁ、今から<① 観る前の舐めた気持ち><② 最近、悩んでいたこと><③ 作品の大体の内容><④ 僕がこの映画に惹かれたところ><⑤ 映画鑑賞後>の5部構成で感想を垂れ流しますけれども、本当に本当に申し訳ありませんが、「『僕ってば、超ツラいトラウマがあるんですよぉ~』話」「知った風なこと」「NOROKE」など、今回は僕以外の人間が読むといろいろな意味で“激痛”を感じる要素が目白押しなのでね、普通の映画評が読みたい方は、是非とも他のブログなどをチェックしていただけると幸いです m(_ _ )m



<① 観る前の舐めた気持ち>

8月に入ってから、仕事が超忙しくて。今週木曜日にやっと一段落つくから、夕方から「ライズ・オブ・シードラゴン」でも観るかと思ったら、取引先から追加であれやってくれこれやってくれなんて仕事が来ちゃってね…。しかも予算内でやってくれって、こっちは下請けさんにその分のお金を払わざるを得ないワケでさ、マジふざけんな!ヽ(`Д´)ノキィィィ

まぁ、そんなストレスを抱えながらも金曜の20時ごろ、やっと落ち着いたので、映画でも観に行こうと。感想のストックは「GODZILLA ゴジラ」で尽きてしまっていたものの、とりあえず過去のゴジラ作品の感想をアップすれば良し。「ライズ・オブ・シードラゴン」はもう上映時間に間に合わないから、「るろうに剣心」「バトルフロント」にするかな…と思ったんですが、しかし。よくよく考えたら「ぼくを探しに」を観るのもいいなと。驚くほどションボリさせられる名作アニメ「イリュージョニスト」を撮ったシルバン・ショメ監督の初の長編実写作品ということで(短編は「パリ、ジュテーム」で撮ってる)、ムービーウォッチメンのガチャの目に何度も入っていて。ちょっと気になっていたんですよね。

「イリュージョニスト」はこんな映画↓ 超切ないので気をつけて!



とは言え、ネコの額より心が狭いことで知られる僕ですよ、あの有名な絵本に便乗した邦題にイラッとしなくもないし(原題は「Attila Marcel」)、そもそもシルバン・ショメ監督の才気溢れるムード&作品に漂う上品でオサレなオーラにも無用な反感を覚えてしまったりして。「さぞ面白い実写映画を見せてくれるんでしょうなぁ (`∀´) ドレドレ」といった気持ちでシネ・リーブル池袋に足を運んだ…って、この時点で結構面倒くさいね (´∀`) シネヨ

ヒュートラ系列ではお馴染みのオリジナルドリンクが販売中でした。
シネ・リーブル池袋



<② 最近、悩んでいたこと>

映画が始まったら、街を歩く男の背中を映していて、ベビーカーに乗った赤子の視点っぽい感じ。なかなか楽しいワンカット映像なんですが、男が赤子に振り向いたところで、「あ、これ、父親映画なのか!? Σ(゚д゚;)」と思って、かなりイヤな気分になったのです。ということで、ここから「『僕ってば、超ツラいトラウマがあるんですよぉ~』話」行くぜ、ひぃ、ふぅ、みぃ、YO!m9`Д´) ビシッ

ここにガチで悩んでいることを書いてしまうと、人気ブロガー(笑)の僕ですよ、読者の方々に無用な心配をかけて、「あら、三角絞めさんたら可哀相!Σ(゚д゚;し ダイテ!」「おいおい、悩んでいるのなら相談に乗るぜ? ヘ(゚∀゚*)ノ ダクゼ!」的なメールが殺到してしまうと勝手に思っていまして(って、業者っぽい人からのメッセージが非常に非常に多くてここ最近はメッセージを全然チェックしてません、ごめんなさい…)。書くのを自重していたんですが、この1ヵ月、つい考えてしまうことがありまして。

それは自分の父親のこと。僕の父は、虐待というほどのことはしませんでしたけど、「昔の人のしつけ」レベルで僕をよく殴っていましてね。昭和ひとケタ生まれのくせに身長180センチ体重90キロという恵まれた体格を持っていただけに、3歳ぐらいからハードにビンタされては壁まで吹っ飛んでいたものですよ。僕はそれに反発を覚えて強くなる…というタイプではなく。彼に怯えて、すっかり内向的な人間になったというね。

こんな風に吹っ飛ぶほどのビンタを食らっていたのです(誇張あり)。
ビンタで吹っ飛ぶ刃牙

母親には直接的な暴力を振るってはいなかったものの、言葉や態度はキツいし(今でいうモラハラっぽい感じ)、何よりも1つの仕事すらが続かないくせに、家族への態度は偉そうで抑圧的で。僕のお年玉でラジカセを買った時は非常に複雑な気持ちになりましたよ。僕が小学校高学年のころ、母に相談もせずに勝手に借金をしてラーメン屋を始めたんですが、看護婦の仕事を終えて疲れている母を店で働かせては怒鳴る父の姿を見て、「この人、早く死なないかな…」と「コロリころげた木の根っ子」のような出来事を夢想したものです。

動画を貼っておきますね↓ 怖い!(゚д゚;) ヒィィ!



中学校時代、図体だけでかくて気が弱い僕は、そこそこイジメられてたんですが、それを不良兼柔道部員の方が止めてくれまして。心から感謝したものの、彼が僕を助けてくれた&他の人が納得してイジメを止めた理由が、父親のラーメン屋が残念だったからでしてね(というか、このころは居酒屋にトランスフォームしてた)。たまにあるじゃないですか、「こんなボロくて汚い店、誰が入るんだよ?(`∀´)」的なお店が。要は「あの店の子なんだ…」と同情してくれたんですね。これは、うれしかったけど、同時にスゲー傷ついて。なんでこんなクソみたいな父親の元に生まれたんだろうって心底思いましたよ。

ただ、大人になって娘ができると、僕のような人間でも責任感というのは湧くもので。家庭を維持するって大変じゃないですか。僕は奧さんと娘に“幸せな人生”を保証できるのだろうか。まぁ、そんなものは協力して作り上げていくしかないんですが、不安になることは多くて。幸せだけど、深く考えると、胃が痛くなってしまうから、とりあえず走るしかないというか。だから、この歳になって当時の父親の気持ちを思うと、多少は同情や共感できるところが増えてきたりして。前は「ビッグ・フィッシュ」的な話は嫌っていたものの、最近は「晴天の霹靂」とかにグッときてしまう。なんかね、「自分の心の中で、やっと消化できるのかな…」と思ってたんです、最近までは。

自分の娘だけでなく、保育園で接する他の子どもとかも、スゲー可愛くて。バカだったり、生意気だったり、言うことを聞かなかったりするけど、それは仕方ないことじゃない。本当に可愛くて、手をあげるなんて考えられないなぁ…なんて思ってたら、スゲー今さらながら「僕はなんであんなに殴られていたんだろう」と思い始めて。僕が一番恐怖を覚えたのは、小学2年生の夏休み、絵日記を書かなかったら、至近距離で顔に木のしゃもじを投げつけられたこと。鼻血を噴出するほどの威力だったんですが、よくあんなことができたなと。

例えば、「ももへの手紙」でお母さんがももちゃんをビンタしたぐらいは僕だって許せますよ(というか、あの妖怪どもが憎い!)。状況によっては「スクール☆ウォーズ」の滝沢賢治先生にも目をつむりたい気持ちだし(後半の名前を呼んでもらえない人たちが可哀相だけど)、最近では「ホームレス理事長 退学球児再生計画」でもその是非について考えさせられましたな。ただ、さっきも書きましたけど、身長180センチ体重90キロの中年男性が、3歳児を吹っ飛ぶぐらいの勢いでビンタしたりとか、小学生の顔にしゃもじを投げつけたりとかさ、それって「しつけ」ってことでいいの? 「いや~、僕も昔は父親にはよく殴られましたよ~」なんて古き良き思い出になんて全然できないというか。自分の娘に当てはめてみれば、もしかしたら僕だって「お尻ペンペン」ぐらいはするのかもしれないけどさ、ダメージを与えるほどの行為なんてとてもじゃないけど無理(そこまでやる必要を感じないし)。結局、あの野郎は僕を叩くことでストレス解消してたんじゃねーかと。

そう考え始めたら、あらためて父親を憎悪するだけでなく、ちょっと雰囲気に流されて「消化できるのかな…」なんて呑気に思ってた自分も許せなくて。それ以来、眠ろうとすると父親に怯える自分を思い出しちゃって、悔しくて涙が止まらなくて、寝てないのに全然眠れない。仕方ないから昔のゴジラ映画を観てみたら、これが予想外に面白くて寝るのを忘れて何本も観ちゃったら~ん!ヘ(゚∀゚*)ノ ホエホエ …って、なんだこの話 ( ゚д゚)、 ペッ 何はともあれ、自分語りが恐ろしく長くなりましたが(苦笑)、そういう心理状態だっただけに、「これ、『暴力的な父親だったけど、本当は良い人だったねー』的な映画だったらスゲー不快だな」って身構えた次第。



<③ 作品の大体の内容>

そして、“そういう映画”でした (´∀`) アラアラ 雑に書くと、「2歳の時に両親の死を目撃して以来、口が利けなくなった主人公ポールが、ひょんなことから知り合ったマダム・プルーストにトリップ効果のあるハーブティーを飲まされることで、音楽とともに2歳のころの記憶&さまざまな感情、自分の人生を取り戻していく」という内容なんですね。

両親亡き後、伯母2人に育てられたポールはピアニストを目指す33歳の童貞。
主人公と伯母2人

同じアパルトマンに住むマダム・プルーストに病んでいることを見抜かれて、催眠療法を受けることになるのです。
メインビジュアル

音楽とともに記憶を辿れば、ポールはみんなから愛されていて。しかも、暴力的と思われた父親はプロレスラーであり、母への暴力だと思ったのはプロレスの練習。ポールは「ああ、僕は両親に愛されていたんだ… ( ;∀;) イイオヤダナー」と癒されて、おかげで初めてピアノコンクールで優勝するものの! 実は「両親は部屋の壁を壊してリビングを広くする工事をしていた→支えがなくなってしまい、上の階に住んでいた伯母2人のピアノが床とともに落下→下敷きになって即死!」していたことが発覚。ポールは自分がずっと“両親を殺したピアノ”を弾いていたことを知って、自ら手を破壊してしまうんですね…。

実はレスラーだったポールの両親。父親もギョーム・グイが演じております。
レスラーだった2人

しかも、心の支えだったマダム・プルーストもガンで死亡。人生の目的を失ったポールは、マダムの墓参りに行って。彼女が警官と揉めた時に壊してしまったウクレレを修理したので、墓前に置いて立ち去ろうとしたところ、なんと雨が降って来て、雨粒がウクレレを奏でるのです!(ここ、号泣ポイント) それをマダムからのメッセージだと受け取った彼は、ウクレレ奏者になって大成功。アジア娘と結婚して子どもが生まれると、3人でグランド・キャニオンに行って、言葉を話しそうな赤子に「パ・パ!」と話しかけて、映画は終了してました。ちなみにエンドクレジット後、海辺で伯母2人が友人たちと騒ぐくだりが流れて、ベルナデットに捧ぐ」という字幕が出てましたよ。

ラストは、冒頭のこのシーンに繋がる感じでございます。
父の背中

左の伯母を演じたのがベルナデット・ラフォン。昨年7月に亡くなったそうです…。
伯母2人



<④ 僕がこの映画に惹かれたところ>

映画として不満を覚える部分はあるんです。例えば、ポールがトリップすると、思い出の音楽をアレンジしたミュージカルっぽい場面が始まって。その展開&シーン自体は大大大大大好きなんですが、赤子の主観ショットだったハズのカメラワークが、不自然に変わる部分があって。そこはちょっと興を削がれました。いくら「自分で選ぶ人生の話」だとしても医者の剥製のエピソードは微妙に感じたし、ラストのグランドキャニオンもかなり唐突だった印象。両親の死亡事故の原因を作った友人が救われなかったのも残念でした(そこは人生の“苦み”なのかもしれませんが)。あと、梶原一騎史観で育った僕的には、あのフランスのプロレス描写には少し違和感を覚えた…ってのはどうでも良いザンス(なにこの文章)。

「プロレススーパースター列伝」によると、フランスのマット界には怪奇派が多いそうで。
パリのプロレス事情

例えば反則狂のカシモド! 「ノートルダムのせむし男」がレスラーに!?
カシモド!!

ガイコツ男バラバなんてレスラーも。のちのラ・パルカである(ウソ)。
ガイコツ男バラバ

ザ・カミカゼの設定も時代を感じさせますな。もちろん映画には1人も出てきません (ノ∀`) テヘ
ザ・カミカゼ

自信のない文章になりますが(苦笑)、“一風変わった登場人物たち&世界観&画面構成”は、リアル寄りだけどウェス・アンダーソン監督作を思わせなくない? 思わせなくなくなくなくない?(「今夜はブギーバック」風に) あんなシンメトリーだったりフィックスだったりはしないけど、監督の脳内イメージをしっかり映像化したウェルメイドな作品って雰囲気が良いのです。特に赤子視点のミュージカルシーンが素晴らしくて、耳に残る音楽ばかりなんですが、パンフによると「三拍子で踊る時、人は子どもをあやすように、あるいは腕に誰かを抱えるように体を動かします ( ´_ゝ`) フフフ」ということで、すべて三拍子で作ったというこだわりよう。その中に出てくる母親アニタ役のファニー・トゥーロンがまた愛らしくて、彼女が幼い息子に愛情を注ぐ場面では、自分の奧さん&娘を重ねてしまって、泣きまくりでしたよ… (ノω・、)

ハーブティーでトリップするとミュージカルがスタート! 音楽も超素敵なのです。
ミュージカルシーン

この仲良し母子描写は、あとで死ぬことが確定しているだけに、凄まじく泣いた!
仲良し母子

登場キャラクターも非常に魅力的。主人公が話せない=寡黙という設定は、パンフレットの村尾泰郎さんのコラムによると、シルバン・ショメ監督の他の作品にも共通するところがあるそうですが(確かに「イリュージョニスト」はそうでしたな)、それゆえのユーモアや感情の機微がまた面白かったです。主人公を導くマダム・プルースト役のアンヌ・ル・ニも“現代の魔女”っぽくて良かったですな(よくよく考えれば脱法ハーブ屋ってことですが)。伯母2人もキャラが立ってたし、最終的にはポールと結婚する“処女のアジア娘”ミッシェル(ケア・カン)の積極的なアプローチ振りも愉快でしたよ。

処女に迫られる33歳の童貞。ほとばしるほど微笑ましかったです。
積極的なアジア娘

ただ、何よりも感動したのは、映画全体に溢れる“切なくも優しい人生観”。確かに「暴力的な父親だったけど、本当は良い人だったねー」的な映画ではあったんですけど、そこで話は終わらなくて。結局、ポールはピアノが原因で両親が死んでいたことにショックを受けて、長年続けてきたピアノを捨てるワケですよ。ただ、そこから彼はマダムのウクレレで新しい人生を選んだだけでなく、自分たちがポールをピアニストにしたいばかりにそのことを黙っていた伯母2人も許すことで前に進むんですよね。で、冒頭の父と同じ行動を取るのは、要は「いろいろツラいことがあっても、こうやって人生は巡っていく」ってことで。僕も「ああ、そうだよなぁ…」って思って。なんかね、心の険がとれたのです。

ということで、円環的にもう一度、「険がとれたサウザー」を貼っておきますね。
険がとれたサウザー

別に父親は今も大嫌いですが、そういうことにこだわっていても何の得もないし、むしろ今、大切な家族がいることに目を向けて、家族に感謝して生きた方が全然プラスなんですよね。「そんなこと、今さらわかったのかよ!(`∀´) アホウガ」と言われたら、「今さらわかりました (ノ∀`) エヘヘ」としか言いようがないのですけど(苦笑)、それもまたそういうものなんじゃないかと。ということで、ここから「知った風なこと」行くぜ、ひぃ、ふぅ、みぃ、YO!m9`Д´) ビシッ

「もっと不幸な人はいるんだよ」とか言われても、100キロのバーベルでスクワットできる人もいれば50キロで精一杯の人もいてさ、そんなの「それはそれ」ってことじゃないですか。以前、仕事絡みで某お偉いさんと飲んだ時、親の話になって。「それでも親は親なんだよ」みたいな薄っぺらな話を“人生の先輩”ぶって言うから、鼻をもいでやろうかと思いつつ媚びへつらったんですが(社会人の文章)、結局、人それぞれであって。もちろんそういう言葉に尻を叩かれる時もなくはないんだけど、やっぱりそういうことじゃないというか。自分を納得させられるのは自分しかいないと思うのですよ。例えば、僕は「グラップラー刃牙」のこの場面が大好きでして↓

喧嘩師・花山薫の握撃によって腕を破壊された刃牙!
握撃で腕が!

だが、小指と親指を動かして、神経が繋がっていることを確認すると…。
小指動く!

即座に戦闘を続行するのです。カッコイイ!
神経はまだ繋がってる!

だから、レベル2ぐらいに落ち込んだ時、小指と親指を動かして「まだ神経は繋がってる!」「繋がっているんだ♪ヘ(゚∀゚*)ノ」とヤル気を出したりするものの(不要なリンク)、このメソッドが他の人に役立つかはまた別のお話であって。話題になったこの4コマのように、「コロッケが美味い!(o^-')b ダイジョウブ」と復活できる人もいれば、無理な人もいるワケで。今回、僕はたまたまこの映画を観ることで心がずいぶん助かったんですが、たぶんそういうのっていろいろあるから、落ち込んだ時はたぶん音楽やら映画やら本やら、いろいろと接してみて、自分の心に引っ掛かるものを掘ってみると良いんじゃないかな…って、ごめんなさい、我ながら何を書いているのかサッパリというか、着地点を見失ってしまったようなーー?Σ(゚д゚;) ヒィィ



<⑤ 映画鑑賞後>

ポールが最初にトリップした場面から泣き始めて、ずっと泣きっぱなしであり、エンドクレジットが終わってベルナデットに捧ぐ」という字幕が出る海辺のシーンのキュートさ→それをチョイスした監督の優しさにも胸を打たれて、涙は加速。泣き顔を観られぬよう、急いで劇場を出て、単身でエレベータに乗り込むと、なんと泣きすぎたあまり、ヒザをつくほどに体力を消耗していたのです。

なんとなく「刃牙のハイキックを食らってヒザをついた花山薫」の画像を貼っておきますね。
ナックダウン

映画を観ては条件反射的に号泣するほど涙腺とお股の緩い僕ですけれども(1つアウトな文章)、ここまで体力を失ったのは「はちみつ色のユン」と「隣る人」の二本立てを観た時以来。これはヤバイと思って、近くにあった日高屋に転がるように入店し、生ビールとつまみ、そして麺類を補給。なんとか事なきを得たのでした… (`∀´;) アブナカッタ でね、食べながら思ったのですよ、「もっと家族と一緒にいよう」と。ということで、ここから「NOROKE」行くぜ、ひぃ、ふぅ、みぃ、YO!m9`Д´) ビシッ

生ビールと肉中心のつまみ。そう、疲れた時は肉さ!
日高屋で散財

かたやきそばも追加。ツマミになる感じがイイネ。
かたやきそば

〆はつけ麺! ちくしょう、つい合計3,050円も使っちゃった… ('A`) サンザイ
つけ麺

そんなのブログでは何度も書いているフレーズだけど、それでもついつい夜遅くまでブログを書いて、奧さん&娘と過ごす日はコンディションが悪かったりしがち。だから、本当は金曜の夜に他の記事を仕上げる予定だったのもやめて、スムースに熟睡しまして。翌土曜日は、劇中に出て来たシューケットを買いに行って、家族で食べたりしてね…(しみじみ)。久しぶりに土日をずっと一緒に過ごして、なんかね、超幸せでしたYO!ヽ(TДT)ノ ウワァァァン

家に帰ったらグレート巽のようにスヤスヤと眠りましてね。
グッスリ眠るグレート巽

翌日、劇中に出て来たお菓子シューケットを買いに行ったのは「PAUL 京王新宿店」
PAUL 京王新宿店

これがシューケットだッ! クリームは入ってなくて、周りに砂糖が付いている、シュー生地のパンなのです。
シューケット!

買ってみたものの、娘は手をつけず、奧さんは「クリーム入ってないのかよ 川 ゚д゚) クソガ!」とおかんむり。無惨!
シューケット購入

ペットショップに行った時の天使のような娘の画像でございます。振り向くと僕に激似なんですが… (ノω・、) カワイソウ
天使のような娘

な~んて言いつつも、土曜の深夜はちゃっかりムービーウォッチメンの課題映画を観に行っちゃったんですが、それはまた別のお話
深夜のUCとしまえん



ううむ、超ダラダラとまとまりのない駄文を書き散らかしてしまいましたが、そんなワケでこの「ぼくを探しに」は、僕にとって非常に大事な作品になりました。昔、「この世で一番肝心なのはステキなタイミング♪ (o^-')b グー」なんてビビアン・スーが踊りながら歌ってましたけど(混ざった文章)、たぶん僕自身の観るタイミングがバッチリだったというか。映画を観てここまで“自分の心の問題”がスッキリしたのは初めてかもしれません。他の人がグッとくるかはわかりませんが、良い映画だとは思うので、気になる人は観てみて!




シルバン・ショメ監督作。僕の感想はこんな感じ



サントラ。買いました (`∀´) フハハハハハハ



同じくシルバン・ショメ監督作。もともとはこの映画の曲「Attila Marcel」からインスパイアされたんだって。








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