映画の感想については基本的にネタバレ全開で書いていますので要注意です。あと、映画の見方が少し偏っているので、点数もそんなに気にしないでくださいね。ツイッターのアカウントは@kamiyamaz (カミヤマΔ)なので、適当にチェックしていただければ幸いです。
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2016年07月23日

シング・ストリート 未来へのうた(ネタバレ)

テーマ:新作映画(2016)
※この映画に関しては、行列のできるラブホテルさんチルさんはちごろうさんの感想などを読むと良いですぞ。
※今回の記事は、「小さな恋のメロディ」のネタバレに触れているけど、良い作品なので観ておくと良いんじゃないかな。


<ザ・どうでも良い前置き>

昨年公開された「はじまりのうた」は、そりゃあ良い作品でしたけれども。基本的にアクション映画を好む僕からすれば、音楽映画を得意とするジョン・カーニー監督は“追いたいタイプ”ではなくて。遊星からの物体Xファンタスティック・フォーのベンがストリートで迎え撃つ→Thing ストリート!Σ(°д°;)」といった内容だったらともかく、また音楽映画っぽい本作はあまり観る気はなかったんですが、しかし。愛聴するラジオ番組「ライムスター宇多丸のウィークエンド・シャッフル」の週刊映画時評コーナー「ムービーウォッチメン」の課題映画になっちゃったというね。

ただ、そうなってみれば、「はじまりのうた」の出来を考えると確実に良い映画っぽいし、都内の上映館の1つである渋谷のシネクイント本作の公開を最後に閉館してしまうのもあって、微妙に乗り気になってきて。他館前売り券システムなどにも頼らず、あえて1800円支払って、鑑賞してきました。


鑑賞した日はレディスデー。劇場はスゲー混んでましたよ。
レディスデー

シネクイントのロビーには、記事の切り抜きや本国版ポスターなど、いろいろ展示されてまして。
展示がいろいろ

この映画館、パンフが読めるだけでなく…。
パンフも読める!

サントラが聴けるのもありがたかったんだよなぁ。
サントラが聴ける!

場面写真なども飾られてたりしてね。
場面写真

今までの感謝の気持ちを込めて、1800円でチケットを購入。「ワールズ・エンド」の時はご迷惑をおかけしました… ('A`)
1800円払いました

ビールとお菓子も買っちゃったのでした。
ビールとお菓子を買いました










シング・ストリート 未来へのうた

シング・ストリート 未来へのうた

原題:Sing Street
2015/アイルランド、イギリス、アメリカ 上映時間106分
監督・製作・原案・脚本・歌曲:ジョン・カーニー
製作:アンソニー・ブレグマン、マルティナ・ニランド
製作総指揮:ケビン・フレイクス、ラジ・シン、ボブ・ワインスタイン、ハーベイ・ワインスタイン
原案:サイモン・カーモディ
撮影:ヤーロン・オーバック
美術:アラン・マクドナルド
衣装:ティツィアーナ・コルビシエリ
編集:アンドリュー・マーカス、ジュリアン・ウルリクス
歌曲:ゲイリー・クラーク
音楽監修:ベッキー・ベンサム
主題歌:アダム・レビーン
出演:フェルディア・ウォルシュ=ピーロ、ルーシー・ボーイントン、マリア・ドイル・ケネディ、エイダン・ギレン、ジャック・レイナー、ケリー・ソーントン
パンフレット:★★★★★(1200円/「うたコード」付きのデラックス版を購入。デカいので読みにくいけど、歌詞の邦訳まで載っているほど情報量ギッシリで超オススメ)
(あらすじ)
大不況にあえぐ85年のアイルランド、ダブリン。14歳の少年コナー(フェルディア・ウォルシュ=ピーロ)は、父親が失業したために荒れた公立校に転校させられてしまう。さらに家では両親のケンカが絶えず、家庭は崩壊の危機に陥っていた。最悪な日々を送るコナーにとって唯一の楽しみは、音楽マニアの兄と一緒に隣国ロンドンのミュージックビデオをテレビで見ること。そんなある日、街で見かけた少女ラフィナ(ルーシー・ボーイントン)の大人びた魅力に心を奪われたコナーは、自分のバンドのPVに出演しないかとラフィナを誘ってしまう。慌ててバンドを結成したコナーは、ロンドンの音楽シーンを驚かせるPVを作るべく猛特訓を開始するが……。(以上、映画.comより)

予告編はこんな感じ↓




85点


素敵な音楽映画でしたな… ( ;∀;) イイエイガダナー


思わずデラックス版のパンフとサントラを買っちゃうほどでしたよ。
パンフとサントラ


まず、身も蓋もなく乱暴にお話を書いておくと、1985年のアイルランド・ダブリンにて、父親が失業して家庭が財政難に陥ったため、主人公のコナーは荒れた公立高校「シング・ストリート」に転校するハメになりまして。いじめっ子に目をつけられて殴られるわ、校長にも厳しくされるわと、踏んだり蹴ったりだったんですが、しかし。学校の対面にあるアパート(実は養護施設)の前に立つ”自称モデル”の年上少女ラフィーナに一目惚れすると、「僕のバンドのMVに出ない?(o^-')b ドウ?」とぎこちなく口説いて電話番号をゲット。MVどころかバンドすらやっていなかったので、事情通の“校内コンサルタント”ダーレンと手を組んで、急いで仲間を集めまして。あらゆる楽器が演奏できる&作曲もできる万能野郎エイモンなどの力を借りて、何とか初のMV「リドル・オブ・ザ・モデル(モデルの謎)」を作り上げるのです。


このMVでは省かれていますが、ラストに映る”オモチャの牙”がまた愉快だったりしてね。




最初こそ、巷によくいる「楽器ができないからとりあえずボーカル志望」だったコナーでしたが、「大学を中退して引きこもっている兄貴ブレンダンのロック指南を受ける→教えてもらったアーティストにかぶれる→自分の体験や感情を歌詞にこめて曲を作る→ラフィーナを起用してMVを作る」なんてことを繰り返しているうちに、より音楽にのめり込むとともにスキルもメキメキ上達! 両親の別居決定やラフィーナのモデルデビューの挫折、ブレンダンのごもっともな説教などにションボリしながらも、実は虐待されてたいじめっ子も仲間に取り込むと、最後は文化祭っぽい舞台でライブ→校長に反抗した歌を披露して大成功! そのままコナーはラフィーナとともに学校を出ると、兄貴に港まで送ってもらって、祖父のボートでロンドンへ旅立つという「小さな恋のメロディ」っぽい終わり方なのでした (´∀`) メデタシメデタシ


ラスト、少年と少女が手を携えて旅立つ映画って、大体良い感じな気がしますな(何の裏付けもない文章)。
2人で旅立て!


もうね、褒めるところまみれというか、褒めるところしかないというか。ナイーブな少年が音楽を通じて成長する物語であり、社会的に不遇な立場にある少年少女たちがポジティブにあがく話でもあって。ジョン・カーニー監督の前作もそうでしたが、音楽のプラスの面を積極的に描いていて、それがスゲー心地良い感じ。特に、コナーが兄貴ブランドンに新しいミュージシャンを教えられるとすぐそのファッションを真似る展開は最高で(かぶれるってとても大事)、最後の方はそうなるのがわかっていながらも笑っちゃいましたね。あと、バンドの各キャラの説明台詞などはないのに、さりげない演出で「コイツはこういう性格なんだろうな」というのがなんとなくわかるのがスゴいなぁと。監督の思惑通り、「シング・ストリート」のメンバーは全員好きになっちゃいましたよ (´∀`) ウフフ


役者のチョイスも良かった! すっかり彼らに好感を抱いちゃったというね。
俺たちがシング・ストリートだッ!


それと、劇中でコナーたちが作る音楽やMVのクオリティ、そしてその見せ方が絶妙でした。最初の「リドル・オブ・ザ・モデル(モデルの謎)」の「初心者が頑張って作ったみたいだけど、結構センスもあって面白い」というバランスが見事で、その後の曲のクオリティやバンドのスキルが上がっていくのも素晴らしい。さらにコナーとエイモンが曲を作り始めるといつの間にかみんなで演奏しているシーンになったりとか、そういう見せ方も上手くて。ちくしょう、ジョン・カーニー監督、センスいいなぁと思ったり。


この場面とか100点でしたな ( ;Д;) イイシーンダナー
曲作りの楽しさ表現


それと、ジャック・レイナー演じる兄貴ブレンダンもスゲー良かった。クリス・ヘムズワースっぽいセス・ローゲンってムードで弟のコナーを愉快に導いてくれて、「あんなお兄さんがほしかった… (ノД`)」と思わされるほどに魅力的なのです(監督のお兄さん(故人)がモデルとのこと…)。で、彼が弟に「(やり直すって)今さら?┐(´ー`)┌ ヤレヤレ」と生意気な口を叩かれて、「オレが切り開いてきたんだ!ヽ(`Д´)ノ」とキレる場面はしみじみしましてね…。これ、年が離れた兄や姉がいる人なら「あるある」なシーンではないでしょうか。何はともあれ、僕には姉が2人いるんですが、本作に出てきた80'sUKロックの数々がわかったのは「長姉に付き合ってMTVを観ていたから」だったりするだけに、ブレンダンとコナーの兄弟描写には、なんとなく懐かしさを覚えた次第(って、あんなに仲良くありませんが)。


ジャック・レイナー、今後ブレイクする気がします。
兄貴ブレンダン


その他、「久しぶりにザ・キュアーのアルバムを聴きたくなった」とか「『HAPPY SAD』というフレーズを聴いて、高橋芳朗さんの本作のレビューが聴きたくなった」とか「ああいう場面でバラードはちょっと… (´・ω・`)」とか「ラストの”弟を見送るブレンダン”を『幸せそう』と感じた人と、『可哀想』と思った人がいるのが面白い(僕は前者)」とか思うところはあるんですけど、長くなるので割愛!ヽ(`Д´)ノ 些末なところを挙げると、いじめっ子を仲間に入れるくだりは泣いたし、校長を叩く歌を披露する場面は笑ったけど、どちらも中途半端感が否めなかったというか、主人公が乗り越えるべき障害はどちらかで良かった気がしましたが、まぁ、どうでも良いザンス。とにかく素敵な青春音楽映画だったので多くの人に観てほしいし、サントラも即購入してほしい強い気持ち、強い愛。そして、都内在住の方は、できれば本作で閉館となるシネクイントで観てみてくださいな。おしまい。




昨年観たジョン・カーニー監督作。僕の感想はこんな感じ



素敵なサントラ。輸入盤デジタル盤アナログ盤もあります。



ジョン・カーニー監督のデビュー作。ちくしょう、観ようかしらん。







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2016年07月22日

ヘイル、シーザー!(ネタバレ)

テーマ:新作映画(2016)
※この映画についてちゃんと知りたい人は、映画評論家の町山智浩さんの映画その他ムダ話が超オススメ。有料(200円)だけど、十分その価値があるというか、非常にタメになるのでぜひ聴くべし!m9`Д´) ビシッ

<ザ・どうでも良い前置き>

当ブログは「エクスペンダブルズ2」に100点を付けたり「進撃の巨人 ATTACK ON TITAN」に95点を付けたりする“偏った好みの映画ファン”が日々更新してましてね(苦笑)。そんな僕にとってですら、いつだってコーエン兄弟の作品は“普通にクオリティが高くて良い感じ”であり、観ればそれなりに面白いんですが…。例えば彼らの監督作とドルフ・ラングレン主演作のどちらを選ぶかと聞かれたら、僕は迷わず後者を選ぶタイプ…というのは、このブログによく来る方ほどわかってくれていると思います。だから、今作に関しても「それなりに楽しいんだろうけど、他に観たい映画が多いからスルーしよう」と思っていたところ! 6月下旬に飲んだ時、スタ・エレさんが「ヘイル、シーザー!」をスムースに褒めていて、なんか気になっちゃったんですよね。

ちなみに「シーザー」と聞くとJOJO第二部のこのシーンを思い出すのです… (ノω・、) シーザー...
シィィザーァァァッ

で、ちょっとネットを検索してみたら、「ドルフ・ラングレンがカメオ出演しているのに、どこに出てたのかわからない (・ε・) プー」みたいな文章を目にしたりして。「そうか、ラングレンが出ているなら!」と観る気ゲージがさらに上昇したものの、都内の上映はほぼ終了状態だしなぁ…なんて諦めてたんですけれども。7月某日、たまたま千葉方面に行く用事があった→近くにあったUSシネマ千葉ニュータウン「ヘイル、シーザー!」が上映されていた上に、メンズデー1100円で観られるということで、「運命なのね (´∀`)」と足を運んでみた次第。ちなみに観客は僕を含めて3人だったり。

印西牧の原駅から徒歩15分ぐらいかかったイメージ。飲食物も買ってみました (o^-')b オイシイYO!
USシネマ千葉ニュータウンへの旅










ヘイル、シーザー!

ヘイル、シーザー!

原題:Hail, Caesar!
2016/アメリカ 上映時間106分
監督・製作・脚本・編集:ジョエル・コーエン、イーサン・コーエン
製作:ティム・ビーバン、エリック・フェルナー
製作総指揮:ロバート・グラフ
撮影:ロジャー・ディーキンス
美術:ジェス・ゴンコール
衣装:メアリー・ゾフレス
音楽:カーター・バーウェル
出演:ジョシュ・ブローリン、ジョージ・クルーニー、オールデン・エアエンライク、レイフ・ファインズ、ジョナ・ヒル、スカーレット・ヨハンソン、フランシス・マクドーマンド、ティルダ・スウィントン、チャニング・テイタム、クリストファー・ランバート、ドルフ・ラングレン
パンフレット:★★★(720円/元ネタになった人物の注釈があったのは良かったけど、各キャラの相関図とかほしかったかな)
(あらすじ)
1950年代のハリウッド。あるメジャースタジオの命運を賭けた超大作映画「ヘイル、シーザー!」の撮影中、主演俳優で世界的大スターのウィットロック(ジョージ・クルーニー)が何者かに誘拐されてしまう。撮影スタジオは混乱し、事態の収拾を任された何でも屋(ジョシュ・ブローリン)が、セクシー若手女優(スカーレット・ヨハンソン)やミュージカルスター(チャニング・テイタム)、演技がヘタなアクション俳優(オールデン・エアエンライク)ら個性あふれる俳優たちを巻き込み、事件解決に向けて動いていく。(以上、映画.comより)

予告編はこんな感じ↓




70点


それなりに楽しかったです (・∀・) マァマァ


なんとなく村上幸子さんの「それなりに青い鳥」を貼っておきますね↓ 歌詞が怖い!(°д°;) ヒィィ




「コーエン兄弟は本作で何が言いたかったのか?」については、ハッキリ言ってサッパリでして(苦笑)。彼らの意図に関しては、尊敬する映画評論家の町山智浩さんによる「たまむすび」での紹介映画その他ムダ話での解説を聴いてやっとわかったレベルの読解力ですよ(雑にまとめると「『神についての映画』であり、主人公のマニックスはキリスト的な役割を果たしてて、終盤にウィットロックにかます説教は『十戒』だったりして、コーエン兄弟が信じているのは“映画”なのだ!m9▽Д▽) ビシッ」ってな感じ)。ただ、映画全体の雰囲気が「L.A.ノワール」っぽくて好きだったし、昔の映画を再現したっぽいシーンの数々はそれなりに見応えがあったし、実在の人物を当てはめて生み出されたキャラクターの数々はそれなりに魅力的だったし、”真の意味”はわからずとも「映画愛に溢れる“ちょっとした探偵モノ”」として、それなりには楽しめたという印象。


ジョシュ・ブローリンが演じたエディ・マニックスは実在の人物で(物語はフィクション)、他のキャラにもモデルがいるそうな。
エディ・マニックス

スカーレット・ヨハンソンのシーン「百万弗の人魚」が元ネタなんだって (゚⊿゚) ヘー




その他、好きなところを挙げると、ジョシュ・ブローリン演じる“何でも屋”マニックスのハードボイルドなトラブルバスター振りはツボに入ったし、オールデン・エアエンライクが演じたカウボーイ役者が見せる馬上のスタントは素晴らしかったし、スカーレット・ヨハンソンを妊娠させる監督をあのクリストファー・ランバートが演じてたのはうれしかったです。それとチャニング・テイタムの芸達者なゲイ風味の水兵ミュージカルシーンは「さすがはマジック・マイク!(`Δ´;) ヌゥ」と感心いたました。一応、乱暴にオチを書いておくと、妊娠した女優は公証人と結婚することとなり、名優を誘拐した共産主義の脚本家たちはミュージカル役者をロシアに旅立たせて満足し、カウボーイ役者に助けられた名優は共産主義に染まりながらもマニックスにビンタ&説教されて改心し、マニックスは転職を断念→今の仕事を続けることにして、映画は終わってましたよ、たぶん。


「ハイランダー/悪魔の戦士」で名を馳せたクリストファー・ランバートをコーエン兄弟の作品で観ることになるとは…。
クリストファー・ランバート

水兵のミュージカルシーンはさすがのクオリティなんですが、妙にゲイっぽいというね。
ゲイっぽいダンス


さて、肝心のラングレンですよ。万が一、見落としたら困るということで、鑑賞前にインターネットムービーデータベースをチェックしてみれば、役柄は「Submarine Commander=潜水艦司令官」とのこと。正直、途中までは劇中劇に出てくるのかと思っていたんですが…。映画終盤、チャニング・テイタム演じるミュージカル役者がロシアに亡命するくだりで潜水艦が登場。それっぽい人が出てくるも、顔はまったく見えなかったのでした (´・ω・`) ガッカリ


IMDBにはこんな感じで記載されてまして。
Submarine Commander

実際の出番はこんな感じ。もう少しアップのシーンもあるんですが、顔は全然見えませんでしたよ。
このシーンに出てた


まぁ、何はともあれ、50年代の映画事情に疎い上に思い入れもない僕的にはそれほどストライクな作品ではなかったんですけど、それなりには面白かったです (・∀・) ヨカッタ! つーか、B級映画畑で活躍してたイメージのドルフ・ラングレンやクリストファー・ランバートがコーエン兄弟に起用されたのがかなり不思議というか、もしかすると彼らがジャン=クロード・ヴァン・ダム主演作を撮る日が来るのかもしれない…。そんな電波気味な文章を書いて、この適当な感想文を終えたいと思います (o^-')b オシマイ




町山さん曰く、「『ヨブ記』についての映画」というコーエン兄弟監督作。僕の感想はこんな感じ



輸入盤のサントラがありました。



実は「エクスペンダブルズ」でのテリー・クルーズの役名は「ヘイル・シーザー」だった…という、どうでも良い情報。








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2016年07月20日

ヴィクトリア(ネタバレ)

テーマ:新作映画(2016)
ヴィクトリア

ヴィクトリア

原題:Victoria
2015/ドイツ 上映時間140分
監督・制作・脚本:セバスチャン・シッパー
脚本:オリビア・ネールガード=ホルム、アイケ・フレデリーケ・シュルツ
撮影:シュトゥールラ・ブラント・グレーブレン
音楽:ニルス・フラーム
出演:ライア・コスタ、フレデリック・ラウ、フランツ・ロゴフスキ、ブラック・イーイット、マックス・マウフ
パンフレット:★★★(600円/薄いけど、それなりに読む記事が多くて嫌いではないです)
(あらすじ)
3カ月前に母国スペインからドイツにやって来たビクトリア(ライア・コスタ)は、クラブで踊り疲れて帰宅する途中、地元の若者4人組に声をかけられる。まだドイツ語が喋れず寂しい思いをしていた彼女は4人と楽しい時間を過ごすが、実は彼らは裏社会の人物への借りを返すため、ある仕事を命じられていた。(以上、映画.comより)

予告編はこんな感じ↓




70点


「ヴィクトリア」なんて単語を耳にした瞬間、連想したのはスキー用品店のことでして。90年代、深夜に連発されるCMに辟易していた僕的には「おやおや、今でも真冬の恋は絶好調なんですかねぇ?(`∀´) ヤレヤレ」なんて揶揄してみたものの、広瀬香美さんを起用していたのはアルペンのCMだったーー。以上、映画とはまったく関係ない文章でござる (・ε・) ナンダソリャ


ヴィクトリアのCMを貼っておきますね↓ 内田有紀さん、可愛いじゃねぇか… (`Δ´;) ヌゥ




近作で挙げると、「ある優しき殺人者の記録」「バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)」などの“全編ワンカット風”の作品は観てますけど、「小細工なしの140分ワンカットムービー」というのは初めてなだけに興味が湧きましてね(2010年に観た「ライブテープ」は74分の音楽ドキュメンタリーだし、「エルミタージュ幻想」は未見なので)。とは言え、予告編を観る限り、「無軌道っぽい若者たちが不幸になるっぽい話」っぽくて、ちょっと食指が伸びなかった…という微妙な中年心理。ただ、どうしても気になってしまったので、シネマート新宿「CONFLICT 最大の抗争」を観た時“他館前売り券”を購入。6月中旬の公開最終週、渋谷のシアター・イメージフォーラムで観て来ました。「頑張ったネ (・∀・) タイシタモンダ」と思ったり。


都内の中〜小規模の映画館では、他館で公開中の作品の前売り券が売っているのです。
他館前売り券

イメージフォーラム、そこそこ混んでましたよ。
6月17日のイメージフォーラム


いや、スゲー良く出来てましたよ。オープニングやエンドクレジットを除くと、正確には134分らしいんですけど、その中でベルリンの街を縦横無尽に動き回る上にピアノを弾かせたり銃撃戦を見せたりするんだから、どんだけ入念に準備したのかと。パンフによると、完成台本は存在しなくて、わずか12ページの覚え書きをベースに撮影したそうで。俳優たちの台詞はほぼ即興であり、途中で酔っ払いにガチで絡まれたハプニングすらもそのまま映画に盛り込んだというのだからビックリしました。ちなみに物語を予告編などからの画像で紹介するとこんな感じ↓


早朝近く、クラブでヴィクトリアが踊っていると… ヘ(゚∀゚*し ホエホエ!
クラブで踊るヴィクトリア

4人組にナンパされまして。ドイツに来たばかりで孤独だった彼女は、つい仲良くなったりしてね (´∀`し タノシー
4人組にナンパされました

一番親しくなった男はゾンネ。ただ、カフェのバイトがあるので、彼女は4人と別れるんですが、しかし (^ε^し マタネ!
コイツと仲良くなりました

4人組の1人が酔い潰れてしまう→どうしても4人必要→「助けてほしい」と頼まれまして (`Δ´;し ワカッタワ...
助けが要るんだ

なんと銀行強盗をやることに。ギャングのボスっぽい人に逆らえないゾンネたちは地下駐車場で強制予行練習だッ! (°д°;し マジ!?
予行練習

そして実行してみたら、意外とスムースに成功しちゃった♪ 川o^-')b ヤッタワ!
レッツ銀行強盗!

盗難車を乗り捨てて上機嫌なヴィクトリアwith 男3人は、近くのクラブに入って大はしゃぎ!ヘ(゚∀゚*し ヒャッハー
クラブで大はしゃぎ

ところが、クラブの周囲には警官がウヨウヨ→4人は追われて銃撃戦に突入→仲間2人が撃たれまして ('A`し イヤーン
警察に追われるヴィクトリアたち

ゾンネと2人で赤子を拉致って偽装したりして、なんとかウェスティン・グランド・ホテルに隠れるも… (´Д`;し ニゲナキャ
赤子を使って偽装

実はゾンネも撃たれてて、目の前で死亡するというね ヽ(TДTし シナナイデー
愕然とするヴィクトリア

彼女はホテルを出ると、そのままスタスタと去って行くのでした (ノω・、し アタシッテホントバカ
スタスタ歩いて行って終了


一応、死に際のゾンネ曰く、「ヴィクトリアを知る人はいないから、金を持って国に帰れば大丈夫だ… (;´Д`)・:; ゲハッ」ってことなんですけれども。間違いなくあちこちの監視カメラに映ってるだろうし、いろいろなところに指紋がベッタリだろうから、大金を持って立ち去ったヴィクトリアの未来も決して明るくないだろうなぁと。仲良し不良グループの4人中3人が死亡エンド(たぶん)というのもあって、結構イヤな後味でしたね。

それと、少し残念だったのが、「ワンカット140分のための話」に見えちゃったこと。これって、ドラマ「24 -TWENTY FOUR」シリーズでも思ったりするんですけど、わずかな時間にイベントを詰め込みすぎて登場人物たちの行動や心の動きがリアルに感じられないというか。乗り捨てた盗難車の近くのクラブに入っちゃう展開は「バカすぎるだろ!Σ(°д°;) マジカ!」とドン引きしたし、そもそもギャングのボスっぽい人があんな短時間で銀行強盗を強制させる展開が飲み込めないし、ヴィクトリアを連れて行くのも無理があるだろと思ったり…って、気になるところだらけでしてね。まぁ、そこら辺は監督もわかってるだろうし、本作を好きな人は目をつむっている部分なんでしょうけど、僕はどうにも現実感がなさすぎて萎えたりもした次第。


僕の気持ちを代弁する愚地独歩の画像を貼っておきますね。
なんだか現実感がない


な〜んて文句も書きましたが、ヴィクトリア役のライア・コスタは可愛かったし、仲良し不良4人組の役者さんたちも活き活きしてたし、とにかく意欲的な作品だったので、観て良かったです (´∀`) ヨカッタワー 都内の上映はすっかり終わってますけど、普通に面白い青春犯罪映画だし、話の種にもなると思うので、興味がある方は観てみてくださいな。




セバスチャン・シッパー監督による青春映画。評判はかなり良さげ。



輸入盤のサントラ。デジタル盤もあります。結構ほしい。



アレクサンドル・ソクーロフ監督による90分1カット映画。観ておくべきか…。



74分を1カットで撮影した松江哲明監督による音楽ドキュメンタリー。僕の感想はこんな感じ!(*ノ▽ノ) キャッ







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2016年07月19日

いつか「いつかティファニーで朝食を」の朝食を!ヽ(`Д´)ノ<果実園 リーベル>

テーマ:いつか「いつか〜」の朝食を!
※一応、このシリーズは、「いつかティファニーで朝食を」で紹介されたお店に行って、「① 朝食として食べに行く」「② 作品内&お店ガイドに出て来たメニューだけをすべて注文する」という自分ルールに従って行動しております。
※今回の本文中に出てくる()内のカロリー数値は、ブログ主が勝手かつ多めに算出したものです。


当ブログの不定期連載「いつか『いつかティファニーで朝食を』の朝食を!ヽ(`Д´)ノ」ですが、前回の更新からもう4ヵ月も経ってしまいましてね…。なんでこんなに期間が空いたのかというと、本当はドラマ版のソフトのリリースに合わせて、「ドラマに出てきたお店」を紹介した記事をアップしようとしてたから。ただ、「店が多い&仕事の都合で朝食を食べに行く時間が作れない」という事情で、ソフトのリリースから2ヵ月経過した今でも記事が完成する気配すらないので(汗)、とりあえず原作漫画の第4巻に出てきたお店の記事を更新しておきますよ。

先週日曜日は、奥さん&娘と9時半ごろに出掛ける予定だったんですけれども。金曜の夜に遅くまで「ペレ 伝説の誕生」の感想を書いて寝不足だった→土曜日は早く寝た→朝6時に目が覚めてしまって。我が家では基本的に「僕の朝食を用意しないことになっている」ので(手間だし悪いので、奥さんの気が向いた時だけ作ってもらってる)、「せっかく早起きしたんだから、『いつかティファニーで朝食を』で紹介されたお店に食べに行こう!(・∀・)」と急遽思い立ちまして。妻子が寝ている隙に、いそいそと目黒の「果実園 リーベル」に行って来ました。


JR目黒駅の西口を出ましてね。
目黒駅西口

目黒シネマ(行ったことない)の前の坂を下っていくと…。
目黒シネマの前の通り

ガソリンスタンドの隣りにお店があるのです。
果実園 リーベル

正面から撮影すると、こんな感じでございます。
正面から見た果実園


実は第4巻で紹介されていた時は、JR目黒駅の駅ビル「アトレ目黒」の中にあったんですが、2013年10月に現在の場所に移転したとのこと。昨年11月に発売された「いつかティファニーで朝食を 完全グルメガイド」には、こちらが掲載されているのです。ただ、当時とは朝食メニューが変わってしまったようで、劇中で麻里子&栞が頼んでいたフルーツサラダとバナナジュースは載ってなくて… (´・ω・`) ガッカリ 仕方なく、フルーツサンドウィッチのセット(880円/600kcal)とフルーツヨーグルト(700円/200kcal)だけを注文したのでした。


「完全グルメガイド」、僕のような店狩人(なにこの造語)にはうってつけの一冊。
完全グルメガイド

お店の朝食メニューはこんな感じ。意外と簡素なのね。
メニューはこんな感じ

作中に出てきたフルーツサラダと…。
フルーツサラダ

麻里子が「はわわ〜っ」と堪能しているバナナジュースはなかったので仕方なし。
バナナジュースも美味い

最初にやってきたのはCセット(フルーツサンドウィッチ)&珈琲だッ!
Cセット(フルーツサンドウィッチ)

生クリームがアッサリしてて、フルーツぎっしりで超美味! このサンド、斤単位で食える!
フルーツぎっしり

僕の好きな果物の上位にランクインするメロンは結構微妙な味わいで残念。
メロンは微妙

まぁ、瞬殺でしたよ。
食べました

そしてお次はフルーツヨーグルト。見た目が可愛いですな (´∀`) ウフフ
フルーツヨーグルト

とろける食感のマンゴーにヨーグルトをまとわせて…。やだ、アタシったらどんどん入っちゃう (´Д`;) ハァハァ
マンゴーが美味!

これまた体感時間10秒で食べちゃいました。
ヨーグルト完食

〆は珈琲。なかなか良い感じだったんですけれども。
ホットコーヒー

家路につく僕の表情は「自己嫌悪に陥った栞」のようだったのでした… (゚Д゚) ナゼ?
泣きそうになる栞


第4巻の第20話「再開しました!」の栞に関しては、「警察を辞めて肉体労働のバイトをしていたころ、バリバリ働いている友だち数人と飲んだら、スゲー疎外感を覚えた」という自分の体験が重なって泣けた…というのは置いとくとして。「果実園 リーベル」のフルーツサンドやフルーツヨーグルトが美味だったにもかかわらず、なぜ気分が沈んでしまったのかと言うと、日和ったから。過去を振り返ってみれば、劇中に出てきたメニューがないなら他の品をオーダーするのが“従来のパターン”であり、例えばモーニングパンケーキ(1080円)などを追加したハズなのです。


パンケーキにはうるさい僕的には、気になっていたのですが…。
モーニングパンケーキ


でも、ごめんなさい、急にお金を使うのが怖くなったの… (ノω・、) グスン この43年間、ここぞと決めた時の食事に金をケチることだけはするまいと生きてきたつもりだったけど、先週の水曜日、「ノック・ノック」を鑑賞するために予定外の散財をしてしまったため、財政状態が厳しくて。本当なら頼むハズだったのに、店員さんに“あとひと品”が、どうしても“あとひと品”が言い出せなかった…。こんなことなら「果実園 リーベル」に行くのは別の機会にすれば良かったなぁと(今さらすぎる文章)。しかも、さらに残念なことに、店を出てからの空腹に耐えきれず、駅前の吉野家に寄って牛丼特盛+生卵(740円/1160kcal)を摂取してしまったのだから、我ながら底なしのバカなんじゃないかと。人間、年を重ねても賢くなるワケではないことをあらためて実感した次第。


つい、牛丼特盛+生卵を食べてしまったというね。
特盛と卵

もう一度、「自己嫌悪に陥った栞」を貼っておきますね。マキヒロチ先生が描くこういう表情、大好き。
泣きそうになる栞


おしまい (ノω・、) アタシッテホントバカ










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2016年07月19日

先週の備忘録(2016/7/12~7/18)

テーマ:新作映画(2016)
さて、毎週火曜日は備忘録を更新する日ということで、先週の出来事や思ったことを適当に書いておきますね↓

仕事の状況は微妙
「ノック・ノック」、観ちゃった… (´・ω・`)
土日は家族サービス、月曜は休日出勤でした



先週は、仕事自体は結構ヒマでして。整理&下準備に時間を費やした感じ。今週からまた忙しくなるんですが、3つの案件を同時に進めなくちゃいけないため、非常に面倒くさいというか。そういうマルチタスク的なことが苦手なので、つい映画を観たり、ブログを書いたりして現実逃避したくなっちゃうものの、今こそ頑張らないと!ヽ(`Д´)ノ な〜んて書きながらも、水曜日は「ノック・ノック」を観に行ってしまったダメなアタシ。ううむ、今週こそ仕事に専念せねば… (`Δ´;) ヌゥ


先週は映画を4本観ましたが、一番考えさせられたのはこの映画でしたよ。
ユーロスペースで観ました


土日は家族サービスに徹しまして。土曜日は中野に行って、「中野チャンプルーフェスタ」で適当に催し物を観たり、屋台の料理を食べたり、中野ブロードウェイを歩いたりしてね。日曜日は、新宿コズミックセンタープラネタリウム「夏の星座と銀河鉄道の夜」を鑑賞。久しぶりにギリシャ神話に触れられて楽しかったのはもちろんのこと、単に解説付きでいろいろな星座が見られたのも楽しくて。僕がわかる星座なんて北斗七星程度なんですけど、その脇で寄り添うように輝く星がキレイだったなぁ…(縁起でもない文章)。


「中野チャンプルーフェスタ」、ビールが飲みたくなるイベントでしたよ。
中野チャンプルーフェスタ

プラネタリウムに来たのは何年ぶりかしらん。
プラネタリウム

なんとなく縁起でもない画像を貼っておきますね(「北斗の拳」より)。
死兆星が見えるレイ


月曜は休日出勤しつつも、夕飯は家族で食べて、夜は一緒に過ごしました。つーか、この3連休は娘のマナ子(仮名/4歳)とおままごとをしまくって(最近の定番ネタは「パンダの赤ちゃんが誕生日を迎えるも、ニャンコお姉さんが風邪を引く」という内容)、精神的に疲れる部分もありましたけど、トータルでは癒されたというか。今週末は、マナ子の誕生日のお出掛けがあるのでね、体調管理に気をつけつつ、仕事を頑張ろうと思います。以上、先週の備忘録でした。ではでは~。







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