映画の感想については基本的にネタバレ全開で書いておりますので要注意です。あと、映画の見方がやや偏っているとは思うので、点数もそんなに気にしないでくださいね。
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2015年05月22日

2015年4月に観たDVDの覚え書き

テーマ:先月に観たDVD
※今回の記事は、「エージェント:コール」「サッドティー」「私のオオカミ少年」の“ネタバレ全開の感想”を書いているので、気をつけて!

アップするのが非常に遅くなっちゃったんですが(汗)、一応、今さらながら「先月観たDVDの感想」をアップしてみますよ↓


<1本目>
エージェント:コール




(あらすじ)
DEA(麻薬取締局)の敏腕エージェント・コール(ゲイリー・ダニエルズ)。潜入捜査の失敗により停職中の彼は、ジャーナリストである別居中の妻がメキシコで行方不明になったと知り、すぐさま現地に向かう。そして彼女が街を牛耳る麻薬組織に誘拐されたことを突き止めたコールは怒りに燃え、秘密裏に孤独な奪還作戦を計画する。しかし計画を察知した凶悪な組織が圧倒的な火力で彼に襲いかかるのだった…。果たしてコールは愛する妻を奪還できるのか!?最強エージェントVS凶悪麻薬組織の壮絶なる戦いが今始まった!!(以上、公式サイトより)

予告編はこんな感じ↓




60点


最近はすっかりチェックをサボり気味で申し訳ない「未体験ゾーンの映画たち」で上映されていたこの作品。一応、ゲイリー・ダニエルズ主演作は観る主義なので、レンタルして鑑賞しました。上から目線で「頑張ってるな!(・∀・) 」と思ったり。今作の敵は「悪の法則」やら「サボタージュ」やら「皆殺しのバラッド メキシコ麻薬戦争の光と闇」やらで扱われていた“今どきの凶悪系メキシカンマフィア”なんですが、そこに“90年代感溢れるアクション”を見事じゃなく融合させたって印象でしょうか(回りくどい表現)。

主人公は停職処分中の捜査官のコールで、ジャーナリストの元嫁が拉致されて、自分の弟がその濡れ衣を着せられたので、相棒の女カメラマンと一緒に巨大かつ凶悪なマフィアに立ち向かうんですけど…。なんて言うんですかね、元妻を救うために傭兵を雇ったり、警察に捕まっていた弟がさらわれて殺されたりと、ハードなリアリティラインなのかと思わせながらも、平気な顔で「マフィアのボスを女カメラマンが色仕掛けで誘惑する」なんて手垢にまみれた展開を入れてきたりするから、ボーッと観ていると「えっ、今のどういうこと!? Σ(゚д゚;)」と二度見させられる場面が多いんですよね。「自分だけでマフィアどもを退治&証券の一部をネコババしてニヤリ」というオチもあまりに牧歌的だし…。

アクションも中途半端で、画面自体はリアルな雰囲気なのに、ゲイリー・ダニエルズお得意の絵空事っぽい格闘アクションが挿入されるから、結構違和感を感じました。ただ、まぁ、頑張っている感は伝わってくるから、実はそんなに嫌いじゃないというか。家族の洗濯物を取り込む→洗ったのを干す→取り込んだのを畳みながら観たんですけど、なんとなくちょうど良かったです (o^-')b チョウドイイ! 午後ローで放送されたら盛り上がるような気がします。ちなみに監督のR・エリス・フレイザーと脚本のベンジャミン・バッドは2014年6月に観たルーク・ゴス主演の「デッド・ドロップ」でも麻薬カルテルを登場させてましたが、こういうのが好きなんですかね。

ゲイリー・ダニエルズのナイスソバット! 決して嫌いではない映画ではあるのです(まどろっこしい表現)。
ソバット!



<2本目>
サッドティー




(あらすじ)
二股を解消したい映画監督とその2人の彼女。彼の行きつけの喫茶店のアルバイトの女の子とマスター。彼女へのプレゼントを買いに行ったお店の店員に一目惚れする男。元アイドルを10年間想い続けるファンとその存在を知って彼に会いに行こうとする結婚間近の元アイドル。さまざまな恋愛を通して描く、「ちゃんと好き」ということについての考察。(以上、amazonより)

予告編はこんな感じ↓




77点


定期的に開かれている「映画駄話の会」の桑江さんがオススメしていたので、気になっていまして。近くのレンタル屋で借りて観てみたんですが、なかなか面白かったです!(*゚∀゚)=3 ムッハー 内容は「『好き』というのは何か?」がテーマのオフビート・コメディ群像劇で、オチだけ雑に書いておくと、結局、登場人物たちの思惑がスレ違いまくって、誰の想いも叶わぬまま、海が映し出されて終わってました(雑な文章)。ちなみに宇多丸師匠が出演しているドラマ「強靭ボディSEXY ボディ」で凜役を演じている内田慈さんが出てたのは、なんとなくうれしかったり。

最近観たコメディ群像劇というと、超不快だった「エイプリルフールズ」を思い出すワケですが、あれよりも全然好きというか。日本人同士の会話の“妙”や距離感を上手く笑いに変えている感じがして、非常に好感を持ちました。僕は“「ちゃんと好き」がある人間”ではあるので、グダグダな登場人物たちにイラッとするところもなくはなかったんですけど、とにかく面白かったです。今泉力哉監督の作品は「たまの映画」だけ観たことがあったんですが、スゲー見直しましたね(偉そうな文章)。

一番笑ったのはこのシーンでした。
このシーンが好き



<3本目>
私のオオカミ少年




(あらすじ)
地方の村に引っ越してきて早々、闇の中に身を隠すように潜んでいた謎の少年(ソン・ジュンギ)と出会う少女スニ(パク・ボヨン)。少年を家族の一員として受け入れたスニは、彼を“チョルス”と名付け、生活を共にするようになる。言葉を話さず、まるでオオカミのような目つきで人間離れした行動を見せるチョルスに、スニは食事の仕方や服の着方、文字の読み書きなど、世の中で生きて行く方法を一つずつ教えてゆく。生まれて初めて自分に手を差し伸べてくれた彼女に、切ない感情を芽生えさせてゆくチョルス。だが、やがて隠された彼の秘密が明らかになると、周囲から問題視されるようになり……。(以上、Movie Walkerより)

予告編はこんな感じ↓




79点


同じく「映画駄話の会」関連でたまに飲むようになったスタ・エレさんが褒めていたので、レンタル鑑賞。「スゲー泣いたけど、納得できん!ヽ(`Д´)ノ」って感想でしたよ。お話自体は「シザーハンズ」などが代表する”心優しい異形”モノであり、予想を超える展開はまったくないんですが、しかし。非常に丁寧に作られているし、撮影は美しいし、役者さんたちの演技も素晴らしいということでね、125分間、飽きずに楽しめました。

特に、スーパーソルジャー計画によってオオカミ男になってしまった少年チョルス役のソン・ジュンギが最高(一部、誇張アリ)。動物っぽい演技って、どうしてもわざとらしくなりそうなものですけど、今作の彼は実に自然であり、その不憫さ&いじらしさに同性の僕ですらすっかりやられてしまったのです。もうね、途中から「このまま何も起こらず、平和なまま終わればいいのに… (´Д`;)」と思ったりもしましたが、そうなると映画にならないので仕方なし。一応、オチだけ書いておくと、愛するスニ(パク・ボヨン)を守るため、暴走した大家の息子を殺害してしまったチョルスは山へ消えまして。その何十年後、老婆になったスニ(イ・ヨンナン)がその地に戻ってみれば、「待て」という命令をずっと守って待っていたチョルスがそこにいて(不老不死っぽい)。一晩、イチャイチャして過ごすと、スニはチョルスのために家を売らないことにして、終わってましたよ(いろいろと雑な文章)。

ただ、正直、合わないところはあって。”心優しい異形”モノでは定番の展開なんですけど、外道どもの意地悪作戦にハメられたりするのが超腹立たしくて観ていられない!ヽ(`Д´)ノ 今作で大家の息子ジテを演じたユ・ヨンソクの“クソ野郎”演技が100点のクオリティすぎて(「建築学概論」でもイヤな先輩役だった)、怒りで具合が悪くなるレベルというか。僕も3歳の娘がいる父親ですよ、いくら大家とは言え、合い鍵を使ってスニの部屋に侵入しようとした時点で両目をえぐられて当然の犯罪行為としか思えないし、最終的にはチョルスに噛み殺されるものの、その死に様がアッサリ塩味だから、溜飲が下がらない…全然溜飲が下がらないんですYO!ヽ(`Д´)ノ キィィィ

いくら昔の韓国と言えど、この時点でソニの母親はジテをキッチリ告発すべきだったと思うのです。
大家の息子ジテ(ユ・ヨンソク)

例えば「チョルスから逃げようとして崖から落ちるジテ→意識はハッキリしているが、いくつか骨が砕けて動けない→そこに行きずりの狼の群れが→「ゾンビ」のクライマックスのように(グロ注意)、生きながらモリモリと食べられてしまう!(o^-')b MORIMORI!」なんてラストだったら良かったのになぁ (´・ω・`) ガッカリ それとソニに対しても不満があって、そりゃあ最後は感動的な再会でしたけど、そもそも「事件のほとぼりが冷めたころに一度くらい会いに行ってやれよ ( ゚д゚)」とも思った…って、どうでも良いですかね。



そんなワケで、単独で感想をアップした「ジャスティス・ウォー 正義の代償」を加えると、先月観たDVD作品は合計4本。情熱を込めて激推ししたい映画はないんですが、「サッドティー」「私のオオカミ少年」は誰が観てもそれなりに楽しめるんじゃないかしらん。以上、先月観たDVDの覚え書きでした。ではでは~。







2015年05月20日

キネカ大森の「原恵一監督2本立て」を観てきた雑な感想文

テーマ:再上映作品等
このどうしようもないブログでは、毎月、「観たい映画の覚え書き」として、翌月の観たい映画をピックアップしてまして。で、一応、都内の名画座系で上映される作品にも触れているものの、つい新作を優先しがち→なかなか足を運べなかったりしていたんですが、しかし。キネカ大森で5/09(土)~5/15(金)の「原恵一監督2本立て」として、「カラフル 」「エスパー魔美 星空のダンシングドール」が上映されると聞いたら、「これは行かねばなるまい (`Δ´;)」と。最初に予定していた5/13(水)は仕事が片付かなくて無理でしたが、翌木曜日、いそいそと大森まで行って来ました。


キネカ大森西友大森店の中にあるのです。
キネカ大森

劇場内にはパンフレットコーナーや…。
パンフレットコーナー

著名人のサインコーナーがあったりしまして。
著名人のサインコーナー

「原恵一監督2本立て」のための“記事の切り抜き展示”もありました。
記事の切り抜き

「エスパー魔美」、なかなか凝っていて、劇場の人の愛を感じましたよ… ( ;∀;)イイテンジダナー
エスパー魔美!


1本目は「カラフル 」。正直なところ、目当ては「エスパー魔美 星空のダンシングドール」であり、そもそもブルーレイも持っているんだから、別に観なくても良かったんですが…。久しぶりに劇場の大画面で観たら、ちくしょう、相変わらずスゲー良い映画 (ノДT) ウェーン ただ、以前、you伊東くんが「あまり乗れなかった」みたいなことを書いていた記憶がボンヤリあるんですけど、それも頷けなくはないというか。なんて言うんですかね、例えば「いじめられた経験のある人が観ると、救われる映画」というよりは、「『いじめられている人が救われて欲しい』と思う人がグッとくる映画」という気がしちゃった…というのは、意地悪な見方でしょうか。いや、大好きではあるんですがー。


劇中でちょっとだけ流れるイメージソングを貼っておきますよ↓




で、2本目は「エスパー魔美 星空のダンシングドール」だったんですが、これもまた素晴らしかった!ヽ(TДT)ノ 今となってはバカバカしい話ですけど、公開時の僕(14歳)は、長姉にバカにされるからアニメを観るのに抵抗を覚えていた時期でしてね…(特に女性主人公モノ)。さらに、ちょうど「劇場版ドラえもん」にも乗れなくなっていたこともあって、観に行かなかったんですよ。で、そのまま人混みに流されつつ都会の絵の具に染まったりして、この作品のことをすっかり忘れていたんですが、巡り巡って「やっと逢えたね (´∀`)」という幸せな着地。

そりゃあ、すっかりオッサンな僕からすれば、「夢をあきらめないで!ヽ川`Д´)ノ」的なメッセージが面倒くさかったり、「人形劇団、他に仕事をしながら、趣味で続ければ良くね? ( ゚д゚)」とか思ったりもするんだけど、クライマックスの超能力による人形劇が凄まじく感動的なのでノー問題(伏線の張り方も良かった!)。「『魔法の天使クリィミーマミ』の俊夫は殺したいくらい憎悪したのに、なぜ魔美ちゃんと高畑くんのカップルはスピードワゴンのように祝福できたのだろう…」なんて、昔のことを思い出しながら観たりして、非常に楽しい時間を過ごしましたよ。アニバーサリーDVD-BOX、ローンを組んで買おうかしら… (・ω・;) ウーム


ということで、OP動画を貼っておきますね↓ 「テレポーテーション~恋の未確認~」は名曲!


エスパー魔美 OP 投稿者 9038BH7


というか、ネットで調べてみたら、非常に今さらな話で申し訳ありませんが(汗)、僕が好きだった「エスパー魔美」「チンプイ」「21エモン」って、すべて原恵一監督が関わっていたのね…(「チンプイ」は少しだけみたいですけど)。それを知って非常にジーンとしたので、現在公開中の「百日紅~Miss HOKUSAI~」題材的に1ミリも興味がなかったから観るのを迷っていたんですが、少年時代にお世話になったお礼として劇場で観ることにいたしました。


「百日紅~Miss HOKUSAI~」の予告編を貼っておきますね↓




ちなみに「百日紅」という漢字の件ですが、人類を「『サルスベリ』と読める側の人間」と「読めない側の人間」、「『ひゃくにちあか!』と強弁する人間」の3種類に分けるのなら…すみませんねぇ…ふぅ…僕は「読める側の人間」だったりします ( ̄ー ̄) ニヤリ その理由は「漢字に強いから」とか「教養があるから」とかではなく、新宿3丁目に同名のつけ麺屋があるからーー。そんなどうでも良いことを書いて、今回の記事を終えたいと思います。あなたのハートにテレポート!m9`Д´) ビシッ


「百日紅」は新宿3丁目の交番の裏のビルの地下にありまして。
麺や百日紅

つけ麺が売りなのです。それなりには好きよ。
つけ麺の特盛


おしまい。




2015年05月19日

先週の備忘録(2015/5/12)~5/18)

テーマ:備忘録(2015)
さて、毎週火曜日は備忘録ということで、先週の出来事や思ったことを適当に書いてみますね↓


ずっと体調が悪かったというね… (´・ω・`)
火曜日は仕事の後、「群盗」」「龍三と七人の子分たち」
木曜日、キネカ大森にて「原恵一監督2本立て」を観ました
土曜日は娘と2人で過ごしました
日曜日は“母の日”として、横浜の実家に帰省
タマフル<今、オレたちが一番蹴られたい女は誰だ?>会議はスゴかった!
一応、合計1000万アクセスを越えたんですが…



ゴールデンウイークの間、ずっと働いた分、本当は長期間休めるはずなんですが、そうもいかないから仕事って難しい。で、なんか体調が優れない上に、先月はブログを16回しか更新できなかったこと「人間交差点」に行けなかったことが今さらショックになってきて…。日曜日は、1週間遅れの“母の日”として、横浜の実家に帰省して、母に「ソウルガールズ」「ジャージー・ボーイズ」などをプレゼント。娘のマナ子(仮名/3歳)と遊ばせたりして、それなりの親孝行を実施したワケですが、これまたスゲー疲れてしまって、せっかくの休日もあまりリフレッシュできなかった感じ。


なんだか悔しくて、この曲を聞いても、微妙にテンションが上がらないのです…。




日曜の夜もとにかく体がだるくて、早めに寝床についたんですけど、なんとなく録音しておいたタマフルを聴いてみたところ! <今、オレたちが一番蹴られたい女は誰だ?>会議の衝撃的な内容に震撼ですよ。いや、コンバットRECさんはまだしも、あの時代劇評論家の春日太一さんがまさかこれほどの怪物だったとは… (`Δ´;) ヌゥ 天龍vs輪島の話からグッと引き込まれて、聴き終わった後は、未読だった春日さんの著作をamazonで3冊衝動買いしちゃいました。今年の放送の中ではベストの特集だったのではないでしょうか。


僕の心境を代弁する徳川光成の画像を貼っておきますね。
これほどの怪物だったとは!


だがしかし! その反面、このブログで「蹴られたい」だなんだと駄文を書いてきましたが、RECさん&春日さん&メールを読まれた人たちと比べると、「しょせんは“エセ”だな…」と自分に失望するところもあって。僕も「ビリヤード台がある酒場でジーナ・カラーノの前蹴りを腹部に食らいたい」なんてメールを送ったんですけど、まったくお呼びじゃなかった。正直、女性に「叱られたい」という気持ちはあるものの、「んもう、仕方ないわね!川`Δ´)」的な“優しさベース”の攻撃を望んでいるだけであり、彼らほど徹底的に蔑まれたいワケではなく。例え相手が理想の女性だろうとも、ヒザを砕かれたりとか、肋が内臓に刺さるほどの大ダメージを食らうのは勘弁してほしいレベルの覚悟しかない男…。なんかね、身の程を知ったのでした。


この蹴りは食らってみたいけど、内蔵が破裂したりするのはイヤだったり…(「エージェント・マロリー」より)。
前蹴りも素敵


まぁ、確かに変態性が高いからどうだってことはないんですけど、そういう微妙に突き抜けない自分が嫌になるところもあって。いつの間にか当ブログも1000万アクセスを達成していまして、それだけ多くの人が訪れてくれたというのは非常にありがたいことなんですが、他のいろいろな素晴らしいブログと比べると凡庸というか、小並感溢れる文しか書けない自分が残念に思えたりもして、そんなに喜べない…という面倒臭い心境。なんだか精神的にも肉体的にも今ひとつ調子が出ないんですよね… (´・ω・`) ううむ、今週はまだ仕事が暇&奥さんと娘が土曜日から青森へ行くので、映画を大量に観たりして、心と体を回復させますよ。以上、先週の備忘録でした。ではでは~。






2015年05月18日

劇場版 牙狼〈GARO〉-GOLD STORM- 翔(ネタバレ)

テーマ:新作映画(2015)
劇場版 牙狼〈GARO〉-GOLD STORM- 翔

劇場版 牙狼〈GARO〉-GOLD STORM- 翔

2015/日本 上映時間82分
監督・原作:雨宮慶太
アクション監督:大橋明
エグゼクティブプロデューサー:二宮清隆
アソシエイトプロデューサー:吉田健太郎
プロデューサー:林洋輔
アシスタントプロデューサー:西拓也
ラインプロデューサー:平田光一
撮影:西岡章
照明:吉角荘介
録音:治田敏秀
オープニングテーマ:JAM Project
エンディングテーマ:JAM Project
スクリプター:栗原節子
衣装:石田嘉七女
メイク:本田真理子
キャスティング:北田由利子
VFXスーパーバイザー:鹿角剛
出演:栗山航、南里美希、桑江咲菜、井坂俊哉、柄本明、泉谷しげる、黒木桃子、影山ヒロノブ
パンフレット:★★★(800円/ちょっと高いけど、インタビューは充実してます)
(あらすじ)
かつて、母や師匠の死といった壮絶な戦いを経て、黒い鎧から金色の輝きを取り戻した黄金騎士ガロこと道外流牙(栗山航)。哀しい過去を持ちながら、持ち前の明るさと分け隔てのない優しさを失う事なく、魔戒法師・莉杏(南里美希)と共に、各地で魔獣ホラーを狩りながら旅を続ける。その一方で、幾多のホラーとの戦いでガロの鎧に溜まった邪気が、流牙の身体を蝕みつつあった。そこで、ラインシティという街をホラーから守る高名な魔戒法師・リュメ(桑江咲菜)の噂を聞きつけた莉杏は、鎧を浄化するため、流牙と共に彼女の元を訪れる。リュメに鎧を預けて久しぶりに羽を伸ばす2人。だが、安全と思われたその街で、魔導輪ザルバ(声:影山ヒロノブ)が僅かな邪気を感じ取る。時同じくして、リュメの法力によってラインシティの祠に封印されている古の最強ホラー“デゴル”の腕を奪おうとする者がいた。これを阻止しようとする流牙だったが、激しい戦いの末、相手に逃げられてしまう。デゴルの腕を奪った者の名は“阿号”(井坂俊哉)。遥か昔、“ホラーのいない世界”を夢見た魔戒法師が作り出した人型魔道具だった。“阿号”は生みの親である魔戒法師の“夢”を実現しようとしていた。長い年月をかけて“阿号”が導き出した“ホラーのいない世界”を実現する方法とは……?その目的を知り、自問自答を繰り返す流牙。そして、魔戒法師としての自らの未熟さに葛藤する莉杏。真の“守りし者”とは一体……?人間は守るに値する存在なのか。そして、激しい闘いの末“黄金騎士ガロ・翔”誕生の瞬間が訪れる……。(以上、Movie Walkerより)

予告編はこんな感じ↓




60点


今さらながら3月公開の映画の感想をアップしておきますね。観ようかどうか迷ったんですが、同月に封切られたウルトラ映画ライダー映画も観たということで。同じ日本の特撮作品として牙狼<GARO>だけハブにするのも可哀相になったので、前売り券を購入。4月下旬、やっと新宿バルト9で観てきました。それなりには楽しめましたヨ (´∀`;) エヘヘ


ロビーには巨大な神龍が! 5億円ぐらいくれないかしらん(短絡的な反応)。
ロビーには神龍が!

オリジナルドリンクなども売ってましたよ。
オリジナルドリンク

狭めのシアター4で鑑賞。そこそこ混んでました。
シアター4で鑑賞


なんて言うんですかね、「わざわざ劇場で観なくても良かったかなぁ… (・ε・)」というのが鑑賞直後の率直な感想。いや、僕は牙狼<GARO>シリーズの中でも道外流牙が主役の「牙狼〈GARO〉~闇を照らす者~」が大好きだっただけに、流牙の新たな冒険譚に期待してしまったところもあって。最近の牙狼<GARO>のテレビシリーズがよく出来ている&終盤の展開がド派手だったりする分、今作は意外と内容が地味だったから、微妙に物足りなかったというね…。


3人の魔戒騎士が活躍する「闇を照らす者」。敵として登場する倉田保昭さんが最高!ヽ(`Д´)ノ




さらに本作は、異世界ではなく普通の街中を舞台にアクションを繰り広げたりする分、予算の都合でしょうけど、どうしてもCG丸出しな場面が目立った印象。特にクライマックスの道路でのバトルは、テレビならともかく劇場の大画面で観るにはちょっとキツかったなぁと。自分の中の“優しさ”をフル動員して、なんとか微笑ましく観たものの、ファンじゃない人には1ミリもオススメできないクオリティでしたよ。

あと、人型魔道具“阿号”のデザインや設定は非常に好みだったんですが、さすがに「人間が生み出した“モノ”が『平和な世界を実現するには人間が邪魔!m9`Д´) ビシッ』と考えついて、人類を滅ぼそうとする」という展開はあまりにありがちじゃないですか(「花を供える少女」も含めて!)。いや、定番ネタだし、そういうのも決して嫌いじゃないですけど、今どきそのネタ1つだけで物語を進行されても困るというかさ…。

しかも、「地球を汚す人間は消えてしまえ!ヽ(`Д´)ノ」的な考えだったら分からないでもないんですが、「人間を襲うホラーを絶滅させるには?→人間がいなくなればいい!(・∀・)」って、いくら魔道具でもバカすぎるんじゃないかと。僕は雨宮慶太監督の作品にはもっと期待しているだけに、ちょっと残念でした。一応、オチを書いておくと、阿号を壊してめでたしめでたし(雑な文章)。エンドクレジットでは現在放送中のテレビシリーズのダイジェスト映像が流れたんですが、ごめんなさい、正直、そっちの方が面白かったです。


「ディケイド」が敵として出てくるのがイイですよね~。




って、文句ばかり書いてしまいましたけど、まぁ、流牙と魔戒法師・莉杏のやり取りを観ているだけでもホッコリしたし、テレビシリーズの中の“長めの1話”と思えば(実際、「エピソード0」という位置付けだし)、全然許せるファン心。「わざわざ劇場で観なくても良かったかなぁ… (・ε・)」とか、そんな風に考えていた時期が僕にもありましたが(唐突な達観ヅラ)、いつも無料でテレビシリーズを楽しませていただいていることへの御布施だと考えれば、ノー問題でした (ノ∀`) スミマセン 何はともあれ、気になる人はレンタルが始まったら借りると良いんじゃないでしょうか。




流牙の活躍を描いた過去のテレビシリーズ。終盤が超燃える!



前に観た劇場版。僕の感想はこんな感じ



現在放送中のTVシリーズのED曲が発売されるので、貼っておきますね。





2015年05月16日

龍三と七人の子分たち(ネタバレ)

テーマ:新作映画(2015)
龍三と七人の子分たち

龍三と七人の子分たち

2015/日本 上映時間111分
監督・脚本・編集:北野武
プロデューサー:森昌行、吉田多喜男
ラインプロデューサー:小宮慎二、加倉井誠人
アソシエイトプロデューサー:川城和実、福田太一、二宮清隆
撮影:柳島克己
照明:高屋齋
美術:磯田典宏
録音:久連石由文
編集:太田義則
音楽:鈴木慶一
キャスティング:吉川威史
助監督:稲葉博文
製作担当:里吉優也
衣装:黒澤和子
装飾:龍田哲児
メイク:宮内三千代
記録:吉田久美子
整音:堀内戦治
音響効果:柴崎憲治
出演:藤竜也、近藤正臣、中尾彬、品川徹、樋浦勉、伊藤幸純、吉澤健、小野寺昭、安田顕、矢島健一、下條アトム、勝村政信、萬田久子、ビートたけし、清水富美加、山崎樹範、川口力哉
パンフレット:★★★★☆(820円/「スゲー良いパンフだな~」と思ったら、中居雄太さんの仕事でした)
(あらすじ)
組長を引退したものの、ヤクザの性分が消えないために普通の老人として生きていけない龍三(藤竜也)。そんな毎日にいら立ちを募らせる中、彼はオレオレ詐欺にだまされてしまう。人々をだます若い連中を許すわけにいかないと、龍三はかつての子分たちを召集して世直しをすることに。年齢に関係なくまだまだいけるとオレオレ詐欺のグループを倒しに向かう彼らだが、行く先々でとんでもない騒動を引き起こしていく。(以上、シネマトゥデイより)

予告編はこんな感じ↓




78点


※今回の記事は、「ヒーロー・ネバー・ダイ」のネタバレに触れているので、気を付けて!

なんとなく前売り券を買ってしまったものの、予告編を見たら、それほど観に行く気がしなくなっちゃって。ちょっとツイッターを眺めてみれば、僕がフォローさせていただいている方たちもあまり好きじゃない人が多めだったりしたので、期待値はドンドン下降。とは言え、今週のムービーウォッチメンの課題映画になったので、今週、TOHOシネマズ新宿で観てきたんですが…。結構笑っちゃいました (・∀・) ヨカッタ!


「群盗」を観た後、TOHOシネマズ新宿へ。
TOHOシネマズ新宿

スクリーン3、そこそこ混雑してましたよ。
スクリーン3


なんで予告編を見て、観る気がしなくなった」のかと言うと、「安っぽい『RED/レッド』みたいな感じだったらイヤだなぁ」と。いや、「RED/レッド」みたいな老人活躍映画自体は嫌いじゃないものの、ある程度の予算があるアクション映画だから楽しいワケで。この「龍三と~」の場合、飛行機の場面とか見る限り、かなりチープでキツそうな印象。さらに「ジジイが最高!」というキャッチコピーも微妙というか、「今の半グレとは違って、昔のヤクザは義理人情があって良かった…」的な内容なのかなと思うと、「ALWAYS 三丁目の夕日」よりは「本当は怖い昭和30年代」派の僕的にはそれも好きになれなくて。まったく期待していなかったんですが、実際に作品を観てみたら、「こいつら、狂ってる!Σ(゚д゚;) ヒィィ!」としか思えない内容だったからビックリですよ。


なんとなくカイオウの電波発言を聞いて驚くリンの画像を貼っておきますね。
三角絞めでつかまえて-く、狂ってる!


この映画、基本的に“まったく共感できない元ヤクザたちのベタなコント”で構成されてまして(指詰め関連のギャグとか)。これは僕の好みの問題なんですが、昔ながらのヤクザコントみたいなのが大好きなだけに、この時点でツボに入りましてね。さらに、オレオレ詐欺といった老人たちを食い物にする犯罪行為を取り上げつつも、それに対抗する龍三たちもキッチリ「暴走老人!」として描かれているから、結構フェアに感じたというか。安易に「昔のヤクザは良かった…」的な描き方をするのではなく、「昔のヤクザも十分迷惑でタチが悪い」という風に見せていて、そのバランスに好感が持てたんですよね~。

それと、役者さんたちもスゲー良かった。特に主演の藤竜也さんの枯れた雰囲気には、ちょっとほだされたというか。僕的には「ベイシティ刑事」とかのイメージが強いんですけど、「もうおじいちゃんなんだなぁ」って思うとシンミリしたところもあって…。龍三たちはどう考えても迷惑な存在な人たちだし、決して近寄りたくはないんですけど、なんとなく劇中での活躍振りを微笑ましく観られたのでした。


藤竜也さん、良かったです。女装して歩くくだりは「バードマン」を連想しました。
龍三(藤竜也)

各々特殊スキルを持つ元ヤクザたちですが、意外なほど役に立たないというね。
8人の元ヤクザたち


僕的にグッときたのが終盤の展開。中尾彬さん演じる“はばかりのモキチ”が京浜連合に殺されてしまうワケですが、棺桶に入った死に顔がリアルで無残だったので、すっかり「ここから北野映画的な“凄惨な殺し合い”が始まるのか!?」と。殴り込みにモキチの死体を連れて行くのも「ヒーロー・ネバー・ダイ」のラウ・チンワンを連想させるし、やっとヤクザ映画的なカタルシスが始まるのかと思いきや! 敵味方ともにモキチの死体を攻撃するというコント的な展開が連発。僕は「新春かくし芸大会」ハナ肇さんの銅像コントが大好きだっただけに、ここで爆笑してしまって…(しみじみ)。というか、よくよく考えれば、若くて強い不良たちに老ヤクザたちが対抗するなら、その一番の武器は“狂気”しかないワケで。京浜連合の人たちが「こいつら、狂ってる!Σ(゚д゚;) ヒィィ!」と逃げ出す展開はスゲー納得&愉快だったのです。


なかなか凶悪なムードの京浜連合の人たちでしたが…。
京浜連合

結局、こんな感じで逃げ出してました(「漂流教室」第6巻より)。
三角絞めでつかまえて-逃げる子どもたち


何が素晴らしいって、最後は「お笑いウルトラクイズ」を彷彿とさせる“バスでのカーチェイス”になるんですけど、ここでも龍三たちは別に“正義”ではなくて。京浜連合と同じ…というか、それ以上に迷惑な人たちとして描かれてましてね(バスが通った後、後処理する人たちのヤレヤレ感がイイ!)。「1ミリも反省しないまま敵と一緒に逮捕される」という着地も清々しくて、「マッドな老人たちのマッドな物語」として予想以上に楽しんだ次第。


最後は警察が全員逮捕。アッケラカンとした龍三たちが爽やかなのです。
全員逮捕!


正直、乗れないところもあったというか。龍三が行動するたびオナラの擬音が入るのはどうかと思ったし、あまりにもオチが読める展開が連発されるので(競馬場の「5-5」のくだりとか)、ちょっと飽きるところもありましたよ。で、“早撃ちのマック”(品川徹)と京浜連合の佐々木(川口力哉)の「仁義を切る」くだりのやり取りもスゲーしつこいというか、佐々木がいちいちツッコミを入れるのが非常にウザく感じたんですけど…。もしかすると、あれは世代間の文化の違いを見せようとしたというか、「一億総ツッコミ時代」と言われる現代の無粋さを表したかったのでは…って、深読みですかね (・ε・) ウーン

まぁ、そんなワケで、思っていた以上に楽しんじゃいました。21世紀の北野武監督作は全部観ているワケじゃないんですけど(汗)、まさかこの作品を自分が「アウトレイジ」より気に入るとは思わなかったです。とにかくベタなヤクザコントが連発されるので、好みが分かれるところではありますが、気になる人は優しい気持ちで観ると良いザマス (´∀`) オシマイ





映画のサントラ。もの悲しい雰囲気が良さげなのです。



北野武監督のコメディ映画といえば、これがありましたな。蝶天タッグが出てくるくだりは好き。



このビートたけし監督作は苦手でした…。







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