映画の感想については基本的にネタバレ全開で書いていますので要注意です。あと、映画の見方が少し偏っているので、点数もそんなに気にしないでくださいね。ツイッターのアカウントは@kamiyamaz (カミヤマΔ)なので、適当にチェックしていただければ幸いです。
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2017年01月17日

先週の備忘録(2017/1/10~1/16)

テーマ:備忘録(2017)
さて、毎週火曜日は備忘録を更新する日ということで、先週の出来事や思ったことを適当に書いておきますね↓

先週は、忙しいにもかかわらず、かなり映画を観ちゃいました… ('A`) アー
金曜日、ちょっと仕事で結果が出せたけど… (・ε・) ウーン
月曜日、「牙を突き立てろ」という電話がありました (`Δ´;) ナニガナニヤラ



君だけをあの日見失ったことから始まり、僕は僕の生き方を強く試し続けてる…というのは「POWER」の歌詞。来月2月4日から「未体験ゾーンの映画たち 2017」の1本としてジャン=クロード・ヴァン・ダムの出演作である「キックボクサー リジェネレーション」が公開されるということでね、先週から「1日1キックボクサー」をツイートする活動を始めているんですが、それはそれとして。なんて言うんですかね、僕という人間が「家庭」「仕事」「趣味」の3要素で出来ているならば、「家庭」と「趣味」はほぼ順調なワケですけれども、「仕事」がスゲーうまくいってない状況。あちらを立てればこちらが立たずというか(苦笑)、火曜日に出社したら一気にダウナーな状態になっちゃったので、「あえて気分転換のタイミング!m9`Д´) ビシッ」と思って、忙しいにもかかわらず、仕事を抜けて映画を観に行ってしまったのです。


「人魚姫」、愉快で素敵な映画でしたヨ ( ;∀;) イイエイガダナー
火曜日、シネマート新宿へ


心に君だけがいつもいれば、ああ、僕は転がれるだろう…というのは「ROLLING BOYS IN TOWN」の歌詞。チャウ・シンチー監督作は大体好きなので、良い気分転換になるだろうと思ってね ( ̄ー ̄) ニヤッ ところが、劇場に着いたら、「2017年に絶対観たい新作映画10本」の1本にチョイスしていた「ドラゴン×マッハ!」が上映中ということに気付いて、これも観なくてはと劇場で翌日のチケットを予約。さらに今週の「ムービーウォッチメン」の課題映画は「疾風スプリンター」なので、できるなら新宿武蔵野館の映画ファンサービスデーを利用したいし、ついでに同劇場で公開中のジョニー・トー監督作「ホワイト・バレット」も安く観たいということで、水曜日は会社をゴニョゴニョして3本鑑賞。さらに香港映画を3本観たら「人魚姫」のプレスシートがもらえるということ、夜にツイートを投下したらarea48さんが同時間帯に同劇場で「エルストリー1976」を観ていたことが発覚→スゲー興味が湧いたので、木曜日は「ロスト・レジェンド」「エルストリー1976」を鑑賞しちゃいましてね…(遠い目)。


「疾風スプリンター」は爽やかな青春映画でしたな〜。
自転車の展示

「ドラゴン×マッハ!」、マックス・チャンが最高なのです… (´Д`;) ハァハァ
水曜日のシネマート新宿

「ホワイト・バレット」も大好き。ヴィッキー・チャオへのビンタシーンは笑っちゃいました。
ホワイト・バレットはスクリーン1

プレスシートほしさに観に行った「ロスト・レジェンド」に関しては、ノーコメントだッ!
プレスシートがほしかった

「エルストリー1976」、なかなか興味深い内容でした。
ロビーの展示


瞳の片隅、陽が落ちてく海、僕は一生君を忘れない…というのは「きみを求め続けるかぎり」の歌詞。「エルストリー1976」を観たら、もう1本の「スター・ウォーズ」関連ドキュメンタリーも気になるのが人情ということで、金曜日は「アイ・アム・ユア・ファーザー」を鑑賞。しかも、よくよく考えれば昨年12月にゲットした「1ヵ月フリーパス」の有効期限が15日(日)までだったので、急遽、観る予定になかった「NERVE ナーヴ」「ネオン・デーモン」を観ちゃったりして。土曜の休日出勤を挟んで、日曜日もフリーパスを使って、「劇場版 動物戦隊ジュウオウジャーVSニンニンジャー」「ローグ・ワン(2D・吹替版)」を観てしまった…ってなワケで、先週劇場で観た映画は11本!ヽ(`Д´)ノ そのせいで連日睡眠時間を削って夜もずっと仕事をするハメになっていて(汗)、何をやっているのかと、何をやっているのかと。


「アイ・アム・ユア・ファーザー」、心に染みる映画でした… (ノω・、) グスン
ポスターがありました

「NERVE ナーヴ」は、オチ以外は結構楽しめましたね。
TOHOシネマズ新宿の6番スクリーン

「ネオン・デーモン」、予想以上に面白くてビックリしましたよ。
TOHOシネマズ新宿の11番スクリーン

「劇場版 動物戦隊ジュウオウジャーVSニンニンジャー」は微笑ましかったです。
TOHOシネマズ錦糸町の5番スクリーン

関連ドキュメンタリー2本観たら、やっぱり本家も観たくなるもの。前観た時より良かったカモ (・∀・) カモ!
TOHOシネマズ錦糸町の1番スクリーン


君と僕との恋は、心燃やし続けた…あんな切なく恋をした日々は永遠だから…というのは「dear」の歌詞。もうね、すっかり現実逃避しちゃったワケですけど、こういう時って「こういう流れなんだから、観なくちゃ仕方ないだろ!(`Δ´;)」「あと1本、あと1本だけ… (´Д`;)」というギャンブル中毒の人の心理状態と似ているというか。我が家の電気ポットが「とく子さん」だったりするように、何よりもトクをすることが大好きな僕ですよ、「1ヵ月フリーパス」が「たった3本観ただけ」で終了してしまうのも、どうしても耐えがたかった。でも、決して良い行動ではないのは十分わかっていて。映画を観た時間を仕事に充てれば、土日は家族と一緒に夕飯が食べられたろうに、反省することしきりだったりします… (ノω・、) スミマセン

そんなワケで、現在、なかなかゲンナリしている…どころか! 今、ブログを書いているこの瞬間も絶賛逃避中なのです!m9`Д´) ビシッ でも、こうでもしてないと、立っていられないから…(なんとなく許されることを期待した文章)。って、こんなことを書いている場合じゃないんですけどね(苦笑)、なんで人は働かないと生きていけないんでしょうか。とは言え、例えば優しい金持ちがポンッと5億円くれたって、たぶんその時は喜べても、その後は納得して暮らせないと思うのですよ。やっぱり「自分の能力が認められて、その対価を得る」というのが気持ちいいワケでさ、僕のような面倒くさいタイプは金だけ得ても負い目を感じてグダグダになりそうな悪寒…って、こんなことを書いている場合じゃないんですけどね(苦笑)、とにかく今週は先週のツケを払うべく、金曜日まで馬車馬もしくは汽車犬のように働きますYO!ヽ(`Д´)ノ


なんとなく汽車犬の画像を貼っておきますね(「伝染るんです。」より)。
汽車犬


以上、先週の備忘録でした。ではでは~。







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2017年01月16日

華麗なるリベンジ(ネタバレ)

テーマ:新作映画(2017)
華麗なるリベンジ

華麗なるリベンジ

原題:A Violent Prosecutor
2015/韓国 上映時間126分
監督・脚本:イ・イルヒョン
撮影:チェ・チャンミン
音楽:ファン・サンジュン
出演:ファン・ジョンミン、カン・ドンウォン、イ・ソンミン、パク・ソンウン、シン・ソユル、ハン・ジェヨン、キム・ウォネ
パンフレット:★★★(700円/小規模公開作のパンフは出してくれるだけありがたいし、ポストカード付きなのが良かった!)
(あらすじ)
ある日、乱闘によって逮捕された若い男が、尋問中に謎の死を遂げた。担当検事のピョン・ジェウク(ファン・ジョンミン)はまったく身に覚えのない殺人容疑で逮捕され、刑務所に収監されてしまう。再審請求を試みるも、何者かに圧力をかけられて失敗するピョンだったが、刑務所内で出会ったイケメン詐欺師のハン・チウォン(カン・ドンウォン)から形勢逆転のアイデアを得て、ハンに出所の約束と引き換えに協力を持ちかける。(以上、映画.comより)

予告編はこんな感じ↓




70点


※この記事は「シグマ15」に従って書いています。
※今回の記事は、「ア・フュー・グッドメン」のネタバレに触れているので、未見の方は気をつけて!


“今までは「年内に観た新作映画の感想は年内にアップする」という感じでやってきたものの、昨年はとうとう更新しきれなかったシリーズ”の第三弾として、今さらながら2016年11月公開作の感想を垂れ流しておきますよ。「新しき世界」を観てから一気に好きになったファン・ジョンミンは、2015年の年末に観た「ベテラン」が超ストライクでしてね…(しみじみ)。予告編を観ると、カン・ドンウォンとのバディ感も良いし、非常に観たくなったので前売り券を購入したものの、なかなか観に行けなくて上映最終週を迎えた…というのは、当ブログのよくあるパターン。奥さん&娘が遊びに行って時間が空いた12月下旬の祝日、シネマート新宿にて、「フィッシュマンの涙」の後にお菓子などを摂取しながら鑑賞いたしました。「ちょうどいい♪ (o^-')b イイネ!」と思ったり。ちなみにそこから渋谷に移動して「疾風ロンド」を観たんですが、それはまた別のお話。


7Fロビーにはパネルや記事の切り抜きがあって、テーブルの上には手描きPOPまで。偉い!m9`Д´) ビシッ
テーブルの上にありました

なんとなくRHYMESTERの名曲を貼っておきますね↓




なんて言うんですかね、とにかくエンタメに徹した作品だなぁと。濡れ衣を着せられて刑務所に収監された検事ピョンが法律の専門知識を生かしてのし上がっていく様は痛快だったし、何よりも予想以上にカン・ドンウォン演じる詐欺師のハンがキュートでして(騙す方も騙される方もベタで好き)。政治家を目指す悪の検事ウ・ジョンギル役のイ・ソンミンや、同期の検事ヤン役のパク・ソンウンなどの役者さんたちも良い味を出していて、基本的にはずっと微笑みながら観てました。一応、オチだけ書いておくと、「法廷にウ・ジョンギルを呼び出して迂闊な発言をさせて勝利!(ちょっと「ア・フュー・グッドメン」を思い出した)→とは言え、暴力検事だったことは海より深く反省して服役→出所したらハンが迎えに来てくれてイチャイチャ ( ´∀`)(´∀`) ウフフ」ってな調子でしたな、確か。何か鑑賞直後は観た時期が同じだったので「ベテラン」を連想しましたけど、よくよく考えるとラストの甘〜い雰囲気は「義兄弟」っぽい気がしないでもない。


この2人の掛け合いを観てるだけでも結構楽しいのです。特にカン・ドンウォンが最高!
愉快な2人

部長検事ヤンを演じたパク・ソンウン、「新しき世界」の凶悪なヤクザと同じ人とは思えなかったですよ。大したものですな〜。
部長検事ヤン・ミヌ(パク・ソンウン)


ただ、ごめんなさい、「検事ピョンが濡れ衣を着せられるくだり」には結構乗れなくて。「ピョンが暴力を振るいながら取り調べ→当時の上司だったウ・ジョンギルが“喘息の吸入器”を奪ったせいで被疑者が死亡→吸入器を処分→ピョンが『アイツは喘息で死んだんだ!』と訴えても誰も信用しない」という流れなんですが、警察に逮捕された被疑者が検察まで行く間、どれだけの人間が「喘息の吸入器」の存在を確認するかを考えると(書類も何度か書くはず)、刑事を1人買収する程度じゃ証拠隠滅できないはず…って、面倒くさい指摘ですよね (´∀`;) エヘヘ 人は何歳になっても面倒くさい生き物なのかもしれません(他の人も勝手に巻き込んだ文章)。まぁ、何はともあれ、肩の力を抜いて楽しめる痛快娯楽作なので、気になる人はぜひぜひ〜。




イ・イルヒョン監督が助監督として参加して、カン・ドンウォンとイ・ソンミンも出てる映画。僕の感想はこんな感じ



サントラがあったので、貼っておきますね。









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2017年01月14日

疾風スプリンター(ネタバレ)

テーマ:新作映画(2017)
疾風スプリンター

疾風スプリンター

原題:破風 To the Fore
2015/香港、中国 上映時間125分
監督・原案・脚本:ダンテ・ラム
製作:キャンディ・リョン、アルバート・リー、スン・チエン
製作総指揮:アルバート・ヤン
脚本:ラム・フォン、ハウ・ウィンハン
撮影:パーキー・チャン
音楽:ヘンリー・ライ
出演:エディ・ポン、ショーン・ドウ、チェ・シウォン、ワン・ルオダン、アンドリュー・リン、オーヤン・ナナ、カルロス・チャン
パンフレット:★★★(700円/薄めだけど情報量はそれなりに多め。絹代さんのコラムが良かった)
(あらすじ)
エースのジウォン(チェ・シウォン)率いる自転車ロードレースの強豪「チーム・ラディアント」にアシストとして所属することになったミン(エディ・ポン)とティエン(ショーン・ドウ)は、互いに切磋琢磨しながら友情を深め、チームの主力選手に成長していく。ライバルチームの妨害にも屈することなく台湾各地で連戦を繰り広げる彼らだったが、チームが資金難に陥ったことから、ジウォン、ミン、ティエンの3人はそれぞれ別のチームに移籍し、ライバルとして競い合うことになる。(以上、映画.comより)

予告編はこんな感じ↓




80点


※今回の感想は非常に適当かつ関係のない文章が書かれており、たぶんこちらの“自転車レースに詳しそうな方のブログ”がタメになるので(「松山有祐選手」のこととか)、読んでみて!

「世界三大ラム」といえば、ダンテ・ラムリンゴ・ラムアグネス・ラムなワケですけれども(定義によってはラム・シューが入る場合も!?)。一応、「最近日本で公開されたダンテ・ラム監督作はほぼ劇場で観ている」程度には好きなので、その最新作である本作も観たい気持ちはあったんですが…。今年こそ<新作映画は年間120本まで>という掟を絶対守りたいため、「自転車にはあまり興味がないから、今回はスルーしようかな… (;`∀´) エヘヘ」と思っていたところ! 愛聴するラジオ番組「ライムスター宇多丸のウィークエンド・シャッフル」の週刊映画時評コーナー「ムービーウォッチメン」の課題映画になったということで、「運命なのね (´∀`)」と、新宿武蔵野館にて映画ファンサービスデーを利用して鑑賞いたしました。「爽やか青春映画!(°д°;) ヒィ!」と思ったり。


昨年11月にリニューアルした新宿武蔵野館。リニューアル後に来るのは初めて。
新宿武蔵野館、復活!

ロビーが見違えるほどキレイになっていて、ショーケースもちょっとオサレに (`Δ´;) ヌゥ
ショーケースもキレイに!

自転車が飾られていたりと、映画の展示に力を入れる姿勢は相変わらずですな。
自転車の展示

オリジナルTシャツも売られていましたが、XXLサイズなんてないぜ。
オリジナルTシャツが!

記事の切り抜きもなんとなくオサレ。上映はスクリーン2で、満席でしたよ。
記事の切り抜き


物語を雑に書いておくと、“スプリンター(平坦路が得意)”のミン(エディ・ポン)と”ヒルクライマー(上り坂に強い)”のティエン(ショーン・ドウ)は、自転車ロードレースの強豪チーム「ラディアント」で、“エース”のジウォン(チェ・シウォン)のアシストとして入団しまして。肺の病気になりながらも再起を目指す女性レーサーのシーヤオ(ワン・ルオダン)を巡って三角関係になりながらも、切磋琢磨しながらチームを盛り上げていくんですが、しかし。チームが資金難に陥って解散→ミンとティエンとジウォンは別のチームに入って、ライバルとして戦うことになるのです。


ミン役のエディ・ポンは「激戦」に続いてのダンテ・ラム監督作主演。
ミン(エディ・ポン)

ティエン役はショーン・ドウ。「サンザシの樹の下で」で注目された人なんだって (゚⊿゚) ヘー
ティエン(ショーン・ドウ)

ジウォンを演じるのは、どことなく中村獅童さんに似ているチェ・シウォン(写真右)。
ジウォン(チェ・シウォン)

ヒロインのシーヤオ役はワン・ルオダン。そりゃあ、明るくて魅力的なミンとくっつくわな。
シーヤオ(ワン・ルオダン)

友情を育んだ2人は別のチームで戦うことになる…なんて、よくある話じゃないかー 川 ゚д゚) ヒヨシミミ
次に会うときは敵同士


ところが、ミンは「アシストのせいで実力を発揮できずにジウォンに負ける→アシストに暴言を吐く→それを利用してジウォンの代理人がアシストを買収して罠にかけて敗北→激怒してアシストに暴力を振るっちゃいました… ('A`)」ということで出場停止処分が下っただけでなく、ヤケになって恋人のシーヤオにも八つ当たり。で、その晩につい金髪美女と浮気をしてみたら即発覚して、彼女にもフラれてしまいましてね(苦笑)。ティエンの方は「チームのエースになったものの、結果が出せずにジウォンとミンに劣等感を抱く→心拍数を上げるクスリをドーピングして見事優勝→発覚して失格… ('A`)」なんてことになり、ジウォンは「代理人がミンを罠に掛けたことを知り、プライドを傷つけられました… ('A`)」と、三者三様のゲンナリ模様なのでした (´Д`;)(´Д`;)(´Д`;) イヤーン


怒って暴力沙汰を起こすミン。短気は損気、ですな(知った風な口調で)。
激昂するミン


そんな中、シーヤオが復帰レースでアキレス腱を切る大ケガをしたので、ミンったら自分の腱をスムースに提供して、それを知ったシーヤオと2秒で仲直りすると、一緒にリハビリするエブリデイですよ ( ´∀`)(´∀`し イチャイチャ さらにはどうしてもミンとレースで決着をつけたいジウォンが「ラディアント」の元コーチ(アンドリュー・リン)にお金をあげてミンとティエンのための新チームを創設! すっかりやさぐれたティエンは借金まみれになって韓国競輪で走っていたところ、アキレス腱提供が完治したミンが一緒にマディソンに出場&優勝することで自由になるというね。


この仲直り展開の駆け足感にはビックリしました。
仲直り


クライマックス、ミン&ティエンとジウォンは“砂漠のレース”で対決すると、「自分のためじゃなくチームのために勝ちたい」と思うようになったミンがティエンのアシストをすることで見事勝利!ヽ(`Д´)人(`Д´)ノ ウォォォォ! 1年後、自分を見つめ直したティエンは心肺能力をあげるためにスイスあたりの山岳地帯を走り、ティエンとジウォンは本場イタリアのレースに出場する…といった感じで映画は終わりまして。エンドクレジットでは過酷な撮影風景が流れてましたよ。


最後はミンがティエンを助けてゴールさせるのでした。
ミンがアシスト


本作の何が素晴らしいって、自転車のレースシーン。僕は自転車競技に興味がないので、どれだけ楽しめるか不安だったんですが、杞憂に終わったというか。とにかく迫力があってスゴかったですねぇ…(しみじみ)。パンフによると、役者さんたちは全員ノースタント&ノーCGで挑んだせいで、主演を含むキャストやスタッフ80人がケガをして、そのうち5〜6人は骨折するなどの重傷を負ったのだとか。競技用の衣裳を考えると、肘や膝を保護できないだけに、本当に大変だったんだろうなぁと。それだけでも観る価値はあると思ったり。


レースシーン、迫力がありましたぞ。
迫力のレースシーン


それと“熱い人間ドラマ”も好みでした。そもそもダンテ・ラム監督作でドラマが熱くなかった試しがないんですが、主人公3人とヒロインだけでなく、例えばジウォンと元コーチの友情描写(ジウォンのために10万キロを一緒に走った)とか、ちょっと泣いちゃいましたよ。一番グッときたのが、序盤から語られる「ウサギとカメ」の伏線で、クライマックス、ミンがティエンをゴールに向かわせるためにアシストする場面で「そういうことだったのか… (ノω・、)」と。たぶんウサギはカメのことが好きだったんですよね。だからこそ、自ら憎まれ役になって負けることで、カメをフックアップしたものの、兎十二神将からは「我らウサギ目の名誉を貶める行為!m9`Д´) ビシッ」と裏切り者の烙印を押されてしまってーーって、すみません、着地を間違えました (´Д`;) ナニガナニヤラ


というか、「カメは無策すぎ!m9`Д´) ビシッ」ということで、RHYMESTERの名曲を貼っておきますね↓




だがしかし、ちょっと乗れなかったところを書くと、これまたダンテ・ラム監督作によくあることなんですけど、ドラマや要素を詰め込みすぎたせいで、全体的に駆け足感が強い印象。シーヤオとミンのリハビリ展開の速さはまだしも「チームメイトへの暴行→外国人女性(ジャッキー映画に出て来そう)との浮気→発覚→別れ」までのくだりをわずかで1日で処理するから結構驚いたというか。そこがダンテ節とも言えますが、さすがに乱暴に感じましたよ。少しドラマを削って、逆に自転車レースのトリビア的な描写を増やしてほしかったかなぁ。それと、ダンテ・ラム監督は「TV Bros.」の記事で『激戦』では中年層に向けた人生再起を、そして今回は、若年層に向けた夢に向かう奮闘をテーマに脚本を書きました」なんて仰有ってたんですけど、僕は中年層&前作の「激戦」が超ストライクだっただけに、ごめんなさい、本作は少しだけコク不足に感じちゃった次第。


ティエンがシーヤオを励ますバンジージャンプとか、微笑ましかったけど「必要かなぁ」とも思ったり。
バンジージャンプ


あと、これを書くと身もフタもありませんが、やっぱり自転車に興味がなくてーー (ノД`) ダイナシ そもそも僕は今まで自転車に乗っていて3回ほど交通事故に遭っていて(そのうち1回はバスに跳ねられてる)、奥さんが自転車に乗るのも反対したほどでしてね。別に自転車が嫌いというワケではないし、乗ろうと思えば普通に乗れるものの、微妙に相性の悪さを感じていたりもするのです。つーか、「普段は『タマフル TBSラジオクラウド』や音楽を聴きながら移動したい」ということもあって、たぶんもうマイ自転車を所有することはないだろうなと思っております。ちなみに「カミーユ、恋はふたたび」とか「NERVE ナーヴ」とかには「主人公が音楽を聴きながら自転車で移動するシーン」がありますけど、危なすぎるので絶対やらないように!(`Δ´) キケン!


「SLAM DUNK」第3巻の流川楓のように音楽を聞きながら自転車に乗ると…。
三角絞めでつかまえて-音楽を聴きながら自転車に!

こんなハードな事故に遭う可能性があるので、気をつけて!(°д°;) アブナーイ
三角絞めでつかまえて-こんな目に遭う危険性大!


その他、「原題の『破風』は、エースの前で走って風を受けるアシストのニュアンスを込めたダンテ・ラム監督の造語であり、東アジアに広く分布する屋根の妻側の造形のことではないのね」なんて思ったりしましたが、どうでも良いザンス。何はともあれ、ダンテ・ラム監督にしては実に爽やかな青春スポーツ映画で、非常に楽しく観られました (´∀`) ヨカッタ! 役者さんたちは魅力的だし、レースシーンは見事だし、足早なドラマ展開もそれはそれで愉快でもあるので、気になる人は観てみてくださいな。




ダンテ・ラム監督の前作。僕の感想はこんな感じ



宇多丸師匠の生涯ベスト級作品。素晴らしい青春映画でございます。



高坂希太郎監督による自転車レース映画。恥ずかしながら未見なんですが、評判良いですよね。



自転車漫画というと、「弱虫ペダル」よりもこっちを連想しちゃう感じ。もう20年以上前なのね…。





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2017年01月12日

2016年12月に観たDVDの覚え書き

テーマ:先月に観たDVD
※今回の記事は、「ラスト・カウント・ダウン 大統領の選択」「デッドハント」「マッド・ウォーリアーズ 頂上決戦」「アバウト・ア・ボーイ」のネタバレに触れているので、知りたくない人は気をつけて!

毎月の恒例として、今さらながら「2016年12月に観たDVDの感想」を雑にアップしておきますね↓


<1本目>
ラスト・カウント・ダウン 大統領の選択




(あらすじ)
ある日ソ連領内に正体不明のミサイルが打ち込まれ、アメリカからの攻撃と断定したソ連側が反撃を開始、核戦争への不安が高まる。しかしミサイルはソ連国内のクーデターによるものであった……。(以上、ぴあ映画生活より)

予告編はこんな感じ↓




70点


2016年11月、愛聴しているラジオ番組「ライムスター宇多丸のウィークエンド・シャッフル」にて、尊敬する映画評論家の町山智浩さんを迎えて、「映画の中のアメリカNo.1大統領総選挙」なんて特集が放送されまして。その中で町山さんが「ヒップホップ・プレジデント」とともに推薦していたのが、本作でしてね。スゲー気になったので、即座にVHSを購入したものの、観る時間が作れなくて、12月に入ってやっと鑑賞した次第。「町山さんの話の方が面白かったカナー (´∀`;) エヘヘ」と思ったり。

いや、普通に面白かったのは確かなのです。ただ、町山さんの興奮気味のあらすじ紹介&「大傑作なんで!m9▽Д▽) ビシッ」なんて台詞を聴いて、期待値が高まりすぎてビンビンに硬くなって少しこするだけで“何か”がほとばしりそうな状態の中で観てみたら!(どことなく下品な文章) テレビムービーなだけに派手な場面が全然なかったりして、「あら、こんな感じなのね (・ε・)」と肩透かしを食った気分…って、伝わるでしょうか。一応、オチを書いておくと、タカ派の人たちの暴走を良識のある軍人たちの自己犠牲で阻止→アメリカの報復核攻撃は最小限に→世界の破滅が食い止められて終わってましたよ。



<2本目>
デッドハント




(あらすじ)
革命軍ゲリラ部隊に密着取材するため、南米コロンビアのジャングルへ飛んだ、戦場カメラマンのエイヴリー(ゾーイ・ベル)。だが、指揮官のギレルモ(ナチョ・ビガロンド)という男は、民衆の味方という仮面の裏で麻薬取引により私腹を肥やす犯罪者だった。その証拠写真を撮ってしまったエイヴリーは、ギレルモに狙われジャングルに逃げ込むことに。持っている武器はナイフ1本。追手は自動小銃で武装したハンターたち。絶対に勝ち目のない戦いだが、実はエイヴリーは常人離れした格闘能力の持主だった!(以上、メーカー公式サイトより)

予告編はこんな感じ↓




20点


娘とアンパンマンのDVDを借りにレンタル屋へ行った時、ついでにアクション映画の棚をチェックしてみたら、ジャケットのゾーイ・ベルが目に付いた&タイトルも気に入ったということで、借りてみました。とてもつまらなかったです… (`Δ´;) ヌゥ 監督は、これまたゾーイ・ベル主演作「サドンデス」を撮ったジョシュ・C・ウォーラーでございます(その時の僕の感想はこんな感じ)。

観る前は「ゾーイ・ベルが“人間狩り”のターゲットになるものの、驚異的な戦闘力を発揮して、ジャングルで敵を1人ずつ殺していく」といった作品かと思ってて。で、確かに「戦場カメラマンが麻薬取引&子どもを殺害する様子を撮影してしまう→狩られる」という展開自体は想像通りだったんですが、問題はゾーイ・ベルの戦闘力が低めだったこと。雑魚相手に「やめて… (ノω・、し シクシク」なんてメソメソする彼女なんて1ミリも観たくなかったし、そのくせカメラのストラップを利用した絞め技とかも駆使するから、「お前、強いのか弱いのかハッキリしろよ!( ゚д゚)」とイライライライライライラしちゃいました(「生存本能で強くなった」というにはテクニカルすぎ)。

ナチョ・ビガロンド演じる悪役も魅力的じゃないし、アクション演出も上手くないし、敵のドラマも中途半端でつまらないしさぁ。「体を張ったスタント」とか「死んだ夫の幻に救われる展開」とか「証拠写真はすでに届けられて報道されていた→悪役が村人に射殺されるエンド」とかは嫌いじゃないけど、かなりガッカリしたので、誰にもオススメしません。



<3本目>
マッド・ウォーリアーズ 頂上決戦




(あらすじ)
42戦無敗の伝説のファイター、ケイス・ウォーカー(マイケル・ジェイ・ホワイト)は両親を亡くして以来、表舞台から姿を消していた。そんなある日、彼は3度世界王者に輝いた旧友ブロディ・ジェームス(ジョシュ・バーネット)と偶然にも出会う。ブロディは、新興団体「PFC」のヘビー級王座決定戦を控えていて、ケイスに「俺の専属コーチになってほしい」と熱願する。そして決戦の地・タイに到着した2人は、格闘技史上最も危険な男"サイコ"シーザー・ブラガ(ネイサン・ジョーンズ)との対戦を前に、過酷なトレーニングを始めるが…。(以上、メーカー公式サイトより)

予告編はこんな感じ↓




70点


娘とアンパンマンのDVDを借りにレンタル屋へ行った時、ついでにアクション映画の棚をチェックしてみたら、ジャケットのマイケル・ジェイ・ホワイト(略称:MJW)が目に付いた&タイトルも気に入ったということで、借りてみました(既視感の強い文章)。そんなに嫌いじゃないわ!(´∀`=) ウフフ ちなみに原題は「Never Back Down: No Surrender」ということで、実は「ネバー・バックダウン」シリーズの3本目だったりします(2本目の感想はこんな感じ)。監督は前作に引き続き、MJW本人でございます。

一応、若干の「若者を教える要素」は残っていつつも、基本的にはすっかり「MJWのオレオレ映画」になってまして。前作で師匠役だったケイス・ウォーカーが総合格闘技に復帰したら、旧友ブロディのコーチとしてタイで一緒にトレーニングすることになり、最終的にはブロディの代わりに試合に出ることになってーーってなお話ですよ。で、本作の何がうれしいって、ジョシュ・バーネットやらトニー・ジャーやらジージャー・ヤーニンやらクイントン・ランペイジ・ジャクソンやらと、出演者が結構豪華なんですよね(ジョシュ以外はチョイ役ですが)。その上、最後に戦うのが「マッドマックス 怒りのデス・ロード」のリクタス役でお馴染みのネイサン・ジョーンズというのだから、それだけで顔がほころんじゃうじゃないですか (´∀`=) タノシー

ハゲのマッチョ同士が戦ってましたよ。
ハゲのマッチョ同士の対決!

なんて言うんですかね、話はいろいろとおかしいし(ケイスほど強い選手がいたらもっと話題になってるとか)、MJW映画特有の“不自然なMMAムーブ”はあるし、型を重視する“空手LOVE感”も微妙だし(嫌いじゃないけど)、アンチステロイド的な説教臭さもあるし、いくらプロモーターを儲けさせないためとは言え、リング外でケンカを吹っかけるクライマックスの展開は好きじゃないんですけれども(対戦相手に罪はないんだし)。前作の「警官を倒す動画」を絡めてきたのは気が利いてると思ったし、MJWが他人に間違えられる自虐ギャグは良かったし、最近の彼の出演作の中では結構悪くない方というか。洗濯物を干す&畳みながら、楽しく鑑賞いたしました (・∀・) ヨカッタ! 念のためオチを書いておくと、ネイサン・ジョーンズをリング外でKOして終わってましたよ。



<4本目>
アバウト・ア・ボーイ




(あらすじ)
ノース・ロンドンに住む38歳のウィル・フリーマン(ヒュー・グラント)は、亡き父がヒットさせたクリスマス・ソングの印税のおかげで仕事をせずに暮らしている。そんな彼は頑なに独身主義を貫いていたが、シングル・マザーをナンパしようとして知り合った、学校でいじめられている12歳の少年マーカス(ニコラス・ホルト)に頼られるようになる。やがてマーカスと同じ学校の12歳の息子を持つシングル・マザー、レイチェル(レイチェル・ワイズ)に恋してしまったウィルは、彼女の勘違いに合わせ、マーカスを息子として扱うことに。しかし真相を告白し、レイチェルにフラれてしまう。マーカスとの関係も悪くなるが、そんな時、マーカスは精神不安定な母親のフィオナ(トニ・コレット)を元気づけようと、学校のコンサートで場違いな歌をうたおうとする。彼が舞台でブーイングを浴びているところに、ウィルがギターを弾きながら現われた。観客の反応は好意的なものに変わる。これをきっかけに他者へ心を開いたウィルは、マーカスたち大勢の人間と一緒に、同じ家の中で楽しげな雰囲気を作り出しているのだった。(以上、Movie Walkerより)

予告編はこんな感じ↓




93点


放課後クラウドに出演してヒュー・グラントへの憎悪を大人げなく垂れ流した2016年のクリスマス“映画カウンセラー”の宇多丸師匠から薦められたので、その数日後にボンヤリと検索してみたところ! なんと「『ハイロー』のために加入したhuluにあった→タダで観られる」ということで(よく考えるとタダじゃないけど)、年末に観てみました。予想以上にストライクでしたYO!ヽ(TДT)ノ ウワァァァン! 監督はポール&クリス・ワイツ兄弟で、主演はヒュー・グラントとニコラス・ホルト。

お話は「不労所得で暮らすゲスなナンパ男が困っている子どもと触れあううちに“人生にとって大切なもの”に気付く」って感じなんですが、ちょっと「隣る人」を思わせるところがあったり、己の快楽を追い求めるばかりで困った人を助けようとしない現実世界の自分が主人公に重なったりして、凄まじく胸に沁みたというか。とりあえず「現実の“一番身近にいる子ども”=自分の娘」は何が何でも幸せにせねばならぬと強く思いましたよ。舞台で恥をかきそうになった子どものために、ステージに乱入した挙げ句、“あえて暴走する”ラストはね、映画を停止して、5分ほど枕に顔を埋めて泣くほど感動いたしました ( ;Д;) イイエイガダナー

歌自体は知ってはいましたが、この映画のおかげで「Killing Me Softly」がスゲー好きになりました。



当然ながらヒュー・グラントへの敵意は雲散霧消したし、ニコラル・ホルトもまた可愛くてね…(しみじみ)。「公開当時に本作を観た人は、今の彼を観ると感慨深いだろうなぁ」なんて思ったりしましたよ。ちなみに、感動するだけじゃなく笑える場面もスゲー多くて、特にヒュー・グラントの節操のなさは特筆に値するレベル。おかげさまで、すっかり「シングルマザーが狙い目だな… ( ̄ー ̄) ニヤッ」なんて思うようになったし、先日、娘と公園に遊びに行って犬を連れた美人を見掛けた時は「犬もナンパに利用できるかもしれんな… ( ̄ー ̄) ニヤッ」なんてことまで考えるようになってしまった夫失格なアタシ。

シングルマザーは賢い目標…。そんな風に考えていた時期がオレにもありました ( ´_ゝ`) ナンダコレ
シングルマザーは賢い目標



そんなワケで、昨年12月に観たDVDは合計4本。オススメはやっぱり「アバウト・ア・ボーイ」ですな〜。マジで観て損はしない1本だと思います。それと、心が広めのB級アクション好きだったら、「マッド・ウォーリアーズ 頂上決戦」はチェックしても良いかもね (o^-')b カーモネ! 以上、先月観たDVDの覚え書きでした。ではでは~。








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2017年01月11日

PK(ネタバレ)

テーマ:新作映画(2017)
PK

PK

原題:PK
2014/インド 上映時間153分
監督・製作・脚本・編集:ラージクマール・ヒラーニ
製作:ビドゥ・ビノード・チョープラー
脚本:アビジャート・ジョーシー
撮影:C・K・ムラリーダラン
音楽:シャンタヌ・モイトラ、アジャイ=アトゥル、アンキト・ティワーリー
出演:アーミル・カーン、アヌシュカ・シャルマ、スシャント・シン・ラージプート、サンジャイ・ダット、ボーマン・イラニ、サウラブ・シュクラ、パリークシト・サーハニー、ランビール・カプール
パンフレット:★★(700円/三尾稔先生のコラムは面白かったけど、パンフ自体は薄め…)
(あらすじ)
留学先のベルギーで大きな失恋を経験したジャグー(アヌシュカ・シャルマ)は、いまは母国インドのテレビ局で働いている。そんなある日、ジャグーは、地下鉄で黄色いヘルメットを被って大きなラジカセを持ち、あらゆる宗教の装飾を身に付けてチラシを配る奇妙な男(アーミル・カーン)を見かける。男は「PK」と呼ばれ、神様を探しているということを知ったジャグーは、男になぜ神様を探しているのか話を聞くのだが……。(以上、映画.comより)

予告編はこんな感じ↓




85点


“今までは「年内に観た新作映画の感想は年内にアップする」という感じでやってきたものの、昨年はとうとう更新しきれなかったシリーズ”の第二弾として、今さらながら2016年10月公開作の感想を垂れ流しておきますよ(ちなみにはちごろうさんは10月末に感想をアップしております)。あの名作「きっと、うまくいく」の監督主演コンビの最新作だから観たかった…ということではなく。「全裸の男性が“何か”で股間を隠すギャグ」が大好きなので、そんなポスターのビジュアルに惹かれて前売り券を購入(前売り特典も少しほしかった)。なかなか足を運べなかったものの、評判が高くて上映期間が延長された12月下旬の最終公開週、恵比寿ガーデンシネマで鑑賞いたしました。「なんてマトモなことを…ッッ!(°д°;)」と感嘆しましたよ。


ロビーにはスタンディやら監督のサイン入りポスターが展示されてまして。
ロビーのスタンディ

通路には記事の切り抜きもありました。
記事の切り抜き

2番スクリーン、3割ぐらいは入ってたような。
スクリーン2

一応、「弁護人」を観た時に撮ったシネマカリテの水槽の展示も貼っておきますね。インド産のフグが泳いでました。
シネマカリテの展示


「PK」と聞くと、サッカーやら超能力やらネトゲやらを連想しがちですけれども、インドでは「酔っ払い」のスラングだそうで。映画の内容を雑に書いておくと、インド人のジャグー(アヌシュカ・シャルマ)が留学先のベルギーでパキスタン人(イスラム教徒)のサルファラーズ(スシャント・シン・ラージプート)と恋に落ちて、父親の反対を押しきって結婚しようとするも、ヒンドゥー教の導師(ソウラブ・シュクラ)の預言通りに「約束をすっぽかされて失恋する」ところからスタート。その後、ジャグーはインドに戻ってレポーターになり、テレビのネタを捜していたら、奇妙な格好で「神様が行方不明!」なんてチラシを配りまくる男(アーミル・カーン)と出会うのです。


ジャグーはサルファラーズと恋仲になるも、教会で待っていたら別れの手紙が届いて失恋!
ベルギーで出会った2人

その後、インドでどうかしている内容のビラを撒く変な男を目撃するというね。
ビラを配る男


なんと男は宇宙人で、UFOを操縦するリモコンを盗まれてしまったため自分の星に戻れない→街の人に聞いたら「神様にお願いしろ」と言われた→お願いしてもリモコンが戻らない→「神様が行方不明!Σ(゚д゚)」と考えたそうで。で、その言動や行動があまりに変なので周囲から「PK(酔っ払い)」と呼ばれるようになったとのこと。最初はホラ話だと思っていたジャグーは、人の心を読む力を体感させられて、PKのことを信じるようになり、彼と一緒に行動していたところ! リモコンは前出の導師が持っていることが判明するも、「神からもらった聖なる石」ということになっていて、返してもらえないのでした。


なんだかんだあって、PKの身の上話を聞くことになりまして。
PKの身の上話

「神様に聞いてくれ」と言われたので、神様に固執するようになったワケです。
神様に聞いてくれ


そこでPKは「神様にお願いしてもリモコンが戻ってこない→間違い電話のように、願いの“かけ間違い”が起こって、神様まで届いていないのだ!m9`Д´) ビシッ」と主張。集会に乗り込んで、導師の矛盾に純粋なツッコミを入れまくる様子をテレビで放送すると、大勢の人が影響を受けて、「願いを叶えるのに神様がお金を要求するのは“かけ間違い”だ!ヽ(`Д´)ノ」といった風に、ブームを巻き起こしまして。導師はすっかり儲からなくなったので、テレビでPKと直接対決! 「ジャグーがサルファラーズにフラれたのは誤解だった」ことが判明して導師が敗北し、リモコンがPKの元に戻ると、PKったらジャグーへの恋心を押し隠して星に帰るんですが、しかし。1年後、仲間を大量に引き連れて来て終わってましたよね、確か。


PKの「かけ間違い」の放送は大反響!
メッセージを放送

導師と直接対決すると、別れの手紙は別のカップルのものだと判明したのでした (゚⊿゚) ヘー
テレビで対決!


いや〜、ストレートに面白かったですよ。純粋無垢な宇宙人によるカルチャーギャップコメディがベタに繰り広げられるんですが、「常識や建前を斬る」という要素もあるので、笑いながらも考えさせられたりして。お話もこれまたベタな人情ドラマが展開されるんですけど、ジャグーと父親の関係が描かれるあたりは、やはり娘を持つ父親としてかなり感情移入しながら観ちゃいました(娘に指笛を吹くラストが泣ける!)。導師を追い詰めようとした兄貴分がテロで爆殺されたりと、容赦なく凄惨なことが起きたりするあたりは、インドの複雑かつ殺伐とした宗教事情を反映したと思うんですが、そういう要素をちゃんと描く姿勢も感心いたしました(「きっと、うまくいく」の自殺シーンを連想しました)。


「全裸だけど何かで股間が隠れている」という直球なギャグも大好物でしたヨ (〃∇〃) ウフフ
股間が隠れてる!


ただ、この映画が何よりも素晴らしいのは、宗教の欺瞞を突いたことでして。いや、僕だって、会社の業績が悪い時とか「神様、お願いだから何とかしてください… (ノω・、)」と涙目で願ったりしますし(苦笑)、神社へお参りするのは大好きですけれども(最低10個は願いごとを脳内で伝える派)。「○○をしないと地獄に堕ちる」とか「罰が当たる」とか「前世のカルマが…」といったことは心底くだらないと思っているので、“かけ間違い”として宗教が持つ欺瞞に次々とツッコミを入れていく終盤の展開はスゲー気持ち良かったし、マトモなことを言ってるなぁと。本作はヒンドゥー教の過激派にポスターを破かれたり、抗議デモが起きたりしたそうですが、最終的にはインドの歴代興行収入第1位だった「きっと、うまくいく」の記録を塗り替えるほど観客が足を運んだというのだから、多くの人が思っていることなんですよね、たぶん。そんな社会的主張を込めつつも笑って泣けるエンタメに仕上げたラージクマール・ヒラーニ監督は、つくづくスゴい人だと思ったり。


“かけ間違い”のくだりを観た僕の気持ちを代弁する範馬刃牙を貼っておきますね。
なんてマトモなことを...ッッ


まぁ、純粋無垢な宇宙人キャラがやりすぎに見えたりもしたし(「そもそもあんな科学力があるなら、もっと頭良いんじゃないの?」って思っちゃう大人げのないアタシ)、ラストのカセットテープ&PKがウソをつくくだりとか長く感じちゃったりもしましたが、基本的には世間の評価が高いのも頷けるというか、スゲー良い作品だと思いました (´∀`=) ヨカッタワー 途中で歌や踊りが入ったりするインド映画ならではの要素が大丈夫な人なら、観ても損はしないんじゃないかしらん。




ラージクマール・ヒラーニ監督×アーミル・カーン主演作。僕の感想はこんな感じ



デジタル盤のサントラがありました。ちょっとほしいな〜。



アーミル・カーン主演のアクション映画。はちごろうさんが絶賛されていたので、結構観たい気持ち。








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