2015年12月に観たDVDの覚え書き | 三角絞めでつかまえて2

2015年12月に観たDVDの覚え書き

※今回の記事は、「神の一手」「ストレイヤーズ・クロニクル」「リアル鬼ごっこ(2015年版)」「代紋TAKE2」のネタバレに触れているので、知りたくない人は気をつけて!

毎月の恒例として、「12月に観たDVDの感想」を雑にアップしておきますね↓


<1本目>
神の一手




(あらすじ)
プロ棋士テソク(チョン・ウソン)は兄に頼まれ、危険な賭け碁の世界に一度だけ足を踏み入れる。しかし、賭けの元締めサルス(イ・ボムス)の一団に兄を殺され、自身も殺人の罪を着せられる。テソクはサルスへの復讐を誓い、服役中に囲碁の腕を磨き、別人のように体を鍛え上げる。さらに、謎の囚人から、“ジーザス”と呼ばれる凄腕の棋士の存在を知らされる。数年後出所したテスクは、ジーザス(アン・ソンギ)と、彼のかつての盟友であり賭け碁の小細工の名人モクス、そして兄の元仕事仲間コンス(キム・イングォン)らとチームを組み、それぞれの復讐を果たすため、サルスとの命懸けの賭け碁の勝負に挑む。(以上、MovieWalkerより)

予告編はこんな感じ↓




85点


「観たい映画の覚え書き」で「○」を付けたものの、タイミングが合わなくて観に行けなくて。気がつけばもうレンタルが始まっていたので、借りてみました。スゲー面白かったです!(*゚∀゚)=3 ムッハー ジャケットの印象から「“罰ゲームが酷い囲碁”が行われるのだろう」的なイメージしかなかったんですが、実際にはかなり暴力アクションが繰り広げられていたから驚きましたよ。もうね、オープニングの賭け囲碁描写はあまりにも凄惨で(ボコボコにされた後、碁石をモリモリ食わされる!Σ(°д°;) ヒィィ!)、韓国の暴力映画が苦手な人はちょっとキツいかもしれませんな。

冷凍庫での半裸囲碁。なんでこんなことになっているか知りたい人は映画を観て!
冷凍庫での半裸囲碁

しかも、喧嘩の特訓&負け犬たちが挑むチームモノ要素もあって、大好物が揃ったお弁当のよう。正直、「ラスボスを暴力で倒すのではなく、知恵で勝ってほしかった」という不満はあるんですが、血塗れバトルも愛してるので、まぁ、許す(偉そうに)。一応、オチを書いておくと、天才少女との囲碁対決を引き分けに持ち込んだ(というか、お互いそこを目指してたっぽい)テソクがサソス一味を刃物でサクサク始末してハッピーエンド…って感じでした (´∀`) メデタシメデタシ チョ・ボムグ監督が撮った「クイック!!」も観たくなっちゃいましたね。

ラストのドスのサクサク感は「SPL 狼よ静かに死ね」のウー・ジンが影響を与えていると思う。
サクサク刃物バトル



<2本目>
ストレイヤーズ・クロニクル




(あらすじ)
1990年代初頭、極秘実験によって人間の能力を限界まで発達させた子供たち、動物や昆虫の能力を備えた子供たちが生み出される。それから20年後、実験で視覚、視神経、脳伝達速度が発達し異能力者となった昴(岡田将生)とその仲間たちは、特殊能力を得た代わりに精神が崩壊する危険性も抱えることに。そして、その解決の鍵を握る外務副大臣・渡瀬(伊原剛志)のもとで、公にできないさまざまなミッションを遂行していた。そんな中、同じ異能力者である学(染谷将太)が率いる暗殺者集団アゲハが渡瀬をターゲットに定めていて……。(以上、シネマトゥデイより)

予告編はこんな感じ↓




65点


“日本版「X-MEN」みたいなものだと思って劇場公開を楽しみにしていたんですけど、いち早く観た「映画駄話の会」の桑江さんが「ダメ映画!m9`Д´) ビシッ」と言われていたので、スルーしましてね。でも、やっぱり気になっていたので借りてしまったんですが、意外と好きでした (^ε^) ウッフン なんて言うんですかね、期待値コントロールが上手くいったというか、散々悪い評判を聞いていたので、観てみたら結構楽しめた「ファンタスティック・フォー」を連想しましたよ。

僕が聞いていた悪評は「登場人物がウジウジ悩みすぎ」「台詞での説明が多い」「能力バトルがそんなに描かれない」「絶叫しがち」「ロマンスがありあまってる」といった感じだったんですけど(1つウソ)、覚悟の量がピッタリだったため、ありあまるどころか「ちょうどいい」という着地…って、何が何やらですな ┐(´ー`)┌ ヤレヤレ いや、最近は若い子を観ると“自分の子ども”目線で観ちゃう&成海璃子ちゃんが好きということで、うるさかったりウジウジする部分も「まだ若いのだから (´∀`) マァマァ」と許せてしまって。下村勇二さんが担当したアクションは良かったし、終盤の「政府っぽい奴らに襲撃される→仲間が1人1人倒れていく」くだりも「七瀬ふたたび」っぽくて嫌いじゃなかったです。一応、オチを書いておくと、学が死ぬとウィルスが世界にばらまかれてしまうので、本人の希望もあって、生きながら焼き殺してハッピーエンドでした。



<3本目>
リアル鬼ごっこ(2015年版)




(あらすじ)
女子高生のミツコ(トリンドル玲奈)は、何者かに追われ、ふと気が付くと学校の教室にたどり着いていた。一方、ケイコ(篠田麻里子)は知らない女性にウエディングドレスに着替えさせられ、何者かに追われる。そして陸上部のいづみ(真野恵里菜)も迫りくる恐怖と対峙(たいじ)することとなり……。(以上、シネマトゥデイより)

予告編はこんな感じ↓




70点


予告編を観て非常に興味が湧いたものの、これもまた評判が悪かった&その前に公開された園子温監督の「新宿スワン」にガッカリしたのもあってスルーしたんですけど、やっぱり気になったのでレンタル。「こういう映画だったの!? Σ(゚д゚;)」と驚きましたよ。

いや、これって予告編を観て、「国家による無慈悲な鬼ごっこが始まるのか!(*゚∀゚)=3 ムッハー」と期待していた人ほど肩透かしを食う内容というか。主人公はトリンドル玲奈さん→篠田麻里子さん→真野恵里菜さんと姿を変えながらパラレルワールドを行き来して、最終的には「ゲームの登場人物だった!Σ(゚д゚;)」なんてことになるんですね。要は「リアル鬼ごっこ」というのはゲームのタイトルだったワケですが、よく考えたなぁと(「代紋TAKE2」を思い出しました)。一応、オチを書いておくと、最後はトリンドル玲奈さんたちが自殺することによって、ゲームから解放されたっぽくなって、終わってましたね、確か。

さっきと同じ文章を書きますけど(汗)、これもまた期待値コントロールが上手くいった印象。女子高生や女性たちが無惨に死ぬ描写は案の定ハードで、そういう場面を観るだけでも愉快だったというか(ドローンを使った撮影がイイ感じ)。最初から変な映画だと覚悟していただけに、「さんすう犬ワン」テンコちゃんライクに「な~るへそ、わかったわ!ヘ(゚∀゚*し」と楽しめました(多くの人に伝わりにくい文章)。とにかくトリンドル玲奈さんが追い詰められまくって可哀想だったので、先日、「いつかティファニーで朝食を」の録画を観た時は「こっちでは美味しい物が食べられて良かったね… (ノω・、)」と泣けてきた…って、どうでも良いですな。



そんなワケで、先月観たDVD作品は合計3本。どれも嫌いじゃなかったんですが、僕的にオススメなのは「神の一手」ですね。あと、覚悟して観るなら、「リアル鬼ごっこ」も意外と悪くないんじゃないかなぁ。以上、先月観たDVDの覚え書きでした。ではでは~。