ファンタスティック・フォー(2D・字幕版)(ネタバレ) | 三角絞めでつかまえて2

ファンタスティック・フォー(2D・字幕版)(ネタバレ)

ファンタスティック・フォー(2D・字幕版)

ファンタスティック・フォー

原題:Fantastic Four
2015/アメリカ 上映時間100分
監督・脚本:ジョシュ・トランク
製作:サイモン・キンバーグ、マシュー・ボーン、ハッチ・パーカー、ロバート・クルツァー、グレゴリー・グッドマン
製作総指揮:スタン・リー
原作:スタン・リー、ジャック・カービー
脚本:ジェレミー・スレーター、サイモン・キンバーグ
撮影:マシュー・ジェンセン
美術:クリス・シーガーズ
衣装:ジョージ・L・リトル
編集:エリオット・グリーンバーグ、スティーブン・リフキン
音楽:マルコ・ベルトラミ、フィリップ・グラス
音楽監修:アンドレア・フォン・フォースター
VFXスーパーバイザー:ジェームズ・E・プライス
出演:マイルズ・テラー、ケイト・マーラ、マイケル・B・ジョーダン、ジェイミー・ベル、トビー・ケベル、レグ・E・キャシー、ティム・ブレイク・ネルソン
パンフレット:★★★★(720円/インタビューが充実してて、コラムもタメになるし、デザインもいいね)
(あらすじ)
天才的な才能を持つリード(マイルズ・テラー)、彼の相棒ベン(ジェイミー・ベル)、科学者の養女スー(ケイト・マーラ)とその弟ジョニー(マイケル・B・ジョーダン)は、人類の未来を左右する研究に参加。研究の末に完成した物質転送装置で異次元空間プラネット・ゼロへのテレポートに挑むが、想定外の事故に巻き込まれ超人的パワーを宿してしまう。一方、事故により行方不明になっていたビクター(トビー・ケベル)は、彼らのパワーを上回る能力を得ていて……。(以上、シネマトゥデイより)

予告編はこんな感じ↓




70点


※この記事は「シグマ15」に従って書いています。
※本作のちゃんとした感想が読みたい方は、カゲヒナタさんのブログをどうぞ~。
※今回の感想は、「パラダイム」のネタバレに触れているので、気をつけて!


今さらながら、10月公開作を11月上旬に観た時の感想を12月下旬に垂れ流しておきますよ。基本的に「アメコミ原作の映画は観る主義」だし、超好きな「クロニクル」のジョシュ・トランク監督作ではあるものの、「① あまりに前評判が悪い 「② 最近は忙しくて観る本数を絞っている」「③ 前シリーズのようにレイザーラモンHGさんを宣伝に起用していない」などの理由でスルーする予定だったんですが、しかし。映画駄話の会でお会いしたやサイモンさんやスタ・エレさん、亮介さんなどが「確かに失敗作だけど、ジョシュ・トランクらしい映画ではある」みたいなことをおっしゃっていて、ちょっと興味が湧いてきまして。で、その翌週、たまたま金券ショップをのぞいたら、なんとチケットが780円で売られていたので、そそくさと購入。上映最終週の某日、TOHOシネマズ日劇にて鑑賞してきました。「次回作に期待!(o^-')b ガンバッテ!」と思った気がします、確か。


なるべく利用しないようにはしているんですが、780円で観られるのは魅力的だったのです…。
780円!


まぁ、評判の通り、前半はモロに「クロニクル」っぽい青春ストーリーになっていて、そこが大好きでした。あと、デヴィッド・クローネンバーグ監督の映画のように「肉体の変容をホラーとして描く」というのもツボに入ったし、終盤、異次元から帰還したビクターが研究所の人間を皆殺しにするくだりは「パラダイム」の「魔界から暗黒の王子が来るラスト」を連想して、非常に好みでしたよ。その分、ビクターvs主人公4人による“異次元の戦い”があまりにも唐突なのもまた前評判通り。しかも、たいしたロジックもないままアッサリ撃破→地球に戻るとヒーロー面して専用施設をゲット→「チーム名はファンタスティック・フォーだ!ヘ(゚∀゚*)(´∀`)(・∀・)川o^-')b レッツビギン!」という流れは、あまりにも雑な畳み方…なんですけれども。僕は周囲の評判を踏まえて期待値のコントロールが上手くいったのもあって、その雑味も美味だったという奇跡。なんて言うんですかね、打ち切り漫画っぽくてスゲー面白かったです。


今回のMr.ファンタスティックの戦闘を観て、少し「ブラック・エンジェルズ」の蛇皇院を連想したりして。
蛇皇院

なんとなく打ち切り漫画っぽい画像を作ってみました。クォリティが低いのは目をつむって!
次回作に御期待ください。


僕的には、本作がテレビシリーズとかでジックリ描かれていたら、結構良いSF作品になったと思うんですけど…そんなことないですかね (・∀・;) エヘヘ 何はともあれ、ここまでコケちゃうと“次”があるかどうか不安ですが、ジョシュ・トランク監督の次回作には心から期待したいです。失敗は成功の母、なのだから…。もしレンタルなどで観られる方は、寛容な心で!




好きすぎるジョシュ・トランク監督作。僕の感想はこんな感じ



リブート前の「ファンタスティック・フォー」の実写映画。これもこれで嫌いじゃなかったり。