「三角比・三角関数の基本定義」、「三角関数」及び「三角関数の振幅・周期・位相」の続きです。
今までの記事を読んでいただければ、三角関数の変化の様子を大筋でつかみ、グラフの概形も把握できると思います。
では、何の為に、グラフを書くのか…ですね。
本題で紹介する「三角方程式」や、追ってご紹介する「三角不等式」を解きやすくする為の、参考資料としても、三角関数のグラフは役立つのです!!
とはいえ、やっぱり、仰角に該当する部分は少しでもシンプルな方がいいですよね。
ならば、シンプルにしてしまいましょう!!
仰角に該当する部分に「係数」がかかっていたり、(x-p)の形になっていたりした場合は、
仰角部分を全部ひっくるめて、別の文字にしてしまいましょう!!
(因数分解や他の方程式でも使える、常套手段です。)
xの範囲については、後から検証すれば問題ありませんからね。



仰角部分を別の文字に置き換える目的は、「解を求めやすくするため」です。
そして最も注意していただきたいこと!!
文字は、必ず、最初の状態に戻すことです。
「xの方程式」と言っている以上、「xがいくつになるのか」を答える必要がある訳ですからね。
xに範囲が定められてる場合、置き換えた「別の文字」の範囲も、何を置き換えたかによって異なることも注意しましょう!!(不等式の性質を考えて、確認しながら…。)