三角関数の振幅・周期・位相 | 数学解説ブログ(つくば市の「数学・算数・物理に強い」プロ家庭教師 長通幸大・発信)

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中学高校の定期試験問題・大学入試問題・Twitterの数学特化系アカウントで出題された問題・閲覧した方からのご質問まで、幅広く取り扱う方針ですので、
日々の学習や数学的発想・思考力の向上にお役立ていただければ幸いな限りです。

履修学年:高校2年

「三角比・三角関数の基本定義」及び「三角関数」の続きです。

sinx、cosx、tanxの変位については、ご紹介した通りですが、
これらに係数をかけたり、切片を付加したりすることはできるのか…?

できます!!

比例でも、y=3xはy=xよりも、y軸方向に3倍細長い形の直線ができますね。

二次関数でも、y=(x-2)^2はy=x^2よりも、x軸方向に2だけずれた放物線ができますね。
(具体的には、x-2=Xとでもおいて、xの変化に伴うXとX^2の変わり方を検証してみましょう。)

これと原理は全く同じなのです!!






具体例1については、単純に考えれば大丈夫ですので、
具体例2について!!
y=cos2xの、2xをXとおけば、y=cosXと変形できて、格段にやりやすくなると思います。

X=0ならばyの値は?そのときのxの値は?
X=π/6ならばyの値は?そのときのxの値は?
X=π/4ならばyの値は?そのときのxの値は?

この検証を、0≦X≦2πの範囲で繰り返していくことです。

具体例3についても、x+π/3=Xとおくことで、
同様の要領を活かせますので、是非是非、試してみてくださいね!!