ザ・フラッシュ | p・rhyth・m~映画を語る~

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原題:The Flash
監督:アンディ・ムスキエティ
キャスト:エズラ・ミラー/サッシャ・カジェ/マイケル・シャノン
配給:ワーナー・ブラザース・ピクチャーズ
公開:2023年6月
時間:144分




今夜紹介するのは,DCコミックスの人気スーパーヒーロー“フラッシュ”を主人公としたSFアクション・アドベンチャー大作『ザ・フラッシュ』。これまですでにDCEU作品の『バットマン vs スーパーマン/ジャスティスの誕生』『スーサイド・スクワッド』『ジャスティス・リーグ』に,チョイチョイと姿を現してきたフラッシュだが,ついに単独主演作を作ってもらった。監督は『IT イット』シリーズのアンディ・ムスキエティという変化球起用。

スーパーヒーローチーム“ジャスティス・リーグ”の“フラッシュ”ことバリー・アレン(エズラ・ミラー)は,別次元“スピードフォース”から力を引き出し,超高速で活動する能力を持つ。セントラルシティの警察法医学捜査官として働きながら,ヒーローとしてバットマン(ベン・アフレック)やワンダーウーマン(ガル・ガドット)と力を合わせ,人々を救う活動を続けていた。そんな彼の父ヘンリー(ロン・リビングストン)は,母ノラ(マリベル・ベルドゥ)の殺害容疑で服役中。

父の上訴審前日の夜,バリーは自らの能力を使って無我夢中で走ると時間を遡ることができることに気づく。幼い頃に亡くした母と無実の罪を着せられた父を救うため,母が殺された直前の時間にタイムトラベルするバリー。しかし,元の時間に戻ろうとした彼は謎の人物に邪魔され,2013年の世界に飛ばされてしまう。そこには,家族3人で幸せに暮らす18歳のバリーが。さらに,スーパーヒーローのいない世界に,かつてスーパーマンが倒したはずのゾッド将軍(マイケル・シャノン)が現れ,地球植民地化を進めようと破壊の限りを尽くすのだったが…。

地上最速ヒーローなだけあって,小気味の良いほどスピーディーな展開は,飽きさせず面白い。時間理論については『バック・トゥ・ザ・フューチャー』シリーズへのリスペクト満載だし,こんな所にあの人が! と,予想外のカメオ出演も豊富で楽しませてくれる。もちろん,DCEU作品の芯とも言える真面目な部分もキチンとあって,それらのバランスが最適で快適。

迷走の続くDCEUシリーズで,久しぶりに感じた満足感。ただ,2010年代の“ジャスティス・リーグ”作品群を知らないと,キャストも繋がりも判りにくいかもしれない。

ちなみにDCEUの次作は,日本ではビデオスルーとなった『ブルービートル』を飛ばして,年明け1/12から公開の『アクアマン/失われた王国』とされている。


映画クタ評:★★★★


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