コンフィデンスマンJP/プリンセス編 | p・rhyth・m~映画を語る~

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英題:THE CONFIDENCEMAN JP
監督:田中亮
キャスト:長澤まさみ/東出昌大/小手伸也
配給:東宝
公開:2020年7月
時間:124分




冒険的な生活や一般的なイメージとともに,独特でシンプルな文体が,20世紀の文学界と人々のライフスタイルに多大な影響を与えたノーベル文学賞作家,アーネスト・ヘミングウェイ。コロナの影響で公開が2ヶ月遅れとなった続編は,彼の名言で始まる。

There is nothing noble in being superior to your fellow man; true nobility is being superior to your former self.
「他人より優れていることが高貴なのではない。本当の高貴とは,過去の自分自身より優れていることにある」


総資産は世界第3位とも言われる大富豪・フウ家の当主であるレイモンド・フウ(北大路欣也)が亡くなり,10兆円の遺産の行方に注目が集まる。3人の子どもたちブリジット(ビビアン・スー)、クリストファー(古川雄大),アンドリュー(白濱亜嵐)の前で,フウ家を支えてきた執事トニー(柴田恭兵)が遺言書を読み上げるが,唯一の相続人として指名されたのは,誰もその存在を知らなかった4番目の子ども“ミシェル・フウ”だった。

やがて次々に「我こそは!」とミシェルを名乗る者が現われるが,すぐに偽物と判明し,なかなか本物のミシェルは見つからない。そんな中ダー子(長澤まさみ)は,身寄りのない少女コックリ(関水渚)をミシェルに仕立てて,遺産を丸ごといただく大胆な詐欺計画を立てる。さっそく,ボクちゃん(東出昌大),リチャード(小日向文世),五十嵐(小手伸也)と共にフウ家に入り込むが,そこには最大の危機が待ち受けているのだった…。

このシリーズを楽しむためにはやはり,TVドラマ版とスペシャル,そして『ロマンス編』での予習で,登場する多彩なキャラを深めておいてほしい。今回も,TVドラマから赤星(江口洋介),城ケ崎(石黒賢),鈴木さん(前田敦子),TVSPから韮山波子(広末涼子),『ロマンス編』からスタア(竹内結子)とジェシー(三浦春馬)が参加する。脚本はもちろん古沢良太,監督も引き続き田中亮とテッパン。

“コンフィデンスマン的シンデレラ・ストーリー”に,さすが古沢良太! とジンワリしながら,エンドロールとともに,ステキな気分になれる1本に,今年最初の「クタ評」5つ星★


映画クタ評:★★★★★


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◆シリーズ一覧◆

コンフィデンスマンJP/ロマンス編』(2019年)

コンフィデンスマンJP/英雄編』(2022年)