監督:ティム・ストーリー
キャスト:ヨアン・グリフィズ/ジェシカ・アルバ/クリス・エヴァンス
配給:20世紀フォックス
公開:2005年9月
時間:110分
『スパイダーマン』『X-メン』などと並ぶマーベル・コミックの基幹タイトルのひとつなのに,実写となるとナゼかケチがつく,そんなシリーズを3夜連続で紹介。コミックでのデビューは『スパイダーマン』と同じ1961年。実写版として先行して劇場公開された『X-メン』(2000年)や『スパイダーマン』(2002年・コロンビア)のヒットを受け,1億ドルの製作費が投じられた。製作総指揮には『ハリー・ポッター』シリーズのクリス・コロンバスも名を連ねる“ファンタスティック・フォー”結成の物語。
若き天才科学者で宇宙飛行士でもあるリード・リチャーズ(ヨアン・グリフィズ)は,人間の進化に多大な影響を与えたと考えられる宇宙嵐が地球に接近していることを突き止める。研究のために宇宙空間へ飛びたいと考えたリードは,大学時代のライバルで,今は自身の研究所を経営している億万長者のヴィクター(ジュリアン・マクマホン)に資金提供を相談する。リードの研究を自分の功績にできるチャンスだと企んだヴィクターは,協力を承諾。ヴィクターの研究所の遺伝子研究の女性責任者で,リードの元恋人のスーザン(ジェシカ・アルバ)と,彼女の弟でパイロットのジョニー(クリス・エヴァンス),リードの同級生でジョニーの元上司であるベン(マイケル・チクリス)を加えた5人で,宇宙ステーションへと飛び立つ。
しかし彼らは,計算外に早くやって来た宇宙嵐の放射線に晒される事故に遭遇してしまう。それは彼らのDNAに変化をもたらし,地球へ帰還後に,それぞれが自分の体に現れる特殊な能力を意識するようになる。ジョニーは世間の注目を集めることになって浮かれるが,リード,スー,ベンは戸惑いを隠せない。特に怪物のような姿に変身してしまったベンは,フィアンセから別れを告げられ,絶望の淵に立たされる。一方ヴィクターは,多大な投資をした実験が失敗に終わり,その怒りから,次第に邪悪なパワーを帯びてゆくのだった…。
MCUが『アイアンマン』を実写化する以前に描かれた『X-メン』や『スパイダーマン』のシリアスなテーマと較べると,とにかく“軽い”。でも,このライト感やユーモラスなタッチこそが,アメコミ本来の持ち味。予算は全く桁外れだが,日本のスーパー戦隊シリーズに通じるファミリー・アクションと言えるのではないだろうか。
6年後に落ち着いたキャプテン・アメリカとなる前,この作品の公開当時24歳の“やんちゃ”なクリス・エヴァンスが微笑ましい。
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◆シリーズ一覧◆
『ファンタスティック・フォー/銀河の危機』(2007年)
『ファンタスティック・フォー』(2015年)
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『ファンタスティック・フォー[超能力ユニット]』
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