X-メン | p・rhyth・m~映画を語る~

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原題:X-Men
監督:ブライアン・シンガー
キャスト:ヒュー・ジャックマン/パトリック・スチュワート/イアン・マッケラン
配給:20世紀フォックス
公開:2000年10月
時間:104分




6月1日から公開のシリーズ最新作『ローガン』を前に,7夜連続で『X-MEN』シリーズを一挙紹介。マーベル・コミックのキャラでありながら,MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)に属さず,配給会社も異なる『X-MEN』シリーズ。このシリーズと共に歩んできたブライアン・シンガー監督は,単に“大人の鑑賞に応えるヒーローもの”ではなく,演技派の役者を揃え,キャラクターの心情面まで描いてみせる。この制作スタンスが,後発のMCUシリーズやDCEUシリーズに大きな影響を与えたと言っても過言ではないと思う。

近未来,特殊能力を持って生まれてきたミュータントたちは,科学の変種・自然の奇形種とみなされ,人間たちから忌み嫌われ,理由なき迫害を受けていた。

失った記憶を求めて世界を彷徨う不死のミュータント,ローガン(ヒュー・ジャックマン)はカナダで,触れた者の力を奪う能力を持つ少女ローグ(アンナ・パキン)と出会い,彼女と行動を共にする事になる。直後に大男のミュータントに襲われ窮地に陥るが,両眼から強力な破壊光線オプティック・ブラストを発射するミュータントのスコット(ジェームズ・マースデン)と,あらゆる天候を自在に操るストーム(ハル・ベリー)に救われる。二人は“恵まれし子らの学園”と呼ばれる学校に運ばれ,ジーン(ファムケ・ヤンセン)によって治療を受ける。

そこは,最強のテレパシー能力を持つ科学者チャールズ・エグゼビア/プロフェッサーX(パトリック・スチュワート)率いる“Xメン”によって守られたミュータント・アカデミーだった。2人を襲ったセイバートゥース(タイラー・メイン)が,かつてプロフェッサーと親友であり金属を自在に操る世界最強のミュータント,マグニートー(イアン・マッケラン)の指揮するミュータントテロ集団“ブラザーフッド”の一員であり,彼らがミュータントによる人類征服をもくろんでいると聞いても,一匹狼のローガンはまるで関心を示さない。そこでプロフェッサーは,なぜマグニートーがローガンを襲ったのかを調べたいと提案する。過去の記憶を失っているローガンは,このオファーを受け入れる。調べると,ローガンは鉤爪(かぎづめ)だけでなく,驚くことに全身がアダマンチウムという幻の硬金で覆われていた。

その頃マグニートーは,人間をミュータント化するという計画を実行に移し始めていた。人体実験を行い,あとは計画を実行するための最終部品となる“ある人物”を調達しようとするのだったが…。

展開としてはほとんどキャラクター紹介にも感じるが,シリーズ全体のスタートとして,多くの伏線が詰め込まれている。歳を取らないローガンだが,さすがに17年前,31歳のヒュー・ジャックマンは若い。パトリック・スチュワートもまだ『スタートレック』のピカード艦長の印象が抜けない頃だった。


映画クタ評:★★★★


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