英題:DEATH NOTE the Last name
監督:金子修介
キャスト:藤原竜也/松山ケンイチ/戸田恵梨香
配給:ワーナー・ブラザース映画
公開:2006年11月
時間:140分
公開と同時に社会現象を巻き起こした大ヒット作『デスノート』から5ヶ月後に公開された続編。自らの容疑を晴らすため,前作終盤で恋人までも犠牲にした月と,緻密な推理で追い詰めてゆく“L”とが,ついに直接対決を迎える後編。
ある夜,熱狂的なファンのADに殺されそうになったアイドルの弥海砂(戸田恵梨香)。彼女の目の前でそのADは突然死を遂げ,海砂の手には一冊のノートが残される。そこに現れた死神のレム(声:池畑慎之介)から,それが“死神のノート”であることを告げられる海砂。彼女の瞳が恍惚に揺れた。
一方,デスノートを巧みに操りキラ事件の容疑から解放された月(藤原竜也)は,捜査に加わるためキラ対策室へ。いまだに月への嫌疑を捨てきれない竜崎こと“L”(松山ケンイチ)と,“キラ”の正体について議論を交わす。そこに緊急ニュースが流れる。それは“第2のキラ”を名乗る人物から,さくらテレビに送られてきたメッセージだった。
その特番を担当するさくらテレビの記者・高田清美(片瀬那奈)は,持ち前の推理力でキラ事件を追い続けてきた才媛。しかし,メインキャスターの座は女を武器にした西山冴子(上原さくら)に奪われっぱなしで,その日も“第2のキラ”について報道する冴子を複雑な思いで見つめていた。
月と“L”,清美が見守る中で,“第2のキラ”こと海砂は自らの力を見せつけ,“キラ”に向かってメッセージを送る。彼女は自分の寿命と引き換えに,相手の顔を見ただけで名前と寿命を知ることのできる“死神の目”を手に入れていたのだった…。
前作のラストで初めて顔を合わせた月vs“L”。正反対のように見えて実は似ている2人の,前作にも増した息の詰まるような頭脳戦は,キラ対策室を訪れた月が“L”とチェスをしながら腹を探り合う冒頭のシーンに象徴される。会話のテンポから視線の動きまで,見る者を呑み込むほどの緊迫感が,まさにこの作品の魅力。
同時に,共演キャラの1人1人を大事に描く,原作へのリスペクト感覚。“L”にひょっとこのお面を被らせるなどのアクセント感覚。エンターテインメント大作として,ストーリー以上に計算を施された作品の完成度が素晴らしい。
デスノートに刻まれる「the Last name」とは誰なのか? 原作とは一味違う,映画版ならではの結末を,ぜひ楽しんでほしい。
そして10月29日公開の新作『Light up the NEW world』。サイバーテロが頻発する超高度情報化社会を背景に,6冊のデスノートを巡って繰り広げられる新たなバトルが描かれるとか。キャストには東出昌大,池松壮亮,菅田将暉ら若手実力派が集結。監督は『GANTZ』『図書館戦争』『アイアムアヒーロー』の佐藤信介。公開が待ち遠しい。
![映画](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/234.gif)
![右矢印](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/283.gif)
![右矢印](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/283.gif)
![右矢印](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/283.gif)
![右矢印](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/283.gif)
![右矢印](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/283.gif)
![右矢印](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/283.gif)
![右矢印](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/283.gif)
![右矢印](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/283.gif)
![右矢印](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/283.gif)
![右矢印](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/283.gif)
◆シリーズ一覧◆
『デスノート』(2006年)
『L change the WorLd』(2008年)
『デスノート Light up the NEW world』(2016年)