ダイ・ハード2 | p・rhyth・m~映画を語る~

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原題:Die Hard 2: Die Harder
監督:レニー・ハーリン
キャスト:ブルース・ウィリス/ボニー・ベデリア/ウィリアム・サドラー
配給:20世紀フォックス
公開:1990年9月
時間:124分




前作の翌年に公開されたシリーズ第2弾。25年前の記憶なので定かでないが,シリーズ中でこの作品だけは劇場で観る機会を逃してる気がする。

クリスマスイブのワシントンD.C.,猛吹雪のダレス空港に非常事態発生! スチュアート元陸軍大佐(ウィリアム・サドラー)をリーダーとするテロリスト集団が,空港に送還されてくるラテン・アメリカの麻薬王ラモン・エスペランザ将軍(フランコ・ネロ)の奪還を企て,空港の管制機能を乗っ取ったのだ。上空で待機する旅客機全てが人質となり,大パニックに陥った空港に,1年前,テロ集団相手に多くの人質を救いすっかり有名人になったジョン・マクレーン(ブルース・ウィリス)が,妻のホリー(ボニー・ベデリア)を迎えに来ていた。ホリーが乗る旅客機もまた,上空で旋回を続けている。事件が長引けば燃料切れで墜落することは必至。こうして“DIE HARDER”マクレーンの最悪の夜が,再び幕を開けたのだった…。

1作目に続いて監督する予定だったジョン・マクティアナンが『レッド・オクトーバーを追え!』(1990年・パラマウント)の撮影中でスケジュールの調整がつかなかったために,レニー・ハーリン監督がメガホンをとった。でも,テイストとしては名作と評された前作を踏襲した感じ。むしろ興収ではこの『2』の方が1億ドルも勝ってる。

マクレーンはよりハードに,よりダイナミックに,縦横無尽に駆けずり回る。旅客機の空中大爆発,滑走路の大火災,機上での大格闘,そしてスノー・モービルでの大追撃戦。前作を上回る制作費とスケールと迫力,どんでん返しとスペクタクルで見る者を圧倒する。2作連続出演のホリーと,またもや事態をかき回すTVレポーター,ソーンバーグ(ウィリアム・アザートン)との機内でのやり取りも面白い。

エンディングも,1作目と同じヴォーン・モンローの『Let It Snow! Let It Snow! Let It Snow!』。1946年にヒットしたクリスマスのスタンダード・ナンバーが,加速度的に激しく,スピードに乗ったストーリーを,優しく,穏やかに締めてくれる。


映画クタ評:★★★★


右矢印ブルース・ウィリス作品まとめ


◆シリーズ一覧◆

ダイ・ハード』(1989年)

ダイ・ハード3』(1995年)

ダイ・ハード4.0』(2007年)

ダイ・ハード/ラスト・デイ』(2013年)