咽喉のヒリヒリとした痛み(咽喉頭異常感症?)の整体治療 | 【大阪】 ジャパン・ヘルスサイエンス専門学院         JHSC整体治療室 = 整体コラム / 心のコラム

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咽喉のヒリヒリとした痛み(咽喉頭異常感症?)の整体治療
患者Tさん=70才-女性-主婦/会社員の症例
 
① Tさんの病歴・・・
患者Tさんは、逆流性食道炎・食道裂孔ヘルニアの治療で当院に来院されていました。 初診時から「咽喉のヒリヒリ感」については訴えておられましたが、Tさんは「耳鼻科の検査で炎症などの異常は無いのですが、胃酸が粘膜の裏側にあるから痛むんでしょう」と担当医より説明を受けているそうです。「食べ過ぎた後にヒリヒリ感が強くなります」との事ですので、咽喉のヒリヒリ感についても逆流性食道炎・食道裂孔ヘルニアの治療と並行して整体治療することになりました。
 
 
 
② Tさんの診察
・Tさんの身長は157cmで体重は52kgだそうです。十数年前は今より10kgほど太かったそうですが、13年前の胃の愁訴の発症で少し食事量が減って今の体重になっているそうです。
・血圧は110/70mmHgだそうです。血液検査ではコレステロール値がやや高いそうです。それ以外の異常は無いそうです。
・2年半前の検査で小さな胃ポリープ、大腸ポリープが見つかり、その際に除去したそうです。
・42才の時に子宮筋腫の全摘手術をされています。
・10年以上前から月に3~4回程度、原因不明の悪心と嘔吐があったそうです(☚2~3年前にいつのまにか自然に治まったそうです)。悪心・嘔吐の前駆所見として頭痛がある事が多かったそうです。月経周期とは関係なかったそうです。吐血も無かったそうです。
・めまいや耳慣れ・難聴は無いそうです。
・2年半前に左肩の痛みが生じて腕が上がりにくかったそうです。五十肩と思って医療機関を受診せず、接骨院などで治療されていたそうですが、その後に左上腕の上方後部に発疹が出きているのに気づき、改めて医療機関を受診すると「帯状疱疹」との診断を受けたそうです。
・歩行は真っ直ぐに歩くことができ、跛行あるいは間欠跛行はありませんでした。
・触覚検査において、左上肢が右側に比べ30%前後触覚鈍麻がありました。巧緻運動障害や不随意運動はありませんでした。
・下肢の触覚に左右差はありませんでした。また、徒手筋力テストにおいても左右差はありませんでした。
・ゲップは数えきれないくらい出ていたそうです。呑酸もかなりあったそうです。しかし最近は減っているそうです。
・咳や痰は無いそうです。嗄声もありませんでした。
・息苦しさを感じたことは無いそうです。背中の痛みはたまにあるそうです(T10付近)。
・食欲はかなりあるそうで、三度の食事以外にも何かと食べることが多いそうです。
・便は毎日あり快便だそうです。
・頭顔面の浮腫みはありませんでした。下肢に静脈瘤は無いそうですが、左右足首周辺に靴下の圧痕が残りやすいそうです。下腿に少しだけ静脈のうっ血と蛇行が見られました。
・気管は正中にあり、甲状腺の腫脹や萎縮はありませんでした。頸部~鎖骨部のリンパ節腫脹はありませんでした。しかし、頸部の前後左右の筋肉群の緊張と肥厚がありました。
・頸胸部聴診上、血管雑音は無く、心音や呼吸音に特段の所見はありませんでした。
・腹部聴診上、血管雑音・ハム音は無く、グル音はやや強く聞こえました(☚特に左季肋部)。
・腹部触診上、全体的に膨満傾向で、S字結腸部と臍部周辺に緊張と圧痛があり、さらに右季肋部から心窩部-左季肋部にかけて極めて著明な緊張と圧痛がありました。しかし肝脾腫はありませんでした。
 
 
 
➂ 治療目標と整体治療
     ⑴ 舌咽・迷走神経の絞扼性神経障害(?)を解放する
・舌咽神経・迷走神経解放テクニック
 
 
 
 
④ 経過と結果・・・
・初診治療時は逆流性食道炎と裂孔ヘルニアの治療をメインにしたので、「舌咽・迷走神経」の解放テクニックは少ししか施術できませんでした。しかし、治療後は「咽喉がスッキリします」と仰っていました。

・3診目治療後、「ほとんど(咽喉のヒリヒリ感)ありません」と喜んでおられました。

・4診目来院時もヒリヒリ感は生じていなかったので、この件についての治療を終了する事にしました。
 
 
 
 
⑤  今回の症例の概説、、、
・Tさんは逆流性食道炎及び食道裂孔ヘルニアですから、胃酸が上瘧して咽喉頭を腐食している可能性はありますし、また原因不明の悪心・嘔吐を10年以上前から数年前までの長期間続いていたので、吐物(☚胃酸が含まれている)による咽喉の腐食もあったはずです。

・但し、直近の耳鼻科医師による検査では、現在は咽喉にびらん・炎症所見は全く無く、ポリープその他の異常所見も見当たらない、との事ですから、いくらTさんが「逆流性食道炎・食道裂孔ヘルニア」の患者さんであっても、今回の咽喉のヒリヒリ感が必ずしも胃酸が原因している、とは言えないと思います。

・そこで、胃酸が関係しない、あるいは咽喉自体の異常が関係しない「咽喉のヒリヒリ感」の原因として最右翼と考えられるのが「咽喉頭異常感症」だと思われます。その原因としていくつかの仮説がありますが、その中の一つとして舌咽神経や迷走神経の絞扼性神経障害が考えられます。事実、Tさんの頸部前面・側面の筋肉群に著明な緊張・肥厚がありましたので、これが同神経を刺激していたのかもしれません。その仮説の元に上記治療目的と整体テクニックでもって施術したところ、結果的に著効を示したので、この仮説で概ね妥当では、と考えます。
 
 

・Tさん自身は「食べ過ぎた後にヒリヒリ感が強くなります」と仰っていましたが、可能性としては今までの長年の逆流性食道炎・食道裂孔ヘルニアによる呑酸・胸やけの経験からそれがトラウマとなって、予期不安的な条件反射機序が働いて、それにより舌咽神経や迷走神経の閾値が低下する事で大食後に生じやすくなっていたのかもしれません。
 
 

 

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