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今、とらこに会って戻ってきた。晩、また夫と行く。
もう急ぐ必要はない。
前日の様子を見て、こうなる時が近いと覚悟はしていた。
昨日・・・
電話で先生に相談すると、「カリウム注射で元気がでるかもしれない、
ただし、戻してしまう可能性がある」と言われたそうだ。【追記あり】
「蓄え」を使い切ってしまい弱った身体、口も閉じないほど腫れてしまった舌の裏、
これらが治って、本当にとらこが元気になるなら喜んで病院に行くだろう。
立てない、食べれない、声も出ない
この期におよんで、元気が出るかもしれない注射を打ちに病院に連れて行くのが、
本当にとらこのためなのだろうか。
自分が行くと、とらこは床でぐったりしていた。
声をかけると、這っ来て膝に頭を乗せたまましばらく眠っていた。
声は出ないが、呼気が漏れる。返事をすると、とらこもまた返す。
今、とらこは家族と一緒にいたいんだよ。
とらこを抱きながら、最後となってしまったお外、
一緒に横になって、最後となってしまったのおもらし、
そして最後となってしまったご飯は、自分が作ったほたてのスープを飲んでくれた。
自分が帰った後、晩はママさんがとらこと一緒に寝てくれた。
最期は家族の腕の中で、とずっと言っていたママさんの腕の中で、
とらこは静かに最期を迎えることができた。
ママさん、夫、妹ちゃん、その旦那さん、そして自分
今とらこは、とらこを愛する全員と一緒にいる。
遠方でとらこの顔を見に来れない家族もいるが、
みんなの中で、それぞれのとらこがまだ生きている。
自分の中のとらこは、これからもまだまだずっと長生きする。
2013/4/4 じょあの大好きなとらこ
【2013・4・16 追記】
「カリウム注射」を検索すると『安楽死』という言葉が出てくる。
濃度や投与する速度によっては命を奪うものになるようだが、
とらこの場合はおそらく『電解質補給』、脱水状態を一時的に回復させる目的で、先生は言われたのだと思う。