診断から3ヶ月 一気読み | とら婆 さび姐 新米なぎ

とら婆 さび姐 新米なぎ

永遠の21歳、ベテラン天使さま「とらこ」。
初めて一緒に暮らした元ベテラン野良「さび」が新米天使さまに…。

『とらこが大好き』
『とらこに恋してさびに恋して』
からリニューアルしました。
(2017/9)

メモ全容
ネコとらこ(ミックス・♀)1992年2月22日生 21歳
甲状腺機能亢進症(自宅での投薬治療 扁平上皮癌診断後、中断)
腎機能低下(深刻な症状ではないためフードで対応 扁平上皮癌診断後、中断)
口腔扁平上皮癌(右下外側 2012年12月15日診断)

成猫時の体重:4~4.5kg
診断時の体重:3.1kg
3月15日の体重:2.2kg

老齢、すでに転移している可能性などを考え、摘出手術、放射線治療は行わず、症状を抑え進行を遅らせる処置を選択。

メモ観察記録
診断~2ヵ月半
【診断から2ヶ月半 一気読み】

メモ観察記録
2ヵ月半~3ヶ月 無塩バター~
【状態】
体重減少。脱水状態が続き、毎日の点滴が欠かせない。
口から水分を摂ることは少ない。
貧血も見られ、よろめいたり、体を起こせないことがあり、
トイレ以外の場所で排泄することもある。
口元、顎の腫れは大きくなり、熱を持っている。
腫瘍そのものの大きさは、見ていないので不明。
口の周りや顎の毛は、手で口元を拭うので擦れてしまい、殆どなくなってきている。
食事の時に粘りがありどろっとしたヨダレを流すことが多い。
しばらくは、食べる⇒腫れる⇒食べれない⇒膿が大量に出る⇒食べる の繰り返し。
出血はなし。外部からの刺激で血がにじむ程度。

【薬】
点滴は水分200ml+食欲増進剤(人間にも処方される精神安定剤の一種を相当薄めたもの)。
浮腫みの症状が出ると、状態にあわせ100~150ml。
通院が毎日なので、抗生剤は自宅での投薬ではなく注射。
少量の膿は日常的に出ている。
3度目の抗がん剤(ガン細胞を兵糧攻めにする種のもの)の目立った効果はない。

【食事】
食欲旺盛。
腫れの状態によって、噛めない、舌が出ないなどで、食べれない時がある。
後半からムース食をよく食べるようになった。1日2缶くらい食べる。
粘り気のあるヨダレは食後に口をゆすいで取り除く。

メモ食事についてだらだらと・・・
とらこの食事にはいつも悩まされる。
この半月は食欲があったので、口の状態を見ながら試行錯誤。

皿に入れると、食べ物が曲面に沿って動いてしまい口に入りづらい。
また、鼻や腫れた顎が汚れ、皮膚炎の原因になる。
ウェットフードをお灸のように盛ったり、箸を使ったりもしたが、
今はムースをスプーンや手で与えることが多い。

スプーンは大(コンビニ弁当)、中(コンビニプリン)、小(水ようかん)を
立てたり寝せたり裏返したり。
手であげる時は、手を丸めずに、甲や掌底を使ったり、手の平を反るなどして、
腫れと気分を探りながらあの手この手あの匙この匙。

口の中の腫れが大きいようで、一般的なウェットフードは
噛んでる間にほとんど落ちてしまう。
飲み込むのが辛い動作をすることがしばしばある。
ドライは口の周りに貼り付いてしまい、口の中に入れるだけでも困難。
入っても落としてしまう。
ムースでも口から落ちるが、最終的にお腹に入る量は格段に違う。

ムース食の欠点は、口を拭ったときに腕につく汚れが、ウェットやドライの比じゃない。毎食後軽く拭き、1日最低1回は食事と関係ない時間によく拭いてブラシする。
これとは別に、週に1~2回、ぬるま湯で洗い流す。

食欲があっても食べれないとストレスになる。
ある時、大好きな日向ぼっこをさせながら、フードをいくつか放置して、どれなら食べるか見てみたが、散らかっただけで、どれも食べれなかった。
これまで特にムースを好んで食べたことがなかったが、
たまたまあった缶詰を開けたら、驚くほど食べた。

あくまでとらこのケースだが、以前ダメだったフードや方法も、
タイミングが変われば上手くいくこともある。
諦めないで色々試す。ストレスかけない程度にね。

年が明けてから、おそらく一番食べていると思う。
それでも身になる量はほんのわずか。
ガンって本当に憎たらしい。

$とらこが大好き
風が強いので家ん中ぼっこ

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