いろんなところで言われている話ですが
ハウスシステムにはいろいろなものがあります。
一般的にはプラシーダスを使いますが
例えばロシアとかで生まれた場合は
プラシーダスで出すとハウスの偏りがあまりにもひどいことになります。
ので、緯度が40度を超える場合はコッホを使います。
コッホというのはあくまでもプラシーダスの
デメリットを修正したものなので
プラシーダスでデメリットが出ない地域の人が使う必要はありません。
というかそういうところで使うと戸惑いの元になる可能性があります。
しかし、明らかに歪む場合には
コッホを使う方が良いのです。
この歪みというのは、
地球儀を考えると分かりやすいと思うのですが
経度の線と線の幅が
北極や南極の方に行けば行くほど縮まっていきますよね。
この縮みが、二次元に起こしたチャートでは
ハウスの歪みとなって生じるのです。
海外生まれの人、例えばパリとかイタリアとか
その辺の生まれの人、あとは北海道の人も
微妙な度数のところもありますが
大体コッホで出す方が本人にとって腑に落ちやすいかもしれません。
ただ、ハウスシステムには様々なものがあるので
「どれが正解」というのはないと思います。
もう後は好みとか、メリットとか、
腑に落ちるとか、そういうことになってきやすいです。
ただ、私としてはイコールハウスは勉強する上で
「ハウス=サイン」
みたいな感覚に陥りやすい気がするので
あまりおすすめはしません。
ハウスとサインは全然別物なので、
それを混同するようなことは避けたい。
もちろんソーラーサインなどは仕方ないというか、
出生時間が不明な時にはよいやり方なのですが
いきなりソーラーサインから学習を進めてしまうと
インターセプトやダブルハウスの理解が出来なくなる気がします。
まぁそうは言っても本当に好みの問題なので
色々チャートで遊んでみて
しっくりくるものを選べばよいと思います