不満ではなく意見を言うということ | A Day In The Boy's Life

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とあるエンジニアのとある1日のつぶやき。

上手に不満を漏らす10通りの方法 @ ブログヘラルド


確かにこういうことを皆が考えて情報を発信していたら、ネットってもっと健全な方向に向かっているかもしれませんね。

ネットって匿名性が高く、さらに簡単に情報を発信することができるがゆえに、感情にブレーキかけずに言うことを言ってしまうという人も多いと思います。


ネガティブな発言をするなということではなく、場合によってはそういう発言も有力な情報になったりもします。

あまりに汚い言葉で書き綴られた文章を読みたくないという心理は働きますけど、ある商品を買おうかと思ってたときに、検索してみてそういう記事を見てしまったら一瞬ためらってしまいます。

そういうのを真に受けるのではなく、自分の目で最終判断する必要性はあると思いますけど。


書き手はこの記事に書かれているようにもう少し落ち着いて文章を書く必要はあると思います。

その発言によりしっぺ返しをくらう(炎上するとか)可能性もありますから、そうなってしまったら不満を吐き出してすっきりするつもりが余計に不満を募らせることになってしまいます。

その文章を書くことによって、読み手にどうとらえてほしいのか、というものを冷静に考えれば、読み手の頭に伝わりやすい文章というものが出来上がるでしょう。

少なくとも誰かに読んで欲しくて書いているのであれば、多くの人に読まれる文章を書いたほうが思い通りの結果が得やすくなります。

読み手を気にする必要がないというのであれば、Wordにでも感情にまかせて書き出してしまったほうが、後で冷静に感情を分析することもでき、よりひどいことにならずに済むかもしれません。


一方で読み手も、そういう文章に出会ってしまったとき、その書き手の感情を冷静に分析するぐらいの判断は必要かもしれません。

その文章から、一時的な感情に押し流して書いているのか、本当にひどい目にあったが故にかいているのか、その人特有の問題なのか、単に運が悪くたまたまそうなったが故の判断なのか。


はてブとかをみてても、そういう感情にまかせた文章についているコメントって、ものすごく他人事のものが多かったりもします。

単に同情を得たいだけのエントリの多くは、書き手の思い通りになることは少ないでしょう。

1つ大切なことは、人は人それぞれ意見を持っているので、必ずしも自分の意見が相手に通ることはないということでしょうか。

溜まった不平不満をエントリにすると思うほど感情が高ぶっているときに、冷静に読み手のことを判断するというのは難しいと思いますが。


こういう不満を公の場に持ち出したときの影響というのも、その書き手の社会的地位や知名度というものに大きく左右されるというのあるかと思います。

名も知れないブロガーが書くエントリと、アルファブロガーが書くエントリとでは影響度は雲泥の差です。(それは、プラスにもマイナスにもという意味ですが)

名もなきブロガーが書く不満は、(よっぽどひどいことでもない限り)あまり変化が起きないので、そのエントリ自体がネックになって、その書き手の印象を悪くするだけという場合もあります。

ただ単に不満を漏らすというだけでなく、周りを巻き込んで議論できるような展開に持ち込めるための種をエントリの中に撒いておくことも必要になるのではと。
あまりそういう意図がないのであれば、不満をブログで書いても骨折り損となることは目に見えているように思えます。