原因探しはキリがなくなる | 量子論と脳科学ベースの引き寄せ理論

原因探しはキリがなくなる


以前にこちらの記事でもご紹介していますが、人間には安定した状態を保ちたいという本能的欲求があります。




それをホメオスタシスと言います。




で、その安定した状態がたとえあなたにとって都合が悪い状態であっても、なぜかあなたは「その状態を保持したい」と本能的に思ってしまうというわけです。(・Θ・;)




夫に暴力ふるわれてイヤ(でも一人は寂しい)

結婚したい(でも自由は手放したくない)

収入を上げたい(でも忙しくなるのは嫌)


などなど、変化を希望していると言いながら、本能では現在の状態を保持したいと思っている。




本能は無意識(潜在意識)なので、当然無意識が勝つわけです。




なにせ、意識の9割は無意識(潜在意識)ですから、いくら表面意識(顕在意識)で「変化したい」なんて思っていても、無意識が求めていることが現実化するわけです。





そう、厄介なんです。(*゚ー゚*)




だって、たとえあなた本人に都合が悪いことであっても、その状態を保持したいと本能的に思ってしまうからです。





そして、ここがミソなんですが、あなたが本能的に「保持したい」と思っている状態も実は単なる思い込みで、事実は違うという可能性が高い。





例えば「収入を上げたい」と表面意識で思っていても、無意識が「忙しくなるのは嫌」と思っていれば収入は上がらないわけですよね。




でも、「収入を上げる=忙しくなる」というのは単なる思い込みであり、事実ではありません。




忙しくならずに収入を上げている人はいますし、実際、あなたの100倍の給料をもらっている人があなたの100倍忙しいなんてことはありませんよね。





その逆の方が実際は多いと思います。




だって、貧乏暇なしって言うでしょ?(*^.^*)




つまり、勝手な思い込みで自分の収入を制限しているというわけです。





そうすると、「ではその勝手な思い込みをを外してしまえばいいんだ!」となりますよね。




当然それもありだと思いますし、効果もあると思います。




ただ、よく考えてみて下さい。




原因にフォーカスしてそれを外したとしても、その原因を作ったそもそもの原因もあるはずですし、その原因の原因もまたあるはず。




さらに言えば、他の原因もあるかもしれません。





つまり、原因にフォーカスするとキリがなくなるんです。





原因を深堀すればいくらでも深堀できますし、場合によっては前世まで行ってしまう。(;^ω^A




また、他の原因もあるかもしれないという疑念が芽生え、もっと良くなろうとさらなる原因探しを始める。(;^_^A





これでドツボにはまっている人は結構多いと思っています。





なぜなら、私のセッションを受けているお客様にもこのパターンが多いからです。





実は、ダメの原因を探してそれをなんとかするというやり方はモノに対して効果的な方法ですが、人間に対しては上手く機能しません。





例えば、ラジオの音が出なくなったとしたら、その原因を特定して、部品の交換などをすれば一件落着です。





でも人間の場合は、ダメな部分をなんとかしようとするとそれはかえって大きくなります。




なぜなら、ダメだと断定した時点で、ダメが潜在意識に「確信」として強化されていくからです。




なので、あなたが「ここを直して欲しい」なんて思って指摘しても、相手は反発したり、嫌な気分になるだけで、全然改善されないというわけです。




だから原因にフォーカスするというのはそもそも非効率的で、上手くいかないパターンが多いんです。





それよりも簡単で効果的な方法があります。





それは、本当の自分が何を求めているのかを知り、その状態の体感覚になることです。





つまり、どんな自分でありたいと感じており、何に充実や価値を感じるのかということを明確にし、それを感じている体感覚になるということです。




なぜなら、結婚できたとしても、収入が上がったとしても、その体感覚が得られなかったら決して満足することはないからです。




最終的にあなたが求めているのは感情的な満足であり、感情的満足を感じるのは体ですから。




ですので、もしあなたがもっと収入を上げたいと考えているなら、本当に得たい感情的満足を失うことなく得られる収入の限度額を再定義し直せばいいということです。





誰でもそうですが、死に物狂いで寝る間も惜しんで働いて収入を上げたいとは思わないですよね。





やはり、自分らしさを失うことなく、プライベートや、家族、友人との時間も確保しながら収入を上げていきたいと望んでいるはずです。





一方で、そのような状態を維持しながら得られる収入にもあなたの無意識の思い込みがあります。





「その状態を維持しながら得られる収入はこの程度」というような思い込みです。





ですので、この場合は「この程度」という思い込みをもっと望ましい金額に書き換えてしまえばいいんです。




潜在意識が、「収入が上がればもっと本当の自分が望んでいる状態が維持できる」と確信すれば自動で書き換わります。





で、その書き換えの方法は、体からアプローチするやり方です。





まず、現在の限度額を脳幹の反応で確かめます。





潜在意識の思い込は脳幹の反応で確認できるからです。





次に、望ましい体の状態を再現しながら、より豊かになって自分らしい生活をしている自分を想像します。




それと同時に、額と頬に手を当てながら、頬の位置を少し上の位置に押し上げ、それをしばらくの間維持します。

これを左右行います。





体の感覚も顔の表情も潜在意識が作っていますので、顔と体の状態を強制的に良くして、それと豊かさを結びつけることで潜在意識を書き換えるということです。





で、書き換わったかどうかも脳幹の反応で確かめます。





書き換わったら、あとは良い状態の体感覚と顔の表情をなるべく意識しながら直感に従って行動をしていれば徐々に収入も上がっていくはずです。





このように、原因を探してそれを外そうとするよりも、本当の自分が望んでいる状態を明確にして、「パートナーが見つかれば、収入が上がれば、もっと望ましい状態になる」と潜在意識に認識させればいい。





だから、ダメな原因を探すよりも、結局本当の自分はどうありたいかが大事ということです。





あなたはまだダメな原因を探していませんか?







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