前回までのお話→ Palawan①~ Puerto Princesa Palawan ②~ Roxas Palawan③~Taytay
Palawan ④~ El Nido
懐かしい... 一年前のお話です。
フィリピン プエルトプリンセサ の 北部 エルニド での宿探しをしていました。
ビーチを歩きながら発見したお宿...
このテラスの先はビーチです~ 素敵やんか~
ビーチに面していないお部屋も有ります。
レセプションの女性はいくつかお部屋を見せて下さいました。
でも、やっぱりテラスに面しているお部屋で...波の音を聞きながら...が いいかな~
ってことで...
木の門をかんぬきで開けます。
くつろげるようにテーブルと椅子も有りました。
お部屋はというと...
木材とレース使いですね。
素敵なお部屋に... (水シャワー、トイレ、扇風機、蚊帳付き スイートルームです)
お代は素泊まりで オフシーズン料金で1000ペソくらいだったと思いますが、
値切ってみましたら あっさりOK。 750ペソ(1500円弱くらいかな?)で泊まったかな~?
なんでも... 今日は私しか宿泊客がいないらしい。
オフシーズンですからね。
明日のバスの時間は早朝なので、朝ごはんを注文しておきました。(別料金です)
そして、バススタッフの兄ちゃんに テキストメールで宿を知らせました。
明日は迎えに来てくれます。
ガイドブックにも載っている有名店で...
フィッシュカレーとか食べました。 はは。 当時マニラに住んでいた私はカレーとかにめちゃめちゃ
飢えてました。(自分で作ったらええやん? って? はは...)
名物の
スタッフド
スクイド
イカのお腹にトマトとかお野菜が詰まってます。
さすが...
マサラップ~
奥のお皿はトマトとオリーブとオニオンのサラダです。
一人でどんだけ食べてるねん~!
ビールを飲みながらチンタラつまんでいる感じですけどね。
そのうち50歳くらい?の外国人オーナーがお店に入ってきました。 奥さんはフィリピン方だそうです。
ああ、この人が... フランス人らしいけど... すごいよなあ~ こんなメニューを当地人に教えてお店で
出してるんだもんなあ~
そしてオーナーはお店の女の子に、優しく優しくお説教していました。
時間とか約束を守らなければならないよ...というお話だったと思います。
女の子はニコニコ照れ笑いしながら うんうんと聞いていましたが...
理解してないっぽいです。
価値観とか文化背景の違いか...
そしてオーナーもいい加減なところで、あきらめて出て行かれました。
またオーナーが戻っても私は座っていましたので...
「おお~ 君は誰かを待っているのではなく、ビールを待っていたんだね~」
なんてコメントを頂きました。 昼下がりから飲んでいる私は寂しげに見えたのかしら。
さ、いい気分になったので ひとまずお宿へ帰ろうっと。
路地にはかわいらしいお店が何軒か連なっています。
夕方になってくると、海で遊ぶ人が増えてきます。
真昼は太陽が大きすぎますもんね。
私も遠浅の海にぷかぷか寝転びながら遊びました。
そして、しばし休憩... 夕方から寝てしまいました。
食べすぎと飲みすぎ...連日バスでの長距離移動で...疲れてます~
夜中に目覚めた私は... 急に不安な気持ちに襲われます。
だって、この部屋... 鍵っていうか、木のかんぬきだけで、壁もなくレースのカーテンだけで
外から誰か入ってきても防ぎようがない...
確かに波の音がささ~ってして、自然の真ん中にいるんだけど...
ベッドは蚊帳に包まってるので、虫の進入は防げるけど...
ここって マニラと同じフィリピンやんなあ... マニラなんて窓に鉄格子まではまってるで...
昼間にバスのスタッフに宿を教えた事にも 後悔...
怖いー 生きてる人間も、生きてない何かも...
ああ~
ビールも無いし、朝早いのに...寝られへん...
そういえば、レセプションの女性が、初めに奥の部屋を薦めてくれたのも...安全のためだったのかも。
誰かと一緒(特に男性と一緒)だったら この部屋はいいと思うけど、女一人には向いてなかったかも~
(しかも奥の部屋は安かったなあ)
台湾時代の友人T子ちゃんが、ダイビングにアジアのビーチに出かけたとき、鍵のない宿が困ったと
言ってたなあ~
まさしく... 怖い。
人の声とか聞こえてる間はいいけど、波の音だけになって...恐怖~
しかも時々誰かがテラスを歩いてる! 誰もいてないはずやのに~ ミシミシ木がしなる音がする~
怖い~
えい、見てやれ~ 思い切ってカーテンを開けました。
そこには、男の子がいました。
?
「マァーム、明日は4時に朝食でよかったですか?」
ほっ... 宿の人だった。
「うん、扇風機が壊れてるので 交換して~」
ああ、マニラと同じフィリピンかしら...
ここって、本来のフィリピンなのかしら...
朝までまんじりともせず、起床時間ギリギリになって眠けが...
朝食ができました~ と宿の男の子が起こしに来てくれましたので、用意をして2Fのテラスへ。
真っ暗な海しか見えへん。
ああ、この宿...オンシーズンはにぎわって楽しいんやろうなあ~
部分的に空に突き出たバルコニーはゴロンと寝転べるスペースになってるし、ほのかに点ってる明かりが
雰囲気の良さをかもし出してます。
人が他にも泊まってたら、さぞかし楽しかったやろうなあ...
ご飯大急ぎでいただき、出発の用意をしてたら、バスのスタッフが来ました。
早いよ~ 待って~
少しですが、少年にチップを渡して、私は宿を出ました。
バスでお迎え? かと思ったら 歩きでお迎え...
一緒にえっちらおっちら坂道を登って...やっとバスに到着しました。
私のほかに、リッチそうなおばさまがお一人。
まだ、外は青く暗く、バスのスタッフも外で涼みながら出発時間を待ちます。
眠い...
今頃になって眠い...今から何時間かかるんやろう~
また 続きます。